Mさん(男性/50代前半)
北米法人でのミッションを終え、次のキャリアを考える
大手機器メーカーにおいて、北米法人の経営に携わっていました。そこでのミッションを終えたとき、次のキャリアを検討するためにJAC Recruitmentに相談しました。
前職では主にファイナンス領域のマネジメントを担ったのですが、今後はファイナンスに寄り過ぎず、「ビジネス」を成長させる仕事を手がけてみたいと考えていました。
今後目指したいことをコンサルタントの方に話したところ、「このような企業があります。Mさんの志向に合っているのではないでしょうか」と案内いただいたのが、小型機械メーカー・A社です。
経営陣との「カジュアル面談」で、「情熱を注げる」と確信
A社の売上の半分以上は海外。ニッチマーケットで高いシェアを持ち、欧米でのブランドも確立しています。しかし、販売店の数が増えるにともない、欧州での「販売チャネルの整理」という課題を抱えているとのこと。一方では、海外から技術情報を集めて日本に導入し、顧客業界の発展に貢献するという未来を描いているそうです。
興味を持ったので、まずはA社役員の方々との「カジュアル面談」の場を設けていただくことになりました。コンサルタントの方からは、「パーパスに共感できるか」「カルチャー/人物にフィット感を持てるか」「入社後に価値を発揮できるか」の観点を持って面談に臨むようにと、アドバイスを受けました。
面談の結果、A社が目指すビジネスに共鳴でき、自身の経験が存分に発揮できる企業だと確信し、入社を決意。欧州法人のトップのポジションで迎えられました。
コンサルタントの目線:エグゼクティブ採用のマッチングのカギは「パーパスの共鳴」
エグゼクティブクラスの方々の転職サポートにおいては、その方が「パーパスに共感・共鳴し、情熱を燃やせる」企業はどこか……という観点で企業のご紹介をしています。それを軸に「カジュアル面談」をセッティングさせていただくと、あとはその方と役員とで自然に話が盛り上がっていくことが多いのです。
ただし、カジュアル面談の前にはミーティングを行い、「どのようなテーマで語り合うか」「どのようなポイントを確認するか」を押さえておくことが大切です。企業側には「自社が目指すもの」「経営課題」「任せたい役割・責務」を伝える用意をしていただき、転職ご希望者には、「どのような観点を確認するか」をお伝えしています。こうしてお互いの接点を見いだすためのサポートこそ、私たちJACがご提供できる介在価値といえます。
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