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アクセンチュアがクライアントに選ばれる理由
タレントがビジネスを創る~ディマンドレッド モデルからタレントレッド モデルへの変容とは~

アクセンチュア株式会社

※このインタビューは2019年7月に実施しました。なお、所属・肩書は当時のものとなります。
写真
常務執行役員 製造・流通本部統括本部長
原口貴彰 氏

アクセンチュアは製造・流通業界の大きなアジェンダであるデジタルトランスフォーメーションを、なぜクライアント企業から任されるのか。この大きな問いを紐解くために常務執行役員 製造・流通本部統括本部長の原口貴彰氏にインタビューを実施しました。
原口氏は新卒でアクセンチュアに入社し、一貫して製造・流通マーケットでキャリアを積んでいらっしゃいます。豊富な業界経験からアクセンチュアの強みを紐解いていただきます。

製造・流通業界におけるデジタルトランスフォーメーションは、企業と顧客の関係を再定義する

アクセンチュアは近年の製造・流通業界のトレンドの中でも、特にデジタルトランスフォーメーションに注力されているとお伺いしました。

デジタルトランスフォーメーションは様々な解釈ができる言葉です。その中でも大きな二つのトレンドが注目されています。
まず一つ目はイノベーションを起こす時のアジェンダの一つという捉え方です。お客様がいかにイノベーションを起こすかを考えた時に、ツールとしてデジタルはどのように寄与できるかというものですね。
二つ目は既存のビジネスプロセスを抜本的に再構築するためのデジタルトランスフォーメーションです。多くの日本の製造業はそれをグローバルレベルでやらなければならない。日本企業のグローバル化は販売、もしくはブランド定着としては上手くいっている側面があります。しかし、グローバルで勝つオペレーティングモデルをつくりあげている日本企業は少ないと言わざるを得ません。それは、一人のコンサルタントとして大きな問題として認識しています。

具体的にはどのような問題として捉えていらっしゃいますか?

私は今もお客様先に出向いているので、日本企業が抱える問題を肌で直接感じています。それは、デジタルトランスフォーメーションを通じて、これまでとは全く異なるビジネス、オペレーションのモデルを構築する必要があるという問題です。これは日々の業務のプロセスの改善という領域を超えます。クライアント企業のユーザーや消費者といったお客様の目線から見た時に、デジタルテクノロジーを使うことでより大きな価値を創出できるようになっています。デジタルトランスフォーメーションは業務プロセスを超えて、クライアント企業とお客様の関係を変えるほどの力を持つようになっています。

ナショナルクライアントがアクセンチュアを選ぶ理由は、
「多様なタレント」のコラボレーションにある

トランスフォーメーションというテーマの中で、アクセンチュアが製造業のクライアント企業から選ばれる理由はどこにあるのでしょうか?

アクセンチュアの優位性は、多種多様なタレントがコラボレーションできることですね。デジタルの部分といってもUXデザインができるタレントもいれば、アナリティクスAIができるタレントも在籍しています。
また、私が担当する製造・流通本部も一言では括れません。クライアントの業界は自動車から小売り、消費財メーカーから医薬品メーカーなど多岐に渡りますので、そのインダストリー毎の深い知識を有するタレントも在籍しています。そしてテクノロジーに関してはアーキテクチャを語れるタレントも当然います。

そこまでのタレントの多様性と数を抱えているコンサルティング企業はあまりないですよね。

今では日本国内だけでも、数千人のタレントが動いていますからね。クライアント企業様から「アクセンチュアに任せたい」とご指名をいただくことも多いです。
その理由は、日本を代表するクライアント企業の今のアジェンダが「デジタル×グローバル×トランスフォーメーション」を圧倒的なスケールの中で行うというものだからなのです。この複合的なアジェンダを解決できる日本の会社は、多様なタレントを抱えつつ世界中の拠点と日夜連携しながらソリューションを提供しているアクセンチュアしかいないと心の底から思います。

アクセンチュアのメンバー全員がイノベーションに携わる組織を追求する

多様なタレントが集まる製造・流通(PRD)本部は、これからどんな組織を目指していくのでしょうか?

アクセンチュアは数年前から、ディマンドレッドモデルからタレントレッドモデルに切り替えました。どういうことかと申し上げますと、これまではディマンド、つまり案件があるからそれに見合う人を採用するというモデルでした。それを経験やファンクションを持ったタレントを採用してから、そのタレントに見合う案件をいただくモデルに移行しました。案件ではなく、タレントありきの組織をこれからも追求するでしょう。

シフトしたことで起きたことはありますか?

原口貴彰 氏

例えば「昔だったら絶対に採用していない」というタレントが今ではアクセンチュアに在籍しています。けれど、ここからおもしろい展開が始まることがあるのです。そのタレントがとあるお客様と会食をして、ある一つのビジネスモデルを口にしたことがありました。すると実際にそのビジネスモデルを元にプロジェクトが動き出したのです。
この現象はタレントレッドモデルならではのものです。「イノベーションを起こす必要がある」とクライアント企業が検討している時に、「アクセンチュアでは既にイノベーションが始まっている」という表現すらできるかもしれません。刺激的な環境ですよ。

あまりにも多様な人材が集まって組織にまとまりがなくなるという懸念はなかったのでしょうか?

