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成長と学びの場は無限にある
――TMEIC(ティーマイク)が求める変革人材と組織とは

株式会社TMEIC

※このインタビューは2024年5月に実施しました。
株式会社TMEIC
株式会社TMEIC 取締役 執行役員総務部長 工藤 利春 氏

株式会社TMEIC(ティーマイク)は、2024年4月1日に東芝三菱電機産業システム株式会社から社名を変更し、新たなスタートを切りました。2023年10月には設立から20周年を迎え、次の成長ステージを目指すべく、従来から展開してきた自社ブランド名である「TMEIC」を新社名とし、さらなる成長に向けた変化・変革に全社一丸となって取り組んでいます。

今回は、TMEICで働く魅力や仕事のやりがい、求められる人物像について、取締役 執行役員総務部長である工藤 利春 氏に話を伺いました。

経営方針「Growth20」の達成に向けて

工藤 利春 氏

――TMEICにおける変化・変革の施策としてはどのようなことに取り組んでいらっしゃるのでしょうか。

2023年度に定めた経営方針「Growth20」においては2030年の経営目標として売上高5,000億円を掲げています。2022年度には連結売上高は、設立時の倍規模となる3,000億円に達し、2030年に向けて着実に成長しています。今後は、欧米やインド、中国、シンガポールを中心とする東南アジア各国といったグローバル市場をしっかりと拡大しつつ、水素などエネルギー新事業も成長させていきます。

そのため研究開発や、事業インフラの整備・増強等、積極的に投資を行っています。成長し続けることは決して簡単なことではなく、少しでも気を抜けば海外含めて競合企業がどんどん当社を追い抜いてしまうでしょう。とにかく「会社としての意思をぶらさない」ことが重要と考えています。

エネルギー新事業については、受変電設備、パワーエレクトロニクス機器、回転機、監視制御システムと、一通り必要な技術をTMEICはカバーしています。そのリソースを生かし、お客様とコミュニケーションを取りながらニーズをしっかりと把握して必要な技術を提供、また新しいものを常にスピード感をもって市場に投入していくことが必要となります。そのためには迅速な意思決定がカギになると考えています。

――総務部としては、「Growth20」達成に向け、どのような取り組みを行っていますか?

われわれ総務部では、当社の社員ひとりひとりが仕事へのモチベーションを高くもち、また自立的に能力開発ができるような支援に取り組んでいます。

2022年度に「エンゲージメントサーベイ」を実施し、その中で見えてきた課題の1つが、「経営サイドのメッセージやビジョンが、社員に腑に落ちる形でうまく伝わっておらず、具体的なアクションに繋げられない」ということでした。

この課題に対して、マネジメント層と社員でのコミュニケーション不足が原因ではないかと考え、まずは定期的に部課長クラスが若手社員と個別に対話する、「1 on 1ミーティング」を導入しました。さらに、2023年度には若手・中堅社員を対象とした社長との対話会を行い、マネジメント層・社員間のコミュニケーションギャップを埋めるための取り組みを継続しています。

もう1つの施策は、マネジメント力の強化です。エンゲージメントサーベイをする中で見えてきたマネジメント層の課題を解消するため、自律的に行動できるよう、部課長クラスに外部講師によるマネジメント力強化研修を受講してもらいました。研修内容も好評で、成果も出てきています。また、2023年度に、マネジメント層を評価対象とした「360度評価」を実施しました。他者の評価を真摯に捉え、自己の課題を認識し、その課題と向き合って変化するきっかけになればよいと考えています。

社員の能力開発のため、人材育成への積極的な投資も行っています。例えば新卒入社者には、導入研修として1.5~2か月の新入社員研修を行い、社会人としての基礎知識をしっかりつけて配属部門へ送り出しています。また、「選択型福利厚生制度」(各人に付与されたポイントを1ポイント=1円として、様々なサービスに利用できる制度)を導入し、特に自己研鑽のための書籍購入や外部研修受講料、資格受験料補助等についてはポイント単価を2倍に設定し、積極的な自己啓発の支援を行っています。

