転職成功を目指すあなたへ|成功する人の特徴と成功事例を解説

公開日:2024/08/15 / 最終更新日: 2024/08/15

一口に「転職を目指している人」といっても、人それぞれ何をもって転職を成功とするかは異なります。転職を成功させるためには、企業選びや選考対策だけでなく「転職の目的」を明確にしておくことも重要です。
この記事では「転職成功の基準」と「成功させる人の特徴」について、ハイクラス転職のJAC Recruitment(以下、JAC)が解説していきます。
実際の転職成功事例も紹介しています。転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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転職成功の基準は人それぞれ異なります。必ずしも「転職=成功」とは限りません。どのような目的で転職をするのかを明確にした上で、転職によって目的を達成できて、はじめて「転職成功」といえます。

目的とは、例えば「年収アップ」や「ワークライフバランスの改善」「キャリアアップ」などがあります。転職活動を始める前に自分の転職の目的を明確にして、その目標に向かって具体的な計画を立てることが成功への第一歩です。

また、転職後も自己評価を行い、自分が設定した目標に対してどれだけ達成できたのかを振り返ることで、今後のキャリア戦略の糧とすることもできます。目的が曖昧なままでは転職を後悔することにもなりかねないため、自分と向き合い、しっかりと目標設定を行いましょう。


1. 転職する目的を明確にしている
2. 自己分析を行い、転職の軸を明確にしている
3. 入念な情報収集
4. 入社後の中長期的なビジョンを見定めている

前述した通り、成功のために重要となるのは「転職の目的を明確にすること」です。目的が曖昧なまま転職活動をしてしまうと、異なる会社に入社することに成功したとしても転職自体を後悔してしまう可能性があります。

目的を明確にしつつ、自分のことをしっかりと把握する「自己分析」や、応募先企業について深く知るための「情報収集」をしっかりと行っている方は成功しやすい傾向があります。また、入社後の中長期的なビジョンまで見えていれば成功により近づけることができるでしょう。

それぞれのポイントを解説していきます。

転職を成功させるためには、まず転職する目的を明確にすることが重要です。転職活動を始める動機をしっかりと考えた上で、目的を持つことが転職成功への第一歩となります。

転職をしたいと思いたったのであれば、現職に何かしらの不満を抱えていたのではないでしょうか。「キャリアアップが望めない」「年収が低い」「人間関係」など、人によってさまざまな理由があるでしょう。
現職で抱えていた不満を考えてみて、自分の転職理由をしっかりと言語化してみましょう。例えば、キャリアアップや年収の改善、ワークライフバランスの改善などがあります。明確な目的を持つことで転職活動の方向性が定まり、面接時にも自信をもってアピールできます。
また、目的がはっきりしていると転職先を探す際にもブレがなくなり、自分にとって最適な企業を見つけやすくなります。

自己分析を行い、転職の軸を明確にしていることも、転職を成功させる人に共通する特徴の一つです。自己分析を徹底的に行い、自分の強みや弱みだけでなく、価値観、感情が大きく動く場面 、将来の夢などを明確にすることで、優先順位をつけて動くことができます。

特に転職の軸は非常に重要です。転職の軸を定めれば、自分が何を重視して新たな企業を探すのかを明確にできます。自己分析を怠り、転職の軸が曖昧なままだと、自分に合った企業を見つけられず、転職後に「想像と違う」と違和感を抱いてしまうことも少なくありません。
過去の仕事やプライベートでの経験について振り返ってみて、自分がどのような状況で力を発揮できたか、どのような場面で挫折をしてしまったのか考えてみることが重要です。

また、自分で分析するだけでなく、友人や家族などに自身の強みや弱みを聞いてみることで、客観的な視点からのフィードバックを得ることも大切です。この対策はいわゆる「他己分析」と呼ばれるものであり、どうしても何かしらのフィルター越しに見てしまいがちな「自分」という存在を他人に分析してもらえるため、自分では気づけない長所や短所、職場に求める条件を知ることができます。

転職を成功させる人の多くは、入念な情報収集も行っています。目指している企業や業界の情報を入念に収集した上で、本当に自分が望む職場かどうかを見極めることは転職成功に直結します。
また、入念な情報収集は選考の通過率を高めることにもつながるものです。企業の採用担当者の立場になって考えてみると、自社についてしっかりとリサーチしている人と、そうでない人ならば、前者を採用したいと考えるでしょう。

