Kさん(女性/30代半ば)
欧州の経験を生かした転職活動。当初は「海外営業」を想定
欧州の某国に留学し、滞在中に「現地採用」として日本の大手電機メーカーに入社。欧州拠点で営業企画を務めていました。将来を見据え、日本で生活基盤を固めるために、JACに相談して転職活動を開始。これまでのキャリアを生かし、かつ「グローバルな環境で働きたい」という思いから「海外営業職」を検討していました。ところが、JACの転職コンサルタントの方から予想外の求人を紹介されたのです。それは、大手機器メーカーの事業企画です。
SDGs先進国での経験が評価され、キャリアチェンジを実現
その大手機器メーカーでは「SDGs」関連施策を推進する組織を設けており、中期計画に基づき実行フェーズに入っていました。JACからは、その事業企画・商品企画を推進するポジションを提案されたのです。これまでの業務経験が、営業企画としての営業戦略の策定や営業サポートだったため、事業企画・商品企画のような企画職に挑戦できるのだろうか…と意外に思ったのですが、興味があり応募してみたところ、採用に至りました。欧州のSDGs先進国で現地企業とコミュニケーションをとっていた経験から、SDGsに関する理解があること、SDGsの観点で海外企業と折衝ができる点が評価されたようです。
コンサルタントの目線:企業側が求める要素を踏まえ、職務経歴書の作成を支援
Kさんのキャリアを生かす転職先となると、通常は「メーカーの海外営業」が選択肢の中心に挙がってきます。もちろんその方向性も検討いただきましたが、Kさんが欧州でどのような企業・人とコミュニケーションや折衝を行ってきたのかをお聞きするなかで、「SDGs」のリテラシーを生かす道もあるのではないかと考え、ご提案しました。
日本企業ではSDGsへの取組みが活発化していますが、サステナビリティへの意識・理解の水準は欧米諸国よりもまだまだ低い状態。グローバルに展開する企業では、海外企業と目線を合わせて折衝を行っていくため、海外水準のSDGsリテラシーを持つ人材を求めているのです。
即戦力で活躍できる方々が少ない今であれば、SDGsへの意識・理解があるだけでも、プロジェクトを推進する企画ポジションで活躍できる可能性があります。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。
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