Mさん(女性/40代半ば)



管理職になるよりも現場に立ち続けたい
新卒で大手企業に入社し、直近は経営企画職を務めていました。20年以上勤務した会社を辞める決意をしたのは「管理職への昇進」がきっかけです。
前職では、管理職に就くと業務は「マネジメント」のみとなると聞いていました。ですが私は、現場の第一線で働き続けたいという思いが強く、社内でそのような働き方ができないか模索しました。しかしそれが実現することはなく、最終的にJAC Recruitment(以下、JAC)に相談して転職活動を開始しました。
私は「昇進」にはそれほど興味がありませんが、新たな経験を積んで「成長」し続けたい気持ちは強く持っていました。それをJACのコンサルタントに伝えたところ、「コンサルティングファーム」と「スタートアップ」を提案されました。
年収差は350万円。それでもスタートアップを選択
スタートアップは想定外だったため、これまで所属してきた大手企業とのギャップに戸惑いもありました。しかし、A社の面接を受けたことで、自分が必要とされていると実感することができました。また、一方でコンサルティングファームからも内定をいただきました。私がこれまでサービス開発のプロジェクトマネジメントを経験し、社内外の多様な関係者を巻き込んでプロジェクトを推進してきた力が評価されたようです。
コンサルティングファームからの年収提示は現職より約200万円アップ。スタートアップ・A社からの年収提示は現職より約150万円ダウンと、「350万円」という年収差に悩みましたが、最終的にはスタートアップを選びました。コンサルティングファームの場合、成長感は得られそうですが、企画・提案までで役割を終えることになります。ですが、スタートアップなら自身で企画を推進し、その結果としてマーケットや会社に与えるインパクト・貢献を強く感じられると考えました。悩んだ末、スタートアップへの転職が、実現したいことにより近いと判断しました。
コンサルタントの目線:「中長期視点で成し遂げたいこと・得たいもの」を判断の軸に
Mさんのように、大手企業からスタートアップへ転職する場合、年収ダウンでの入社となるケースがほとんどです。しかし、入社後の貢献によって短期間での昇給も望めます。Mさんの場合、150万円の年収ダウンとなりましたが、1年ほどで元の水準まで上げられることが見込めました。実際、どのような成果を挙げれば、どれくらいで昇給となるのか、社長から直接説明を受けたことで、Mさん自身が納得して決断できたようです。
何より、「自身の手で事業を育てるやりがいを感じながら現場の第一線で働き、キャリアを発展させる」という志向を重視して選択したことで、納得の転職となりました。
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