Fさん(男性/40代前半)
現在の担当領域はすでに極めた。スキルの幅を広げていきたい
新卒で大手重工メーカーに入社し、20年以上にわたりエンジニアとして働いてきました。業務の一環として、エネルギー会社や海外メーカーなどと協業する機会も多く、外の世界に興味が湧き、「自身のスキルを別の場所で生かしてみたい」という思いが強くなっていきました。
所属企業にも愛着は持っていたのですが、私が担当していた領域については、すでに「極めた」という感もあり……。今後のキャリアを考えると、自身のスキルの幅を広げておきたいと考え、転職サイトに登録。JAC Recruitment(以下、JAC)のコンサルタントからご連絡いただきました。現住所とは遠く離れた名古屋・東海エリア担当のコンサルタントだったので意外に思いましたが、勤務地にこだわらず、全国を対象に可能性を探ってみることにしました。
複数企業で面接を受けるうちに、「やりたいこと」が明確に
JACからは、電機メーカー、プラントエンジニアリング会社、建設コンサルタント、電力・ガス・石油などエネルギー会社などの求人を紹介されました。もともと方向性が定まっていなかったため、試しに複数の企業に応募。さまざまな会社と面接で話すなかで、自身の経験・スキルをこれからどう生かしていきたいか、どのような形で貢献していきたいか、イメージが明確になってきました。
その結果、大手エネルギー会社・A社の機械系エンジニアとして再生可能エネルギーの発電に携わるポジションを選択。A社には、機器の設計や施工への指示ができる人材はいるものの、現場に入り込んで指示に対応できる人材がいないとのこと。私の経験が生かせると判断しました。
勤務地は東海エリア。これまで縁がなかった土地ですが、引っ越しをしてでもやりたい仕事を見つけられました。入社後は、裁量権を持って自由に活動することができています。転職してよかったと思います。
コンサルタントの目線:選択肢が多いなか、「大切にしたいもの」を軸に比較検討を支援
Fさんにとって、「転職活動」は初めてのご経験でした。そこで、活動の進め方をイメージしていただけるよう、最初に「転職活動の全体像」をお伝えしました。Fさんは新卒の就職時、志望先を1社に絞って入社を果たされているため、求人情報を「比較検討」するのは初めてです。今回の転職活動で、Fさんの経験・スキルを生かせる業界・ポジションは多岐にわたっていました。
また、SDGs関連の求人は、企業側も取組みを開始して間もないため、募集要件の定義があいまいになりがちです。企業が目指すものと、転職希望者の方の経験・スキル・志向をすり合わせ、適切な選択ができるようお手伝いしています。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。