転職活動において、2人・3人・4人と複数の面接官が同席するケースは多々あります。
その際、キーマンとなる面接官を見分けることができれば、面接の場にふさわしい態度や受け答えができるようになるはずです。
今回は、面接担当者の種類とキーマンの見分け方、面接で重視されるポイントについて説明していきます。
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面接対策を相談する目次/Index
複数人の面接官からキーマンを見分ける方法
面接において複数人の面接官が参加している際には、キーマンを見分けましょう。
代表的な見分け方は主に以下の3つです。
席順から判断
基本的に、面接では応募者が下座につくことになります。そして、最上位の上座に座っている面接官は他の面接官よりも役職が高く、採用の決定権を握っていることが多いです。まずは席に案内された時点で、それぞれの位置を見て面接官の上下関係を判断しましょう。
役職や肩書きから判断
また社長や取締役、部長など、面接官の肩書きからキーマンを推測するのもひとつの手です。当然のことながら、役職が高ければ高いほど発言権は強く、役員が同席していれば鶴の一声で採用が決まることもあるでしょう。面接のスタート前には通常、面接官自身が自己紹介で役職を伝えてくれますので、それによって判断することができます。
複数人の面接官がいる意味から判断
そもそもなぜ一人の応募者を、複数の面接官が見ることになるのでしょうか。
それは、面接官一人一人、それぞれ担う役割が異なるためです。面接官の代表的な役割は、実際に質問を投げかける「質問者」と、応募者の姿勢や発言内容をチェックする「観察者」のふたつとなります。面接時にはそれぞれの面接官が担う役割を考えたうえで、質問者が求める答えを用意したり、観察者の視線に注意したりするようにしましょう。
各面接官の役割や種類
面接担当者は多くの場合、「直属の上司」「社長や部門長」そして「人事」の3種類に分けられます。
面接に同席する担当者が社内でどのような立場にあり、どのような意図で質問をしてくるのか、理解したうえで回答できれば、採用の可能性は高まるはずです。 ここからは、それぞれの面接担当者について見ていきましょう。
直属の上司
通常、面接の場において決定権を握っているのは、採用者と実際に働くことになる「直属の上司」です。転職の面接では、募集をかけているポストや補充したい人員のマッチングがもっとも重要なポイントとなります。そのため、「このような人材が欲しい」と具体的なニーズを掲げられる「直属の上司」が、採用の意思決定者になるのは必然と言えるでしょう。
社長や部門長
「直属の上司」の上司にあたる「社長」や「役員」、「部門長」などのタイプは、原則として「直属の上司」のサポート的な役割で面接に同席しているものです。入社後に応募者と直接的な接点をもつ機会が少ないため、積極的に応募者の合否を主張することはまずないでしょう。
しかし例外も存在します。ひとつは、管理職やマネージャー、チームリーダーなど、ハイスペックやエグゼクティブ転職における面接の場合です。特に社運を左右するような重要な部門や、チームを任されるような役職を志望する面接では、「直属の上司」以上に会社の中で大きな決定権を握っている「社長」や「部門長」の意見が重視されやすくなります。
また、中小・ベンチャー企業へ転職するケースも要注意です。会社規模が小さければ小さいほど、採用の決定権は「社長」や「取締役」に集中する傾向にあります。たとえ「直属の上司」が採用しようと思ったとしても、「社長」の一声で不採用に覆ることもあります。反対に「直属の上司」の評価が低かったとしても、「社長」の目に留まれば最終的に採用に至るケースもあります。
人事
人事部所属の採用担当者も、面接に同席するケースが多いです。人事担当者は、新卒採用時には意思決定者のひとりとして参加しますが、中途採用面接の場合には、あくまで調整役として同席しているケースがほとんどです。具体的に部署に求める人物像を頭に描いているのは、あくまで「直属の上司」です。そのため、「人事」は応募者が社風に合う人間かどうか、といった観点で質問を行います。
面接担当者が面接で重視するポイント
