男性30代前半
時代の流れとともに伸びしろがなくなる現職。もっと最先端の技術に触れたい
前職では、新卒入社から一貫して、技術営業の経験を約10年間にわたって積んできました。理系のバックグラウンドを活かし、各社の製品仕様を深く読み込んだ提案をしたり、海外の取引先に英語でメールのやりとりをしたりしながら、技術営業としてのキャリアを積んできました。
しかし、商社というポジションである以上、「買ってきたものを売るだけ」以上のことができないことに物足りなさを覚えるようになりました。取引先においても、商社を介さずに各社が要求仕様に沿ったデバイスをメーカーから直接調達する動きが進んでいました。その結果、利ざやの低い商品やディスクリート半導体など限られた製品しか扱えなくなり、仕事に対して閉塞感を抱くようになりました。少しでも時代の先端に位置するモノづくりに携わりたいという思いから、転職を決意しました。
技術営業の経験が生かせる他職種へのキャリアチェンジ
転職先の候補としては日系・外資系の半導体メーカーだけでなく、半導体を調達する側のメーカーもピックアップしました。JAC Recruitmentにエントリーしたところ、「設計の経験や最終製品に携わった経験が無いので開発職への応募は難しいが、半導体を売る側にいた経験を活かして購買での転職ができるのでは」とアドバイスを受けました。
その結果、前職と同じ技術営業だけでなく、日系の総合電機メーカーの開発購買でも内定を獲得することができました。選考では複数のメーカーのデバイスを扱っていたことや、海外メーカーとデータシートに関するやりとりをしてきたことなどをアピールしたことが評価され、前職から年収アップも実現できました。
コンサルタントの目線:自分のスキルを因数分解して、市場価値を客観的に見極めましょう
転職活動においてはご自身のキャリアを棚卸しすると同時に、何ができるのかを因数分解することが重要です。
例えば、営業のマネージメントをしていたのであれば、どの業界で、何人規模のチームを見ていたのか。マネージメントしていたチームの年代は?国籍は?と紐解いていくと、ご自身のスキルが客観的に把握できるようになります。
今回ご紹介した方は複数の半導体メーカーとの取引経験があり、技術理解度が深かったことや、英文メールでのやりとりができる点など、購買でも活かせる複数のスキルをお持ちでした。
ご自身でのキャリアの因数分解が難しい場合は、経験豊富なキャリアコンサルタントがキャリアの棚卸しをお手伝いします。ぜひ、JACにご相談ください。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。
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