転職において、労働条件や給与、勤務地、残業の有無は、入社を決定するうえでの重要な判断材料となります。しかし、これらの実態は企業のホームページや求人サイトに正しく記載されていないこともあり、採用担当者との面接で確認する必要があることが多いです。
転職エージェントJAC Recruitmentでは、転職希望者様が聞きづらい質問についてはコンサルタントが代わりにお聞きしています。 しかし、ご自身でも聞かないといけないというケースでは、採用担当者にマイナスな印象を与えないためにも、ポイントを押さえた質問を心掛けましょう。
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面接対策を相談する目次/Index
転職希望者様が持つ「聞きづらい質問」には、以下のようなものがあります。面接官に投げかけた場合どのような印象をもたれる可能性があるのか・スマートに聞き出すにはどうすればよいか、具体的に見ていきましょう。
- 給与・年収
- 福利厚生・労働条件(産休など)
- 勤務地
- 残業の有無
給与・年収について面接で質問する場合
具体的な確認事項として、以下の点を意識して質問できるとよいでしょう。
- ●おおよその月給や年収
- ●職務や等級ごとの給与幅
- ●成果報酬の有無
- ●残業代の有無
- ●賞与の有無
- ●昇給ペース
ただし、面接官にこのようなお金に関する質問ばかりしてしまうと「仕事のやりがいを報酬でしか感じられないのか」と思われてしまう可能性もあります。そのため、仕事に対する意欲や功績を上げることを前提にしたうえで、その成果報酬の制度について確認できると面接官からマイナスに捉えられずに済みます。
与設定に関する質問は、仕事に対して真面目に取り組みたい意向を示したうえで核心に触れると、自然な流れで確認できます。
悪い例 | 成果報酬や残業代はきちんと出ますか。 |
良い例 | 自身が努力して一定以上の評価をいただいた場合、どのような昇給が期待できますでしょうか。 |
「きちんと出ますか」「きちんとしていますか」といった表現は、応募企業を疑っているような印象を与えてしまいます。「どのような報酬制度や規定がありますか」と具体的にすることで、報酬制度の有無が知れるとともに企業独自の規定内容についても確認できるでしょう。
福利厚生・労働条件(産休など)について面接で質問する場合
前述の給与設定と同様、労働条件や福利厚生といった待遇面も転職前に把握しておくべきポイントです。休日はしっかり確保できるのか、シフト制なら早番・遅番の割合はどの程度なのか、業務で資格取得が求められる場合に支援制度が整っているのか、といった点も大切といえます。
労働条件や福利厚生は、ある程度面接官から説明されるケースが多いですが、以下の項目で不足している点があれば逆質問で確認できるとよいでしょう。
- ●早番・遅番・夜勤の有無
- ●連休・有休の取得は可能か
- ●休日出勤の有無
- ●長期休暇の有無
- ●教育・研修制度の有無
- ●資格取得支援制度の有無
そのほか、女性であれば産前産後休暇や育児休暇の取得率やその後の復職率なども確認しておくと、応募企業が長く働けそうな会社かどうかの判断がつきやすくなります。ただし、待遇面の質問は、面接官から仕事に対するやる気を疑われる可能性もあります。そのため、プライベートと仕事を両立させたい意向を踏まえながら確認するのがよいでしょう。
労働条件や福利厚生に関する質問は、企業に対して長期的に貢献していきたい旨を伝えながら確認する方法がスマートです。
悪い例 | 休日出勤はありますか。また、有休や長期休暇は取りやすい環境でしょうか。 |
良い例 | ワークライフバランスを整え長期的に働きたいと思っているため、休暇制度について詳しくお聞かせいただけますか。 |
他にも「家族との時間も大切にしたいと思っているのですが、自身の仕事を終えていれば有給を取りやすい雰囲気でしょうか」というように、スケジュール管理や仕事に対する真面目な姿勢を交えた聞き方もよいでしょう。
勤務地について面接で質問する場合
もし、応募企業が全国に事業所を構えているなら、転勤の可能性も視野に入れておく必要があります。最寄りの事業所で働くと思っていたところ、実際はまったく別の場所に配属されるケースも少なくありません。そのため、自身の勤務地を面接で確認しておくことは大切です。それに付随して、以下の点も把握しておけると今後の安心につながります。
- ●自身の配属先
- ●転勤の有無(転居を伴うかどうか)
- ●転勤エリア(他府県の可能性)
- ●単身赴任の可能性
- ●海外赴任の可能性
もし、面接で勤務地の希望を聞かれた場合、自身の思いをそのまま伝えても問題ありません。ただし「○○は嫌です」といった伝え方はあまりよい表現とはいえないため避けましょう。
務地に関する質問は、柔軟な対応ができることを示しながらも、希望をきちんと伝えられると面接官から好印象を得られます。
悪い例 | 転勤はしたくないです。最寄りの○○支店を希望します。 |
良い例 | さまざまな経験を積みたいと思っていますが、最初は生活に慣れたエリアを希望します。 |
