女性管理職登用への企業の取り組みと転職市場動向を解説

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2024年6月、政府は「女性活躍・男女共同参画の重点方針(女性版骨太の方針)2024」を閣議決定しました。女性活躍・男女共同参画を推進するための「人材の育成」を新たなポイントとしています。
また、昨年12月には「第5次男女共同参画基本計画」を発表。2023年の女性活躍・男女共同参画の重点方針において掲げた「2030年までに女性役員の比率を30%以上とする」を目指した中間的な成果目標として、「東証プライム市場上場企業役員に占める女性の割合を2025年までに19%とする」と決定しました。

JAC Recruitment(以下、JAC)では、女性管理職の採用ニーズが高まった黎明期から現在に至るまで、女性管理職の採用・転職支援を数多く手がけてまいりました。

この記事では、女性管理職登用に関連する転職市場動向や、女性管理職登用に積極的に取り組む企業、女性管理職転職の成功事例などをご紹介していきます。

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女性管理職の転職者数は年々増加傾向


JACを経由した女性転職者数は、過去10年間で全体として2倍以上に増加。なかでも「管理職」としての女性の採用ニーズは年々高まっています。

2019年と2023年における女性管理職転職者のJAC成約データを比較すると、4年間で課長・部長クラスでは2、本部長クラス以上では4.5にまで増えています。

JAC経由の女性管理職の転職者数

出典: JAC Recruitment「女性活躍推進ブローシャ」、2024年11月

女性管理職として転職をお考えの方は、ぜひ一度JACのコンサルタントにご相談ください。


女性管理職関連 転職市場動向


女性管理職・役員・幹部候補のエグゼクティブ転職市場動向


現在、多くの企業で女性管理職の採用や社外取締役の招聘において、経験豊富な女性の採用ニーズが高まっています。
この背景には、2022年4月より改正された「女性活躍推進法」やSDGsへの取り組みの推進が影響しています。
JACにも、「女性管理職の候補者を紹介して欲しい」という依頼が多数届いており、部長クラス以上の管理職経験を持つ女性には、企業側から多くのオファーが寄せられている状況です。

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女性管理職のニーズが急増 その背景と企業の取り組み


2022年4月1日に改正された「女性活躍推進法」により、「働きたい女性が個性と能力を十分に発揮できる社会」の実現のために、労働者数101人以上300人以下の企業にも行動計画の策定・届出が義務付けられるようになりました。
また、グローバルでのSDGs(持続可能な開発目標)への意識の高まりも相まって、女性管理職のニーズが急増しています。さらに、近年は「ESG」への取り組みや達成状況が投資判断材料とされるようになっているため、その観点からも、「ダイバーシティ(多様性)」や「女性活躍」の指標が掲げられています。
多くの企業が、女性管理職の採用に積極的な状況です。

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女性の社外取締役イメージ

社外取締役の転職動向


現在、転職市場の女性管理職に対するニーズが高まるにしたがって、社外取締役に女性を任命する企業が増えています。これは、コーポレートガバナンス・コードの2022年6月の改訂において、「企業の核となる人材の多様性(ダイバーシティ)の促進」が重要なポイントとされたことに起因します。取締役会の多様性を推進する動きの中で、多くの企業が男女比率を考慮し、女性の採用を積極的に進めています。
実際に、2022年にJACが紹介し採用が決定した社外取締役の40%は女性で、そのうち75%は既に他の企業で社外取締役を務めている方々でした。これは、女性社外取締役が男性と同様に「経営経験」を求められる一方で、その数が限られているため、一人の女性に複数のオファーが集中し、兼任が一般的になっているためです。
社外取締役として迎え入れられる女性の中で、公認会計士や弁護士などの士業出身者が約75%を占めており、残りの25%は士業以外の分野、特に企業経営の経験者です。以下のような経験を持つ女性には、社外取締役への道が広がっています。

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女性管理職登用に取り組んでいる採用企業の一覧


女性管理職登用に取り組んでいる採用企業のインタビュー


日本電気(NEC) × 日産自動車 × ジェイ エイ シー リクルートメント

富士通 × 川崎重工業 × ジェイ エイ シー リクルートメント

女性管理職関連の転職成功事例


女性管理職の転職成功事例|男性社会の企業へ女性活躍のロールモデルとして転職


Yさんは大手メーカーの管理部門で課長職に就いていましたが、50代を迎え、新しいチャレンジを求めてご相談いただきました。そこで紹介したのは、大手メーカーA社です。Yさんの「英語力」「グローバルでの経験」「経営トップに近い立場での経験」が、A社の求める要件にマッチしていました。
A社は、男性中心の風土が根付いている業種で、女性幹部採用は初めての試みでした。YさんはA社の経営陣との面談を通じて、風土改革への本気度を感じ、自身の経験を生かして貢献できると確信し、入社を決めました。彼女の入社後、A社では女性管理職が増え、社内で女性管理職を登用する風土が醸成されました。

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その他にも、多くの女性管理職のご転職をJACではご支援しています

大手食料品メーカー/海外現地法人取締役大手食料品メーカー/海外子会社管理責任者
年収1300万円

メーカー系列/コネクテッドサービス事業責任者➡プライム上場ECサービス企業/新規事業責任者
年収1400万円

シンクタンク・官公庁/女性リーダー育成事業➡大手化学メーカー/ダイバーシティ推進責任者
年収1500万円

総合商社/コーポレート部門➡大手食品系企業/コーポレートブランディング幹部
年収1600万円

女性管理職として転職を目指すならJACへ


ここまで、女性管理職の転職動向について網羅的にご紹介しました。
JACでは女性の方の管理職ポジションの求人を多数お預かりしています。また、エグゼクティブ・ハイクラス転職において強みがあり、過去の数多くの実績を生かし、皆さまのご要望と適性に応じた求人をご提案させていただきます。

また、JACは社内においても女性活躍を推進するための「Women`s Empowerment Committee」を設け、性別に関係なく個々の強みや能力を発揮できる組織を目指した取り組みを行っております。
2023年からは、女性活躍推進をはじめとするD(E)&Iの取り組みについて、企業各社の担当者間で情報交換を行うイベント「JAC Women’s Empowerment Salon」を毎年実施。

多様性を重視し、アンコンシャス・バイアスと向き合った、私たちだからこその女性活躍に向けた転職サポートができると考えております。
経験豊富な専任コンサルタントが、女性管理職転職をサポートさせていただきます。

キャリアアップを考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。





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※1 2019~2023年 オリコン顧客満足度調査 ハイクラス・ミドルクラス転職 第1位