情報収集の手段としては、転職エージェントの利用を推奨します。転職エージェントは企業の内部情報や業界の動向に詳しく、的確に転職活動をサポートしてくれます。実際に企業の担当者とやりとりをしている場合も多いため、企業がどのような人物を求めているかをより詳しく紹介してくれます。

また、企業の公式サイトや口コミサイト、SNSなども活用して多角的に情報を収集することも大切です。特に企業の文化や働き方、社員の声など、内部のリアルな情報を得ることで自分に合った企業を探しやすくなります。
さらに、セミナーや説明会に参加することで、直接企業の担当者と話す機会を持ち、より具体的な情報を得ることも有効です。入念な情報収集を行い、転職活動の成功率を高めましょう。

入社後の中長期的なビジョンを見定めている人も、転職を成功させられる可能性が高いです。中長期的なビジョンを持っておくと、入社後に後悔するリスクを軽減できます。

ビジョンが明確であれば、転職先選びの際にも一貫性を持って判断でき、将来的なキャリアパスを見据えた選択ができます。例えば、将来的にどのようなスキルを身に付けたいのか、どのようなポジションに就きたいのかを考え、それに合った企業を選ぶことが大切です。
また、中長期的なビジョンを持つことで、面接時にも自信を持って自分のキャリアプランを説明することができ、選考通過の確率を高められます。

ビジョンを見定めるためには、自分のキャリア目標を具体的に設定し、その目標に向かって必要なステップを明確にすることが重要です。このプロセスを通じて、自分の将来像を具体化し、それに合った転職活動を行うことで、転職成功の確率を高められます。


1. 年収アップを重視する場合の成功ポイント
2. 仕事内容を重視する場合の成功ポイント
3. 自分に合った社風・企業体質を重視する場合の成功ポイント
4. ワークライフバランスを重視する場合の成功ポイント

続いて、転職を成功させるためのポイントを目的別に詳しく紹介していきます。転職の目的は人それぞれであり、年収アップを目指す方から、より自分のやりたいことに沿った仕事ができる企業を探している方、社風や企業の体質を重視する方やワークライフバランスを重視する方などさまざまです。

それぞれの目的に合わせて、どうすれば転職を成功させられるか考えてみましょう。

年収アップを目指して転職する場合は、まず希望する年収を明確にして、それを具体的に面接時に伝えることが大切です。 また、自分のスキルや経験をしっかりとアピールし、企業側にとって価値のある人物であると示すことも求められます。

年収アップを実現するためには、業界や企業の給与水準をリサーチし、自分の希望に合った企業を選ぶことも重要となります。情報収集を徹底的に行い、自分の希望条件に沿った企業を見極めることで、「年収アップ」という目的を達成することができるでしょう。

ただし、この目的は自分のスキルから現実的な年収の範囲を見定める必要があります。例えば「少なくとも年収は1,500万円ほしい」と思っていたとしても、現状のスキル・経験では難しいこともあります。

自分のスキルや資格、経歴などを確認した上で、現実的な範囲で目指せる年収を見定めながら転職活動を進めてみてください。転職エージェントを利用すると、転職市場に詳しい担当者に自分の市場価値を教えてもらうこともできます。実現可能な年収の相場が分からない方は、転職エージェントに頼ってみるのも一つの手です。

仕事内容を重視して転職活動をする場合、自分が本当に希望する仕事内容が何であるかを事前に自己分析しておくことが重要です。希望する仕事ができる企業や業界について徹底的に情報収集をしておきましょう。

企業の公式サイトや求人情報、口コミサイトなどを活用し、具体的な業務内容や求められるスキル、職場の環境などを確認してみてください。また、カジュアル面談や説明会に参加し、企業の社員と直接話すことでも、リアルな情報を得られます。気になる企業が中途採用向けの説明会などを実施している場合、積極的に参加してみましょう。

自分に合った社風や企業体質を重視する場合も、情報収集を徹底的に行うことが重要です。仕事内容を重視する場合と同様、企業の公式サイトだけでなく、SNSや口コミサイトを活用して、企業の文化や価値観、社員の声を詳しく調べてみましょう

