「女性のネクストキャリアとして外資系企業は適切か確かめたい…」という方もいるのではないでしょうか。
本記事では、外資系企業が女性にとって働きやすい理由や外資系企業に向いている女性の特徴を解説します。
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女性の転職先として外資系企業が適している理由
本章では、女性の転職先として外資系企業が適しているといわれる次の3つの理由について解説します。
• 男女の扱いの差がないフラットな労働環境であるため
• 成果を出せばフレキシブルに働きやすい
• 出産や育児などのライフイベントに理解があるため
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外資系企業とは?日系企業との違いや向いている人を簡単に解説
「外資系企業は日系企業とどのように違うのか」「外資系企業はどのようなところなのか」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。本記事では、外資系企業についての全体像がわかり働くイメージができるように、外資系企業と日系企業の… 続きを読む 外資系企業とは?日系企業との違いや向いている人を簡単に解説
男女の扱いの差がないフラットな労働環境であるため
外資系企業は、日系企業と比較してDEI&B(多様性:Diversity、公平性:Equity、包括性:Inclusion、帰属意識:Belonging)などの考え方が浸透しており、性別や国籍、年齢などにかかわらず、社員一人ひとりの意見や考え、キャリアを尊重する傾向がみられます。特に、評価や昇進においては、性別による待遇差はほとんどなく、成果主義が徹底されています。一方、日系企業では、依然として年功序列や性別による役割分担が根強く残っているケースも少なくありません。
このように、外資系企業では男女問わず活躍の機会が与えられるため、実力次第で管理職に昇進できるチャンスを得られることもあるでしょう。実際に管理職における女性の割合は、日系企業より外資系企業の方が高く、男女平等にキャリアアップできるチャンスがあると考えられます。
実力が正当に評価される環境を望む女性にとって、外資系企業は魅力的な選択肢となるでしょう。
成果を出せばフレキシブルに働きやすい
成果次第で柔軟な働き方を実現できる点も、外資系企業が女性の転職先として適しているといわれる理由の一つです。外資系企業の多くはリモートワークやフレックスタイム制度を導入しており、求められる成果を残すことができれば、働く場所や時間に縛られない自由度の高い働き方を実現できます。
一方、日系企業では、チームワークを重視する文化が残っている企業もあり、残業や長時間労働が評価される場合もあります。
家庭と仕事の両立を考える女性にとっては、成果さえ残せば自身のライフスタイルに合った働き方ができる外資系企業の環境は、働きやすさとやりがいの両方を感じられるでしょう。
出産や育児などのライフイベントに理解があるため
外資系企業は、出産や育児などのライフイベントに対する理解が深い点も特徴として挙げられます。
特に、欧米企業では、育児休業の取得が一般的であり、日系企業と比較して男性の育休取得率も高い傾向を示しています。さらに復帰後のキャリアパスに関する相談や職場復帰支援プログラムなど、復職をサポートする体制が充実している企業も多く、安心して仕事に復帰できます。
一方、日系企業では、制度として育児休業が整備されていても、職場の雰囲気や業務の兼ね合いから利用しづらいという声も少なくありません。以上のことから、日系企業と比較して外資系企業は、出産や育児を経ても、理想のキャリアを築ける環境が整っているといえるでしょう。
外資系企業に向いている女性の特徴
下記は、外資系企業に向いている女性の特徴です。
• マネージャー・管理職へのキャリアも視野に入れている
• 自分の意思・意見を持ち、能動的に仕事を生み出せる
• ワークライフバランスを重視して働きたい
本章では、上記3つの特徴について、なぜ外資系企業に向いているのか、解説します。
マネージャー・管理職へのキャリアも視野に入れている
外資系企業に向いている女性の特徴として、マネージャーや管理職などへのキャリアアップを視野に入れている女性が挙げられます。外資系企業は実力主義が徹底されており、企業が期待する成果を残すことができれば、年齢や性別に関係なく、管理職に昇進できるチャンスを得ることができます。
一方、日系企業は、管理職に占める女性の割合が外資系企業と比較して低く、女性が管理職に就く機会を得られにくいケースもあります。将来的に経営層に近いポジションを目指したいと考える女性は、外資系企業への転職を視野に入れるのも一つです。
自分の意思・意見を持ち、能動的に仕事を生み出せる
