Kさん(男性/30代前半)
コンサルタントとして経験を積んだ後、事業会社への転職を目指す
コンサルティングファームで経験を積んできましたが、次のステップとして事業会社でのキャリアを築きたいと考えました。コンサルティング業界から事業会社に移ると年収ダウンとなるケースが多いようなのですが、なるべく年収を維持したいと考え、給与水準が高い製薬業界、金融業界を検討。
もともとヘルスケア領域に興味があったこと、英語力も生かせることから外資系製薬メーカーを優先候補として、転職エージェントに登録しました。何社かに応募はしたもののエージェントとのやりとりが円滑に進まず、JAC Recruitmentに相談してみたのです。
対象部門・ポジションを広げ、選択肢が増加。志向にあった求人を発見
私はデータサイエンスの知見を強みとしているため、他エージェントからは、主に外資系製薬メーカーのデジタル・IT関連部署の求人を中心に紹介を受けていました。しかし、数社に応募した結果、手応えが今ひとつだったのです。
JACでは、営業企画などビジネスサイド寄りのポジションの選択肢が広がる提案も受けました。企業や求人ごとに専任のコンサルタントがいるため、他社からはうかがうことができない求人企業の事業戦略や課題、キャリアパスなどの情報を聞き、私が目指す方向性と合う企業に絞り込み、7社ほどに応募。外資系製薬メーカー・A社から内定を得て入社しました。
A社には「医療機関ごとの処方データをより詳細に解析し、戦略に落とし込みたい」というニーズがあり、私の経験が生かせると評価いただけたのです。多少の年収ダウンは覚悟していましたが、50万円アップを果たすことができました、
担当コンサルタントからのコメント:同じ会社でもポジションは多様。あなたに合うポジションの見極めを
ヘルスケア業界ではオムニチャネル戦略が活発化しており、IT・デジタル部門からビジネス寄りの部門まで多様なポジションの求人が出ています。幅広く探すことで、ご自身に合う求人に出合いやすくなります。実際、Kさんも最初に応募したポジションとは別のポジションでオファーを受け、採用に至りました。
Kさんは年収維持を希望し、結果的にアップとなりましたが、あまり年収にこだわり過ぎないことをお勧めしています。高い報酬を得る分、企業側の期待値も上がります。異業界から転職する場合、新たな知識をキャッチアップしなければならない状況で成果を出すことを焦ってしまい、過度のプレッシャーがかかることも。入社時には背伸びせず、入社後に成果を挙げて年収を上げていくことを目指すことをおすすめします。
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