JAC Recruitment(以下、JAC)では、広島に中国支店を置き、広島/岡山をはじめとする中国エリアへの転職をサポートしています。中国エリアを担当するJAC中国支店のコンサルタントが、このエリアにおけるエグゼクティブクラスの採用動向、求められる人材像についてご紹介します。
目次/Index
広島/岡山エリア全体のエグゼクティブの採用動向について
近年、地元広島/岡山でのエグゼクティブ採用のみならず、首都圏をはじめ大都市圏でビジネス経験を積んだ40代~50代の方々が、広島/岡山の企業にエグゼクティブクラスのポジションで転職する事例が増えています。
「故郷へのUターン」と思われがちですが、実は「自身の経験・スキルを生かしたい」「理念・ビジョンに共感できる企業で働きたい」という志向を軸に企業を探した結果、広島/岡山で活躍のステージに出会っているケースが多いのです。そして、移住あるいは単身赴任という形で転職を実現していらっしゃいます。
広島/岡山エリアにどのようなエグゼクティブ採用ニーズがあるのかをご紹介します。
IPOを目指す企業が、CFOはじめ管理部門人材を求める
広島/岡山エリアでは、IPOを目指す企業が増えています。
広島は「大学×バイオ」でのベンチャー起業が活発。また、ベンチャーキャピタル出身の知事のもと「イノベーション立県」の実現を目指しており、ベンチャー企業が育ちやすい風土であるといえます。
IPO準備のため、CFOをはじめ管理部門の整備を担える人材が求められていますが、地元には該当する人材が少ないため、首都圏をはじめ大都市圏にいる方が採用の対象となります。
経験豊富な55歳前後の方が採用される事例が複数あります。
幅広い業種・規模の企業が、DX推進人材を求める
近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組む企業が増えていますが、広島/岡山エリアでも2020年以降、デジタル化に向けた動きが活発化しています。
ただし、デジタルの導入でビジネスモデルを改善したり新たなビジネスを創出したりするレベルにはまだ至っていないのが現状です。
リモートワーク体制の確立や業務オペレーションの効率化など、デジタル化の第一歩にあたる「デジタイゼーション」の取り組みが中心。こうしたプロジェクトを推進できる人材のニーズがあります。
求められるのは、ITシステム導入のプロジェクトリーダー・プロジェクトマネジャー経験者。
事業会社のシステム部門で経験を積んだ方をはじめ、SIerやソフトウエアハウス出身の方も採用対象となります。40代前半までの転職事例が多い 首都圏とは異なり、40代後半~50代の方でも、直近まで現場に立っていた方、プロジェクトマネジメント経験が豊富な方であれば、チャンスが多い環境です。
自動車関連企業が、海外駐在員/EV開発人材を求める
広島/岡山エリアでは、大手自動車メーカーを中心に、周辺のサプライヤーなどで採用ニーズがあります。
自動車業界の海外事業はここ数年停滞し、採用もストップしていましたが、ビジネスのあり方が変わっていく環境で、再度チャレンジしようとする動きが出てきています。
また事業の維持・成長のために海外事業戦略を推進しなければならない一方、ここ数年は海外駐在中の社員が帰国できず任期延長となっているため、そろそろ帰国させたいというのが現状です。しかし、交代で送る駐在要員が社内に不足しているという場合もあります。その際は、外部から駐在要員を中途採用するという具合です。駐在先としては、南米・ヨーロッパ・インドネシアなどがあります。
また、EV(電気自動車)の開発に向けて、サプライヤーの設備投資が活発化しており、EV関連の開発を推進できる人材を県外から招きたいとするニーズも増えています。
事業承継に際し、次世代経営メンバーを求める。M&Aコンサルタントのニーズも
経営者が高齢化し、事業承継時期を迎えた企業からは、新社長を支える経営メンバーのニーズが出てきます。
60代後半~70代の経営者が、30代後半~40代の子息や娘婿などに経営を引き継ぐケースなどでは、新社長の経営経験がまだまだ浅いため、「番頭」的なポジションで支えてくれる人材を求めるのです。
