Nさん(女性/30代後半)
夫の海外駐在に帯同するため退職。帰国後に再就職を目指す。
実は、JAC Recruitment(以下、JAC)のコンサルタントの方とはおよそ10年ぶりの再会でした。
私が20代のころ、転職活動を支援していただきました。そのとき、私は国内大手メーカーに転職し、経理職としてチームリーダーまで昇格することができました。
しかし、30代半ばで、夫の海外赴任に帯同するために退職。駐在中の3年間、ボランティアで事務作業をすることはあったものの、経理のキャリアにはブランクが空いてしまいました。
帰国後、私はすぐに相談に伺い、転職活動を開始しました。
このとき私には小さい子どもがいたのですが、育児と並行して、一刻も早く再就職し、キャリアを取り戻したいと考えていました。
育児と仕事をどのように両立させるかをシミュレーション
コンサルタントの方から、仕事と育児をどのように両立させるか、細かくシミュレーションすることを提案されました。「どんな場面で、誰に育児をサポートしてもらうのか」「保育園のお迎えの時間は」「子どもが急に発熱したらどう対応するのか」など、あらゆる場面を想定。どのような働き方なら可能なのかを、応募先企業に明確に伝えた方が良いとアドバイスをしていただきました。
求人を紹介していただくにあたり、フレックスタイム制など柔軟な働き方ができる環境で、女性に対してフェアな企業を選定していただきました。また、英語も得意であったことから、自然に外資系企業が候補に上がりました。
外資系企業では、与えられた役割に対して成果を挙げていれば、働き方は問われないこと、また、自己裁量の範囲が広いので、時間に制約がある育児中の女性にはマッチしていると説明を受けました。
結果、私は、ありがたくも複数の外資系企業から内定を得ることができ、より自分が興味を持てるプロダクトを扱っている企業に入社することができました。年収は前職より150万円アップとなりました。
コンサルタントの目線:専門性を確立しておけば、自由度が高い働き方を選択できる
Nさんは3年間のブランクがありながらも、マネージャーのポジションで迎えられました。それは、彼女が30代前半までにキャリアを築いておいたからだといえます。
海外赴任で退職する前に、大手メーカーでチームリーダーまで昇格していたNさん。今回、内定を得た企業は「この企業でここまで昇格できた人物であれば期待できる」と、彼女の「伸びしろ」を評価したのでした。
30代以上になると、ライフイベントが増え、ワークライフバランスを整えたいと考える傾向が見られます。
そのとき、自身のペースで自由度高く働く選択ができるようにしておくためには、20代~30代前半までに自身の「強み」といえる専門性を身につけておくことをおすすめします。
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※当記事は2022年に制作したものです。