「外資系化粧品メーカーへの転職を検討したい」という方もいるのではないでしょうか。
外資系化粧品メーカーへの転職を進められるように、外資系化粧品メーカーの最新転職・求人情報や職種別に求められる経験・スキルを解説します。
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外資系化粧品メーカーの最新転職・求人情報
本章では、外資系化粧品メーカーの最新転職・求人情報を紹介します。
● 外資化粧品:経理担当
● JNTLコンシューマーヘルス株式会社:Dr.Ci:Labo Sr. Brand Manager
● 非公開:ITインフラエンジニア
※求人の募集が終了している場合もございます。ご了承ください。(2025年2月最新)
JACでは取り扱う求人の大半が非公開求人であり、本章で紹介している求人は、JACが取り扱う求人の一部です。非公開求人も含め自身の適性やキャリアビジョンに合う求人の紹介を受けたい方は、ぜひJACにご登録ください。転職支援のプロであるコンサルタントが、丁寧なヒアリングを通じて適性やご希望に沿う求人をご紹介いたします。
未経験から外資系化粧品メーカーに転職できるのか
未経験から外資系化粧品メーカーに転職することは可能ですが、転職の難易度は職種によって大きく異なります。研究開発や製品技術などの職種では、専門的な知識や実務経験が求められるため、関連分野の学位や実務経験がない場合、未経験からの転職は厳しくなるでしょう。
一方、管理部門や営業、ビューティーアドバイザー、マーケティングなどの職種では、前職での経験が評価される傾向があるため、未経験でも内定を獲得できるケースもあります。
なお、化粧品メーカーのなかでも外資系企業は、英語力や国際色豊かな風土、実力主義などの特徴がみられます。そのため、転職活動の際は、日系企業との違いを理解しておくことや求められる英語力をリサーチしておくことも大切です。また、自身の経験やスキル、人柄を企業が求める能力や人物像と結び付け、効果的にアピールすることも意識しましょう。
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未経験でも外資系企業に転職はできる?未経験職種で転職する場合のポイントも解説
「未経験でも外資系企業に転職できるのか不安…」という方もいるのではないでしょうか。海外勤務や英語を使った実務が未経験でも、外資系企業への転職は可能か・職種未経験で外資系企業に転職する際のポイントは何かを解説します。 外資… 続きを読む 未経験でも外資系企業に転職はできる?未経験職種で転職する場合のポイントも解説
主な外資系化粧品メーカー一覧
本章では、外資系化粧品メーカーに代表される、次の4つの企業の特徴を紹介します。
• 日本ロレアル株式会社
• ロクシタンジャポン株式会社
• ELCジャパン合同会社(エスティローダー)
• LVMH
日本ロレアル株式会社
日本ロレアル株式会社は、フランス・パリに所在する世界最大の化粧品会社、ロレアルグループの日本法人です。日本法人が設立されたのは1996年と比較的最近ですが、「Lancôme」「Yves Saint Laurent Beauté」「shu uemura」など、多様な有名ブランドを展開している点が特徴です。
日本ロレアル株式会社は、多様性と包容性を重視する企業文化を持ち、従業員一人ひとりの個性と能力を尊重しつつ、それらを最大限に生かすことを目指しています。また、革新的な製品開発にも力を入れており、研究開発への投資も積極的です。
本社は東京都新宿区に所在し、従業員数は約2,500名です。
ロクシタンジャポン株式会社
ロクシタンジャポン株式会社は、フランスの南仏プロヴァンスに所在するロクシタンの日本法人です。フランス・プロヴァンス地方発祥の自然原料にこだわった製品展開が特徴であり、店舗のデザインにも南仏プロヴァンスの温かい雰囲気が反映されています。
本社は東京都千代田区に所在し、アルバイトや派遣社員、契約社員も含め約1,000名の従業員が従事しています。