新社長は、外部企業で経験を積んでいるケースもあれば、自社のみしか経験していないケースもあります。特に後者のケースでは、他社の手法や文化を知らない分、広い視野を持ったベテランのサポートに期待を寄せます。
ファイナンスをはじめとする管理部門全般の知識とマネジメント経験を持ち、組織を動かしていける方が重宝されます。50代以上の方も採用ターゲットとなります。
経営者の高齢化にともない、事業承継の課題を抱える企業は増えていきます。
帝国データバンクが実施した全国企業の「後継者不在率」動向調査(2021年)によると、鳥取県が1位、島根県が3位、山口県が4位と、中国エリアの県が上位を占めています。
事業承継を支援するため、地場のM&A支援会社が事業拡大を図るほか、首都圏のM&A支援会社が広島に拠点を設ける動きもあり、「M&Aコンサルタント」の採用ニーズもあります。
金融機関でのM&A関連経験が生かせるほか、年齢が若い方であれば金融機関での法人営業として企業評価・融資を手がけてきた方にも門戸が開かれています。
広島/岡山エリアのエグゼクティブ採用で求められる人材
大きく分けて、マネジメントと専門性ですが、では具体的にどのようなスキルや経験が必要なのでしょうか。
マネジメント経験
たとえば大手企業などで「管理」のみを行ってきた方、「管理しかやりたくない」というスタンスの方は、なかなか受け入れられません。マネジメントを担うと同時に、必要に応じて現場に入り、自身で手を動かして実務をこなす姿勢とスキルを持つ方が歓迎されます。
多少の専門性も持つゼネラリスト
昨今は、専門的な担当業務を明確にして人材を募集する潮流もありますが、地方企業のエグゼクティブポジションについては、むしろゼネラリストとしての活躍が期待されます。自身の専門分野の範囲だけにとどまらず、周辺の幅広い業務に対応してバリューを発揮していこうとするマインドが求められるのです。
その分、専門性については、それほど高いレベルを要求されないケースも多く見られます。
たとえば、東京や大阪の求人で「このポジションなら、当然このレベルの専門知識が必要」とされるところ、上記のようなマインドがあれば、そこまでは必要なしと判断するケースもあります。
いずれにせよ、受け身の姿勢で役割を与えられるのを待つのではなく、自身の主体的な働きによって組織にプラスの影響を与えたい、会社の成長に貢献したい……というマインドを持つ方であれば、チャンスをつかめる環境があります。
県外人材の採用に対するハードルも下がっている傾向に
近年、首都圏などから迎えたエグゼクティブ人材が活躍する成功事例が増えてきているのを背景に、外部から知見を取り入れていこうとする意識が高まっているのです。
「40代以上・幹部クラスの中途採用」に、初めて乗り出す企業も徐々に増えています。
広島/岡山で働く魅力・メリット
中国エリアの産業をけん引するのは、自動車・造船などの業界です。これらに関連し、「新エネルギー(水素など)」「脱炭素」といったキーワードでも、発展の可能性が広がっています。広島は観光客が多いエリアでもあり、外食産業も成長の機会を狙っています。
広島/岡山は、関西・九州に近く大都市圏へのアクセスが良好ながら、山・海・川などの自然が近いという点で、非常に暮らしやすい環境です。日々の通勤も、満員電車とは無縁です。
ワークライフバランスを充実させやすい住環境であることも、このエリアの魅力といえるでしょう。
広島/岡山エリアにも、成長力がある企業、社会に新たな価値を提供する企業、志を持った経営者の方々が多く存在します。JAC中国支店のコンサルタントは、そうした企業や経営者の皆様とコミュニケーションをとることで、他の転職サイトや転職エージェントでは入手できない情報、出会えない求人を収集しています。
ぜひ、JAC中国支店のコンサルタントに、今後のキャリアプランについて、相談してみませんか。
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