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「製薬会社の真のパートナー」となる
成長を続けるリニカルの強みと人財への思い

株式会社リニカル

※このインタビューは2017年9月に実施しました。なお、所属・肩書は当時のものとなります。
  • 専務取締役

    CFO
    髙橋 明宏 氏

“受託機関”ではなく“製薬会社と共に歩むパートナー CDO(Contract Development Organization)”という位置づけでありたいという想いを持ち、「日本発のグローバルCRO」として着実に成長を続ける株式会社リニカル(以下、リニカル)の強みと、成長の原点である人財採用に対する思いを専務取締役 CFO 髙橋明宏氏に伺った。

はじめに、会社設立の経緯と現在の注力領域についてお聞かせください。

株式会社リニカル 専務取締役 CFO 髙橋 明宏 氏
専務取締役 CFO
髙橋 明宏 氏

当社は2005年6月、国内大手製薬会社で開発に携わり、「日本の新薬開発の力になりたい」という志を持ったメンバー9名が設立しました。
事業領域は「臨床開発」をメインとし、「臨床研究(育薬)」「創薬支援」サービスの3本柱で展開しています。

また受託領域は、創業メンバーが製薬会社時代に培った免疫領域の新薬開発における豊富な経験を活かして実績を拡大し、現在はがん領域・中枢神経領域の臨床開発に実績と強みがあります。直近では特に開発ニーズが高いがん領域の受託が増加していますが、さらには再生医療や核酸医療などの新しい領域にも取り組んでいきます。

CROは内資系・外資系含めて国内に30社以上あります。数ある競合の中から選ばれ続ける御社の強みは何でしょうか。

我々は、製薬会社の開発部門と同じ目線、熱量で、科学的根拠に基づく新たなデータを創り上げていく重要な責任があります。その責任を果たしてきたことによって、「製薬会社の真のパートナー」として、これまで数多くのお客様の新薬開発、医薬品上市に貢献して参りました。
当社は、拠点を日本からアジア・欧州・米国へと広げ、これまで培った質の高い臨床開発業務のみに留まらず、創薬支援から臨床開発、臨床研究(育薬)までワンストップで提供できる体制を持っていることが強みといえます。

まず、治験について当社は会社設立から10年間、免疫領域やニーズの高いがん領域を中心に国内の製薬会社から治験を受託・実施し、実績を残してきました。例えばがん領域では患者様によって様々な随伴症状や合併症があるため、膨大なデータから必要なデータの抽出、医学的評価を受けるための準備やサポートといった一連のプロセスの難易度が高い治験が多くあります。そのような治験においても当社には創業メンバーを中心に新薬開発の経験・ノウハウがあったため設立当初から対応することができ、現在では多くの実績を残すことが出来ております。

また、現在は創薬支援、さらに実用段階のデータも蓄積し、データから得られた情報を迅速に医療機関にフィードバックすることで薬の安全性・有効性を高める「育薬」にも取り組んでいます。

「製薬会社の真のパートナー」という言葉は非常に印象的ですね。

そうですね。これまでの製薬会社とCROの関係性のイメージを一変させる表現かもしれません。
製薬会社から受託した臨床開発を速く・的確に実施することは大前提ですが、その薬を使いたいと願っている患者様が実際に使えるようになるために製薬会社と共に新薬を開発する強いマインドが当社の最大の特長であり、強みでもあります。

製薬会社のニーズに応える、というお話がありました。現在はどのようなニーズが高くなっていますか。

株式会社リニカル 専務取締役 CFO 髙橋 明宏 氏

やはり、グローバル化です。日本の人口が減少する中、国内の製薬会社は自社の新薬をグローバルで展開することが必要ですが、法制度や言語の壁によって治験や発売後の販売戦略・マーケティングのスピードが海外の製薬会社には遅れをとる傾向があることが現状です。海外の製薬会社との提携や本社機能の海外移管による解決方法もありますが、商習慣の違いなど、新薬開発ではない社内整備に時間を要するリスクもありますので、国内をハブ拠点としたグローバル治験への対応ニーズは非常に高くなっています。

そのニーズに応えられるよう、当社はいち早く国内拠点に“国際事業開発本部”を設置し、日本主導で国際共同試験を実施することが可能です。日本語、英語、その他複数の言語に対応できるマルチリンガルなグローバルプロジェクトマネージャーが、海外メンバーの意図を汲み取り、日本のお客様に対して適切にフィードバックできる体制を整えました。
創業からの10年間に国内で培った実績に基づき、これからの10年は「日本発のグローバルCRO」として日本の製薬会社とともに真のグローバルCROに成長していくことを目指しています。

