「書類選考のために英文履歴書を書く必要があるのに、初めて英文履歴書を書くからどのように書けば良いか想像が付かない…」という方もいるのではないでしょうか。
本記事では、選考突破のために自信を持って英文履歴書を提出出来るように、英文履歴書の項目別に正しい書き方や効果的な例文を解説します。
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Taro Yamada
1-1-1 Kanda-Jimbocho, Chiyoda-ku,Tokyo 101-0000
Tel: (03) 0000-0000 Mobile: 090-0000-0000 Email: happyface@happy.com
To obtain a position in Sales/Marketing in a well-established advertising company where my experience, creativity, organizational skills and work ethic will be an asset. Also a leadership position where I can develop and implement new projects and acquire valuable skills for future career development.
1/2009- Present ABC Sales Company Co., Ltd. Tokyo, Japan
Sales Manager
• Sales of high-tech components achieving 40% over sales quota, accounting for approximately JP Yen 1.4 million in sales turnover.
• Successfully got exclusive contracts with over 40 new customers through aggressive sales techniques and strategic marketing activities.
• Awarded company annual achievement prize 4 times (2010, 2012, 2013, 2014).
• Ranked as No.1 Sales Manager two years in a row (2013, 2014) out of total 14 sales managers for exceeding quota.
8/2000-12/2008 ABC Marketing Co., Ltd. Tokyo, Japan
Marketing Manager
• Responsible for all aspects of corporate marketing, researching and planning campaigns, including the actual development of the marketing team.
• Conducted market research and marketing in Korea, China and Japan.
• Developed an effective strategical sales plan to market new products.
• Managed marketing budget of 1.0 billion yen.
• Supervised a team of 18 marketing professionals.
1/2
1/1996-7/2000 ABC Corporation Co., Ltd. Tokyo, Japan
HR Manager
• Developed global HR policy and system for all group companies worldwide.
• Motivated the staff members by setting personal goals in accordance with organizational goals and by giving effective feedback
• Evaluated instructors’ performance and the effectiveness of training programs by providing recommendations for improvement.
• Management of 9 members in the HR team
EDUCATION:
• University of Oxford, MBA degree, UK (Nov 1994–Oct 1995)
• Tokyo University, Masters in Business Administration (1994)
• Tokyo University, B.A. Marketing with a major in Advertising (1990)
QUALIFICATIONS:
• Advanced English level, TOEIC score 925 (2014).
• Career Counselor (Global Career Development Facilitator in Japan)
• USCPA (May 2012)
ADDITIONAL INFORMATION:
• Mandarin (Conversational level)
• Computer skills: MS Word, Excel (advanced), PowerPoint, Oracle
• Interests: traveling, cycling, surfing
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英文履歴書の冒頭には、氏名や住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報を記載します。
>>PERSONAL INFORMATION(個人情報)の書き方・例文を見る
②OBJECTIVE(希望職務)
応募するポジションや希望する仕事内容を記載します。また、自身の経験と志望職種が結びつく記述を意識しながら、どのように企業に貢献できるのかを1~2行程度でまとめましょう。
③WORK EXPERIENCE(職歴)
