転職エージェントとの面談は何を話す?面談までの流れや聞かれること・注意点を解説

公開日:2024/09/25 / 最終更新日: 2024/10/21

「転職エージェントを使ってみたいけど、面談で何を話せば良いのだろう…」と考えたことはありませんか。 本記事では、転職エージェントとの面談までの流れや面談で話すこと・聞くこと、面談の注意点などをJAC Recruitment(以下、JAC)が解説します。

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転職エージェントとの面談が必要な理由は、転職希望者自身が転職活動で目指すゴールを明確にするとともに、担当コンサルタントに対して、自分のことを理解してもらうためです。

転職エージェントとの面談では、担当コンサルタントからのヒアリングを通じて、過去の経歴を棚卸ししたり、自己分析を行ったりするほか、転職先企業や紹介求人に求める条件や希望を伝えます。面談を通じて思い描く転職後の姿を言語化することで、転職活動のゴールが明確になるでしょう。

また担当者からの質問に回答することで、担当者に自分のことを深く知ってもらえるようになります。求人への希望はもちろん、強みや長所などを共有する場にもなるため、スキルや経験を生かせる求人や、キャリアアップなどの自己成長を叶えられる案件の紹介を受けられる可能性が高まるでしょう。

一方、転職エージェント側が面談を実施する目的は、候補者への理解を深め、理想のキャリアを築く手助けをするためです。求める転職支援の形は候補者ごとに異なります。そのため、転職エージェントは、転職活動にまつわるサポートを提供する前に、候補者と面談の機会を設けたいと考えています。転職エージェントの担当者は、面談によって、適切な転職支援が提供できるよう候補者について理解を深め、信頼関係を築く努力をします。

転職エージェントの賢い使い方・登録や面談の流れを現役コンサルタントが解説


転職エージェントと面談を行うまでの一般的な流れは下記の通りです。

  1. 転職エージェントに登録
  2. 転職エージェントとの面談予約を行う
  3. 履歴書・職務経歴書を送付する
  4. 日時や場所の詳細を受け取る

面談までの流れは、転職エージェントによって異なります。
詳しい手順は、転職エージェントの公式サイトなどで確認するようにしましょう。

まずは、利用する転職エージェントに登録します。
多くの場合、公式サイトに新規登録用のフォームが用意されています。登録フォームの案内に従い、必要事項を入力し、登録を進めましょう。

続いて、転職エージェントとの面談予約を行います。
面談予約の方法は様々ですが、一般的に次のような方法を用いるケースが多いようです。

・ 予約フォームに表示されている面談可能日から希望日を選択する方法
・ コンサルタントと電話やメールなどで直接面談日を調整する方法

前者の場合、利用者登録完了後に登録メールアドレスに予約フォームのURLが送られてきます。URLを開くと面談可能日が表示されているため、希望の日時を選択しましょう。 後者の場合、登録後7営業日を目処に担当コンサルタントから電話もしくはメールで面談日調整についての連絡があります。希望日時を伝え、面談日を決めましょう。

面談日が決まったら、面談当日までに履歴書と職務経歴書を送付します。履歴書と職務経歴書の送付方法は、主に次の3つのパターンがあります。

  • ・ 転職エージェント登録時に経歴を入力するパターン
  • ・ WordやExcel、PDFなどのデータで提出が求められるパターン
  • ・ 面談日程調整時に送付される事前アンケートに回答するパターン

いずれのパターンであっても面談時の参考資料に用いるため、面談日までに提出や回答を済ませておきましょう。転職エージェントの登録時に経歴を入力する場合、アカウント情報を編集する画面などから内容を更新できることが多いため、入力内容に変更や追加がある場合は、面談日までに最新の情報に更新しておきましょう。

面談の実施に向けて、面談日時や面談場所の詳細を受け取ります。面談詳細は、主に次の方法で受け取るケースが一般的です。

  • ・ 登録しているメールアドレス宛てに詳細を送付してもらう方法
  • ・ 電話で日時と場所を教えてもらう方法
  • ・ マイページ内のメッセージを介して詳細を送付してもらう方法

詳細の受け取り方は転職エージェントによって異なるため、事前に通知方法を確認しておくと安心です。

なお、オンラインで面談する場合は、Web面談用のURLやID、PASSなどの情報が送付されます。事前にアプリやツールのダウンロードが必要な場合は、面談日までに利用するアプリやツールのダウンロードを済ませておきましょう。