ELCジャパン合同会社(エスティローダー)
ELCジャパン合同会社は、アメリカ・ニューヨークに本社を置く化粧品大手企業、エスティローダーグループの日本法人です。
エスティローダーグループは、150の国と地域に拠点を構え、グローバル従業員数は約6万2,000名にも上ります。また、「Estée Lauder」「Clinique」「M・A・C」など、世界的にも知名度の高い高級ブランドを多数展開していることでも知られています。
ELCジャパン合同会社の本社は東京都千代田区に所在し、約2,000名の従業員を擁しています。
LVMH
LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンは、フランス・パリに本社を構える世界最大規模を誇るコングロマリットです。約19万6000人を超える従業員を擁しており、2023年度の全体売上高は約862億ユーロに上るといわれています。
化粧品部門では「Dior」「GIVENCHY」「GUERLAIN」などのブランドを展開しており、伝統と革新を融合させ、洗練されたエレガンスを追求する企業文化が特徴です。また、各ブランドの独立性を尊重しつつ、グループ全体でシナジーを創出する経営戦略を展開しています。
日本法人である、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン・ジャパン株式会社は東京都千代田区に所在し、約8,000名の従業員が在籍しています。
日系と比較した外資系化粧品メーカーの特徴
日系企業と比較した際に挙がることの多い外資系化粧品メーカーの特徴としては、次のようなものがあります。
• ブランド価値を重視するため販路は百貨店中心
• メーカーによって日本におけるビジネス戦略が異なる
本章では、外資系化粧品メーカーに代表される上記2つの特徴について解説します。
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日系から外資系への転職|日系と外資系の違いや感じやすいギャップを解説
日系から外資系企業への転職を検討しているけれど、「外資系企業で働く想像がつかない…」という方もいるのではないでしょうか。外資系企業で働くイメージが湧くように、日系から外資系企業への転職で感じやすいギャップや転職を成功させ… 続きを読む 日系から外資系への転職|日系と外資系の違いや感じやすいギャップを解説
ブランド価値を重視するため販路は百貨店中心
外資系化粧品メーカーの大きな特徴として、主要販売チャネルを百貨店に置いている点が挙げられます。百貨店は、高級感や洗練された雰囲気を演出しやすく、ブランドイメージを効果的に高められる販路として外資系化粧品ブランドのイメージ戦略と合致することから、主要販売チャネルとして選好される傾向があります。
一方、日系化粧品メーカーは、百貨店のほかにもドラッグストアや量販店、コンビニエンスストアなど、広範な流通網を構築する点が特徴です。
また、外資系化粧品メーカーが百貨店を主要な販売ルートとする理由は、ブランドイメージの維持だけではありません。消費者との接点において、ブランド体験価値を高められる点も一因だと考えられます。
百貨店の化粧品売り場には、ビューティーアドバイザーが常駐し、顧客一人ひとりの肌の悩みやニーズに応対します。消費者は、製品を直接試すだけでなく、ビューティーアドバイザーとのコミュニケーションを通して、ブランドが提供する世界観や価値を体感できます。このような特別なショッピング経験は、消費者のブランドに対する愛着心を高め、高い客単価とリピート率向上に寄与するでしょう。
以上のことから、外資系化粧品メーカーにとって、百貨店は単なる販売空間にとどまらず、ブランド価値を体現し、顧客との関係を強化する戦略的な要所になっていることを理解しておきましょう。
メーカーによって日本におけるビジネス戦略が異なる
企業ごとに日本市場におけるビジネス戦略が大きく異なる点も、外資系化粧品メーカーの特徴の一つです。
外資系化粧品メーカーが日本市場で展開するビジネス戦略には、主に次の3つのパターンがあります。