自身の経歴や実績、スキルを記載します。本項目では、企業が求めている人物像と合致している旨をアピールできる記述を心掛けましょう。
>>WORK EXPERIENCE(職歴)の書き方・例文を見る
④EDUCATION(学歴)
最終学歴を記載します。
MBA(Master of Business Administration)や留学、特別優秀な成績を収めたなど、強みやアピールポイントになる項目は併記しておきましょう。
⑤QUALIFICATIONS(スキル・資格)
応募職種やポジションに関連するスキルや資格を箇条書きで記載します。
>>QUALIFICATIONS(スキル・資格)の書き方・例文を見る
⑥ADDITIONAL INFORMATION(特記事項)
選考においてプラスになりそうな情報や高く評価される可能性が期待できる情報を記載します。
例えば、ボランティアや受賞などの経験が挙げられます。
>>ADDITIONAL INFORMATION(特記事項)の書き方・例文を見る
英文履歴書のサンプルデータをご希望の方は、下記よりダウンロードしてください。
Word形式になっているため、ダウンロード後そのまま編集いただけます。
英文履歴書(英文レジュメ、CV)の項目別の書き方・例文
本章では、英文履歴書の書き方や記載時のポイントについて、下記項目別に解説します。
- PERSONAL INFORMATION(個人情報)の書き方・例文
- OBJECTIVE(希望職務)の書き方・例文
- SUMMARY(職歴やスキルの要約)の書き方・例文
- WORK EXPERIENCE(職歴)の書き方・例文
- EDUCATION(学歴)の書き方・例文
- QUALIFICATIONS(スキル・資格)の書き方・例文
- ADDITIONAL INFORMATION(特記事項)の書き方・例文
PERSONAL INFORMATION(個人情報)の書き方・例文
「PERSONAL INFORMATION(個人情報)」は、英文履歴書上部に下記4つの項目を記載します。
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
氏名は他の項目よりもフォントサイズを大きくし、中央に記載します。
住所は英語表記になるよう、番地から書きましょう。番地や市町村名などの間には『,』(カンマ)を打ち、区切りを明確にします。なお、都道府県は都道府県名称だけ記載し、市区町村は『~shi』『~ku』『~cho』『~mura/son』と表記します。マンションなど部屋番号がある建物に住む場合は、部屋番号の前に『#』を入れましょう。
メールアドレスは、フリーアドレスでも問題ありませんが、連絡の取れるアドレスを記載しましょう。
【PERSONAL INFORMATION(個人情報)の記載例】
Taro Yamada
1-1-1 Kanda-Jimbocho, Chiyoda-ku,Tokyo 101-0000
Tel: (03) 0000-0000 Mobile: 090-0000-0000 Email: happyface@happy.com
山田 太郎
101-0000 東京都千代田区神田神保町1-1-1
Tel:(03)0000-0000 携帯:090-0000-0000 Email:happyface@happy.com
OBJECTIVE(希望職務)の書き方・例文
「OBJECTIVE(希望職務)」には、応募を希望するポジションや職種、職務を記載します。
英文履歴書は応募者自身の情報について記載するため、各文章の冒頭に『I(私は)』を用いる必要はありません。また、『I(私は)』を多用すると、冗長な印象を与えてしまう可能性があります。そのため、動詞や名詞から書き始めましょう。
全体的に簡潔な表記を心掛け、2~3行程度で希望をまとめましょう。
【OBJECTIVE(希望職務)の記載例1】
OBJECTIVE:
To obtain a position in Sales/Marketing in a well-established advertising company where my experience, creativity, organizational skills and work ethic will be an asset. Also a leadership position where I can develop and implement new projects and acquire valuable skills for future career development.
経験や創造力、組織力、勤勉さが活かせる、営業もしくはマーケティング部門への応募を希望します。また、新しいプロジェクトの企画・実施を通じて、将来のキャリア開発に役立つリーダーシップスキルを養えるようなポジションも希望しています。
【OBJECTIVE(希望職務)の記載例2】
OBJECTIVE:
To obtain a manager position in the development design department.
設計開発部門のマネージャー職に応募したいです。
SUMMARY(職歴やスキルの要約)の書き方・例文
「SUMMARY(職歴やスキルの要約)」には、自身の職務経験やこれまでの職務で培ってきたスキルを記載します。冗長にならないよう、4~5文程度にまとめましょう。
本項目では、ただ単に職歴やスキルを記載するのではなく、企業が求める人材である旨や募集要項を満たす旨をアピールできる内容に仕上げることがポイントです。具体的な数字や根拠となるストーリーを交えながらスキルや経験を記載しましょう。
【SUMMARY(職歴やスキルの要約)の記載例】
SUMMARY:
• Strong sales experience in IT for 7 years and have developed a good relationship with partners such as △△ and ○○.
IT分野で7年間の営業経験があり、△△や○○などの取引先と良好な関係を築きました。
• Excellent communication and presentation skills in English.
英語でのコミュニケーション能力とプレゼンテーション能力に優れています。
• Sales of high-tech components achieving 10% over sales quota, accounting for approximately JP Yen 1.4 million in sales turnover.
