【完全版】転職における求人応募の流れ・探し方
実際に転職活動を始めようと思った際に「まずは企業へ直接応募してみよう」とお考えの方も多いのではないでしょうか。実際には応募前の事前準備から、各サービスを利用した応募方法の選択、応募後のプロセスなど、「応募」に関することだけでも考えることはたくさんあります。
この記事では転職活動の「応募」について、応募方法や応募前に必要な準備、応募後の流れについてハイクラス転職のJAC Recruitment(以下、JAC)が解説していきます。
複数社に応募する際の注意点や、直接応募が有利なのか?といったよくある疑問についても紹介しています。転職活動中の方はぜひ参考にしてみてください。
目次/Index
転職の応募における全体像
応募前 | 応募 | 応募後 |
転職軸の設定 | 応募方法 | 書類選考・面接 |
職務経歴書・履歴書の作成 | 企業研究 | 最終面接 |
転職の「応募」における全体像は上記のようなイメージです。大きく分けて「応募前」「応募」「応募後」の3つのプロセスに分けられます。
「応募前」では「転職活動の軸を決める」「職務経歴書・履歴書の作成」という事前準備があります。特に「軸」を決めるのは転職活動において重要です。自分が仕事に何を求めているのかを明確にすることで、転職活動の方向性を定めます。
「応募」では、特に「応募方法」についてさまざまな方法があることを紹介していきます。おすすめの応募方法は転職エージェントの利用です。非公開求人を多数保有しているほか、求職者に合わせた求人の提案や面接対策のサポートなど、メリットがたくさんあります。
「応募後」では1次2次面接、最終面接の目的や対策について紹介していきます。面接は転職活動の本番ともいえる部分ですので、しっかりと準備して挑みたいところです。
それでは、まずは「応募前」に行う2つのステップを見ていきましょう。
転職の「応募前」に行う2つのステップ
転職活動の「応募前」の段階でやることは「軸の設定」と「書類作成」の2つです。所要期間の目安は1~2週間となります。
特に「軸」の設定は、入社後のミスマッチを防ぐためにも重要なプロセスとなります。実際に応募を始める前にしっかりと自己分析を行い、「自身が何を望んでいるのか?」「仕事でこだわりたいポイントは何か?」といったことを考えて「自分の軸」を探ってみてください。
応募前Step1. 転職の「軸」を設定する
転職活動を始める前に、まずは自分が何を求めて転職を考えているのか「軸」を明確に設定しましょう。この「軸」があることで、転職活動がぶれることなく、目的に沿った職場探しが可能となります。
転職の軸は、キャリアアップを目指すか、ワークライフバランスを重視するか、あるいは待遇改善を望むかなど、人によって異なります。自分にとって重要なポイントをリストアップし、それを基に求人を選ぶことが重要です。
また、この軸を設定する際には、過去の職務経験や自身のスキル、そして市場における需要も考慮に入れると良いでしょう。これまでの経験から学んだことや、これから伸ばしていきたい能力を明確にすることが転職成功の鍵を握ります。
下記に、転職においてよく挙げられる「軸」の一例を用意しました。
軸 | こだわり条件 |
仕事内容 | ・スキル、経験を生かせるか ・自分の社内での役割 ・業務内容 |
収入面 | ・年収 ・ボーナス ・昇給の可能性 |
勤務形態 | ・フルタイム ・リモートワーク ・フレックス制 ・勤務地 |
ワークライフバランス | ・有給の消化率 ・残業時間 |
経営方針 | ・会社のビジョン ・経営の方向性 ・会社の商品 |
将来を見据えたキャリア | ・キャリアアップ ・自身の成長 |
「軸」の設定の注意点として、基本的には自身の本心に従って設定すれば問題ありません。ですが、面接の場で「転職活動の軸は何ですか?」と聞かれた場合に、そのまま本心を伝えても企業側にとって利のない軸もあります。例えば「ワークライフバランス」や「勤務形態」が転職活動の軸です、と伝えても、企業側から見えれば求職者の魅力は見えてこないでしょう。そのため、「面接の場で伝えるための軸」と「転職活動の基となる本心の軸」の2パターン用意しておくとベストです。
転職活動の軸について、さらに詳しく解説している記事は下記になります。
応募前Step2. 職務経歴書・履歴書を作成する
転職の軸が決まったら、次に応募書類の準備に移りましょう。職務経歴書と履歴書は、転職時に求職者の第一印象を左右する重要な書類です。
職務経歴書では、これまでの職歴を詳細に記述し、どのような責任を持って仕事をしてきたのか、どのような成果を上げたのかを具体的に書きましょう。特に、求める職種に関連する経験やスキルは強調して記載することがポイントです。
履歴書には、基本的な個人情報の他、資格や特技なども記入します。これらの書類を丁寧に作成することで、面接官に自己PRを効果的に伝えることができます。
下記記事にて、各書類の書き方とテンプレートを用意してあります。詳しくはこちらを参考にしてみてください。
▼職務経歴書の書き方
▼履歴書の書き方
Tips:応募前に職場見学はできる?
