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転職活動の進め方を相談する
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「今の会社では上のポストが詰まっていて昇進が見込めない。転職によって管理職に就くチャンスをつかみたい」――というご相談を、大手企業勤務の方を中心によくいただきます。
JAC Recruitment(以下、JAC)は、大手・グローバル・外資系企業の管理職転職の実績が豊富です。ポスト不足で昇進が見込めない管理職未経験の方が、実際どのように管理職候補で転職されたのか事例を交え、傾向を紹介します。
※本記事での「管理職」とは、人事評価を行う課長級以上のポジションとして定義します。
管理職未経験でも、管理職として採用される可能性はあるか?
残念ながら、管理職未経験の方を管理職ポジションで採用するケースはほとんどありません。
しかし、KPI管理やメンバーの育成、プロジェクトをリードしてきた方が入社後、半年~数年で管理職ポジションへ昇進するというケースは多々あります。
また事例は少ないですが、管理職未経験でも管理職として採用されるケースもあります。
例えば、新規事業として未知の領域に進出する企業の新規事業部門の責任者ポジションです。
その領域の深い知識や経験があり、実績の再現性を企業に伝えることができる方が採用されています。
当然のことながら、「管理職タイトルがほしい」という単純な動機では、採用には至りません。
管理職として、「何を成し遂げ、どう組織に貢献したいのか」を、企業が納得できるように伝えることが重要です。
管理職未経験でも、管理職候補として採用される人の傾向
管理職候補として迎えられるには、専門的なスキルや知識があるだけでは難しく、経営的な視点から組織・事業全体を俯瞰できる視座の高さがあり、主体的・意欲的に行動して担当領域のビジネス戦略を立てられることが求められます。
また近年、多くの大手企業が「変革」に取り組んでおり、「空気を変えられる」「変革を推進できる」人材が歓迎されています。プロパー社員は既成概念にとらわれ、価値観が画一化されることも。
このままでは成長が鈍化してしまう、イノベーションが起こりにくいという理由から「外部から、新しい風を吹き込んでほしい」という企業ニーズも増えてきています。
管理部門長の採用ニーズ動向・IPOを目指す企業におけるCFO
例えば、不動産業界でデジタル人材を採用する際は、むしろ、異業種から招き入れることが多くなっています。
それは、国内の不動産開発が頭打ちになっている中で、従来のビジネスモデルだけでは成長に限界が見え始めているという背景があるためです。管理職候補として異業種から採用することで、斬新な発想を早く浸透させたいという企業意図があります。
管理職未経験の職務経歴書の書き方の留意点
管理職未経験者の傾向として、これまでの業務やスキル面の記載に終始する傾向があります。
例えば、デジタルマーケティング経験者の方であれば、「広告企画・コンテンツの企画」といった業務内容や、利用ツールのみを記載している方が多い印象です。
管理職での転職を目指すのであれば、そういったことのみならず、他の組織を巻き込みながら推進したプロジェクトの経験や、リーダーシップを持って業務を改善した経験、経営層との折衝・調整経験なども、数値的な成果物とともに書類に盛り込むとよいでしょう。
組織・事業全体で物事が考えられる、周りをまとめながら自ら率先して立ち振舞える、といった点をアピールしましょう。
職務経歴書「職務経歴・職務内容」の書き方4つのポイントと職種別例文
管理職未経験から管理職候補への転職成功事例
JACのサービスを活用して管理職未経験の方々が、管理職候補へと転職を叶えた事例を紹介します。
マネジメントの実績を積みたい思いから転職し、営業部門責任者候補で採用
中堅IT企業の営業チームリーダーのAさん(30代後半)は、ポスト不足で昇進が期待できず、役員が営業部門を統括している100名未満のベンチャー企業の求人へ応募しました。
同ベンチャー企業は、新しい販路開拓、営業手法の体系立てに課題を抱えていました。そこで同社は、Aさんのこれまでの新規開拓の営業実績や、組織運営に対する主体的な行動・考えを高く評価、営業部門の責任者候補として採用しました。
ポスト不足で裁量をもてず、海外駐在先のヘッド候補へと転職
大手通信会社子会社の海外拠点でリーダーを務めていたBさん(30代前半)は、約1年半の海外駐在を経て日本へ帰任。自分より上のポストが詰まっていて裁量権を持てないという現状への悩みと、より大きなグローバルプロジェクトに携わり活躍していきたいという考えを持っていました。