ハイテク部品の売上において売上目標を10%上回り、売上高は約140万円を達成しました。
• Successfully got exclusive contracts with over 10 new customers through aggressive sales techniques and strategic marketing activities.
積極的な営業と戦略的なマーケティングにより、10社を超える新規顧客との独占契約を獲得することに成功しました。
• Awarded company annual achievement prize 4 times.
会社年間業績賞を4回受賞しました。
• Ranked as No.1 Sales Manager two years in a row (2013, 2014) out of total 14 sales managers for exceeding quota
ノルマを達成した営業マネージャー計14名の中でも、2年連続 (2013、2014年) でナンバー1を獲得しました。
WORK EXPERIENCE(職歴)の書き方・例文
「WORK EXPERIENCE(職歴)」は、一般的に最新の情報から過去にさかのぼりながら記載します。職歴が複数ある場合には、会社ごとに記載します。
WORK EXPERIENCE(職歴)を記載する際は、下記4つの項目を1セットとし、どのようなポジションを担い、何を成し遂げたのかを記述しましょう。
- 企業名、所在地
- 在籍期間
- 職務内容
- 実績
本項目におけるポイントは、応募職種や業務に関連する項目を中心に簡潔にまとめることです。複数の職務経験がある場合は、アピールできる項目を上位に記載しましょう。
また、特筆する成果や功績を残している場合は、下部に「Achievements」と別途項目を設け、成果や功績をまとめて記載すると見やすくなります。
【WORK EXPERIENCE(職歴)の記載例1】
WORK EXPERIENCE:
1/2009- Present ABC Sales Company Co., Ltd. Tokyo, Japan
Sales Manager
• Sales of high-tech components achieving 40% over sales quota, accounting for approximately JP Yen 1.4 million in sales turnover.
• Successfully got exclusive contracts with over 40 new customers through aggressive sales techniques and strategic marketing activities.
• Awarded company annual achievement prize 4 times (2010, 2012, 2013, 2014).
• Ranked as No.1 Sales Manager two years in a row (2013, 2014) out of total 14 sales managers for exceeding quota.
職歴:
2009年1月~現在 ABCセールスカンパニー株式会社 日本東京
営業部長
・ハイテク部品の販売で販売ノルマ40%超えを実現し、売上高約140万円を達成。
・積極的な営業と戦略的なマーケティング活動により、40社を超える新規顧客との独占契約を獲得。
・会社年間業績賞を4回受賞(2010年、2012年、2013年、2014年)。
・営業部長 計14名中、2年連続で営業部長1位にランクイン(2013年、2014年)。
【WORK EXPERIENCE(職歴)の記載例2】
WORK EXPERIENCE:
○○INC., Tokyo (October 2018 – present)
・Section Chief, Marketing Research Division. (July 2020- present)
・Group Leader, Marketing Research Division. (February 2019 – June 2020)
・Marketing Research Division. (October 2018 – January 2019)
Achieved 120% of individual targets on average for the last 4 years.
職歴:
○○株式会社、東京(2018年10月~現在)
・マーケティングリサーチ部課長(2020年7月~現在)
・マーケティングリサーチ部 グループリーダー(2019年2月~2020年6月)
・マーケティングリサーチ部(2018年10月~2019年1月)
過去4年間にわたり、個人目標を平均120%で達成した。
>>WORK EXPERIENCE(職歴)を書く際に使える英語表現を見る
EDUCATION(学歴)の書き方・例文
「EDUCATION(学歴)」を記載する際は、学士号以降の学歴は『博士→修士→学士』の順で記載します。最終学歴が大学や専門学校、短期大学卒業以上であれば、高校までの学歴は記載する必要はありません。
なお、学歴を記載する際は、下記4つの項目を記載しましょう。
- 学位の名称
- 大学名
- 所在地
- 学位を取得した年(卒業年)
その他、在学中の受賞歴や留学経験、などアピールできる功績や成果を残している場合は、書き添えておきましょう。
【EDUCATION(学歴)の記載例】
EDUCATION:
• University of ○○, MBA degree, UK (Nov 1994–Oct 1995)
• △△ University, Masters in Business Administration,Japan (1994)
• △△ University, B.A. Marketing with a major in Advertising,Japan (1990)
学歴:
• ○○大学、MBA取得、英国(1994年11月~1995年10月)
• △△大学、経営学修士(1994年)
• △△大学、マーケティング学士 広告専攻(1990年)
>>EDUCATION(学歴)を書く際に使える英語表現を見る
QUALIFICATIONS(スキル・資格)の書き方・例文
「QUALIFICATIONS(スキル・資格)」では、応募するポジションや職務に関連するスキルや資格を記載します。
語学スキルをアピールできる資格は、スコアやランク(レベル)を記載するとともに、受験年も併記しましょう。TOEFLやTOEICの有効期限は、受験日から2年間までと定められています。有効期限が切れている場合は、資格の有効性がないとみなされてしまう恐れがあります。他にも有効期限が定められている能力検定があるため、資格を記載する際は有効期限切れに注意しましょう。
日本の履歴書では一般的に記載されることの多い運転免許は、募集要件に含まれている場合のみ記載します。
【QUALIFICATIONS(スキル・資格)の記載例】
QUALIFICATIONS:
• Advanced English level, TOEIC score 925 (2014).
