Sさん
(男性/
40代後半)
人事職に特化した専任コンサルタントが、あなたの転職をサポートします。
業界における市場価値はもちろん、レジュメの効果的な書き方、面接対策、企業傾向の情報収集など、
JACのコンサルタントにご相談ください。
本国の主導が強くなり、裁量権を失いつつあった
中堅規模の外資系メーカーで人事部長を務めてきました。入社したころは日本法人の裁量で自由な取り組みができていたのですが、最近では本国の主導が強くなり、組織規模も縮小へ。再び裁量権を持って仕事をしたいと考え、JAC Recruitmentに登録して転職に関する情報収集を始めました。
「外資系」へのこだわりはなかったため、外資系・日系問わず、人事部長クラスの求人を探しました。
一時的に年収を落としても、将来への希望と仕事の価値を見いだせた
候補に挙がったのが、500名規模の日系メーカーです。企業価値をより高めるために、人事戦略の強化を図るとのことでした。新たな人事制度を導入するにあたり、外資系企業で培ったノウハウが生かせるため、やりがいを感じられるミッションでした。
しかし、すぐには決断できませんでした。年収が200万円ダウンとなるのです。現職には不満も感じてはいるものの、待遇には満足していますし、現時点で退職を迫られているわけでもありません。
現職にとどまるべきか、転職すべきか、しばらく悩みました。
コンサルタントの方は、転職を強く勧めることはせず、「現職に残るメリット・デメリット」「転職するメリット・デメリット」を整理する作業を手伝ってくださいました。
こうして検討した結果、納得して転職を決断することができました。一時的に年収ダウンとなっても、転職先では部長から役員への昇格の可能性もあること、転職先の方がより長く働き続けられる可能性が高いことなど、中長期ではメリットがあると判断。何より、裁量権を持って人事を主導し、会社に貢献できることに価値を感じたのです。
コンサルタントの目線:将来的なリスクと可能性を踏まえて、今選ぶべき道を見極める
年収がダウンするとなると、転職をやめて現職にとどまることを考える方は少なくありません。確かに、ご家庭の事情などにより、年収を下げられないこともあると思います。
しかし、中長期で考えると、一時的に年収ダウンとなっても「生涯年収」では現職を上回る可能性も考えられます。収入面だけでなく、仕事内容や役割においても、「5年後10年後にどうなっていたいのか」を見据え、判断いただきたいと思います。
Sさんの場合、現職に残る方がリスクが大きい、また、この先50代で転職を迫られたときに今回のようなチャンスに出会える可能性は低いと考え、転職を決意されました。
私たちコンサルタントは、「転職した方がいい」と勧めることはありません。ご自身で納得のいく決断ができるよう、考えを整理するお手伝いをいたします。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。
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