経営企画・事業企画職の転職Q&A-転職を成功させるためにすべきこととは?

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公開日:2022/01/21 / 最終更新日: 2024/04/25


各業界に特化した専任コンサルタントが、あなたの転職をサポートします。
業界における市場価値はもちろん、レジュメの効果的な書き方、面接対策、企業傾向の情報収集など、
JACのコンサルタントにご相談ください。


Q.転職するのに有利な時期はありますか?


A.新規の求人が多く出てくるのは5月、10月ごろ。3月決算の企業における、新たな期の始まりと下半期の始まりの時期です。事業計画に基づく採用計画が固まり、採用予算も確保されていることから、採用活動が活発化します。人気が高い求人は早々に応募が集まり、短期間で募集を締め切られますので、タイムリーに求人情報をつかみ、応募のアクションを起こすことが大切です。

また、ボーナスを受け取った後に退職する人は多く、ポストに空きが出るため、ボーナス時期直後は欠員補充目的の求人が発生します。

一方、通年で採用活動を行っている企業が多いため、ご自身にとってのチャンスがいつ訪れるかわかりません。常にアンテナを張り、リアルタイムで情報が入ってくる体制を整えておくことをお勧めします。

Q.40代でも転職できるのか不安です


A.「専門性を生かす」「マネジメント経験を生かす」の両面において、40代の人材を求める企業は多数あります。

一方、20代~30代と比較すると選択肢は少なくなります。ご経歴によって「長期戦」で臨む必要がありますが、ぴったりはまる求人が出るとすぐに決まるのが、この年代の特徴です。チャンスのタイミングを逃さないよう、情報収集を続けてください。

なお、JAC Recruitment(以下、JAC)を介した転職実績のデータでは、40代の方が最多となっています。

私たちコンサルタントのサポート事例でも、30代で最初の転職をお手伝いし、40代で再びランクアップのための転職をお手伝いしているケースが多数あります。

40代になると、専門性あるいはマネジメント経験のほか、ご自身で主体的に考えて行動する「自律性」が求められるようになります。現在、オペレーション業務が中心となっている方は、自ら率先して提案し、プロジェクト業務・企画系業務に携わる経験を積んでおくと、市場価値が高まるでしょう。


Q.年収アップ転職をするためのコツを教えてください。


A.ご自身のこれまでの経験を「即戦力」として生かせる企業やポジションを選ぶことで、年収アップにつながる可能性が高まります。必ずしも同業界・同職種に限らず、異業界・異職種でも、何らかの共通性があれば経験を生かせるケースがありますので、視野を広げて求人を一緒に探しましょう。

また、もともとの年収水準が高い企業(金融業界や外資系など)を狙うのも手です。業務内容や役職がこれまでと変わらなくても、基本給のベースアップが可能です。

いずれにしても、選考プロセスで「ご自身の経験・スキルを生かして入社後にどのような貢献できるのか」「その会社にとって、自分を採用することでどのようなメリットがあるのか」を、相手が納得できるようにプレゼンすることが大切です。相手企業が人材に求めているものをつかむためにも、企業研究もしっかりと行ってください。

なお、大手企業からスタートアップやベンチャー企業に転職する場合、年収ダウンとなるケースが多いといえます。しかし、成長途上の企業で仕組みづくりの経験を積むことで、人材としての市場価値が高まります。その会社が成長を遂げたとき、あるいは次の転職をするとき、年収アップを果たせる可能性が高くなります。目先の年収だけでなく、長期的視点でキャリアを築き、段階を踏んで年収を上げていくことを意識して選択することをおすすめいたします。

Q.外資系企業に応募する時、気をつけるポイントはありますか?


A.経営企画職の場合、日系企業では計画の策定から携われる可能性が高いのですが、外資系企業では本国が立てた計画に従っての予実管理が業務の中心となるケースが多く見られます。

「企画」への志向が強い方は、望む役割を担えない可能性もありますので、注意が必要です。

管理会計領域のキャリアを積んでいきたい方、年収アップを目指す方には、外資系企業を検討する価値があると思います。

外資系には12月決算、1月が期初となる企業が多数。12月~1月に入社を求められるケースが多いので、それを踏まえた転職活動スケジュールを組むことをお勧めします。

応募に際しては、英文レジュメの作成、英語面接への対策も必要です。

また、日系と外資系では、給与体系が異なることが多いので、面接時に確認しておきましょう。

Q.書類選考通過率を上げるため、職務経歴書作成でのコツはありますか?


A.最初の面談の際に、ご自身で作成いただいた職務経歴書を拝見させていただくと、変更すべきだと感じる点が多々あります。所属企業・部署・担当業務内容がただ羅列されており、その方の強みやスキルがつかみにくいレジュメになっているケースです。

前提として、経営企画職の仕事内容や役割範囲は、企業によって大きく異なることを認識しておく必要があります。読み手である採用担当者に「ぜひ当社に入社していただきたい」と思ってもらうためには、仕事ぶりがイメージしやすいように情報を記載することが大切です。

担当した業務について、どのような課題に対してどのような施策を打ったのか、ご自身がどの程度のレベルで関わったのか、リーダーとして推進したのかメンバーとしてサポートしたのか……など、詳細を記してください。

また、異動歴が多く、経験内容が多岐にわたる方の場合、これからご自身が注力していきたい領域、あるいは応募先企業が求めている経験にマッチする経歴について厚めに記載するといいでしょう。

職務経歴書の書き方

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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


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