職務経歴書

職務経歴書の書き方完全ガイド|作成から提出までわかりやすく解説

「職務経歴書をうまく書ける想像が付かない…」「転職活動を始めたいけれど職務経歴書で詰まってしまう…」という方もいるのではないでしょうか。
自信を持って職務経歴書を書いて転職活動を進められるように、職務経歴書の書き方や業界・職種別の職務経歴書の記入例を、わかりやすく解説します。

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職務経歴書とは?


職務経歴書を書く前に、職務経歴書の役割や転職活動時に職務経歴書と同様に提出が求められることの多い履歴書との違いを理解しましょう。

職務経歴書とは、自身の職務経験やスキルをアピールするための書類

「職務経歴書」とは、応募先の企業に自身の職務経験やスキル、能力をアピールするための書類です。
これまでに経験してきた職務経歴をA4用紙 1~2枚程度にまとめるケースが一般的であり、仕事の業務内容や実績のほか、体得した知識やスキルを記載します。

職務経歴書が転職活動において必要な理由

職務経歴書が転職活動において必要な理由は、企業の採用担当者が職務経歴書を通じて下記ポイントを見極めたいと考えているためです。

● 業務を遂行するにあたって必要なスキルを有しているか
● 一貫したキャリアを築いているか
● 過去のキャリアを通じてどのように成長してきたか
● 転職の頻度や理由 など

企業の採用担当者は、上記の情報を総合して入社後長期的に活躍できる人材なのかを判断します。そのため、職務経歴書を作成する際は、その旨を意識した内容に仕上げることが重要です。

職務経歴書と履歴書の違い

職務経歴書は、主にこれまでの職務経験や実績、スキルを詳細に説明する書類です。決まった書式やフォーマットはありません。一方、履歴書はある程度フォーマットが型化されており、学歴や職歴、資格など、基本的なプロフィールや志望動機、自己PRをまとめた書類です。
職務経歴書は、スキルや経験をアピールするための書類であり、履歴書は応募者の基本的な経歴や志望度を伝える役割を持ちます。

>> 「履歴書」のサンプル・テンプレートや書き方を知りたい方はこちら

職務経歴書の書き方【項目ごとの例文付き】


本章では、次の項目ごとに職務経歴書の書き方を紹介します。

● まずは、職務経歴書の記載形式を決める
● タイトル・氏名・日付の書き方
● 職務概要の書き方
● 勤務先企業の書き方
● 職務経歴・職務内容・実績の書き方
● 保有資格の書き方
● 活かせる経験・知識・スキルの書き方
● 自己PRの書き方
● 職務経歴書に書かない項目

まずは、職務経歴書の記載形式を決める

まずは、使用する職務経歴書の記載形式を決めましょう。
一般的に使用されている職務経歴書の形式は、次の通りです。

● 編年体形式
● 逆編年体形式
● キャリア形式

編年体形式

編年体形式は、職歴が古い順に時系列で書く形式を指します。いつ、どのような経験やスキルを身につけたかが、一目でわかり、経歴を伝えやすい点が特徴です。

▼ファイル形式(Word・Excel・PDF)を選んでサンプルをダウンロード

逆編年体形式

逆編年体形式は、最新の職歴からさかのぼって記載する形式です。現職の経験やスキルをアピールしやすい点が特徴であり、現職が応募職種と同じ、もしくは近い場合に使用するケースが多いようです。

また、忙しい職種や業界の採用担当者の場合は、逆編年体形式で新しい職場の経歴から伝えることを推奨しています。全ての経歴に目を通す時間がないことが多いため、すぐに目につく上位に直近の経歴が書いてあると読まれやすくなるためです。