• 研究開発を日本に構え、日本でも化粧品開発と事業展開を行う
• 海外にしか研究開発拠点がなく、日本市場では商品企画のみ行う
• 海外にしか研究開発拠点がなく、日本市場では輸入のみ行う
研究開発拠点を日本国内に設置し、日本独自の市場ニーズに応じた化粧品開発と事業展開を行うメーカーの場合、現地の消費者に合った商品を提供することが可能になります。
一方、研究開発拠点を海外にのみ有し、日本では商品企画に専念するメーカーの場合、海外で培った最新の技術やトレンドを迅速に取り入れることで、革新的な商品を日本市場に供給することが可能になるでしょう。
さらに、本社で開発・製造された製品をそのまま輸入し、販売するビジネスモデルを採用しているメーカーでは、製品開発や商品企画機能は本社に集約されているため、日本法人ではマーケティングや営業、物流、コーポレート部門関連の採用が中心となります。
このように、外資系化粧品メーカーの日本におけるビジネス戦略は、大きく3つのパターンに分類され、強みや弱み、そして採用戦略もそれぞれ異なります。転職を検討する際には、応募先企業がどのような事業戦略を採用しているのか、そして自身のキャリアプランとどう合致するのかを、慎重に見極めることが重要です。
【職種別】外資系化粧品メーカーへの転職で求められる経験・スキル
外資系化粧品メーカーへの転職を検討するにあたり、各職種で求められる経験やスキルを事前に把握しておくことは、転職活動を成功に導くうえで不可欠です。
本章では、外資系化粧品メーカーに求められる経験とスキルについて、次の5つの職種ごとに解説します。
• セールス
• デジタル領域
• ブランドマネージャー
• 商品開発
• 美容部員・BA
セールスへの転職で求められる経験・スキル
外資系化粧品メーカーのセールス職は、グローバルな市場で製品を効果的に展開することが求められるために、営業力だけではなく、物流やチャネル管理、デジタルを活用したマーケティング戦略の知見も求められます。また、売り上げ目標達成にとどまらず、ブランド価値向上に寄与する活動も同時に求められる点が特徴です。
日系化粧品メーカーと比較すると、ブランドのイメージを毀損することなく、効率的な売り上げ向上を目指す高いプロ意識と責任感、さらには数値を求める姿勢が必要とされることを理解しておきましょう。
デジタル領域の職種への転職で求められる経験・スキル
デジタル領域の職種は、デジタルチャネルを活用したマーケティング活動や販売促進、顧客データ分析など、デジタル領域から企業の成長を推進する役割を担います。
外資系化粧品メーカーにおけるデジタル領域職種は、日系化粧品メーカーと同様の業務に加えて、グローバルなブランド戦略に基づいたマーケティング戦略の策定・推進も行います。そのため、一般的なデジタルマーケティングスキルに加え、グローバル市場に対する理解や英語力も必須となるでしょう。
また、デジタル領域の職種は、業界経験よりも分野におけるスキル・経験が重視される傾向があります。ECサイト運営経験やデジタル広告運営経験、SNSマーケティング運営経験、データ分析経験、ITコンサルティング経験など、デジタル領域に関連する実務経験を有していれば、業界未経験でも歓迎されるでしょう。
ブランドマネージャーへの転職で求められる経験・スキル
ブランドマネージャーは、ブランド価値を最大化するための中核的な役割を担い、担当ブランドのマーケティング戦略の立案から実行、売上責任まで、ブランド経営全般を統括します。
日系企業と比較すると、外資系化粧品メーカーは数値管理が厳格であり、予算管理や売り上げ、費用対効果の分析に基づく戦略立案が求められます。そのため、外資系化粧品メーカーのブランドマネージャーへの転職を目指す際は、グローバル市場におけるブランド構築の経験や消費者動向の把握、マーケティングキャンペーンの企画運営に関する実績などが必須となるでしょう。
さらに、本社や海外支社とのコミュニケーションや海外エージェンシーとの交渉など、英語が必要になる場面も多々存在するため、英語を用いた高度なプレゼンテーション力や交渉力が要求されるケースもあります。