• Career Counselor (Global Career Development Facilitator in Japan)
• USCPA (May 2012)
資格:
・上級英語レベル、TOEIC スコア 925 (2014)。
・キャリア カウンセラー資格 (日本のグローバル キャリア開発ファシリテーター)
・米国公認会計士(2012 年 5 月)
ADDITIONAL INFORMATION(特記事項)の書き方・例文
「ADDITIONAL INFORMATION(特記事項)」では、選考時に評価される可能性がある情報や応募職種に関連したアピール材料となる項目を記載します。
ボランティア経験や受賞歴のほか、趣味や特技などを記載するケースもあります。
【ADDITIONAL INFORMATION(特記事項)の記載例】
ADDITIONAL INFORMATION:
• Mandarin (Conversational level)
中国語(会話レベル)
• Computer skills: MS Word, Excel (advanced), PowerPoint, Oracle
コンピュータスキル:MS Word、Excel(上級)、PowerPoint、Oracle
• Interests: traveling, cycling, surfing
趣味:旅行、サイクリング、サーフィン
• Coaching a soccer team at XX university.
××大学でサッカーチームの監督をしています。
• Participated as a volunteer in the reconstruction support of the disaster area.
被災地の復興支援にボランティアで参加しました。
英文履歴書(英文レジュメ、CV)と日本の履歴書との違い
ここでは、英文履歴書と日本の履歴書との下記3つの違いについて解説します。
- 特徴
- 書式/様式
- 記載内容
英文履歴書 | 日本語の履歴書/職務経歴書 | |
書類の特徴 | 応募企業に関係する情報のみを端的にまとめる | 自身の経歴やスキルを詳しく記載する |
書式/様式 | 履歴書・職務経歴書の区別がなく、一つの書類にまとめる | 履歴書にはプロフィール、職務経歴書には経歴や実績を分けて記載する |
記載内容 | 下記6つの項目(必要に応じて特記事項)に関する情報の中でも、応募ポジションや職種に関連する情報だけを簡潔にわかりやすく記載する ・氏名・連絡先 ・希望職種 ・経歴やスキルの要約 ・職歴 ・学歴 ・資格・スキル | スキルやアピールポイント、経歴などを細かく記載する |
書類の特徴の違い
英文履歴書では、応募企業や応募ポジション、職種に関係する情報のみを端的にまとめて記載する点が大きな特徴です。一方、日本語の履歴書や職務経歴書は、スキルやアピールポイント、経歴などを細かく記載する傾向があります。
書式/様式の違い
英文履歴書は、一般的に日本語の履歴書や職務経歴書のように記載情報を分けず、「レジュメ」として1つの書類にまとめて記載します。
一方、日本語の履歴書や職務経歴書は、履歴書に基本プロフィール、職務経歴書に具体的な職歴や実績を分けて記載します。
記載内容の違い
英文履歴書では、下記6つの項目(必要に応じて特記事項)に関する情報の中でも応募ポジションや職種に関連する情報だけを簡潔にわかりやすく記載します。
- 氏名・連絡先
- 希望職種
- 経歴やスキルの要約
- 職歴
- 学歴
- 資格・スキル
応募するポジションや職務に関連しない事項は、原則記載しません。
また、宗教や国籍、家族構成など、プライベートに関する事柄や差別につながる恐れがある項目は、記載を控えましょう。日本の履歴書ではほぼ必須となる顔写真については、応募先企業から指示がある場合のみ添付します。
英文履歴書に記載する内容
一般的に英文履歴書に記載する内容は、次の通りです。
- 氏名
- 連絡先
- 希望職種
- 経歴やスキルの要約
- 職歴
英文履歴書に記載しない内容
英文履歴書に記載しない内容は、次の通りです。
- 生年月日
- 性別
- 家族構成
- 健康状態
- 顔写真
- 趣味・特技
- 退職理由
- 給与情報
- 署名
- 作成日付
- 通勤時間
【参考】英文履歴書(英文レジュメ)とCVの違い
英文履歴書とCV(Curriculum Vitae)は、いずれも応募書類の1つですが、記載する内容や作成目的、提出が求められるエリアが異なります。