▼ファイル形式(Word・Excel・PDF)を選んでサンプルをダウンロード

キャリア形式

キャリア形式は、業務経験や携わったプロジェクトごとにまとめて記載する形式を指します。
特に転職回数が多い方などに使いやすい形式と言われています。

時系列に沿って記載する形式ではないため、アピールしたいキャリアから記載しましょう。

▼ファイル形式(Word・Excel・PDF)を選んでサンプルをダウンロード

ここからは、編年体形式の書き方を例に職務経歴書の書き方を項目別に解説します。

①タイトル・氏名・日付の書き方

氏名と日付は、タイトル直下に右寄せで記載します。日付の下に氏名を記載しましょう。
氏名は、性と名の間に空白を入れ、右詰めで記載します。記載する氏名は、戸籍に登録されている漢字を使用しましょう。

【タイトル・氏名・日付の記載例】

職務経歴書

20XX年XX月XX日 現在
○○ ○○

>>職務経歴書のタイトル・氏名・日付の書き方や例文

②職務概要の書き方

職務概要は、現在までの職務経歴を時系列に沿って4~5行程度にまとめて記載します。キャリアが多岐にわたる場合は、応募先企業に対してアピールできる可能性の高い経歴を中心にまとめることがポイントです。

【職務概要の記載例】
○○大学○○学部を卒業後、株式会社▲▲▲へ入社。×××生産工程における検査設備・システムの開発に取り組んで参りました。具体的には、機械学習システムの構築、画像処理を用いたロジック開発、組み込み系ソフトウェアの設計を担当。要件定義から開発、テスト、実機導入、運用までを主担当として一通り経験しています。直近はロボットやAIを活用した自動化推進と、現場に入り込んだ装備開発の実績から、loT推進の責任者として生産工程の見える化に従事しております。

>>職務経歴書の職務概要の書き方や例文

③勤務先企業の書き方

勤務先企業の基本情報を書く際は、社名や所在地、事業内容、従業員数、売上規模などを記載します。会社の規模感や事業の強みを具体的に示すことで、どのような環境でキャリアを築いてきたのかが伝わりやすくなります。
名が広く知られていない企業や異なる業界の企業に勤めていた場合は、企業の強みや事業の特徴を詳細に書くと良いでしょう。

現在就業中の場合は、下記例のように最終行には「現在に至る」(もしくは「在職中」)と記載しましょう。離職中の場合は、直近在籍していた企業について記載します。

【勤務先企業の記載例】

20XX年X月〇〇株式会社 入社 (事業内容:△△、従業員数:△人、売上規模:△億円)
〇〇部配属。
20XX年X月~現在〇〇部に異動。○○に従事。
機械学習による、画像内の物体の移動と回転の認識技術の開発。認識性能の向上に関する研究。
 
現在に至る
以上

>>職務経歴書の勤務先企業の書き方や例文
>>在職中の職務経歴書の書き方や例文

④職務経歴・職務内容・実績の書き方

職務経歴・職務内容・実績を書く際は、どのような役割を担い、どのような成果を残したのかを簡潔に記載します。実績は、数値や具体例を交えることを意識しましょう。
1つの企業で異なる業界や職種を経験している場合は、それぞれの職務内容を分けて記載すると情報が混同するのを防げます。
複数の職務経歴を持つ場合は、応募先企業に対してアピールできる職歴をメインに記載すると、メリハリのある内容に仕上がるでしょう。