中途採用でも「職場見学」ができる企業が増えてきています。「職場見学可能」と求人票に記載している企業があれば、問い合わせしてみましょう。また、記載がなくても問い合わせすることで受け入れてもらえる可能性もあります。転職エージェントを利用している場合は、エージェントに職場見学の可否を確認してもらうことも可能です。
職場見学は、その職場の雰囲気や実際の業務内容を肌で感じる絶好の機会です。実際に足を運ぶことができれば、より具体的なイメージを持つことができ、入社後のミスマッチを防ぐことでできるでしょう。職場の環境や社員の様子を直接見ることで、自分が働くイメージがしやすくなり、転職活動の動機づけにもなります。
転職の「応募」の進め方4つのステップ
応募前の事前準備が完了したら「転職の応募」を上記のイメージで進めていきます。1つ1つ確認していきましょう。
応募Step1. 応募方法を決める
転職サイト | ハローワーク | SNS | 直接応募 | 転職エージェント | |
担当者の有無 | × | × | × | × | ◎ |
スカウト | 〇 | × | 〇 | × | △ |
求人の提案 | × | × | × | × | ◎ |
キャリアの相談 | × | 〇 | × | × | ◎ |
選考対策サポート | × | 〇 | × | × | ◎ |
自分のペースで進められる | 〇 | △ | 〇 | 〇 | △ |
転職活動の応募方法は上記の通り複数あります。直接の応募以外の手段は何かしらのメリットがありますので、是非とも利用してみてください。
よく目にするのは「転職サイト」でしょう。ホームページ上に求人が掲載されており、自身の希望に応じて検索ができるサイトです。自身のプロフィールを詳細に登録することにより、企業側からスカウトが来る、というサービスもあります。
「ハローワーク」は、国が運営する公的機関です。基本的に日本各地にある施設へ足を運ぶ必要があるため、少し手間がかかります。また、運営時間も平日の17~18時頃までとなっていることが多く、働きながら利用するのは難しいです。
LinkedInなどの「ビジネスSNS」を利用するという手もあります。企業の採用担当や働いている人、業界人と直接交流することで、仕事を得るチャンスが生まれます。
「直接応募」は、会社のホームページの採用情報から直接エントリーする、という手法です。他のツールやサービスを介さずに、企業と直接1対1でやり取りができるという点がメリットになります。ただ、転職の支援は一切なく、全て自分の手で準備を進める必要があるため、難易度は高くなります。
「転職エージェント」は、専属のコンサルタントが一人担当としてつき、求職者の転職を支援するサービスです。キャリアの相談から求人の提案、選考対策といった転職に必要な事柄を一通りサポートしてもらえます。
下記に、厚生労働省が「転職活動の方法」と「転職活動の準備内容」について集計したグラフを掲載します。
転職方法としては「ハローワークなどの公的機関」の利用が最も多く、41.3%を占めています。民間の職業紹介機関(転職サイトや転職エージェント等)の利用は19%と、意外と低い数値となっています。
転職の準備内容としては「特に何もしていない」の比率が高く、66.1%を占めています。意外とみな、準備をせずに転職活動をしているようです。こういったWebサイトでの情報収集や、転職支援サービスを使って転職活動をしている時点で、他のライバルよりも一歩先へ進めているということが分かりますね。
準備をしている人のうち、「情報収集をした」人が42.9%を占めています。転職エージェントなどの「キャリアコンサルティングを受けた」人は16%です。他にも資格の勉強や職業能力の向上など、仕事のスキルを磨いて準備をしている方も多いようです。
志望企業への直接応募は有利?