英文履歴書は、職務経歴やスキルを簡潔にまとめた応募書類であり、短時間でその応募者の適性を判断できるよう、応募ポジションに関連する情報が要約された簡潔な表記が好まれる傾向があります。
アメリカやカナダでは、履歴書というと英文履歴書を指すケースが一般的です。
一方、CVは、研究活動や業績、資格、論文などを詳細に記載した書類であり、特に学究的な職種や研究職、医療業界、学術機関に応募する際に用いられます。簡潔さが求められる英文履歴書とは異なり、ページ数に制限がなく、詳細な記述が求められる傾向があります。時には、個人プロフィールを記載する場合もあります。
ヨーロッパ圏では、履歴書というとCVを指すケースが多く、ヨーロッパ圏の企業に応募する際は、CVの提出が求められます。
日本やオーストラリア、南アフリカなどのエリアでは、英文履歴書とCVを同義で扱うことがあります。外資系企業に応募する場合は、応募職種や本社が立地する国などを加味して適切な形式を選択しましょう。
英文履歴書(英文レジュメ、CV)を書く際に使える便利な英語表現
本章では、英文履歴書を書く際に使える、便利な英語表現を紹介します。
- WORK EXPERIENCE(職歴)を書く際に使える英語表現
- EDUCATION(学歴)を書く際に使える英語表現
- 英文履歴書をより魅力的にする英語表現「Action Verb」
WORK EXPERIENCE(職歴)を書く際に使える英語表現
下記は、WORK EXPERIENCE(職歴)を書く際に使える代表的な英語表現の一覧です。
【部署名】
営業部 | Sales Department |
営業推進部 | Promotion Department |
総務部 | Administration Department |
人事部 | Human Resources Department |
財務部 | Finance Department |
経営企画部 | Corporate Planning Department |
海外事業部 | Overseas Department |
【役職名】
支社長 | General Manager |
支店長 | Branch Office Manager |
部長 | Director |
副部長 | Assistant Director |
課長 | Section Manager |
主任・係長 | Chief |
【職種名】
営業 | Sales |
総務 | Administrator |
人事 | Human resources |
広報・IR | Public Relations |
システムエンジニア | Systems engineer |
プログラマー | Programmer |
事務職 | Clerk |
EDUCATION(学歴)を書く際に使える英語表現
下記は、EDUCATION(学歴)を書く際に使える代表的な英語表現の一覧です。
大学によって表現が異なる場合があるため、不明な場合や下記一覧表に該当しない場合は、出身大学に確認しましょう。
【学位の書き方】
学士号 | Bachelor of ○○○ |
修士号 | Master of ○○○ |
博士号 | Doctor of ○○○ もしくは PhD in ○○○ |
【主な専攻、学部・学科名の書き方】
法学 | Laws |
経済学 | Economics |
商学 | Commerce |
経営学 | Business Administration |
文学 | Arts (Literature) |
外国語学 | Foreign Studies |
教育学 | Education |
社会学 | Sociology |
工学 | Engineering |
理学 | Science |
建築学 | Architecture |
情報科学 | Information Science |
農学 | Agriculture |
医学 | Medicine |
薬学 | Pharmacy |
国際学 | International Studies |
英文履歴書をより魅力的にする英語表現「Action Verb」
以下は、代表的なAction Verbの一覧です。
職歴やスキルを、シンプルかつ効果的に伝える動詞を「Action Verb」と呼びます。
英文履歴書では、一般的に主語を省き動詞から書き始めます。ここで重要なのは、担当者の目を引くような動詞を活用することです。うまく活用して、自身の経歴を効果的に伝えましょう。
