【目指すべきミッション】
ZEV100%というチャレンジングな目標に向け、今後、進化拡大してゆく電動車および、その先のエコロジーな社会のキーコンポーネントである、エネルギーストレージシステム用リチウムイオンバッテリーシステムの研究開発を加速させるべく、拠点を開設いたしました。
特に大阪拠点では京都のHondaとGSユアサとの合弁会社「株式会社Honda・GS Yuasa EV Battery R&D(HGYB)」との電動車用リチウムイオンバッテリー開発の連携を主に、関西圏のバッテリーシステム関連サプライヤーとの技術構築により、車載バッテリーシステムとバッテリーの双方の開発において、バッテリー内部の技術の強化を図っていきます。
【具体的には】 ※ご経験/スキルに合わせ詳細業務を決定します。
エネルギーストレージシステムにおけるリチウムイオンバッテリーの
●性能目標(容量・入出力・耐久性・安全性・構造)の策定と適用技術開発
・電池材料(正負極活物質、導電材、バインダー、セパレータ、電解液、添加材)技術開発
・極群(電極・セパレータ)、電解液のケミカル技術開発
・セル構造および組電池(モジュール、セルユニット)構造技術開発
●セルおよび組電池(モジュール、セルユニット)の設計(構造、熱、高圧・低圧配電)
・作図、モデル作成
・レイアウト検討
・構造・熱解析
●セルおよび組電池の評価・解析(性能、安全性、構造)
・試験結果解析および化学分析結果に基づくセルおよび組電池挙動のメカニズム解明
・データサイエンス、機械学習等を活用した開発プロセス効率化技術の開発
・セル充放電モデル、劣化モデルによるセル性能予測技術の開発
・試験設備の仕様検討/導入/立ち上げ
●リチウムイオンバッテリー制御開発(状態推定・入出力管理・故障検知)
・制御アルゴリズム開発と制御設定
・セルおよび組電池、バッテリーパックシステム、実車による制御検証
●電池リサイクル技術の開発
●リチウムイオンバッテリー関連サプライヤーとの材料・部品開発
●関連技術調査・探索
※専門性や適性、会社ニーズなどを踏まえ、会社が定める業務への配置転換を命じる場合があります
【開発ツール】※ミッションにより異なります
・セル評価/計測ツール:充放電装置、インピーダンス、安全性試験装置、構造信頼性試験装置
・材料分析:一般的な化学分析装置(形態観察、構造解析、元素分析 等)
・電池試作ツール:混錬装置、塗工装置、圧延装置、巻回装置、グローブボックス 等
・設計/解析ツール:CATIA V5/V6、各種CAEツール(Abaqus,Nustran,StarCCM,COMSOL など)
・シミュレーション/HILS関連ツール:Matlab, Simulink等
・データ分析プログラミング:Python、VBA 等
【業務の魅力】
リチウムイオンバッテリーと車載バッテリーシステム双方について新技術構築、量産から解析・リサイクルに至るまで幅広い研究開発を通じ、将来的にリチウムイオンバッテリーやバッテリーシステム、車両開発のエキスパートとして幅広いキャリアアップの道が選択できます。
またリチウムイオンバッテリーの開発はHondaにとって非常にチャレンジングな領域 であり、これからのHondaを支える注力事業にゼロから携われることで、バッテリー内部の技術から量産立ち上げまで精通したスキル・経験を積んだ技術者となることができます。
新価値提供に関わる最新技術に触れ、かつカーボンニュートラル社会の実現への貢献という、エンジニアにとって魅力と大きな達成感を得ることが出来る仕事です。
「新たな成長・価値創造を可能とする企業への変革」に一緒にチャレンジしていきましょう。
【職場環境・風土】
「買う喜び、売る喜び、創る喜びを世界に広げる」を基本理念に、Hondaでは数々の製品を創業から生みだし続けてきました。役員から新入社員まで、あらゆる人材が自由な発想で、夢や理想を徹底的に追求する風土が根付いており、学歴や年齢に関係なく誰もがフラットに活躍できる職場環境です。積極的に仕事に向き合い、推進する力のある従業員には、入社直後であっても大きな仕事が任されます。
「こんなクルマが作りたい!」と自ら手を挙げてプロジェクトを立ち上げるような気概を持った方に、是非仲間に入っていただきたいと思います。
【大阪拠点に関するQA】
Q:サテライトオフィスや一時的な仮のオフィスでしょうか。
A:リモートワーク用のサテライトオフィスや一時的な仮のオフィスということではなく、出社勤務地の一つとして大阪オフィスを設定しました。通常出社の勤務地として取り扱います。
Q:地域限定採用でしょうか。
A:地域限定職としての採用ではございません。初期配属が大阪です。
■休日:完全週休二日制, 土, 日, GW, 夏季休暇, 年末年始