指示待ちではなく、自分の意見を持ち、能動的に仕事に取り組める女性も外資系企業に向いていると考えられます。
その理由として、外資系企業では、個々の役割や責任が明確に区分されており、それぞれが主体的に仕事に取り組む姿勢が求められるからです。その点、日系企業では、チームワークを重視し、上司や周囲と協調しながら業務を進める文化が浸透しています。
主体的に仕事に取り組む姿勢が求められる外資系企業の文化にフィットする女性であれば、自らアイデアを発信する姿勢やビジネスチャンスを創出できる能力が高く評価されるでしょう。
ワークライフバランスを重視して働きたい
自身のライフスタイルに合った働き方を実現したい女性にとっても、外資系企業は最適なキャリアの選択肢になる可能性が期待できます。
日系企業では、いまだに「長時間労働=評価される」という考えが根強く残っている企業も少なからずあります。その点、外資系企業では、効率的な業務推進や短期間での成果創出が重視される傾向があり、企業が期待する成果を残すことができれば、定時前退社やリモートワーク、フレックスタイム制度を利用した業務遂行など、柔軟な働き方を実現しやすい環境があります。
ライフステージに応じて柔軟に働き方を調整できる外資系企業は、ワークライフバランスを重視して働きたいと考える女性にとって、理想に近い職場といえるでしょう。
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外資系企業に向いている人・向いていない人の特徴を解説
外資系企業への転職を考えながらも、「自分に向いているのだろうか」と不安を抱いている人も多いのではないでしょうか。外資系企業とは、外国資本によって成り立っている日本国内に立地する企業のことを指し、風土や文化、採用選考で重視… 続きを読む 外資系企業に向いている人・向いていない人の特徴を解説
女性が外資系企業に転職する際に押さえておきたいこと
ここでは、女性が外資系企業に転職する際に押さえておきたいこととして、次の3つのポイントを解説します。
• 契約・派遣社員として入社する選択肢も視野に入れる
• 業務内容によっては時差により早朝・深夜に働く必要がある
• 「女性だから」というアンコンシャス・バイアスを捉える
契約・派遣社員として入社する選択肢も視野に入れる
外資系企業への転職を検討する際、正社員採用に固執する必要はありません。契約社員や派遣社員などの雇用形態にも目を向けることで、より柔軟なキャリアプランを描けたり、外資系企業に入社できるチャンスが広がったりするでしょう。
また、日系企業と外資系企業とでは、企業文化や仕事に対する考え方が大きく異なります。いきなり外資系企業に正社員入社した場合、外資系企業の文化に馴染めず早期退職してしまう可能性もゼロではありません。
契約社員や派遣社員として働くメリットは、正社員として雇用される前に、企業の文化や仕事内容を理解できる点です。まずは契約社員や派遣社員として実績を積みながら、外資系企業の企業文化や風土理解に努めるのも良いでしょう。
契約社員や派遣社員での働きぶりが評価されれば、そのまま正社員登用されるチャンスも訪れるかもしれません。
業務内容によっては時差により早朝・深夜に働く必要がある
外資系企業に転職する場合、配属先部門や業務内容によっては、時差の関係で早朝や深夜にミーティングが実施されることがあります。また、現地時間に合わせて、早朝や深夜に業務を進めなければならないケースも発生するかもしれません。
その点、日系企業では、基本的に日本国内の勤務時間に合わせて業務を進めるため、時差を考慮しなければならないケースはほとんどないでしょう。
一方、外資系企業では、アメリカやヨーロッパと連携する場合は深夜、アジア地域と連携する場合は早朝など、フレキシブルな働き方が求められることがあります。身体のリズムを崩したり、プライベートの時間を犠牲にしたりする懸念があるため、勤務時間や休日出勤の有無について、入社前に確認しておくことが大切です。
「女性だから」というアンコンシャス・バイアスを捉える
外資系企業は、日系企業と比較してジェンダーに対する意識が高く、男女の区別なく成果を評価する文化が根付いています。しかし、長く日本に拠点を構える外資系企業の中には、日系企業特有の価値観が浸透しているケースもあり、職場によってはアンコンシャス・バイアスが影響を及ぼすこともあります。
例えば、「女性は育児と両立しやすい業務を担当すべき」「管理職は男性が向いている」などの固定観念が、暗黙のうちに評価やキャリア形成に影響を与えることがあります。このような状況を踏まえ、転職前には企業のダイバーシティ推進の取り組みや女性管理職の割合、男性の育児休暇取得率などを確認しておきましょう。
また、自身も「女性だから」という固定観念にとらわれないよう、留意しましょう。日ごろから自分の能力を客観的に評価してもらう、同僚や上司と積極的に意見を交換し合うなどの取り組みは、アンコンシャス・バイアスへの対処として有効です。