転職エージェントでは、担当のコンサルタントとのやり取りが発生したり、紹介を受けた求人しか応募できなかったりするため、やや気軽さに欠けると感じる方もいるようです。
その点、転職サイトは、募集中の求人であれば、制限なく応募できるほか、コンサルタントとのやり取りも発生しません。転職エージェントと比較すると「手軽に利用できる」と感じられる場合もあるでしょう。


本章では、転職エージェントの面談で話したり聞いたりする下記項目について、一般的な面談の流れに沿って解説します。

まずは転職エージェントのコンサルタントから、サービス概要や運営企業の説明を聞きます。多くの場合、転職エージェントのサービス概要や特徴、他社転職支援サービスとの違いについて説明を受けるほか、運営会社の簡単な紹介を受ける場合もあります。

続いて、転職希望者側から転職の希望を伝えます。転職に関する希望を伝える時は、転職先の希望と転職活動支援に関する希望に分けて伝えましょう。

<転職先に関する希望例>

• 雇用条件(給与・待遇・福利厚生 など)
• 職場環境(働く社員の人柄、ワークライフバランスの充実度など)
• 企業の特徴(規模・社風・理念 など)
• 業種・職種・ポジションなど

<転職活動支援に関する希望例>

• 連絡のタイミングや頻度
• 連絡手段
• 紹介企業の数・条件のマッチ度など

もし、希望が明確に定まっていない場合は、その旨を伝えましょう。担当者は希望が明確に定まっていないことを踏まえて、希望や方向性を定める支援から始めてくれるでしょう。

続いて、転職希望者側からこれまでの職歴や経験を担当コンサルタントに伝えましょう。具体的には下記項目について伝えます。

• 担当したプロジェクト
• これまで担った業務
• 数値で示せる成果や実績
• 得意な分野や専門知識など

クリエイティブな職種への転職を考えている方はポートフォリオを用意しておくと、スキルや実績を共有しやすくなります。転職回数が多い方や実績が豊富な方など、共有しておきたい職歴が多い人は、事前に職務経歴書にまとめておくと伝え漏れを防止できるでしょう。

希望や職歴、経験について共有されたコンサルタントは、今後の転職活動の方向性を示してくれるでしょう。その際、叶えたいキャリアについても共有しておくことで、担当者は転職先に求める希望条件とこれまでの経歴や保有スキル、叶えたいキャリアを踏まえた上で、最適な求人を選定してくれます。

また、転職活動の方向性をすり合わせる際は、全体のスケジュール感も確認しておきましょう。いつまでに転職したいのかによって転職活動のスピードや担当者が提供する支援のタイミングも変わってきます。

適切なタイミングで求める支援を受けられるよう、転職活動の目標期日も面談時に伝えておきましょう。

続いて、コンサルタントからキャリア戦略に沿った求人を提案してもらいます。
興味の惹かれる求人があった際は、応募する旨を伝えましょう。もし希望に沿わない求人であれば、応募をためらう理由やポイントを伝え、別の求人を選定してもらいましょう。

次に、希望業界・職種の転職市場や動向などの情報を聞いてみましょう。
希望業界・職種の市場動向に関する情報を聞くことで、現在自分が置かれている状況を客観的に把握できるようになります。

転職エージェントとの面談では、転職活動全般におけるアドバイスも尋ねておきましょう。具体的には下記項目などについて、不安点があればアドバイスを求めてみてください。

• 転職活動に向けた心構え
• 現職と転職活動を両立する方法(在職中の方)

本格的に転職活動を始める前に転職活動全般に関するアドバイスを聞いておくことで、転職活動に向けた具体的なイメージを描けたり、留意すべき点が明瞭になったりするでしょう。

最後に、次のアクションやスケジュールを擦り合わせます。

通常、担当者側から次のアクションやスケジュールについて最終確認が行われますが、確認や擦り合わせがないまま面談が終了しそうな場合は、自ら次のアクションやスケジュールを確認しましょう。
また、対応漏れが不安な場合は、面談終了後にメールやメッセージで確認するのも良いでしょう。履歴が残るため、後から見返せるようになります。

なお、転職活動のスケジュールは選考状況によって変わることがあります。初回の面談時に限らず、必要に応じてその都度、担当者と次のアクションやスケジュールについて擦り合わせるようにしましょう。


ここでは、転職エージェントとの面談において留意したい下記5つの注意点について解説します。

• 転職エージェントには原則本音で話す
• ほかの転職エージェントの利用状況も率直に話す
• 原則転職エージェントの担当者は指定できない
• 現在の年収や経歴を詐称しない
• 現在の職場の不平不満に終始しない