【マネジメントに関する動詞】
確認する | Identify |
監督する | Supervise |
管理する | Manage |
構築し直す、リストラする | Restructure |
再編成する | Reorganize |
指揮する | Direct |
承認する | Approve |
人員配置する | Staff |
推薦する | Recommend |
先導する | Head |
代表する | Represent |
任命する | Assign |
評価する | Evaluate |
【業務に関する動詞】
間をつなぐ | Interface |
与える | Provide |
アップグレードする | Upgrade |
インストールする | Install |
うみ出す | Generate, Produce |
運用する | Operate |
教える | Instruct |
開拓する | Pioneer |
改訂する | Revise |
開発する | Develop |
拡張する | Enhance |
形にする | Formulate |
交渉する | Negotiate |
交流する | Interact |
再設計する | Reengineer |
参加する | Participate |
支援する | Assist |
実行する | Conduct, Perform |
示す | Demonstrate |
準備する | Prepare |
セットアップする | Set up |
説得する | Persuade |
選択する | Select |
選別する | Screen |
創造する | Create |
促進する | Expedite, Facilitate |
組織化する | Organize |
構成する | Structure |
構築する | Build |
立ち上げる | Launch |
調査する・研究する | Research |
調整する | Coordinate |
【成果に関する動詞】
解決する | Resolve,Solve |
確実にする | Ensure |
拡大する | Expand |
完成する | Complete |
簡略化する | Simplify |
貢献する | Contribute |
向上する | Improve |
最小化する | Minimize |
最大化する | Maximize |
受賞する | Award |
スリム化する | Streamline |
達成する | Accomplish, Attain |
手にいれる | Obtain |
到達する | Achieve |
増やす | Increase |
【主な使用例】
チームをマネジメントした時 | Managed〜 もしくはDirected〜 |
上司と業務を行っていた時 | Support〜 もしくはAssist〜 |
目標を達成した時 | Achieved〜 |
計画を立案した時 | Designed〜 |
英文履歴書(英文レジュメ、CV)を書く時のポイント
英文履歴書を書く時は、下記7つのポイントを意識しましょう。
- 手書きではなく、PCで作成する
- 余白を適切に設定する
- アピールポイントは、箇条書きでシンプルにまとめる
- 仕事に関係のない資格は書かない
- 日本の履歴書や職務経歴書のように長文にしない
- ケアレスミスでマイナスな印象を与えない
- 必要に応じて効果的に様式を使い分ける
ポイント1:手書きではなく、PCで作成する
文字サイズは本文が11〜12ポイント、見出しは本文より2ポイント程度大きくしましょう。
フォントはTimes New RomanやCenturyなど一般的なビジネス文書で使用されるシンプルなものを使用し、文字色は黒で統一します。
本文は左揃えにするのが標準的です。左揃えが採用担当者にとって最も見やすい配置になります。ただ、好みによっては、氏名や連絡先、見出しなどは中央揃えにしても構いませんが、そのほかの項目は左揃えでそろえるようにしてください。
また、見出しに太字や下線などのスタイルを加えることで、採用担当者が履歴書の中で確認したい項目を探しやすくすることができます。また、フォントサイズを12ptまたは14ptと大きく設定するのも効果的といえます。