応募者の職歴や経歴はすでに書類選考の段階で採用担当者が確認したうえで選考しているため、面接ではさほど重視されません。そのため、面接官は面接の場では書類上はわからない応募者の人間性を重視しているものです。 ここではそのなかでも重視される傾向にある4つのポイントを紹介します。
性格や人柄
面接の場で面接官がもっともよく見ているのが応募者の性格や人柄です。たとえばサービス業であれば、外向性や柔軟性を、金融業や専門職であれば緻密性や機敏性など、業種によって求められる性格は異なります。しかし、どの業種・職種であっても、真摯に仕事に取り組む真面目さや自立性、周りの意見に素直に耳を傾ける柔軟性は共通して求められています。
面接に臨む際には、企業が求める人物像を理解したうえで、自分がその企業にマッチすると思われる長所をアピールしましょう。また、話す内容だけではなく話すときの姿勢も重要です。横柄でだらしのない印象を与えないように、背筋を伸ばしてハキハキと話しましょう。
意欲
性格や人柄は一次・二次面接で重視される傾向にありますが、最終面接では入社意欲が特に強く見られます。同業他社も存在する中、なぜ応募企業を志望しているのか、面接官が納得できる回答を用意して面接に臨みましょう。そのためには企業研究や業界研究を徹底的に行って説得力のある回答を考え、熱意を込めてアピールをするようにしてください。
コミュニケーション能力
社会生活で求められるコミュニケーション能力とは、社内外の人との意思疎通をスムーズに行い、業務を進めていけるスキルのことです。ただ場を盛り上げる話術だけではなく、人の話に耳を傾ける能力や、顧客から聞いた話を的確に報告する能力も立派なコミュニケーション能力といえます。
しかし、コミュニケーション能力は抽象的なスキルでもあるため、アピールする際には具体的なエピソードを伝えたり、他の人よりも優れているポイントを挙げたりすると面接官にも好印象です。
将来のビジョン・キャリアパス
応募企業に採用された場合、その会社でどのようなキャリアを積んでいきたいのか、またそれを実現するためにどのように行動していきたいのかを面接官から尋ねられることがあります。自分自身のキャリアパスに日頃から向き合っている応募者は自分の強みも弱みも把握しているため、自社での活躍や成長を面接官から期待されやすいでしょう。
転職理由や志望動機とズレがないように調整することも大切です。
面接官が複数人いる場合の話の聞き方・発言の仕方
面接の場に複数人の面接官がいる場合、キーマンのみに集中しすぎると他の面接官への態度がおざなりになっているように見えて、良い心象を与えません。キーマンの存在を意識しつつ、すべての面接官に平等に気を配る姿勢が理想的です。
ここからは面接官が複数人いる場合の話の聞き方と発言の仕方について考えていきましょう。
発言はどう行う?
受けた質問に回答する場合は、質問をした方に目線を合わせながら話しましょう。相手がどのような立場であっても、このスタンスを変えるべきではありません。ただし、「入社の意欲はどの程度ありますか?」「自己アピールをしてください」など、重要なポイントに関してはキーマンのほうを向いて話すようにしましょう。「キーマンのもとで働きたい」「この企業に貢献したい」という意思を明確に伝えられます。
また、複数の面接官が同席する面接では質問項目が多く時間が長引くこともあります。簡潔かつ気持ちが伝わる話し方を意識し、無意味に時間を延長しないように努めてください。
話はどう聞く?
面接官が話している時には、話をしている人に軽く体を向けて聞くのがベターです。視線も話者に合わせるようにするのがよいでしょう。また、質問がある場合は投げかけても問題ありませんが、必ず面接官が話し終わってから尋ねるようにしましょう。人の話をさえぎって話す人は、面接でも悪印象につながります。
転職面接の逆質問例と回答ポイント|「何か質問はありますか?」への対策
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キーマンの見極めや面接官に合わせた言動は頭ではわかっていても、実際には緊張してうまくいかないことがあります。面接の前には必ず模擬練習をして、万全の体制を整えましょう。模擬練習に際しては、転職のプロが在籍する転職エージェントに登録すると、有効なアドバイスと面接対策がなされるのでおすすめです。
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