企業によっては「カジュアル面談」や「職場見学」を実施していることもあります。実際に働いている環境を自分の目で確かめられるため、気になる企業があれば活用してみてください。企業の雰囲気や社員の働き方、コミュニケーション方法など、実際に見聞きし質問して把握することで、理解が大きく深まります。

また、転職エージェントは企業の内部情報について詳しいことも多いため、積極的に相談してみましょう。企業の実情を把握した上で、価値観に合う企業を紹介してくれることも多いです。

自分に合った社風・企業体質であるかを見極めた上で転職すれば、ストレスフリーに働くことができます。自分に適した企業を選び、より充実した職業生活を送りましょう。

ワークライフバランスを重視して転職活動をする場合、企業の休業規定や労働環境を事前に確認することが重要です。平均的な残業時間や、フレックス制度やテレワークの有無など、具体的な働き方についての情報収集をしましょう。

口コミサイトや転職エージェントを活用し、現場のリアルな声を聞くことも重要です。特に企業の実際の労働環境は外から見えづらい部分も多いため、現場の声を参考にすることでより現実的な情報を得られます。 また、業界や職種によって残業時間や休日出勤の頻度が異なるため、自分の希望する業界や職種の傾向も確認しておきましょう。


続いて、実際に転職に成功した人の事例を5つ紹介します。どのような状況で、どのような工夫をし、そしてなぜ転職を成功させられたのかについて、ポイントとともに紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

S.Tさんは、部署移動をきっかけにデジタルマーケティングに興味を持つようになり、キャリアチェンジを志すようになりました。そして、学びを深めるとともに、現職におけるデジタルマーケティングの対応が遅れていることに気づき、専門性を磨ける環境への転職を志しました。

転職に成功した理由としては、JACのコンサルタントからデジタル広告業界について丁寧な説明とさまざまな求人の紹介を受けた中で、自分が興味を持った職種を選んだことが挙げられます。
また、ワークライフバランスや年収などの不安を積極的にコンサルタントに伝え、今後のキャリアパスについて親身に相談を受けることで、安心して転職活動を進められたことも大きなポイントと言えます。

未経験ということもあり、面接で不採用になることもありましたが、そのたびにコンサルタントとともに振り返りを行い、改善を続けることで業界大手の広告代理店から内定を獲得されています。

デジタルマーケティングの転職成功事例|未経験からキャリアチェンジ、大手代理店に転職成功

M.Mさんは約20年間SEとして働いていましたが、経験を生かしつつ、さらにキャリアアップできる環境を求めて転職活動を始めました。

転職エージェントに登録し情報収集や相談を始めたところ、これまで担当してきたプロジェクトだけでなく、ITベンダーやコンサルティングファームなど、さまざまなキャリアパスがあることが分かりました。
応募の段階ではまだ決めかねていましたが、最終的にどの転職先を選ぶかにあたって、コンサルタントから「5年後、10年後どうありたいか」という問いかけがあり、新しいスキルを身につけられるコンサルティング職に魅力を感じ、ITコンサルティングファームへの転職を決意しました。

中長期的なキャリアプランを見据えて行動した、転職成功例の一つとなります。

エンジニアの転職成功事例|10年後のキャリアを見据え、SEからITコンサルタントへ

Y.Aさんは司法書士事務所での会社登記・不動産登記業務、次の会社では個人情報保護や紛争対応などを担当し、充実した職業生活を送りながらも、かねてからの商事法務に携わりたいという希望から転職を目指しました。

しかし、働きながらの転職活動は想像以上に困難で、一人ではなかなか進まず、求人探しや企業の情報収集、面接準備に苦戦していました。
そこで、転職エージェントに登録し、コンサルタントからサポートを受けることにした結果「商事法務をやりたい」という意欲だけでなく、その理由や5年後の自分のビジョンを明確に語ることの重要性を学びました。

キャリアプランを真剣に考え直し、面接対策も入念に行った結果、自身の将来像を具体的に説明できたことで企業側にビジョンが伝わり、内定を獲得しました。

法務の転職成功事例|働きながらの転職活動、アピールしたのは5年後の自分

Kさんはライフサイエンス系の材料メーカーでのセールスマーケティングのマネージャー業務にやりがいを感じていたものの、ワークライフバランスの改善とキャリアアップを同時に実現するために転職を志しました。