多様なタレントを採用する中でも、アクセンチュアの社員に共通するものはやはりあったのです。それは「クライアントにどんな価値を提供するのか」と考え抜くクライアントファースト、そして「自分には学ぶものがある」と考える貪欲さというマインドセットですね。これはこの数年の実績で証明されたものでもあります。

共通の意識を軸に、組織がシフトしたのですね。

今では、アクセンチュアはトランスフォーメーションをエグゼキューションする会社から「イノベーションを起こすことに長けている会社」にシフトしたと言えます。このシフトが功を奏して「デジタル×グローバル×トランスフォーメーション」を圧倒的なスケールで実現する案件が集まるようになりました。

社内だけでなく、受注する案件にも早速変化が起きたのは、想定以上の効果だったのではないでしょうか?

最終的には、アクセンチュアのメンバーが携わったことで、クライアント企業がメディアに取り上げられるような注目を集める存在になったら良いですよね。取り上げられるということは、仕事ぶりが特徴的であったり、何かが斬新だということです。そういった新しい価値の創出、イノベーションを起こす仕事に全員が携わる組織を目指しているのがアクセンチュアです。

クライアント企業の利益や時価総額を左右するほどの仕事を、提供できる環境がある

アクセンチュアのマネジャーになると、どういったタレントとして成長できるのでしょうか?

原口貴彰 氏

私たちアクセンチュアは、テクノロジーと デジタルを使って最もクライアント企業に近いポジションにいる会社です。それだけクライアント企業の課題も分かるし、インパクトも出せるのです。だから私の組織の本部マネジャー以上の方は誰でも、クライアント企業のCEOと対等に話せるようになって欲しいと考えています。例えばCEOと話している時に「私はサプライチェーンについては専門外です」とは言えないですよね。

その一言で顧客からの信頼を失ってしまいそうです。

アクセンチュアのコンサルタントは、最終的にはある程度全てのファンクションのカバレッジは求められます。最終的にはCEOと一対一で話す中で、インパクトある提言ができるようになることを求めています。
なぜなら、アクセンチュアでキャリアを積むなら、クライアントの利益や時価総額に寄与するほどのスケールの大きな仕事をして欲しいと願っていますし、それができるポジションだからです。

「一つのプロジェクトを成功させる」というスケールを超えるのですね。

そうです。例えばクライアント企業のオペレーション業務がうまく稼働していなければ、私たちのビジネスプロセスアウトソーシングを持ち込んで、ボトルネックを解消することだって可能です。コンサルタントのキャリアという視点に立てば、アクセンチュアを自身が活躍するためのプラットフォームとして捉える思考が必要なのです。弊社は多様なタレントも豊富なアセットも有しています。これらを通じて自分のクライアント企業に大きな価値を創出したいという方にとっては、アクセンチュアは最適な環境を提供できると断言できますね。

社内の環境も変化しているのでしょうか?

ワークライフバランスを実現しつつ、クライアントの価値に直結する動きが取れる組織になっていますよ。私自身もワークライフバランスを重視していますしね。家族や友人と過ごす時間は、コンサルタントとしてヒントを得ることも非常に多いのです。

「クライアントの価値に直結する動き」とはどういったものでしょうか?

言い換えればプロジェクトが上手くいかなかった時に「絶対にクライアントに責任を押し付けない組織」とも言えます。誤解を恐れずに言えば、私たちコンサルタントは、クライアントのせいにすることもできてしまうのです。「私たちが良い提案をしても、クライアントが実行してくれなかった」と責任回避をしてしまう姿勢ですね。でも本当は、たとえクライアントが予算を取れなかった時にも、予算を取れるだけの説得力が私たちにはなかったと考えるべきだと私は思っています。

クライアントワークに集中できる環境がありそうですね。

そうですね。中には自分が今在籍している会社やコンサルティングファームの上位クラスの人は、昇進などの社内に関することに重きを置いていることもあるかもしれません。でも「本当はクライアントワークに集中したい」という方がいらっしゃいますよね。同時に、自分もマネジャーなど役職が上がっていく中で内向き志向になっていることに危機感を抱いている人もいるはずです。そんな方には「今こそアクセンチュアに来た方が良い」とお伝えできます。
アクセンチュアほどクライアント企業の価値を最大化するためのタレントやアセットが豊富な企業はありません。それに、アクセンチュアは新卒入社者が多くプロパー文化が強いというイメージがあるかもしれませんが、アクセンチュア ジャパンが1.1万人規模にまで急成長した今、アクセンチュアの外でさまざまな経験を積まれてきたタレントを採用し活躍いただくことは必須で、決してそんなことはないのです。

アクセンチュアへの応募を検討されている方へ一言お願いします。

私の組織は2~3年以内に入社した中途社員が多く、外国籍の方も在籍するなど多様性に富んでいます。こういったダイバーシティに合わせて全社的に働き方改革の一環で、製造・流通本部内でも大きくカルチャーを変えてきました。
何日も深夜まで働くというイメージがコンサルティング業界にはあるかもしれませんが、それはもう古い時代の話です。
クライアントファーストと成長欲求というマインドセットだけ持ってきてください。それだけ持ってきてくれれば、アクセンチュアはあなたがクライアント企業に向き合える環境をご用意できます。

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