【職務経歴・職務内容・実績の記載例】

期間業務内容
20XX年X月    ~ 現在  部署名:経理部経理課 課長(部下4名)
【担当業務】 ■時価会計担当、キャッシュ・フロー計算書作成 ■公認会計士、税効果、退職金給付、金融商品などの新会計基準の導入と制度設定に貢献  
20XX年X月    ~ 20XX年X月部署名:経理部経理課 主任(部下2名)
【担当業務】 ■連結決算担当、仕訳~財務諸表作成 ■有価証券報告書および連結・個別決算短信作成業務 ■法人税、消費税他申告書作成 ■売上~利益、実務集計、分析および予測作成 ■新ERPソフトの導入に伴い、経理チームの代表として業務検証およびシステム検証を担当
20XX年X月    ~20XX年X月  部署名:経理部経理課(8名)
【担当業務】 ■伝票起票、コンピューター入力 ■売掛金の管理、買掛金、支払先管理 ■月次財務諸表作成 ■月次、年次財務表作成 ・月次処理:月次部門損益集計、試算表作成、売掛金、買掛金管理 ・決算処理:確定申告書、決算報告書、事業報告書作成、都道府県民税、市町村民税、法人税 、事業所税の申告及び納付 ■子会社の経理業務全般 ・仕訳、コンピューター入力から決算、財務申告まで(会計システム「PCA会計」) ※従来5営業所であった〆日を業務効率化により3日営業日に改善

>>職務経歴書の職務経歴・職務内容・実績の書き方や例文
>>職務経歴書に役職を書く場合の書き方や例文

⑤保有資格の書き方

取得している資格を一覧で記載します。
資格・免許は、取得した順番に取得年月と一緒に正式名称で記載します。
保有資格が多い場合、応募職種と関連性の高い資格を優先的に記載し、他の資格は簡潔にまとめましょう。

【保有資格の記載例】
・普通自動車第一種免許取得(20XX年X月)
・秘書技能検定1級(20XX年X月)
・日商簿記検定試験1級(20XX年X月)
・TOEIC公開テスト780点(20XX年X月)

パソコン操作に関するスキルは、下記例を参考にしてみてください。

【パソコンスキルの記載例】
・Word:ビジネス文書作成、データ・図解挿入、変更履歴を使用した原稿作成
・Excel:リスト作成、フィルター、SUM・AVERAGE関数計算、VLOOKUP関数計算、IF関数、グラフ作成、ピボットテーブルの作成、マクロの作成
・PowerPoint:プレゼン・提案資料作成、スライドショー設定、アニメーション効果設定

>>職務経歴書の保有資格の書き方や例文

⑥活かせる経験・知識・スキルの書き方

応募先企業に入社した後に活かせる経験や知識、スキルなど、アピールできるものがあれば、併記しましょう。受賞歴があれば、「20XX年度〇〇営業部MVP」「20XX年度新人賞」「20XX年度社長賞」など、評価された内容や項目がわかるように記載します。

【活かせる経験・知識・スキルの記載例】
私は現職ではスマートフォンアプリやECサイトの開発を行ってきました。要件定義から開発まで携わり、その中ではJavaやPHPといった複数のプログラミング言語を扱ってきています。アプリを開発したことで、顧客数を前年比〇%まで拡大することができました。ただ開発に集中するのではなく、メンバーとはコミュニケーションをこまめに取ることで、スムーズにプロジェクトを進められました。

>>職務経歴書の活かせる経験・知識・スキルの書き方や例文
>>職務経歴書にPCスキルを書く場合の書き方や例文

⑦自己PRの書き方

自己PRは、企業にどのように貢献できるかをアピールする欄です。なお、自己PRを記載する際は、過去の実績をベースに、自分の経験や強みが応募先企業でどのように活かされるのかまとめましょう。
応募先の企業文化や職種に合った自己PRにするためも、自己PRは応募企業ごとに内容を調整します。

【自己PRの記載例】
私は、提案型営業を通じて新規顧客の獲得や売上拡大に貢献してまいりました。特に、〇〇業界向けの営業活動では、クライアント企業の潜在ニーズに寄り添った提案を心がけ、年間売上を△%向上させました。
また、チーム全体の目標達成に向けた戦略立案や進捗管理にも注力し、組織全体で結果を創出する取り組みも意識的に取り組んでまいりました。
今回応募させて頂いた、営業職でも自身の経験と強みを発揮したいと考えております。

