Mさん(女性/30代前半)
労務を中心に担当。より「企画」に近いポジションに移りたい
大手メーカーのグループ企業で人事部門に所属。労務を中心に担当し、人事評価や制度改定などにも携わってきました。
しかし、親会社の主導で方針が決まり、それに従う働き方に物足りなさを感じたのです。企画など上流工程の仕事を手がけられるようになりたいと考え、転職活動を開始しました。
JAC Recruitmentに相談した時点で、次の道への希望はまだ漠然としていました。
JACの転職コンサルタントは「企画を担当できるようになるためには、人事領域の中でも一本筋が通ったコアキャリアを確立した方が良い」と、方向性が異なる複数の選択肢を提案してくださいました。
「労政・労務企画に特化」「HRBPとして新たな仕組みの導入を経験」「エンゲージメント/タレントマネジメント領域の担当」などの選択肢がありました。
さまざまな方向性の求人7社に応募。面接を受けながら自分の志向をつかんだ
どの分野が自分に合うのか分からなかったため、まずは提案を受けた案件に幅広くチャレンジしてみようと思いました。
数十社ある候補企業のうち、大手企業を中心に7社ほどに応募。書類選考で不採用になった企業について「なぜ落ちたのか?」をコンサルタントと話し合ったり、面接に進んだ会社では採用背景や今後のビジョンを聞いたりして、自分にマッチする方向を探っていきました。
その結果、採用や労務よりも「社員の定着」に興味を持つようになり、大手メーカーの「エンゲージメント推進」のポジションを選択しました。
コンサルタントや企業との対話を通じ、今後どのようなキャリアを築いていくかをイメージできたので、決断に至りました。
コンサルタントの目線:さまざまな選択肢を持ち、面談を通じて自身の志向の見極めを
Mさんの転職先である大手メーカーは、サステナビリティ推進に積極的ではあるものの、まだ試行錯誤の段階にあります。
施策の一環である「エンゲージメント推進」も着手したばかり。その分、Mさんもこれからさまざまなチャンレンジをしていけるでしょう。
エンゲージメント推進経験を積んだ先には、たとえば「ダイバーシティ」「女性活躍」などに自ら手を挙げ、さらにキャリアの幅を広げていける可能性があります。
Mさんのように、自分の方向性が明確化していない方は、1人で情報収集するよりも私たちのようなコンサルタントと話す、企業の人事担当者や現場の人と話す機会を持つことが、より自身の志向を整理しやすくなります。
転職する・しないにかかわらず、転職活動をしてみることで発見できることもあるのです。
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