【職務概要】
脳科学などの概念を活用しながら、人の感情や感性、心身の健康状態を推定し、それに基づいたモデルやシステムの構築、および概念実証を行い、将来のクルマの進化に必要な研究・先行開発をご担当いただきます。
<変更の範囲>将来的に会社の定める全ての業務に配置転換の可能性あり
【職務詳細】
入社時はご経歴/スキルに応じて以下いずれかの業務を担当いただきます。
・認知心理学、健康科学、公衆衛生学を基にしたモデル構築や、働きかけシステムの研究
・脳科学や人間工学などの研究を基にしたモデル構築、および実証システムにおけるソフトウェア構築
・実際のフィールドにおける人を対象とした調査 ・上記活動を基にした将来サービス/商品のコンセプト構築
【部門ミッション】
・配属予定の技術研究所では、社会系、人間系、機械系、IT・エレキ系モデルを構築し、働きかけの実行やその効果の検証を行い、カーライフを通じて人と社会を活性化するために必要な基盤技術を創出しています。
・本研究においては、これらモデルを組み合わせて潜在的なお客様価値を顕在化し、車開発や新規サービス提供を目指しています。配属予定の次世代人間中心システム研究部門では、生理情報や行動などに着目して個々の人間の状態を推定できるモデルを研究し、カーライフにおいて、五感を通じて人がポジティブ感情を感じ続け、前向きな気持ちになるよう働きかけるためのモデルやシステムを構築します。
【ポジション特徴】
・当部門では社内の車の開発部門や、MaaSに関わる部門に加え、社外の世界最先端の国家プロジェクトへの参画や研究機関との共同研究、また様々な分野で大学との連携を強化しており、自動車業界が直面する社会課題の解決に関われる貴重な経験を積むことが出来ます。
・ご入社後はご経験やスキルなどに応じて、企画構想~実証実験など幅広い範囲で、未来のマツダにおけるものづくり、つながりづくり、ひとづくりに取り組んでいただきます。
■国家プロジェクトについて
・参画している国プロは、弘前大学COI-NEXTです。
・弘前大学COI—NEXTでは、2005年から実施してきた「岩木健康増進プロジェクト」の超多項目健康ビッグデータをベースに予防医療に焦点を当てた研究を進めております。
(※1)弘前大学COI-NEXT拠点
弘前大学では、2022年10月に文部科学省・国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」に採択されました。弘前大学COI-NEXT拠点では、健康を基軸に、若者が地域で働きたいと思える成長産業として魅力的なヘルスケア産業を創出することによって、地域の人々を健康にしながら経済発展し、全世代の人々が生きがいをもって働き続けることができ、心身共にQOLの高い状態での健康寿命を延伸する、well-beingな地域社会モデルの実現をめざしています。これまでの弘前大学COI拠点の成果を発展的に承継し、持続的に成果を創出する自立した産学官共創拠点の形成を目指すプロジェクトです。
(※2)岩木健康増進プロジェクトと弘前大学COI拠点
弘前大学が青森県弘前市岩木地区で2005年から継続実施している大規模合同健康調査で、約3,000項目という世界に例のない膨大な健診項目を設けることで、巨大な健康ビッグデータを記録しています。弘前大学では、2013年に文部科学省・JSTによる「センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム」に採択され、岩木健康増進プロジェクト健診の超多項目健康ビッグデータの解析により、認知症・生活習慣病などの早期発見を可能にし、予防方法の創出と検証を行い、その成果を社会実装する研究活動を弘前大学COI拠点で展開しました。(2013~2022年)
■休日:週休二日制, GW, 夏季休暇, 年末年始