>>職務経歴書の自己PRの書き方や例文

職務経歴書に書かない項目

職務経歴書は、これまでの職歴や保有しているスキルや職能などを記載する書類です。
そのため、一般的に次のような項目は記載しません。

● 退職理由・転職理由
● プライベートに関する情報
● 宗教・政治に関わる内容
● 家族構成
● 健康状態 など

ただし、退職理由・転職理由に関しては、下記ケースに該当する場合、詳細を記載することで採用担当者の不安を払しょくしたり、不要な誤解を招いたりするリスクを低減できることもあります。

● 会社都合による退職
● 転職回数が多い
● 前職を短期間で離職
● 離職期間が長い
● キャリアアップ、スキルアップでアピールにつながる場合

状況に応じて、退職理由・転職理由を記載しましょう。

>>職務経歴書に志望動機を書く場合の書き方や例文
>>職務経歴書に退職理由・転職理由を書く場合の書き方や例文

職務経歴書のサンプル・テンプレート【業界・職種別】


職務経歴書は応募する業界や職種によってアピールするポイントを変えると、自身の強みや長所をより効果的にアピールできます。
ここでは、下記業界・職種別に職務経歴書のサンプル・テンプレートを紹介するとともに、各業界や職種における効果的なアピールポイントや作成時の注意点を解説します。

管理部門
メーカー(電気/機械)
化学メーカー(化学/素材業界)
医療(メディカル)業界
IT/通信/インターネット/Web業界
消費財(コンシューマー)業界
金融業界
サービス・流通業界
エネルギー/インフラ/プラント業界
個人事業主・フリーランス
英文履歴書

>>職務経歴書のテンプレート・フォーマットダウンロード一覧

管理部門

管理部門とは、企業の経営資源を管理する部署の総称であり、企業の基盤を守る役割を担います。
管理部門に応募する際は、新しい改善案を提唱し、部署全体の業務効率化に貢献したことや大きなトラブルを他の部署と連携して乗り越えたことなど、職務上で創意工夫した経験を意識的に盛り込みましょう。

管理部門における職種別の職務経歴書の書き方を詳しく解説しています。
クリックして詳細をご覧ください。(ダウンロードサンプルあり)
経理・財務 人事 事業企画
経営企画 総務 管理会計

メーカー(電気/機械)

メーカーに応募する際は、何を(製品領域)、どの程度(担当範囲)、どのように(ポジション、技術レベル)担当しきたかが一目でわかるように記載することを意識しましょう。
特にアピールしたい経験や直近の業務経験を詳細に記入することがポイントです。

メーカー(電気/機械)業界における職種別の職務経歴書の書き方を詳しく解説しています。
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EMCサービスエンジニア 半導体設計職 品質管理・品質保証
電気設計 設計・機械設計

化学メーカー(化学/素材業界)

化学メーカーに応募する際も、何を(製品領域)、どの程度(担当範囲)、どのように(ポジション、技術レベル)を意識して書きましょう。
専門性の高い職種に応募する場合は、下記項目についても企業が求める人材である旨をアピールできる内容であれば、記載しておきましょう。

● 技術要素別の知識
● 特許出願件数
● 学会発表/論文
● 大学院時代の研究内容

化学メーカー(化学/素材業界)業界における職種別の職務経歴書の書き方を詳しく解説しています。
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化学研究開発 調達・購買 知的財産
品質管理・品質保証 分析・評価 プロセスエンジニア
スマートファクトリー SCM 環境・労働・安全・衛生(EHS)

医療(メディカル)業界

医療(メディカル)業界に応募する際は、プロジェクトの疾患領域とフェーズ、担当施設や研究機関を詳しく記載しましょう。
また医療業界は、職種によって英語力が評価されるケースもあります。英語力が求められる職種に応募する場合は、英語実務使用経験や英語レベルがわかる資格も併記しましょう。