「他のサービスを利用せず、直接応募した方が有利」という話を見かけることがあります。理由として、転職サイトの場合は掲載料を、転職エージェントの場合は紹介料を企業側が支払うことになるため、直接応募した方を採用することでコストを削減できるから、というものです。
これに関して、あまり差はないと考えて問題ないでしょう。完全に同一条件の2人が並び、どちらか一方しか採用しないとなると直接応募の方を選ぶかもしれませんが、そのようなケースは稀です。更には、転職支援系のサービスを利用するのと、何も利用せずに直接応募するのでは得られる情報量が違います。選考において、転職支援サービスを利用している方と同列に並ぶのは難易度が高いです。
また、企業側は採用活動におけるコスト削減にもちろん気をかけていますが、それよりも採用者がしっかりと自社で貢献してくれるか、活躍してくれるか、といった点を重視します。
こういった事情から「直接応募だからといって直接有利」ということはほとんど無いと考えて問題ないでしょう。
転職エージェント利用・直接応募はどちらが有利?
結論から言うと「転職エージェントの方が有利」と考えられます。
直接応募のメリットは前述した通り、企業側が転職エージェントに対して紹介手数料を払わずに済む、という企業側の事情になります。もちろん、コストを重視して直接応募の応募者を積極的に採用する会社もあるかもしれませんが、基本的には能力を重視して採用します。
仮に自身が相応の能力を持っていたとしても、それをプレゼンするというのは結構難しいものです。その点、転職エージェントを利用すれば選考に関してのアドバイスをもらえます。キャリアの相談から書類作成、面接対策まで、企業側の採用担当者とも繋がっているエージェントが全てサポートしてくれるため、選考はかなり有利に進むでしょう。
応募Step2. 企業研究を行い情報収集する
応募方法を決定したら、続いて「情報収集」を行います。転職活動において「企業・業界の研究」をしておくと、選考がかなり有利に進みます。
面接では「なぜこの会社を応募してきたのか」という内容を聞くための質問はほぼ必ずされます。その際に業界・企業の知識がないようでは、入社意欲がなく「お金のために適当に仕事を選んでいる」という風に捉えられてしまうかもしれません。選考対策のために情報収集は必須です。
また、事前に情報を収集しておくことで業界・企業への理解度も深まり、入社後のミスマッチを防ぐこともできます。もしかしたら、情報を収集しているうちに「自分の希望はこの業界(職種)ではないかも」と思うことがあるかもしれません。
応募Step3. 求人票の見方を知る
続いて、実際に応募する前に必ず目にする「求人票」の見方についての解説です。
求人票には、下記のような項目があります。
- 募集職種
- 職務内容
- 語学力
- 給与
- 給与体系
- 就業時間
- 休日・休暇
- 待遇
- 勤務地
- 特記事項
- 応募方法
基本的に言葉の意味通りの内容が掲載されていますが、「募集職種」や「職務内容」の記載内容は注意深くチェックしてみてください。「募集職種」は、企業や業界によって表現の仕方が多彩です。職種の名称だけ見てすぐに判断してしまわないよう、職務内容とあわせて確認し「どのような仕事内容なのか」を考えてみることが重要です。
応募Step4. 実際に応募する
応募方法を決定し、情報収集を行い、求人票もしっかりとチェックしたら、いよいよ実際に応募するステップです。
必要書類の見直し、スケジュールの確認、連絡先の明記など、応募前の確認を忘れずに行ってください。最初の応募の段階で、企業側からの応募者に対しての第一印象が決まります。
転職志望企業に複数応募する場合の目安・注意点
ここでは、転職志望企業に応募する際の注意点について紹介していきます。
複数応募する場合の注意点
- 面接のスケジュール調整が難しくなる
- 複数社から内定が出た場合は辞退の連絡をする
- 内定を保留にしたい場合は回答期限に気を付ける
複数応募して選考を進める場合、上記のポイントに注意してください。