これらの取り組みは、社員一人一人が自立的に成長し、ひいてはそれを会社の成長につなげてもらいたいという思いによるものです。会社が決めた研修を定期的に受講するだけでなく、社員各自がそれぞれの課題に対する能力開発を自由に決めることができる方が、変化の激しい今の時代に合っており、また様々なバックグラウンドを持つ当社社員にも合っていると考えています。

ちなみに、当社の社長である川口も外部コーチ機関によるトップマネジメントを対象としたエグゼクティブコーチングを定期的に受けています。企業トップ自らが『変わろう』と取り組んでいることも、職場全体の雰囲気を変える、あるいは社員の仕事に対する視点を主体的なものに変えるスイッチとして機能していると感じます。「Growth20」を達成するためには、社員それぞれが当事者意識を持ち、本気で立ち向かっていかなければならないため、組織全体での意識転換が重要だと考えています。

――経営層を含めたマネジメント層が変わり続けて、社員が学び続け、そしてやり切ると言う風土ができれば、成功する確率も高まりそうです。

私自身もここまで「やり切ろう」と思えたのは、TMEICに来てからです。タイミングの部分もあるかとは思いますが、総務、勤労、採用、報酬、教育研修とここまで一気に、自分自身が直接かかわりながら取り組むことはなかったですね。それほど変化・変革が求められる時代ということかと思います。

会社や社員が「変わる」ために重要なこと

――なぜご自身もそのように気持ちが変わったのでしょうか。

「当社は、産業・社会インフラに貢献しているTMEICである」と社長の川口以下、当社社員の全員がそうだと考えています。もちろんこれまで両親会社である東芝と三菱電機が育てた技術を引き継いで成長してきましたし、今後も協調してビジネスを行う部分はありますが、当社は独立運営を行っています。「TMEIC」として、世界中のライバル企業に勝とうとしているわけです。私自身、東芝側にいた時は、あと数年後に迫っていた定年退職までの道筋を見ていましたが、当社との縁をいただき、総務部長を拝命して、変わろうと決めたのです。

しかし、ゲームのキャラクターのように体も心も全てリセットして変わるというのはもちろん無理です。周囲の環境や組織を変えるというのも簡単ではありません。ただ、過去には上司の心を動かし、「変われた」と実感できた時が何度かありました。その時のことを振り返ってみると、自分自身の持つものを全て出し、全力でぶつけた時だったと思います。

――「変わる」ということに、年齢は関係ありませんか?

「変わる」ということには、変わろうとする意志も大切ですが、まずは自分の体力と気力を100%ベストの状態にしておくこと、そのための「食事、睡眠、会話」を欠かさないことが基本と考えています。当社の平均年齢は約40歳ですが、20~30代の若手社員も多く在籍しており、60歳を超えた社員も、多数活躍して頂いています。年齢に関係なく、成長し続けていける人には、ずっとここにいてもらうべきであると考えており、そのような人たちが新たな成長する機会を得られる場が、TMEICにはあります。

会社も自分も成長――TMEICで働く魅力

――キャリア採用の方には、どのような研修や教育があるのでしょうか。

キャリア採用入社の方については、必ず5日間の研修プログラムを受講頂いています。「即戦力」としてご入社頂いたとはいえ、社内の様々な仕組みが異なり、業界・担当顧客も変わり、新しい人間関係の中で仕事が始まります。基本的にはOJTでの業務習得が中心となりますが、半年、1年と少しずつなじんでいくやり方だと、どうしても受け身になりがちです。その期間で緊張感が緩んでくるのはもったいないことですから、まずは入社月の導入教育として、人事諸制度や各種社内システムの説明、TMEICがどういうことを目指し、どのようなことに取り組んでいるのか、また「Growth20」で掲げている目標や想いなど、TMEIC社員として必要なことをしっかり理解してもらう機会を作っています。

その後、入社年度内に、キャリア採用入社者を対象とした集合研修を実施し、「自分は何をやりたいのか」「それを遂行するために何が足りないのか」「自分の強みは何か」といったことを考えていきます。最終日には、研修参加メンバーの懇親会を開催し、同時期入社者間の繋がりを作る機会を設けています。そこで私はいつもその場にいる人たちに、「この場にいるキャリア採用入社の同期たちだけが皆さんのライバルではありません。例えば、先に社内で活躍している20代の若手社員もライバルです。ぜひ競い合ってください」と伝えています。そうすると、皆、目つきが鋭くなりますね。このように緊張感をもってもらうように仕掛けていくことも大事だと思っています。