商品開発への転職で求められる経験・スキル
商品開発職は、グローバルな技術やトレンドを迅速に取り入れ、革新的な製品を市場に投入する役割を担います。具体的には、市場トレンドの調査や消費者ニーズ分析、新しい製品コンセプトの企画など、製品を商品化するまでのプロセスを統括します。
外資系化粧品メーカーの商品開発職に転職する際は、医薬品などの化粧品と親和性の高い開発経験が求められるでしょう。また、単に市場トレンドを追うだけでなく、未来トレンドを予測する想像力や発想力も評価の対象になることがあります。
さらに研究開発部署やマーケティング部署、デザイン部署、製造部署など、社内外の多くの関係者と協業しながら業務を進行していく職種であることから、折衝力やコミュニケーション能力も不可欠です。またポジションによっては、英語力が必須になることもあるでしょう。
美容部員・BAへの転職で求められる経験・スキル
美容部員やBA(ビューティーアドバイザー)は、ブランドの顔として店舗に立ち、直接消費者に自社の製品をプロモーションし、購買につなげる役割を担います。外資系化粧品メーカーは日系メーカーと比較してブランドイメージを重視するため、ブランドイメージに沿う容姿や人柄、コミュニケーション力が求められる傾向があります。
一方で、未経験であっても採用に至りやすい職種でもあります。
化粧品業界や職種未経験であったとしても、百貨店やホテル、航空会社などでの接客をした経験や高い語学力を有していれば採用選考で優遇されることもあるでしょう。
外資系化粧品メーカーへ転職した場合の年収相場
外資系化粧品メーカーへの転職における年収相場は、職種や役職、個人の実績によって大きく異なりますが、一般的には日系メーカーと比較して高水準を提示する傾向がみられます。
さらに、外資系企業には成果主義の文化が根付いており、特にセールスやマーケティング、ブランドマネージャーなど、数字が評価や待遇に直結しやすい職種では、成果次第で高収入を実現できることもあります。
一方、福利厚生に関しては、日系企業の方が充実しているケースが多いようです。
その理由として、外資系企業は売り上げの一部を福利厚生として従業員に還元するのではなく、給与に上乗せして還元するケースが主流であることが挙げられます。ただし、最近では、福利厚生の充実を図る企業も増えつつあります。転職先の企業に充実した福利厚生を求める場合は、転職前にしっかりリサーチしておきましょう。
JACが提供する転職支援サービスを利用し、外資系化粧品メーカーに転職した方の平均年収は730万円前後であり、ボリュームゾーンは500〜650万円程度です。
最高年収は、2,000万円程度(ポジション:本部長以上)でした。
なお、役職別・年代別の平均年収は、次のとおりです。
【役職別平均年収】
ポジション | 平均年収 |
---|---|
課長未満 | 600万円前後 |
課長以上 | 900万円前後 |
部長以上 | 1,300万円前後 |
本部長以上 | 1,500万円前後 |
【年代別平均年収】
年代 | 平均年収 |
---|---|
20代 | 550万円前後 |
30代 | 700万円前後 |
40代 | 800万円前後 |
50代 | 900万円前後 |
※当社実績(2019年1月~2024年12月)より
※母数が少ないため、判断材料の一つとしてご参照ください。
外資系化粧品メーカーへの転職を成功させるためのポイント
本章では、外資系化粧品メーカーへの転職を成功させるために意識したい次の4つのポイントについて解説します。
• 化粧品のトレンドを理解していることが伝わるようにする
• メーカーの日本におけるブランド戦略を理解する
• 化粧品メーカーならではの想定質問も踏まえ英語面接対策を行う
• 英文履歴書の添削を受けながらブラッシュアップする
化粧品のトレンドを理解していることが伝わるようにする
外資系化粧品メーカーへの転職を成功させるには、選考過程において、化粧品のトレンドを深く理解していることが採用担当者に伝わるよう、努力することが大切です。
