Fさん(男性/40代前半)
重工・重電メーカーの転職動向に詳しいコンサルタントが、あなたの転職をサポートします。
業界における市場価値はもちろん、レジュメの効果的な書き方、面接対策、企業傾向の情報収集など、
JACのコンサルタントにご相談ください。
残業・長期出張が多い労働環境を改善したい
プラントのエンジニアリング・メンテナンスを手がける会社で化学系プラントの施工管理を務めていました。残業や長期出張が多かったため、家族と過ごす時間を増やしたいと考え、転職活動を開始。当初は「経験を生かすなら同業界・同職種しかないだろう」と考えており、その選択肢の中で少しでも労働条件が改善される企業を選ぼうと思っていました。
ところがJAC Recruitmentのコンサルタントの方から意外な求人を提案されたのです。それは「重電メーカー・X社の販売推進企画」でした。X社では「建設現場の安全」に関するソリューション提供に注力しており、プラント建設現場の知見を持つ経験者を求めていたのです。いわば営業的なポジションなので、これまでの仕事と大きく異なる選択肢があることに驚きました。しかし、経験を生かして新しいチャレンジができること、リモートワークが可能である点に魅力を感じ、応募しました。
スキル不足を「学習意欲」「志望度の高さ」のアピールでカバー
X社の選考が進むなかでは、「プラントの施工管理経験」については評価されたのですが、大きなハードルもありました。求人で「必須要件」の一つとして指定されていたスキルを持っていなかったのです。そこでコンサルタントの方から面接対策のアドバイスを受け、不足しているスキルをこれからキャッチアップしていく姿勢と志望意欲の高さをアピールした結果、無事採用に至りました。
年収は前職より数十万円ダウンとなりましたが、残業や出張が大幅に減り、当初の希望だったワークライフバランスの改善をできたため、良い転職ができたと思っています。
コンサルタントの目線:「転職目的」を起点に考え、選択肢を広げる
転職ご希望者とお話ししていると、「自分が経験してきた業種・職種以外への転職は難しいだろう」と考えている方が多数いらっしゃいます。Fさんのように40代ともなればなおさらです。
確かに同業種・同職種の経験をそのまま生かす方向で探す方が転職できる可能性は高いのですが、同業種・同職種の労働条件や環境は似ていることも多く、抱いている不満を解消できないこともあります。
Fさんのケースでは「ワークライフバランスの改善」という目的を達成するため、どのような選択肢があるかを探った結果、「前職経験が生かせる異職種」の求人を発見し、提案することができました。
近年は、企業が異なる領域の新規事業を立ち上げる動きが活発です。自社にない知見を導入するため、異業界出身者を迎えるケースが増えています。
思いがけない業界や企業で自身の知見・スキルを生かせるチャンスが広がっていますので、JACコンサルタントから得られる情報も活用しつつ、視野を広げて可能性を探っていただきたいと思います。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。