医療(メディカル)業界における職種別の職務経歴書の書き方を詳しく解説しています。
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CRA(臨床開発モニター)
QA・QC(品質保証・品質管理) CRC(治験コーディネーター)
MR(医薬情報担当者) ITシステム導入(医療機器) アプリケーションエンジニア(医療機器)
サービスエンジニア(医療機器) 医療機器営業 医薬品マーケティング
メディカルサイエンスリエゾン(MSL) プロダクトマネージャー(医療機器) 品質保証(医療機器)
薬事申請 臨床開発
臨床検査学術

研究職(非臨床) CMC薬事職
CMC研究職
創薬研究職 ファーマコビジランス
医師

営業職

IT/通信/インターネット/Web業界

IT/通信/インターネット/Web業界の企業に応募する際は、プロジェクト概要や規模、担当領域(役職および開発フェーズ)、技術領域(テクニカルスキル)を詳細に記載しましょう。資格については、業務と関係する資格を優先して記載します。

また、技術スキルに加え、マネジメント経験や顧客折衝経験など、技術面以外のスキルや経験もアピールポイントになる場合があります。企業の求める人材を確認し、企業のニーズを満たす場合は、技術関連以外のスキルも盛り込みましょう。

IT/通信/インターネット/Web業界における職種別の職務経歴書の書き方を詳しく解説しています。
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プリセールスエンジニア システムエンジニア(SE) 外資IT営業職/セールス
ITコンサルタント ITテクニカルサポート 社内SE
データサイエンティスト 営業職・セールス ネットワークエンジニア
PM(プロジェクトマネージャー) インフラエンジニア デジタルマーケティング

消費財(コンシューマー)業界

消費財(コンシューマー)業界に応募する際は、具体的な事例や成果が伝わる記載を意識しましょう。
担った業務や商品、主な販売対象などを記するとともに、担当プロジェクトにおける自身の役割や業務を遂行する上で工夫した点なども盛り込みましょう。

消費財(コンシューマー)業界における職種別の職務経歴書の書き方を詳しく解説しています。
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マーケティング マーケティングリサーチ
セールス(消費財) MD/商品企画職

金融業界

金融業界に応募する際は、扱っていた金融商品や残した実績を中心に記載しましょう。
セールスを担当していた場合は、当時の目標金額と実績、達成率、前年比、ランキング、社内表彰など、客観的に経験やスキルの水準がわかるように記載します。アドバイザリー業務を担当していた場合は、担当業界も記載しましょう。

金融業界における職種別の職務経歴書の書き方を詳しく解説しています。
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投資銀行/FAS/監査法人 セールス(金融)
コンサルティングファーム/ITバック アセットマネジメント

サービス・流通業界

サービス・流通業界に応募する際は、クライアント企業の業種や規模、自身が手がけた企画内容等を記載しましょう。単にプロジェクト名を列記するのではなく、各プロジェクトの中でどのような役割を担ったのか、その業務で工夫した点を簡潔にまとめましょう。

サービス・流通業界における職種別の職務経歴書の書き方を詳しく解説しています。
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法人営業 広告営業・アカウントエグゼクティブ
マーケティングリサーチ ロジスティクス

エネルギー/インフラ/プラント業界

エネルギー/インフラ/プラント業界に応募する際は、担当した業務を記載するとともにクライアント企業やプロジェクトの詳細を併記すると、業務環境が伝わりやすくなるでしょう。
また、メンバーマネジメントに関する経験があれば、チームメンバーの数や残した成果などを記載します。

エネルギー/インフラ/プラント業界における職種別の職務経歴書の書き方を詳しく解説しています。
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建築設計 土木施工管理 施工管理
事業開発(用地開発) プロジェクトマネージャー プロジェクトファイナンス/アセットマネジメント
O&M 設計・施工 需給管理