――成長し続けられる人、学び続ける人といったところが、TMEICで求められる人物像なのですね。

そういうマインドセットで、自ら手を挙げてチャレンジをして、成果を出していくといったところですね。あとは「チームワーク」や「協働」を好む人でしょうか。誰かとタッグを組んで、あるいは様々な人達を巻き込んで、お客様とコミュニケーションを取り、成功すれば皆で喜び合える。成果を出している人にはそういう人が多いと感じます。

――実際にキャリア採用で入社された方が、どのような活躍をされていらっしゃるか教えていただけませんか。

採用当時は担当者として入社した社員が、その後キャリアを積んで課長に任命され、この春で部長に昇格しています。また当社のイメージキャラクターである「TMEICマン」を企画した広報・ブランディング部門のグループ長も、キャリア採用入社者です。この社員は、某大物ミュージシャンを呼んだTMEIC設立20周年イベントの企画にも関わっていました。専門性が求められる職種、特に広報・ブランディング部門や法務部門は、当社の中でもキャリア採用入社者の比率が高く、即戦力として活躍していますね。   

TMEICマンTMEICマン

社内の組織は少数精鋭が多く、かつ多岐にわたる業務をこなすことが多いです。そのため業務量は決して少ないとは言えず、様々な課題もあり、今後も新たなルールや規定などについて議論をしていかなければなりません。ですから、「自らルールを考える」「自ら新しい取り組みを始める」といった気概のあるキャリア採用入社の方たちが活躍できる場というのが多くあると思っています。またグローバル展開へ注力をしてく中で、語学が堪能な方、海外志向をお持ちの方にとっても、手を挙げたくなる場所、活躍できる場所が多くあります。

――他社にはないTMEICの魅力は、どのようなことでしょうか?

当社の競合はグローバル市場を対象としている有名大手企業ばかりです。TMEICの魅力はグローバルという大きく刺激の多い市場の中で、「Growth20」という一つの大きな目標達成に向かい、社員皆でチャレンジをし、その中で自分自身を高め、会社の成長とともに自己成長をしていけるところではないでしょうか。   

例えば技術職の方にとっても、当社は魅力的で面白い会社だと思います。マネジメントに携わるのか、あるいは技術の専門性を突き詰めていくのか、それぞれが望むキャリアパスに合ったルートがあり、実際に活躍している社員もいます。パワーエレクトロニクスシステム事業部技監の女性社員は、IEEE(米国電気電子学会)の会員資格における最高グレードであるFellowの称号を授与されており、これは女性としては国内重電業界では初となります。このように、技術のスペシャリストとしてキャリアを積む道もあるのです。

――TMEICの人材定着率は高いですよね。安心と挑戦という、ある意味相反するともいえる要素を兼ねそろえているからではないのかと思いましたが、いかがでしょう。

それはありがたいお言葉ですし、私自身も実際にそう感じているところです。先ほどお話ししたように、マネジメント層と社員のコミュニケーション強化であったり、TMEIC設立20周年イベントで様々なイベントを企画・実施して皆が楽しめるような取り組みを行ったりと、業務以外に、社員のモチベーションが高まるような施策を検討し、取り組んでいるところです。

「TMEICは面白い会社だね」と思われるためにも、会社としての業績・成果をしっかり出しつつ、社員のモチベーション向上にも気を配る両輪のマネジメントが欠かせません。体格を大きくしていくことと、これに見合った形で社員一人ひとりの気持ちや想いにも気を配るという考えで、これからも頑張っていきます。

人生で忘れられない5文字を心に深く刻んで

――最後に、TMEICへ応募を検討している方にお言葉をお願いします。

もしわれわれの仲間に加わってくださったら、「TMEIC」が、自分の人生において忘れられない5文字になることはお約束したいですし、自信もあります。チャレンジしがいのあるフィールドや業務、学び続ける・成長し続けることを支援する環境は、これからもさらにグレードアップしていきます。ご期待くださればと思います。

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