化粧品業界は、トレンドの移り変わりが早く、消費者の嗜好や価値観も日々変化しています。特に外資系化粧品メーカーは、グローバルな視点でトレンドを把握し、革新的な製品や斬新なマーケティング戦略を積極的に展開することで、競争優位を確保しようと努めています。
そのため、採用選考においても、転職希望者が最新のトレンドを理解し、能動的に市場や顧客の変化を捉え、新しいアイデアや提案を生み出せるかを見極めようとしています。
転職活動では、化粧品専門雑誌やWebサイト、SNSなど、多様な情報ソースを活用し、最新製品や人気ブランド、消費者のレビューなど、幅広い情報を収集しましょう。その際、競合メーカーの動向や新たに台頭する新興ブランドにも注意を傾けることを推奨します。
面接選考に向けては、単にトレンド商品の名前や内容を暗記するだけでなく、「なぜ今このトレンドに注目が集まっているのか」、「トレンドは今後どのように変化していくのか」など、トレンドの背景や影響、未来予測まで、収集した情報をもとにトレンドを分析し、自身の言葉で語れるように準備をしておきましょう。
メーカーの日本におけるブランド戦略を理解する
応募するメーカーの日本市場におけるブランド戦略を深く理解することも、外資系化粧品メーカーへの転職で意識したいポイントの一つです。
外資系化粧品メーカーは、メーカーごとに日本市場におけるビジネス戦略が大きく異なります。研究開発拠点を日本に置き、日本市場に特化した製品開発を行うメーカーもあれば、日本市場では商品企画や輸入販売のみを行うメーカーもあります。
転職活動では、事業報告書やIR資料などに目を通し、応募先企業が採用しているビジネスモデルやグローバル戦略における日本市場の位置付けなどを正確に把握し、自身の思い描くキャリアと合致しているのか見極めましょう。
自身のキャリアビジョンや強み、そして希望するワークスタイルなど、個人の価値観との適合率が高いメーカーを選択することが、転職後の満足度を高め、長期的なキャリア構築につながる要素となるでしょう。
化粧品メーカーならではの想定質問も踏まえ英語面接対策を行う
外資系化粧品メーカーの採用選考では、英語面接が実施されることもあります。また、面接対策においては、一般的な質問に加えて、化粧品業界特有の質問を想定した回答の準備も必須となるでしょう。
化粧品業界特有の質問としては、「気になる化粧品トレンドは何か」「そのトレンドが自社ブランドにどのように影響を与えるか」などが挙げられます。面接では質問を通じて、業界知識や情報収集能力、ビジネスに結び付ける応用力などが見定められるでしょう。日ごろから化粧品業界の専門誌やWebサイト、SNSなどで情報収集を行い、最新トレンドを自身の言葉で分析・説明できるように準備しておきましょう。
また、「自社ブランドのグローバル戦略における日本市場の役割をどう考えるか」「海外市場のトレンドをどのように日本市場にローカライズできるか」など、グローバルブランド戦略に関する質問を受ける可能性も想定されます。応募先の企業のIR情報や事業報告書、Webサイトなどを詳細に分析し、企業理念やブランド戦略、日本市場におけるポジショニングを深く理解しておくことも大切です。
英語面接では、自身の専門性やスキルを端的にアピールすることを意識しましょう。過去の職務経験や実績を説明する際は、具体的な数値目標や成果を盛り込み、結論→理由→具体例→結論の流れで回答することを意識してみてください。
>>英語面接の質問・回答例と対策ポイントを本番の流れに沿って解説
英文履歴書の添削を受けながらブラッシュアップする
外資系化粧品メーカーへの転職を成功させるためには、英文履歴書の添削を受け、内容をブラッシュアップさせることも必要です。
応募先の企業やポジションによっては、英文履歴書の提出が求められることがあります。書類選考を通過するためには、採用担当者の興味を喚起する完成度の高い英文履歴書を作成しなければなりません。