転職エージェントには、原則本音で話すようにしましょう。コンサルタントへの配慮から本音をいわなかった場合、求める支援を受けられない可能性があります。 本音を伝えることで、コンサルタントはどのような支援を求めているのか把握できるようになるため、転職支援の方法や紹介求人、普段の連絡方法など、希望や要望がある場合は遠慮せず本音を伝えましょう。

ほかの転職エージェントを利用している場合は、併用している転職エージェントの利用状況も共有しておきましょう。

ほかの転職エージェントの利用状況を共有しておくことで、担当者は転職活動の進捗を把握できるようになり、状況に応じた支援や求人紹介を提供することができます。また、同じ企業への重複応募も避けられるでしょう。

転職エージェントには、多くのコンサルタントが在籍していますが、原則担当者の指定はできません。ただし、専門性の高い業職種への転職を希望する場合、業職種に対する理解の深いコンサルタントを担当に付けてもらう旨を相談することは可能です。必ずしも希望が通るとは限りませんが、転職を希望する業界や職種に精通したコンサルタントに担当してほしい場合は、登録時に事務局などに希望を伝えておきましょう。

転職エージェントを利用する際は、現在の年収や経歴を詐称しないようにしましょう。

万が一、応募先企業に年収や経歴の詐称が露呈した場合は、選考で不合格になってしまったり内定が取り消されてしまったりすることがあります。転職エージェントの担当者とも信頼関係が崩れてしまい、利用しづらくなってしまうこともあるでしょう。また、適切な支援やアドバイスを受けられなくなってしまう懸念も考えられます。
年収や経歴の詐称は転職活動において大きなリスクになる可能性があります。必ず正しい年収・経歴を伝えるようにしましょう。

転職エージェントを利用する際は、担当者に対して、現在の職場の不平不満に終始しないことも大切です。
現在の職場で満たされないことを求めて転職に踏み切るケースは多々ありますが、不平不満ばかりを口にしてしまうと、「他責思考の強い人」「次の企業も同じ理由で退職するのではないか」と担当のコンサルタントに思われてしまうこともあるかもしれません。

面談の機会を将来に向けた「建設的な場」にするためにも、現在の職場についての不平不満だけで終わるのではなく、次の職場で何を求めるのかを伝えるようにしましょう。


ここでは、転職エージェントの面談に関するQ&Aを紹介します。

A. 転職エージェントとの面談にかかる時間は約1時間程度が目安です。

既に転職活動の方向性や希望が整理されており、コンサルタントとの擦り合わせがスムーズに進めば1時間よりも早く終わることもあるでしょう。
反対に転職するか否かを迷っていたり、転職の方向性が定まっていなかったりする場合は、面談時間が長引くこともあります。面談が長引く可能性も想定し、面談後の予定は余裕を持たせたスケジュールにしておきましょう。

なお、想定よりも面談時間が長引く場合は、別日に追加面談することも可能です。その場合は、面談が終わる前に次の面談日を決めておきましょう。

A. 転職エージェントとの面談は、原則オンラインで実施されます。

使用するWeb会議ツールは転職エージェントから指定があるため、ダウンロードが必要な場合は事前にダウンロードや初期設定を済ませておきましょう。普段Web会議ツールを利用しない方は、面談日までに使い方を調べておくと、当日慌てることなく面談を開始できるでしょう。
また中には、オフィスで対面面談できる転職エージェントもあります。オフィスで面談する場合は、事前に面談を実施するオフィスまでの経路を調べておきましょう。


JACでは転職支援の一環として「キャリア面談」や「キャリアパス相談」を実施しています。

キャリア面談では、「自分が将来どうなりたいのか?」「夢や目標に向けて、今何をすべきなのか」を明確にしていくため、転職活動の方向性だけではなく、中長期的なキャリアビジョンも具体化するでしょう。

またキャリアパス相談では、10年後、20年後に実現したいキャリア像から逆算したり、現状を振り返ったりしながら、いつまでに何をしなければならないかを転職のプロが一緒に紐解いていきます。理想のキャリアを描く方法や道筋を明らかにすることで、今の会社でキャリアを築いていくべきなのか、転職して新しいキャリアを切り開いていくべきなのかも明確になるでしょう。

JACの面談を活用することで、転職活動の軸や指針がしっかり定まるだけではなく、理想のキャリアに近づく道が示されることもあります。転職活動に取り組む際は、思い描くキャリアの実現に向けてJACの面談をご活用ください。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。