【年代別】女性の外資系企業への転職を成功させるポイント
外資系企業では、性別によって採用プロセスや評価基準が変わることはほぼなく、採用選考ではスキルや経験など、能力を重視します。
しかし、転職活動では、女性特有のライフイベントやライフステージの変化を踏まえながらキャリアを考えなければなりません。また20代から50代までの各年代では、それぞれで求められるスキルや経験、評価ポイントが異なります。
本章では、年代別に女性の外資系企業への転職を成功させるポイントを解説します。ぜひ、年齢に応じた適切な戦略を立てる際の参考にしてみてください。
なおJACが提供する転職支援サービスを利用し、外資系企業に転職した女性の年代別割合は、次のとおりです。
年代 | 割合 |
---|---|
20代 | 約17% |
30代 | 約39% |
40代 | 約33% |
50代 | 約11% |
※当社実績(2024年1月~2024年12月)より
20代女性が外資系企業への転職を成功させるポイント
20代は、ポテンシャルが評価されやすい傾向があります。専門的な知識や経験よりも、学習意欲や柔軟な思考、グローバルな環境に適応できるかどうかが評価の対象になる場合もあるため、成長意欲やチャレンジ精神に富んでいる点をアピールしましょう。
また、20代は、英語力も評価の対象になります。外資系企業の中には英語を必須としない職種やポジションもありますが、キャリアアップを目指す際に英語力は大きな武器となります。ビジネス現場でも通用する英語力があれば、採用選考時に優遇されることもあるかもしれません。
さらに、20代で外資系企業に転職した場合、一定のキャリアを築いたころに結婚や出産によってライフステージが変化する可能性があります。転職活動では、結婚や出産を経てもキャリアを築き続けられる環境か、中長期的な視点を持って応募先企業を探すことが大切です。
30代女性が外資系企業への転職を成功させるポイント
30代の転職では、即戦力として採用される傾向があるため、20代と比較して経験やスキルが求められるようになります。20代のようにポテンシャルだけでは採用に至りにくくなるため、これまでの実績や成果を具体的にアピールできるよう、企業研究や面接対策など事前準備に注力しましょう。
また、30代女性の場合、自身が思い描くキャリア像と、理想の結婚・出産年齢を照らし合わせながら転職するタイミングを決めましょう。プライベートを優先する場合、現職で経験を積み専門性を高めたうえで、結婚や育児が落ち着いたころに転職するのも選択肢の一つです。また、育休復帰に合わせて、育児と仕事を両立しやすい企業に転職する選択肢もあります。
このように、30代女性の転職は、即戦力となる能力やスキルが求められる点を理解しておくことはもちろん、キャリアとライフイベントの両面からの転職時期も忘れず検討しましょう。
40代女性が外資系企業への転職を成功させるポイント
40代は即戦力だけでなく、組織をリードする能力も評価の対象となります。また外資系企業の場合、グローバルなチームやさまざまなバックグラウンドを持つメンバーを率いる可能性もあるため、ポジションによっては異文化への理解や高いコミュニケーション能力が求められることもあるでしょう。リーダークラスの採用は、企業も慎重に採否を判断します。企業研究を徹底し、求める人物像に合致する旨をアピールしましょう。
また、企業にとって重要なポジションに応募する場合、企業の採用担当者は候補者が子育てや介護などプライベートと仕事を両立できるのか懸念視することもあります。採用選考では、どのようにしてプライベートと仕事を両立できるのか具体的なプランを伝えられるよう準備しておきましょう。
50代女性が外資系企業への転職を成功させるポイント
50代は、専門性とリーダーシップ力が評価の対象になるため、企業の成長戦略にどのように貢献できるのかを具体的にアピールすることが大切です。これまで培った自身の経験やスキルが、応募先企業でどのように寄与するのか、企業の成長戦略や課題と絡めながら、自身の強みを伝えることを意識しましょう。
また、50代で転職する場合、今後どのような働き方を実現したいのかを考えておくことも重要です。いつまでも現役で組織の中核として活躍し続けたいのか、ワークライフバランスを重視した働き方にシフトしたいのかによって、選ぶ企業や働き方は異なるでしょう。
さらに50代は子どもから手が離れるのと同時に、親の介護や子どもの大学進学など、大きな出費が重なる時期です。転職によって年収が下がる可能性もあるため、転職しても生活水準が著しく低下する恐れがないか、家計の支出入の変化も考慮しておく必要があるでしょう。
このように50代の転職活動では、まず自身のライフプランを明確にし、そのライフプランにマッチした働き方が実現する企業や雇用形態を選ぶことがポイントです。