ログアウト

ログアウトしますか?

ログアウト

閉じる

急成長するグリーンエネルギー分野で、あなたの経験を活かすチャンス

オムロンソーシアルソリューションズ 株式会社

※このインタビューは2023年9月に実施しました。なお、所属・肩書は当時のものとなります。
類家 博氏
  • オムロンソーシアルソリューションズ株式会社 エネルギーソリューション事業本部
    事業開発本部 本部長 類家 博氏


オムロンソーシアルソリューションズ(OSS)は、2011年にオムロンの社会システム事業を分社化して設立された企業です。オムロンの社会システム事業では、社会インフラ設備の立ち上げから保守に携わるビジネスを長きに渡って担い、かつて自動改札システムを開発したことでも知られています。

今後、OSS エネルギーソリューション事業本部が目指すのは、「いまだかつてないエネルギー事業の創出」。従来のメーカーとしてのオムロンとは大きく異なるミッションを担います。

今回はその事業のキーマンの一人である、同社エネルギーソリューション事業本部 事業開発本部 本部長 類家 博氏に、現在進めている新たなエネルギービジネスや、そこで求められるキャリア・人物像などについてお伺いしました。

モノ売りだけにとどまらない、オムロンソーシアルソリューションズ(OSS)が描くこれからのエネルギー事業

―OSSのエネルギー事業について教えてください。

2011年に日本でも太陽光発電の固定価格買い取り制度(FIT)が始まり、小規模な太陽光発電所も国内で爆発的に広がりました。そのさなかで、オムロンのパワコンが売り上げを伸ばし、当時のパワコン市場シェアの4割を占めていました。

それを足掛かりに、住宅向け蓄電池の販売も開始しました。2019年にFIT制度が終了した際にも売れ行きは非常に好調でして、今年は約15万世帯の家庭に導入されるほどの市場規模に成長し、弊社は高いシェアを獲得しています。

また、オムロンでは、大型の工場や商業施設向けのサービスも展開していますが、カーボンニュートラル対応と合わせ、昨今の電気代高騰がビジネスの追い風となっています。

当事業部では、従来のパワコンや蓄電池の販売に加えて、今後はオムロンが発電設備や蓄電設備を所有してPPA(Power Purchase Agreement:電力販売契約)などの、エネルギーサービス事業を展開していきたいと考えています。

我々独自の強みである蓄電池の制御技術や、グループ会社(NTTスマイルエナジー社)で推進しているクラウド技術を活用して、“調整力”と呼ばれる蓄電池の充放電量を市場取引する世界にも参入していきます。そうしたサービスは、停電を防ぐなど国の電力安定供給へ貢献ができるとともに、経済的合理性もあって、皆がハッピーになれると考えています。

商品や技術開発を強みとしてきたメーカー自身がこうしたサービス型の事業を展開するということも、市場での競争優位につながると考えています。

オムロンとして取り組むエネルギー事業が「あり」なのかは、実はまだ分かりません。世の中に前例もまだまだ少なく、手堅い戦略をとりがちなメーカーにとって難易度の高い意思決定が求められます。これからの我々が、いかに戦略的にサービスを作り上げ、そして、それで成果を出していけるかが勝負です。

これまでのようなメーカーとしてのモノ売りも堅調に維持しながら、過去とは視座の違うコト売りで、自分たちの事業を強くしていくことも大事であると考えています。

―小型の分散型蓄電池を使ったビジネスとしてはどういったものを計画しているのですか?

現在は水面下で進めている部分が多々あり、公にお話しすることはできないのですが、面接にお越しいただいた際には、可能な限り個別にご説明いたします。技術的な側面でいうと、蓄電池の制御技術やクラウド技術がより一層重要となってきています。

オムロンソーシアルソリューションズ(OSS)が求める人材像について

―中長期で見たときに、どのような方にご入社いただきたいですか?

類家 博氏

発電設備の蓄電池はIoT化が進んでおり、クラウド上で管理するものが一般化しつつあります。また、太陽光発電所も電力会社のクラウドサーバーに接続しないと売電が許可されないといったことも、当たり前になってきました。

先ほどお話しした、市場取引や蓄電池の充放電制御のサービスもクラウドが重要な役割を果たします。そうした、新しい時代に向けたサービスを創造できるメンバーを今後、増やしていく計画です。直近ではクラウド分野と蓄電池開発を担当するソフトウェア技術者の採用が急務です。

―事業開発本部で活躍する方の人材像や、将来のキャリアパスについて教えてください

システム開発など従来型組織の水平分業ではなく、職務範囲にとらわれずに働きたい方は向いていると思います。当事業部の業務では、 蓄電池の技術だけではなく、サービス開発・クラウド・コントローラ・PCSと、幅広く関わることができます。キャリアとしても組織マネジメントだけではなく、ソフト単位⇒テーマ単位⇒システム全体と役割を広げていく中で、専門性を極めながら、OSSが認定する「マイスター」としてキャリアアップが可能です。

また当事業部には優秀な制御エンジニアや組み込みエンジニアが多く在籍しています。経験豊富な仲間から日々刺激を受け、同時に彼らと切磋琢磨できる環境があります。さらに、新たなチャレンジを歓迎するオムロンの文化も魅力的だと思います。