個人事業主・フリーランス

個人事業主・フリーランスだった場合、下記3点が採用担当者に伝わるよう、内容を意識しながら職務経歴書を作り上げましょう。

● なぜ会社員になろう(戻ろう)と思ったのか
● 企業でどのように活躍したいか
● 自身が応募先企業で目指す姿

また個人事業主やフリーランスとしての活動を通じて得られた強みや経験なども併せて記載すると、他の応募者と差別化を図れることもあります。

個人事業主・フリーランスにおける職種別の職務経歴書の書き方を詳しく解説しています。
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個人事業主・フリーランス

英文履歴書

英文レジュメを作成する時は、応募先企業で活かされる経験や強みが一目でわかるようにすることがポイントです。また、具体的な数値を用い、成果が相対的にわかるようにしておくことも大切です。

英文履歴書の提出が求められる外資系企業の場合、スキルを重視したジョブ型雇用やジョブ型雇用に近い採用を実施することもあります。そのため、自身のスキルを端的かつ率直にアピールできる記載を意識しましょう。

その他、英文履歴書を書く際は、下記ポイントを意識しながら作成してみてください。

英文履歴書を書く時のポイント
  • 自己PR:希望職種内容を2~3行で簡潔に伝える
  • 職務経歴:最新を一番上にして逆時系列で記載する
  • 経験・実績:具体的な数値を含める
  • 勤務中企業:離職中の場合は直近在籍していた企業に関する情報を記載する
  • 学歴:最終学歴のみを記載する
  • 資格・スキル:応募先企業が求める資格・スキルのみを記載する

英文履歴書

書類選考通過するための職務経歴書の書き方ポイント


ここでは、書類選考通過するために職務経歴書を書く際に意識したい、次の4つのポイントについて解説します。

● 要点を簡潔に説明する
● キャリアの棚卸しをして、成果・実績を言語化
● 応募先企業で自分が貢献できるポイントを考える
● 採用担当者に一目で伝わるレイアウトを意識

ポイント1:要点を簡潔に説明する

レジュメや職務経歴書の作成において、もっとも重要なのは、一目で要点が掴めるかどうかです。採用担当者は多くのレジュメを見る中で、短時間で内容を理解する必要があります。

そのため、要点を簡潔に、しかも効果的に伝えることが求められます。具体的には、目次や見出しをうまく活用して、文書の全体構造を明確にすることが重要です。また、冗長な表現や不要な情報は削除し、必要な情報だけを簡潔にまとめることで、内容を効果的に伝えることができます。

ポイント2:キャリアの棚卸しをして、成果・実績を言語化

これまでの自身のキャリアの棚卸しを行い、残してきた成果・実績などを言語化することは重要です。お仕事や業務に追われる日々を過ごしていると、どのような実績を残してきたか忘れてしまうものです。

業務内容を振り返り、どのような成果・実績を残したか言語化してみてください。

JACのコンサルタントは、転職活動中の皆さまのキャリアを、一緒に振り返る時間を設けています。一緒にお話をすることで、経験した業務のみならず、それを通して身に付けたスキル、自分では気付かなかった得意分野などが整理できるからです。

また、過去の業績や成果を示す際に、以下のように具体的な数値を用いることで、実績の大きさや重要性を明確に伝えることができます。また、数値を用いることで、内容の客観性や信頼性も高まります。

数値で見せる実績具体例
  • 前年比〇%アップ
  • 目標達成率〇%
  • 社内実績〇人中〇位 など

自身のキャリアの棚卸しをプロの目線からの添削が必要な場合は、コンサルタントにご相談ください。
>>キャリアやスキルの棚卸し

ポイント3:応募先企業で自分が貢献できるポイントを考える

応募先の企業に採用されるためには、いかに自分がその企業に貢献できるかということを、うまく伝える必要があります。入社を希望する企業・職種の業務内容を研究し、自分のどの経験やスキルが活かせるかを、考えてみましょう。

思いつかない場合は、大きな実績ではなくても上司や取引先などから「感謝されたこと」「褒められたこと」などを細分化してみるのがおすすめです。
目に見える実績だけではなく、人柄も採用担当者の目に留まる場合があるためです。