また、これらのスタイルの変更は、英文履歴書の一番上に記載する自分の氏名や連絡先にも適用できます。氏名などは、採用担当者が最初に目を通す場所なので、読みやすいスタイルを選ぶように心掛けましょう。
ポイント2:余白を適切に設定する
適切な余白を設定することで、ページ内の情報を読みやすくすることができます。公式な文書の場合、ページの左右上下には1インチ(25.4mm)の余白を設定するのが標準的です。
また、履歴書にスペースが多くある場合には、1インチ(25.4mm)の余白をとって、ページ全体に本文を配置することが望ましいです。反対に、スペースが不足している場合は、余白を0.75インチ(19mm)まで減らして調整するのが良いでしょう。
ただし、余白を調整した場合でも、0.5インチ(12.7mm)以上の余白は必ず設定するようにしてください。なぜなら、PDFファイルへの変換やATSでの処理によって、本文がはみ出して
しまい、重要な箇所が見落とされてしまう可能性があります。
また、用紙はA4サイズで2~3枚程度の文字数に収めましょう。
ポイント3:アピールポイントは、箇条書きでシンプルにまとめる
アピールポイントを箇条書きでまとめましょう。一人称の主語は省き、動詞や名詞から文を書き始めるのが基本です。過去の経験や実績は過去形の動詞を使い、継続中の業務や経験は進行形の動詞を使いましょう。
また、経験や能力をアピールする際に謙遜は不要です。面接で会いたいと思わせるためにも、臆せず自己アピールをしましょう。作成する前に自分の経験を棚卸しし、応募先求人の要件と強みをすり合わせておくと良いでしょう。
ポイント4:仕事に関係のない資格は書かない
プロフェッショナル(=職業関連性が高い)資格のみ記載しましょう。
日本の履歴書では運転免許や武道の段位、取得した資格を漏れなく記載することは珍しくありませんが、英文履歴書では仕事に関係ない情報を記載する必要はありません。むしろ、応募するポジションに関連する資格を保有していることが、端的に解る方が好まれます。応募先のポジションに一切関係ない資格は省きましょう。
ポイント5:日本の履歴書や職務経歴書のように長文にしない
英文履歴書では、基本的には事実を箇条書きでまとめましょう。補足説明が必要な際も3〜5行で収めましょう。
PMであればメンバー数や期間、予算規模、プロジェクトの概要を、営業のポジションであれば達成した売上、担当クライアントなど、関わった仕事の規模を端的にまとめると同時に、プロジェクトやチームの中で、あなたがどのような行動を起こして結果を出したのかをまとめましょう。
ポイント6:ケアレスミスでマイナスな印象を与えない
誤字脱字、スペルミスや文法ミスはそれだけで、いい加減な人という印象を与えますので当然ながら気を付けたいポイントです。さらに、目的を持って転職してきたことが伝わるよう、下記のように工夫してみましょう。
- 社内異動と転職はインデントや文字の太さなどを変え、ひと目でわかるように整理
- 能力をアピールする際の形容詞を適切に使用
- あえて、難しい単語を使わず、わかりやすい文章を使用
ポイント7:必要に応じて効果的に様式を使い分ける
英文履歴書を作成する際は、アピールしたい内容に合わせて様式を使い分けましょう。
一般的に用いられることの多い様式は、次の3種です。
- 逆編年体式(Chronological Resume)
- キャリア式(Functional Resume)
- 混合式(Combination Resume)
同職種に応募する場合や経歴の一貫性をアピールしたい場合は、どのような職歴を積んできたのかが一目でわかる「逆編年体式(Chronological Resume)」を用いましょう。
現在から過去の順に職歴を記載するため、直近の職歴が目に留まりやすくなります。
転職回数の多い、ブランクがある、キャリアチェンジを目指すなどの場合は、スキルや経験をアピールできる「キャリア式(Functional Resume)」を用いましょう。応募するポジションに合わせて、アピールしたいスキルを具体的に記述し、職歴は社名やポジション、在籍期間程度の記載に留める点が特徴です。
「混合式(Combination Resume)」は逆編年体式とキャリア式の利点を取り入れた様式です。経歴とスキル両方ともアピールしたい場合に有効であり、どのような職歴でスキルを身に付け、さらに身に付けたスキルをどの職歴で発揮してきたのかが一目でわかります。
本記事冒頭で紹介したサンプルは逆編年体式(Chronological Resume)ですが、自分の強みやアピールしたい項目に応じて使い分けましょう。