「○○したくない」「○○は嫌だ」といった表現はネガティブな印象につながります。スキルアップに対する強い意欲が感じられるよう、丁寧に意思表示することが大切です。
残業について面接で質問する場合
転職先で無理なく働くには、企業の平均残業時間がどれくらいなのか把握しておく必要があります。特に転職理由が前職での長時間労働という場合、なおさら労働時間の実情は確認しておくべき点といえるでしょう。面接では以下の点に留意しながら、残業の詳細を確認しておきましょう。
- ●社員の平均残業時間
- ●ノー残業デーの有無
- ●残業した場合の振替日の有無
- ●どのような場合に残業が生じるのか
ワークライフバランスを保つことは、自身のストレス緩和になるだけでなく仕事の生産性を向上させることにもつながります。しかし、残業について掘り下げた質問をすると「チームワークに欠ける」と思われかねません。あくまでも「メリハリをつけた働き方がしたい」という意思表示のもと、残業について確認するのがよいでしょう。
「聞きづらい質問」は、面接官に対してダイレクトに確認してしまうとマイナスな印象に捉えられる可能性があります。知りたい情報を聞く際は言い回しに気を付け、自身の評価を下げずに確認できるよう努めましょう。
残業に関する質問は、前職での経験を伝えることで違和感なく確認できます。
悪い例 | 定時退勤を希望していますが、残業はありますか。 |
良い例 | 前職では月平均40時間の残業を行っていましたが、御社ではどのくらいありますか。メリハリのある働き方を実現させることは可能でしょうか。 |
ここでは、残業に対応できることを示したうえで、応募企業の残業に対する考え方を確認するのがよいでしょう。また「求人情報に【残業あり】とありましたが、御社の繁閑と平均的な残業時間を教えてください」というように、求人情報だけでは分からなかった点を挙げて聞く方法もあります。
このように「聞きづらい質問」はうまく表現方法を考えながら、自身の聞きたいことを探るのがよいです。就職後のミスマッチを防ぐためにも、事前に確認事項をリスト
聞きづらいことを質問する際に注意すべき点
面接官に質問する際、ネガティブにならない表現を考えることも大切ですが、ほかにも注意点があることを理解しておかなければいけません。面接での評価をプラスに保てるよう、ポイントを押さえておきましょう。
調べればわかることを聞かないこと
面接官に質問する際は、企業のコーポレートサイトや求人サイトに掲載されているような「調べればわかる情報」は聞かないようにしましょう。多くの場合、企業の基本情報や業務内容、福利厚生、売上高といった情報は、インターネット上で公開されているものです。このような内容を面接官に質問すると「企業について何も調べていません」と伝えているようなもので、自身の印象を悪くしてしまう可能性があります。
面接前はきちんと応募企業について研究したうえで、それでもわからないことや把握しておきたいことを洗い出しておくことが大事。表面的なことではなく、一歩踏み込んだ質問をするというイメージで考えてみるのがよいでしょう。
一度説明を受けたことを改めて質問しないこと
面接官は、転職希望者様とのミスマッチを防ぐために面接時間内で企業のあらゆる情報を話してくれます。なかには自身が聞きたいと思っていた情報が含まれているケースもあるでしょう。その場合、会話や説明のなかで出た内容は、繰り返し質問しないよう注意しておきましょう。
面接官が一度触れた内容を再度尋ねてしまうと、「人の話を聞いていなかったのか」と思われてしまいます。集中力に欠ける点でマイナスな評価を付けられる可能性があるため、既出の内容は避けることが大切です。
抽象的な質問はしないこと
面接官が回答に困る、もしくは「イエス・ノー」だけで終わるような抽象的な質問は避けましょう。たとえば、社内の雰囲気を確認したい場合「社内の風通しはよいですか」「働きやすい環境ですか」といった聞き方は「イエス」としか言いようがありません。これでは会話が続かないどころか何が聞きたかったのかが不明確なため、ビジネスパーソンとしてのコミュニケーション能力を疑われてしまいます。
面接官との会話を広げ、さまざまな情報を得るためにも「社員の有休消化率はどのくらいですか」「昇進までにかかる期間は平均でどのくらいですか」というように、具体的に尋ねるようにしましょう。そうすれば、自身の仕事に対する意欲をアピールすることにもつながります。
面接全体の質問や逆質問について事前に把握しておきたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
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このような聞きづらい内容をきちんとまとめるには、企業ごとの傾向を把握しなければ的確な質問に仕上がりません。もし、自身が「面接官から好感を得られるような表現を考えたい」「聞きづらい内容でもきちんと質問したい」と思うなら、企業研究と面接対策のサポートをしてくれる転職エージェントに相談するのがおすすめです。
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