単に日本語の履歴書を翻訳するのではなく、英文履歴書特有のフォーマットや書き方を理解し、適切に作成しなければならないため、外資系企業への転職支援に長けた転職エージェントなどを利用して書類の添削を受けることを推奨します。
また、添削を受ける際は、フィードバックを受けた内容をもとに英文履歴書をブラッシュアップさせることが大切です。添削とブラッシュアップを何度も繰り返すことで、自身の強みを効果的にアピールできる英文履歴書に仕上がるでしょう。
>>英文履歴書(英文レジュメ、CV)の正しい書き方・例文【サンプル付き】
外資系化粧品メーカーへの転職で役立ちやすい資格
ここでは、外資系化粧品メーカーへの転職で役立ちやすい次の3つの資格を紹介します。
• 日本化粧品検定
• スキンケアアドバイザー
• TOEIC
日本化粧品検定
日本化粧品検定とは、一般社団法人日本化粧品検定協会が主催する、文部科学省後援の検定試験です。
本資格を有していると、化粧品の成分や安全性、薬事法規制などの専門的な知識に加え、肌の構造や機能、正しいスキンケア方法などの実践的な知識まで、化粧品に関する広範な知識を網羅的に習得している旨を対外的に証明できるでしょう。
外資系化粧品メーカーでは多岐にわたる部門・職種において、試験勉強を通じて会得した知識が役立ちます。特に、顧客と直接的な接点を持つ美容部員やBAでは、顧客一人ひとりの肌悩みや要望に対し、説得力のある情報提供や専門性の高いカウンセリングが可能になるでしょう。
日本化粧品検定は、習熟度に応じて特級、1級、2級、準2級、3級の5つのレベルに区分されます。過去5回分の合格率は1級が68.6%前後、2級は74.7%前後であることから、適切な勉強に取り組めば十分に合格を目指せることがわかるでしょう。
ただし、日本化粧品検定に合格しているからといって、採用選考で特別優遇されることはありません。あくまでも意欲や知識を対外的に示すものとして考え、転職活動では入社後にどのような貢献ができるのか、具体的に示すことを意識しましょう。
スキンケアアドバイザー
スキンケアアドバイザーは、一般社団法人日本スキンケア協会が公式に認定する、皮膚科学に関する知識を有している旨を示す資格です。本資格は、皮膚の構造や生理機能などの根幹となる化粧品知識から、皮膚トラブルの発生メカニズム、正しいスキンケア方法に至るまで、広範な領域を網羅した専門知識を習得していることを客観的に証明できます。
特に美容部員・BAなどの職種で役立つと考えられますが、営業職でも製品の強みや機能性、競合他社製品と比較した際の優位性を皮膚科学的な根拠に基づいて論理的かつわかりやすく説明できるようになるため、取引先からの信頼を高め契約締結へとつなげられる可能性が期待できます。
スキンケアアドバイザーの資格取得には、一般社団法人日本スキンケア協会の公式サイトから講座に申し込み、講座履修後に課題レポートを提出することが必要です。その後、提出した課題レポートで70%以上の正解率を獲得できれば合格となります。
TOEIC
TOEICは、日常生活やビジネスにおける実践的な英語力を測定する国際的な検定試験です。
特に、マーケティング部門や商品開発部門、海外営業部門など、海外拠点の従業員と協業したり、海外市場をビジネスターゲットに業務推進したりする部門では、応募時に必須となるケースも少なくありません。
外資系化粧品メーカーへの転職でアピール材料にするためには、700点以上、できれば800点以上のスコアを獲得していることが望ましいでしょう。
外資系化粧品メーカーへの転職成功事例
下記は、JACが提供する転職支援サービスを利用し、外資系化粧品メーカーに転職した方の事例をリストアップした表です。
外資系化粧品メーカーに転職を検討する際の参考にしてみてください。
年齢・性別 | 業種 | 年収 |
---|---|---|
30代前半女性 | 日系アパレル企業→外資系化粧品メーカー | 540万→600万 |
30代前半女性 | 化学メーカー→外資系化粧品メーカー | 500万→600万 |
40代後半女性 | アパレル小売企業→外資系化粧品メーカー | 950万→1,000万 |