英文履歴書(英文レジュメ、CV)の提出時の注意点
本章では、英文履歴書を提出する際に留意したい下記3つの注意点について解説します。
- メールで送る場合指定を遵守する
- 郵送の場合海外向けのマナーを守る
- 必要に応じてカバーレターを英文履歴書に添える
注意点1:メールで送る場合指定を遵守する
企業側から件名に関する指定があるかどうかを確認することは必須です。多くの企業が件名を統一しているため、指定がある場合は必ず従いましょう。
指定がない場合でも、内容が一目でわかるような件名を心掛けることが大切です。例えば、「履歴書 – [自身の名前]」という形式が考えられます。
また添付する履歴書のファイル名には、自身の名前を明記することが推奨されます。これにより、企業側がファイルを管理しやすくなります。
さらに企業からカバーレターの提出を求められていなくても、メールの本文にカバーレターの内容を要約して記載することで、自身の意気込みや適性をアピールできます。
注意点2:郵送の場合海外向けのマナーを守る
履歴書や必要書類を海外の企業に郵送する際には、国内とは異なる配慮やマナーが求められます。
「AIR MAIL(航空便)」「EXPRESS」「SPECIAL DELIVERY(速達)」「REGISTERD MAIL(書留)」など、便種を明記することが必要です。これにより、書類が適切な速さで届けられる確率が高まります。
次に、人事担当者の名前がわかっている場合、敬称を忘れずに使用しましょう。例えば、「Mr.」「Ms.」「Dr.」などの敬称を正しく使用することで、礼儀正しい印象を与えることができます。さらに、表書きには「AIR MAIL(航空便)/EXPRESS/SPECIAL DELIVERY(速達)/REGISTERD MAIL(書留)」などの記載が必要です。
そして、取り扱いの注意を記載したい場合、CONFIDENTIAL(機密)、PERSONAL(個人宛)、PRIVATE(親展)、URGENT(緊急)、IMMEDIATE(至急)などの表記を使用して、内容の重要性や緊急度を伝えることができます。これにより、受取人が書類の取り扱いに注意を払う可能性が高まります。
このように、英文履歴書を海外の企業に提出する際には、気を付けるべきポイントがいくつかあります。また、企業からの返信を待つ間、追加の情報提供が求められることもありますので、メールのチェックはこまめに行い、必要な対応を迅速に行いましょう。
注意点3:必要に応じてカバーレターを英文履歴書に添える
英文履歴書を提出する際には、カバーレター(Cover Letter)と呼ばれる書類を添付する場合があります。昨今では以下のようなケースの場合に限ります。
- 人材エージェントや求人サイトを使用せず、ご自身で直接企業に応募する場合
- ヘッドハンターから応募前に提出を求められた場合
- 役員〜部長クラスへの応募の場合
企業や応募ポジションに求められるスキルや経験、マインドを把握した上で、英文履歴書と内容をリンクさせるカバーレターが必要です。戦略的に作成しないと、人事担当や決裁者へのアピールとして機能しません。
web上に公開されているテンプレートをそのまま使用したり、見本に沿って作成したりしても、アピールすべきポイントが含まれていないと、「余計な書類を送ってきた」と受け止められてしまい不利に働きます。
人材エージェントを通じて応募する場合には、カバーレターの役割を担う文章をコンサルタントがメールで企業に送付しますので、ご自身で用意する必要はありません。
JAC Recruitmentではコンサルタントが企業の人事担当者と密にコミュニケーションをとっていますので、求められるスキルや経験、マインドを把握した上で、効果的なカバーレターの作成を代行します。ぜひお気軽にご相談ください。
英文履歴書(英文レジュメ、CV)の無料添削ならJACにご相談ください
英文履歴書は、日本語の履歴書や職務経歴書を単に訳しただけ(直訳)というわけにはいきませんので、英語表現として違和感なく無駄を省いた文章で構成するようにまとめるようにしましょう。
外資・グローバル企業への転職支援実績が豊富なJACでは、英文履歴書の添削を、無料で対応しています。多くの転職ご希望者様の応募書類を見てきたプロフェッショナルが、あなたの書類を客観的にチェック、アドバイスいたします。
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