ポイント4:採用担当者に一目で伝わるレイアウトを意識

採用担当者は、後に自分の先輩や上司となる方の場合があります。非常に忙しい方々なので、職務経歴書のレイアウトは、伝わりやすさをもっとも大切にしましょう。

具体的には「余白のバランスを取る」「フォントや文字の大きさを統一する」「色の使い方を工夫する」「箇条書きを使う」など、基本的なポイントを押さえることが重要です。

また、情報の量や内容に応じて、適切なレイアウトやデザインを選択することで、その内容を効果的に伝えることができます。

一目で伝わりやすい職務経歴書
  • 文字のサイズは大きめに
  • 導入部分で、自分の経歴の概略が伝わるように
  • A4サイズ1~2ページ程度にまとめる
  • 成果や実績は、実際の数値(売上成績や改善率など)で記載し、具体的に
  • プロジェクト規模や、マネジメントした部下も、数値で記載
  • 難しい言葉や社内用語は使わず、誰でも読める言葉で
  • 転職をしたい理由として、「応募先の企業でどのように貢献したいか」「それが現職で叶えられない事由」をまとめる

いきなり書きはじめるのではなく、まずは自分のキャリアの振り返り、また応募先の企業の研究を行いましょう。十分に自分および企業の理解が深まったら、まずは下書きを。そして、見やすい職務経歴書を書き上げましょう。

職務経歴書を書き終えたらどうするか


職務経歴書は、書いたら終わりではありません。応募先企業が求める方法で提出する必要があります。
本章では、JACの転職支援サービスを例に職務経歴書を書き終えた後の流れを解説します。

提出前にチェックポイントに沿って職務経歴書を見直す

職務経歴書を提出する前には、必ず確認を行いましょう。内容がしっかりしていたとしても初歩的なミスが多ければネガティブな印象を与えかねません。以下のポイントを最終確認した上で提出してください。

職務経歴書を提出する前のチェックポイント
  • 単語、表現、文章などの繰り返し使用はないか
  • 採用担当者が読みやすく工夫がされているか
  • 箇条書きで簡潔に記載しているか
  • アラビア数字で記載しているか
  • 全角文字・数字・記号を使用していないか
  • 氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの連絡先が正確に記載されているか
  • 必要以上の個人情報は記載していないか
  • 職歴や学歴は新しい順(または古い順)に記載されているか

形式などに注意し職務経歴書のデータを作成する

職務経歴書を作成し終えた後は、形式などに注意し職務経歴書のデータを作成しましょう。
なお、データを保存する時は、WordやExce、テキスト、PowerPointなど、修正できる方法で保存しましょう。
職務経歴書を提出する際は、データを改ざんされないよう、PDF形式に変換した上で提出しましょう。企業指定の形式がある場合、指定の形式に変換し提出します。

PDFに変換する際は、下記注意点に留意しましょう。

職務経歴書をPDFに変換する時の注意点
  • パスワードをかけない
  • ファイルの「読み取り専用」は外す
  • 余分な空ページは削除する (Word・PowerPointなど)
  • Excelファイルは、1ファイル1シートにする (1シート目しかアップロードされない場があるため)

Mypageから職務経歴書をアップロードして提出

転職エージェントなど転職支援サービスを利用する場合、職務経歴書の提出が求められることがあります。職務経歴書は必ずしも登録時点で完成させておく必要はありませんが、求人を紹介してもらったり、企業の選考を受けたりする際に必要になります。

JACを利用する際はMypageから下記手順で職務経歴書をアップロードすることで提出が完了します。

1. Mypage右下の「書類送付」ボタンを押下する。

2. アップロードするファイルの種類を選択する
3. 「ファイルを選択」を押下し、パソコンに保存している職務経歴書ファイルを選択する
4. 「アップロード」を押下する

