【半導体業界の転職事例】国が支援する半導体業界で「官」の経験を存分に生かす転職に成功

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公開日:2024/06/19 / 最終更新日: 2024/06/26

Sさん(女性/40代後半)

業 種
官公庁
エレクトロニクス業界
職種
官公庁職員
国際団体のプロジェクトマネージャー
年 収
800万円
1000万円


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やりがいのある仕事だが、ワークライフバランスの改善を図りたい

大学卒業後、官公庁で社会インフラ・環境関連の政策に取り組んできました。労働時間が長く、仕事はハード。海外出張は好きだったものの、頻度が高くて拘束時間が長かったのです。やりがいのある仕事でしたが、ワークライフバランスを改善したいと考え、転職活動を始めました。

民間企業も視野に入れ、さまざまな国・エリアへ出向き、多様な立場の人々と連携・交渉、会議のとりまとめなどを行ってきた経験が生かせる転職先を探しました。40代後半という年齢で転職できるのか不安を抱いていましたが、JAC Recruitment(以下、JAC)の転職コンサルタントと対話し、十分にチャンスがあることに気付き、不安は払しょくできました。

半導体分野で、官公庁勤務時代の活動・交渉経験と合致するポジションの求人に出合う

JACからは、私の経験を生かせる選択肢として、これまで携わってきた社会インフラ領域の事業会社、各種メーカーのサステナビリティ推進担当など、多様な求人を紹介していただきました。そのなかで興味をひかれたのが、エレクトロニクス業界に特化した半官半民の国際団体です。プロジェクトマネージャーとして、環境に関わるテーマに取り組むポジションの求人です。活動内容が前職と近く、官公庁との交渉も担うという点で、まさに私の経験に合う求人でした。

その会社で関わることになる半導体業界は、国が支援に注力している重要分野ということもあり、そこに貢献できる価値も感じられました。JACの半導体業界専門のコンサルタントから、業界の構造、各社の特徴、課題、今後の展望などについて情報をいただき、理解を深めたうえで面接に臨んだ結果、内定・入社に至ったのです。年収は約200万円アップとなりました。

コンサルタントの目線:国が支援する半導体業界は、「官」の経験が生きるポジションも多数

官公庁で経験を積まれた方が、民間企業で知見・スキルを生かせるチャンスは多々あります。Sさんのケースでも、面接で、グローバルでの動き方、会議や交渉に臨む前の根回し、政治家や企業を巻き込んだ協力の取り付けといったご経験のエピソードを話され、企業から高く評価されました。

特に半導体業界の場合、政府が「特定重要物資」として国産半導体の生産強化を図っています。さまざまな企業の連携が必要であるほか、CO2削減、人材不足の解消、輸出入など、課題が山積みの業界です。関連する知見・経験をおもちの方であれば、生かせるポジションが多くありますので、選択肢の一つとして可能性を探ってみてはいかがでしょうか。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。


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この記事を監修した転職コンサルタント

丹羽

丹羽

セミコンダクター&エレクトロニックテクノロジーチーム コンサルタント

前職では中国のシリコンバレーと言われる深圳市にて人材ビジネスを4年間経験し、2022年からJAC Recruitmentに入社。 一貫して外資系半導体領域を担当しています。
グローバルTOPの半導体メーカーから、ニッチな領域で活躍する企業まで幅広くご支援させていただいております。日本は特に半導体人材が不足していることもあり、異業界からの転職も多く見られます。今までのご経験やスキルを生かしたうえで、キャリア形成をご提案させていただきます。