複数の転職エージェントに相談し、同業界のライフサイエンス系の材料メーカーの求人を紹介されるなかで、あるエージェントから大手化学メーカーA社の半導体事業の事業計画ポジションを勧められ、興味を持ちました。海外マーケティングの経験や語学力、海外顧客対応のスキルが、互いの求める条件に合致していたのです

当初は自分にできるのかと不安に感じていましたが、カジュアル面談で業務内容を詳しく聞き、自分のスキルが生かせることを確信しました。その後、入念に面接対策を行った結果、見事内定を獲得しました。年収も100万円アップし、パフォーマンス次第では150万円アップの条件も提示されています。労働環境も整っており、ワークライフバランスとキャリアアップの両方を実現できました。

担当コンサルタントはKさんの語学力や海外ビジネス経験だけでなく、計画予算管理のスキルやアグレッシブな姿勢を評価した上で、A社の組織改革に貢献できる人物と見込んでサポートしました。その結果、Kさんはこのように視野を広げ、新たなキャリアの道を切り開くことにつながったのです。

化学業界の転職成功事例|ワークライフバランスとキャリアアップ、両方を実現できた

日系の生命保険会社に勤務するYさんは、年功序列が根強い企業風土に疑問を持ち、転職を決意しました。しかし、「営業力を試せる職場を見つけたい」という目標はあるものの、具体的な転職先のイメージができませんでした

転職エージェントとの面談にて「年収アップ、顧客本位の業務体系、実力主義」の3点を転職の軸として伝えたところ、M&A業界専任のキャリアコンサルタントを勧められ、業界動向や将来性の説明を通して、希望に合致する条件であると感じました。
多忙な職場に勤務しながらの転職活動で、実際のエントリーは1年後になりましたが、担当コンサルタントと定期的にやりとりし、近況や市場動向について情報を得られたことが励みになっています。

エントリーしたのは選考難易度が非常に高い大手M&A仲介会社です。準備不足が少しでも露呈すると不採用になるとのことで、コンサルタントと10回以上にもわたる面談と準備を行った結果、内定を獲得しました。 面接本番前には選考のポイントや企業の情報を何度も確認し、入念に準備した結果の内定であったため「コンサルタントと2人で獲得した内定です」とコメントされています。

Yさんは内定獲得に向けた企業情報のインプット、その業界で何をしたいのか、何の経験を生かして、どのように活用したいのかを言語化し、自分自身に落とし込むという正しい流れに沿って転職を成功させた代表例です。

M&A業界の転職成功事例|難易度が高い大手にチャレンジ、入念な準備で内定獲得 。


1. 事前準備
2. 履歴書・職務経歴書の作成
3. 応募・面接選考
4. 内定・退職・入社

転職活動の手順を大きく分けると、上記の4ステップとなります。

転職活動を成功させるためには、転職の目的を明確にした上で自己分析を行い、転職の軸を定めることが大切です。まずは事前準備として、自己分析を行って転職の目的を考え、転職の軸を検討してみてください。

続いて、履歴書・職務経歴書といった書類の作成です。特に職務経歴書は重要で、応募者のこれまでの経歴と実務内容を確認する際に使われます。ある程度目標とする企業が定まったら、情報収集を行いつつ、選考対策も進めていきましょう。

転職活動の具体的な方法は以下の記事で紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

転職活動


この記事では転職で成功を目指す方向けに、転職を成功させる方法や、転職に成功する人の特徴を紹介しました。

転職を成功させるためには、自分の転職の軸を明確にした上で、適切な転職先を選び、業界・企業研究の結果をもとにアピールすることが重要です。しかし、転職成功のための対策や考え方を「理論」としては理解できたものの「実践する」となると、不安な方もいるのではないでしょうか。

JACはハイクラス、ミドルクラスの転職に特化した転職サービスであり、各業界・職種に精通したプロフェッショナルが多数在籍しています。求職者の求める条件を詳細に分析し、経歴やスキルなどを踏まえて市場価値を正しく理解し、求人の紹介を行います。

「自分がどのような業界・企業を目指せばよいのかわからない」といったお悩みの相談も受け付けているため、本記事を読んだ上で他にも悩みがある方は、ぜひ一度JACのコンサルタントにご相談ください。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。