「仕事の面白さ」と「キャリアの広がり」を求め続け、今に至る

―類家さんのこれまでのキャリアについて教えてください。

私は新卒からオムロンにいるわけではなく、中途採用で入社しています。それ以前は、人材サービス系のべンチャーでキャリアアドバイザーを7年間ほど担当していました。

その後、2008年ごろにオムロンの求人に強く惹かれて応募したら採用されて、今もお世話になっています。最初に配属されたのは、IABカンパニーという部門で、大阪事業所の営業に約5年間いました。

―どういった点に惹かれて、オムロンに応募されたのでしょうか

オムロンが主軸とするセンサーやコントローラーには特段興味がなかったのですが、競合他社と競り合いながら貪欲に成果を追求する商品営業が、私にとっては魅力的でした。今、その当時を思い返しても、本当にいい経験だったと思います。

入社からしばらく経ち、前工程の商品企画・開発に興味を持つようになったのですが。ちょうど環境事業部での社内公募が出ていたので、応募して異動しました。

―環境事業部に応募されたのは、環境にご興味があったからですか?

「環境」に対する関心ではなく、私自身のキャリアパスが大きな動機でした。営業職を全うするのではなく、商品企画や販促の経験も積んでおくと、メーカーでの自分のキャリアに広がりが出そうだと思ったのです。

環境事業部では商品企画や販売促進に携わり、自分が企画した初めての商品を市場へ送り出しました。1年ほどしてNTT西日本とオムロンの合弁会社であるNTTスマイルエナジーに出向になりました。この会社が、自分が環境事業部で開発した商品を使用し、IoTとクラウドによるエネルギーサービス事業を展開していたことが、現在の事業につながります。

―NTTスマイルエナジーでのご経験について教えてください。

NTTスマイルエナジーでの仕事では、「自分の食い扶持は、自分で稼げ」という意識が強く求められました。それで、「自分たちが、この会社を支えている」という実感がわくのです。特に自分が出向した当初はまだ会社が小規模だったため、部署間の垣根は関係なしに「手伝える人が手伝う」といった働き方でした。「新規事業大好き」なベンチャー気質のNTT西日本の企業風土の良い影響を受けていたと思います。

それにNTTスマイルエナジーは出向社員が3割程度しかおらず、成長に合わせてキャリア採用で増員をしてきました。クラウドサービスを提供していることもあってか成長意欲の高い20代後半~30代前半の人が多く在籍していました。一方のオムロンは40~50代がボリュームゾーンですから、両社の企業文化はだいぶ違いましたね。

NTTスマイルエナジーではエネルギー事業開発部門に約7年間在籍し、2023年4月にオムロンへ帰任しました。現在は一緒に出向していた仲間の一部と共に働いています。

オムロンは現在、かつてのモノ売り(物販)からコト売り(サービス)へシフトしているさなかです。NTTスマイルエナジーでは、メーカーのオムロンの立場では得られなかったかもしれないサービス開発の経験を積むことができ、「コト売り」という仕事のイメージがはっきりと得られました。

「パフォーマンスを発揮してくれたら自由にしてOK」――
オムロンソーシアルソリューションズ(OSS)職場の魅力

―OSSのワークライフバランスや働き方はいかがでしょうか?

一言で言うと「とてもホワイト!」です。当社も、20代~シニア・子どもがいる人・独身・介護など、さまざまなライフステージの人がいますが、それぞれの立場を尊重しながら働こうという文化が浸透しています。

「在宅勤務がしたい」「オフィスに出勤したい」というワークスタイルに対する考え方は人それぞれですが、私はメンバーに「パフォーマンスが存分に発揮でき、チームワークに貢献できる働き方をしてください」と伝えています。

私自身は東京事業所の事業部に籍を置きながら、普段は大阪の自宅から大阪事業所に通勤しています。東京のメンバーとはオンライン中心でコミュニケーションを取っています。

私の上長である笹脇厚(執行役員・エネルギーソリューション事業本部長)も、非常にフラットな人柄で、「俺が決めるんじゃなく、皆で決めよう」「自律して楽しく仕事しよう」という感じです。そして戦略的に物事を考えるのが好きな人でもありますので、いつも壁打ち相手になってもらっています。

―最後に、オムロンソーシアルソリューションズへ転職活動中の方にメッセージをお願いします。

OSSは、脱炭素を後押しする再生可能エネルギーのための技術や製品・商流や協業パートナーを一通り持っており、それを活用してエネルギー事業を展開しようとしています。

今後、われわれがそのサービスを世の中の幅広い層に届けるためにも、過去のものづくり企業としての動きにとらわれないビジネススキーム開発や外部のビジネスパートナーとの連携なども積極的にしているさなかです。 エネルギー事業にこれからかかわりたい方には、よい足がかりとなる経験が積めると思います。

ハイクラス転職を実現する
「コンサルタントの提案」
をぜひご体験ください


ハイクラス転職で求められることは、入社後すぐにビジネスを牽引する存在になること。
そのために「コンサルタントの提案」を聞いてみませんか?
ご経験・ご経歴・ご希望などから、転職後のご活躍イメージを具体的にお伝えします。

コンサルタントの提案を受ける (新規登録無料)

はじめに、あなたが
スキルを活かしたい
「ご経験業種」
お選びください

転職支援サービスお申込み