そこで、海外現地法人の新領域ビジネスを推進できる方を募集していた大手通信会社に応募。Bさんの海外駐在時の上流工程にかかわる経験と、現地の方と協力しながらプロジェクトを推進してきた経験が高く評価されました。現在は、みごと同社への転職を果たし、後々の海外駐在先のヘッドとしての活躍を期待されています。
マネジメント経験と異業種へ挑戦するため、異業種のマーケティングマネージャー候補に転職
大手消費財メーカーの商品プロダクトリーダーを務めていたCさん(30代半ば)は、より難易度が高く責任を伴う仕事や、異業種であるWeb関連へチャレンジしたい気持ちが強く、大手ECサイト運営企業へ応募。
同社は、Cさんの商品プロダクトリーダーとしての幅広い施策の企画・実行が、売上回復という実績につながっている点を高く評価。マーケティング部門の「マネージャー候補」として、マーケティングプランナーからスタートする形で転職されました。
昇進の条件が「転勤」で悩んだ末、グローバル機器メーカーのライン長候補に転職
部品メーカー工場の安全管理チームリーダーを務めていたDさん(40代前半)は、昇進の条件である「転勤」ができない事情があり、転職を検討されました。
グローバル展開を進める機器メーカーが、Dさんの専門スキルはもちろん、はっきりとした話し方や、外国人との協業・やり取りが多い環境の中でチームをまとめリーダーシップを発揮できる点を高評価。
「外国人との折衝力を持ち、ライン全体を取りまとめていける人物」として、入社半年後にライン長に昇進する前提で、担当課長として転職されました。
所属事業の縮小で将来への不安から転職し、重工メーカーの担当課長として採用
部品メーカーの研究開発部門のチームリーダーを務めるEさん(40代前半)は、所属する事業が縮小されることになり、将来性に不安を感じ、重工メーカーへの転職活動を開始。
Eさんの部品メーカーでの研究開発は、同社にとって即戦力であり、チームリーダーとしての周囲を牽引する力・朗らかな人柄が評価され、研究開発部門の担当課長として転職されました。
管理職としての転職を目指すために準備すべきこと
いずれ管理職として転職を目指すため、どのような準備をしておけば良いのでしょうか。
まず、一つ、二つ上の目線で仕事に取り組む姿勢が重要です。
現在リーダークラスであれば、課長、部長、さらに上の役員クラスの方々が、「何を考えているか」をつかむようにしましょう。
そして、与えられた役割をただこなすだけでなく、事業拡大や変革に向けて自分に何ができるかを考え、能動的にアクションを起こしてください。
「会社の方針が悪い」「環境が悪い」と他責にせず、自分自身で改善を図るのです。
例えば、業務改善などを提案し、推進プロジェクトの責任者に自ら手を挙げるのも良いでしょう。
管理職ポジションを目指して転職活動に臨む際、実際に起こした行動をストーリーで語ることでプラスの評価を得られるはずです。
行動し、積み上げた実績は、転職成功率が高まるだけでなく、現職での早期活躍にもつながり、昇進の可能性も増すでしょう。
管理職への転職を成功させるために、JACを活用するメリット
管理職ポジションへの転職を目指す皆様に、JACのコンサルタントだからこそ提供できるメリットをお伝えします。
課題や目的の本質を見据え、多様な選択肢をアドバイス
管理職と一口に言っても課長級・部長級からエグゼクティブクラスまであります。
JACでは、幅広い求人案件を手がけているため、それぞれのポジションで求められる要素の変化も理解しています。
また「管理職を目指したい」という転職希望者の気持ちの裏側にある思いを掘り下げることで、管理職を目指す真の希望や目標を言語化するお手伝いもしています。
私たちJACのコンサルタントは、転職希望の真の目的に対する最適解を探り、多様な選択肢をご提示します。
企業が求めている人材像を踏まえたサポート
JACは、ハイクラス・ミドルクラス転職において、2019年から5年連続オリコン顧客満足度NO.1で、管理職ポジションの取り扱い件数・サポート実績が豊富です。
企業ごとに、これまでどのような方が採用されているかの事例を把握しています。
その情報の蓄積をベースに、転職希望者の方の強みがどの企業でなら生かせるか、志望企業に対して何をアピールすれば評価されるかなどをアドバイスできます。
管理職未経験から管理職を目指すにあたっては、これまでの経験の中から「管理職としての素養」をアピールすることが重要です。JACのコンサルタントがアピールポイントを共に探し、選考対策に生かせるようご提案します。
ぜひお気軽にご相談ください。