【参考】職務経歴書のその他の提出方法

中には、次のような方法で職務経歴書を提出するケースもあります。
提出方法ごとにマナーを理解しておくと、企業の面接時にも役立つでしょう。

郵送

履歴書や職務経歴書を応募先企業に送付する時は、添え状を一番上に置き、履歴書、職務経歴書、その他書類の順に重ねます。郵送中に濡れないようクリアファイルに挟んだ上で送付しましょう。
郵送する際は、受付期日に間に合うか確認しておくと安心です。

持参

履歴書や職務経歴書を手渡しする場合も封筒に入れて持参します。ただし、封筒は封をせず、すぐ取り出せる状態にしておきましょう。手渡す際は、相手が読みやすい向きで手渡します。
また、持参する時やカバンから書類を取り出す時にシワにならないよう、クリアファイルに入れておくと安心です。

メール

履歴書や職務経歴書をメールで送付する場合は、件名とファイル名に書類名と氏名を記載しましょう。
また、データで送付する際は、第三者による改ざんが行われないよう、原則PDFで送付します。
添付忘れがないよう、提出書類が添付されたことを確認した上で送付しましょう。

プロに職務経歴書を添削してもらってから書類選考に出すことも可能

JACではコンサルタントによる応募書類の添削も実施しています。
職務経歴書を提出する前にコンサルタントに添削してもらうことで、記載ミスを第三者視点でチェックしてもらえたり、自身の魅力や強みをより魅力的に伝えられる書き方のアドバイスを受けられたりすることもあります。

書類選考の通過率が高まる可能性も期待できるため、職務経歴書を作成する際は、ぜひ添削を受けるようにしましょう。

>>職務経歴書の添削について知りたい方はこちら

職務経歴書についてよくある疑問・質問


本章では、職務経歴書についてよくある質問と回答を紹介します。
職務経歴書の書き方に迷う場合は、ぜひご活用ください。

A. 職務経歴書はPCでの作成を推奨しますが、「手書き」でももちろん問題ありません。市販の職務経歴書を活用することで自身の「丁寧さ」「意欲」などを感じると思われる採用担当者もいます。手書きの職務経歴書を利用するメリット・デメリットは以下の通りです。

手書きのメリット 手書きのデメリット
✓ 丁寧さ・意欲が伝わる
✓ 字が上手いと差別化になる
✓ 作成に時間がかかる
✓ 文字が読みにくくなる
✓ 修正が目立つ

職務経歴書だけでなく、履歴書とセットで販売されていることが多いです。

ほとんどの人がPCで職務経歴書を作成しているため、字が上手な方は、手書きにすることで差別化でき目をひく場合があります。
また、誤字を修正する場合に修正液・修正テープなどを使用すると反対に印象が悪くなることがあるため注意が必要です。

PDF版の職務経歴書テンプレートもダウンロード可能なので、併せてご活用ください。

A. 原則、書き損じた場合は全て書き直しをします。
提出まで時間がない場合など非常時に限り、二重線を引き訂正印を押して修正します。修正液や修正テープでの修正は改ざん行為とみなされ、正式な書類としての信頼性を欠いてしまうので絶対に避けます。

A. 市販の職務経歴書は、以下のお店で販売されています。

  • ●コンビニエンスストア
  • ●100円均一ショップ
  • ●文房具店
  • ●書店
職務経歴書だけでなく、履歴書とセットで販売されていることが多いです。

職務経歴書のことならJACのコンサルタントへご相談を


JAC Recruitmentのコンサルタントは、日々、多くの企業とコミュニケーションを取っており、各企業が書類選考の際に重視するポイントや求められている人物像を的確に把握しています。

そのため、企業の採用担当者の視点で、あなたのレジュメや職務経歴書にアドバイスを提供できます。

ご自身では気が付いていないような強み・アピールポイントを、希望業界・職種にあった専任コンサルタントが引き出すお手伝いをします。より確実に内定獲得に近づくために、JACのコンサルタントのアドバイスをご活用ください。