グローバル対応とあわせて、採用方針や組織体系にもリニカル社としての特長はあるのでしょうか。

中長期的な経営戦略、それこそ次世代経営者の育成も視野に入れた採用を早期から実施していることが特長です。
当社は設立1年目から新卒採用をしています。それは設立メンバーのみで長く会社を組織するのではなく、新しいメンバーを迎えること、つまりCRAとして必要な心構えやリニカル社員としてのマインドを持つ人財を早期から育成することによって、会社の基盤が強固になると考えているからです。組織が大きくなった現在もこの方針を継続し、新卒・中途双方で採用を行っています。
組織の特長としては、「現場主義」「現場に強い」ことでしょうか。当社の経営陣でもある創業メンバーが製薬会社で新薬開発・臨床の最前線を経験していることから、現場のニーズは医療機関や患者様と近い距離にいるメンバーからの情報が最も正確であると考え、常にその情報に触れ確かめることを徹底しています。他のCROの一般的なBD(事業開発)部門が当社にはなく、経営陣が自らお客様のもとへ出向いていることも、この特長が背景としてあるからです。
また、グローバルプロジェクトマネージャーの育成にも力を入れており、約3年間の海外研修を取り入れるなど、治験のグローバル化において必要となるグローバル人材の育成にも力を入れています。

臨床開発に携わるために必要な薬学に関する高度な専門性を習得するための、入社後の教育・研修体制についてもうかがえますか。

経験者の方は入社後、月に1回の継続研修があります。昨今、オンライン研修を行う企業が多くなってきている中、当社では「Live重視」の研修にこだわっています。内容は経営陣や管理監督者からの講義、外部講師を招聘した講話など。「Live重視」の研修を行っている背景は、医薬品開発において最も重要である、被験者の人権の保護・安全を第一に考え、同時に治験の質の向上を図ることを実現するための「思い」や「熱意」を伝えるためです。
また、経験年数別の階層別研修では、事例を題材にしたグループワークなどを行い知識の吸収だけではなく、実践で活かすことができるプログラムを実施しています。
もちろん、研修の場だけではなく、「現場」での育成も非常に大切にしています。メンバーが身に着けた知識をプロジェクトで活かせるようにマネージャーがマネジメントを、中堅が指導・サポートをする体制をとっています。経験豊富かつマインドをしっかりと持った社員が多くいることも当社の強みといえますね。
一般社団法人日本臨床試験学会によるGCPパスポート認定試験で、第1回目から高い合格率を維持できていることは人財育成の成果の一つとして誇りに思います。
当社は新卒採用活動も積極的に行っている会社ですので、人財育成の環境の充実は今後も絶えず続けて参ります。

「グローバルCRO」として成長していくために必要な英語の習得も、やはり「現場」重視ですか。

自分自身の経験、社員の声からも、プロジェクトで英語の論文や文書を読むこと、報告書を作成すること、ネイティブチェックを繰り返すことが、一番速く正確に英語力を身に着けられる方法であると感じています。もちろん、会社の制度として語学研修は常にバージョンアップさせていきたいと考えています。現在、国際共同治験を担当する部署内では英語使用がすでに基本になっており、今後は他部署でも英語圏のメンバーとコミュニケーションを取る機会も必然的に増えますので、英語力のある方は十分に活躍いただけると思います。

新たな仲間を採用するにあたって髙橋さんが重要視されていることは何ですか。

株式会社リニカル 専務取締役 CFO 髙橋 明宏 氏

この臨床開発の仕事に関わるということが、患者様の命に関わる責任を負うという事実をしっかりと理解しているかどうかが重要だと考えます。この点は入社後の研修でも非常に重視して伝えています。

また、同時に自己管理が必要です。当社はお陰様で製薬会社様から多くの案件を受託できておりますので、プロジェクト配属後は、長時間働くことで対応するのではなく、自ら工夫をし、経験豊富な仲間と協力して乗り越え、プライベートの時間も充実させていただきたいと考えています。

最後に、転職をお考えの方にメッセージをお願いします。

「志」を持った方に来ていただきたいと思います。
例えば、新薬開発によって病に苦しむ患者様を助けたいという真っ直ぐな思いを持つこと。そのために自らも動き、学ぶこと。治験にご協力いただける医療機関、患者様、そしてメンバーに感謝をすること。
そのうえで医薬品開発のプロフェッショナルとしてグローバルに活躍したい、経営者を目指したい、など、向上心を持った方にはリニカルはそのお気持ちに応えられるフィールドがあると思いますので、ぜひチャレンジしていただきたいですね。

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