まず、複数応募して選考を進める場合はスケジュール管理が重要になってきます。複数社受ける場合は面接も複数入るため、時間が重複してしまわないように注意してください。カレンダーアプリなどで管理しておくようにしましょう。
また、複数社で内定が出た場合、他の内定や選考を辞退する必要があります。辞退の連絡はなるべく早めに行い、選考が進んでいる状態なら電話で直接伝えましょう。辞退する企業に対して連絡をしないのはNGです。まわりまわってしっぺ返しを受ける可能性もあります。辞退する会社にもしっかりと誠意をもって対応するようにしてください。
「内定をもらったが、他の選考の結果を待ちたい」といった理由から、内定を保留にしたいケースも考えられます。転職において内定を保留できる期間は通知後2日~1週間程度と考えておいてください。場合によっては翌日には返答を求められることもあります。そのため、志望度の高い企業の最終面接を先に入れておくこと、結果が同じようなタイミングに出るように最終面接のはなるべく近い日付に設定しておくこと、といった対処が必要になります。
「応募しすぎた」とならない応募数は10社
転職活動において複数応募し、選考を同時に進めること自体は一般的です。ですが「何社同時に選考を進めるか」は人によって異なります。応募数は最大10社までにしておくと「応募しすぎた」と後悔することも少なくなるでしょう。
複数応募しすぎた場合、各企業の研究や情報収集へ割ける時間が減ってしまい、それだけ選考では不利になってしまいます。また、面接のスケジュール調整も難しいです。もし、現職を続けながら転職活動をしているのであれば、10社程度の同時進行が限界でしょう。
初めての転職活動で勝手が分からなかったり、割ける時間があまりないという場合には5社程度にとどめておくことをおすすめします。
選考に通過した場合の断り方
複数社に応募し同時に選考を進めていると、複数の選考に通過する(内定をもらう)こともあります。こういった場合、必ず辞退の連絡をする必要があります。
内定辞退の連絡は電話で行うのが一般的です。選考の途中の辞退でも同様ですが、1次面接など選考の序盤で、かつ面接日まで日数がある状況であればメールで連絡しても問題ありません。
連絡する際「選考を辞退します」とはっきりと伝えることが重要です。具体的な理由は伏せておき「検討の結果」「諸事情により」といった曖昧な伝え方で問題ありません。もし理由を聞かれた場合は他社からの内定に関して言及しても良いですが、その際、社名は伏せておく方が無難です。理由を伝える際は相手方へ失礼のないように注意してください。条件が悪いから、といった辞退する会社に対しての批判はNGです。
また、辞退の連絡をする場合は早めにしましょう。選考が進んでいる状態だった場合、最終選考まで求人をストップしている場合があります。また、選考担当者はあなたの選考のために時間や手間をかけている状況です。相手のことも考え、連絡を先送りにしてしまわないよう注意してください。
転職の面接を辞退したいときに印象が悪くならない正しいマナー・伝え方
ダメ元・とりあえず応募はあり?
ダメ元・とりあえず応募は「あり」です。
ダメ元やとりあえず応募する事情としては「時間があまりかけられない」「自分の能力では厳しいかもしれない」といった背景があるかと思います。そんな状況でも、何もしないよりは転職へ向けて一歩前進するため、とりあえず応募もしてみましょう。
実際に面接で質疑応答をしている内に「話を聞いてみたら意外と好感触だった」といったケースもあり得ます。それに失敗したとしても、それは経験となり次へつなげられます。
しっかりと準備をした方が良いのは当然ではありますが、準備に時間をかけすぎて中々動け出せないようだと却って非効率です。それに、やってみないと分からないこともあります。チャンスを作るためにも、ダメ元・とりあえず応募でもチャレンジしてみてください。
但し、ダメ元・とりあえずだからといって、書類の確認をあまりせず不備がある状態で提出したり、連絡を返すのが遅くなったり、相手方へ迷惑をかける行為はNGです。「誠意」はしっかりともった状態で選考へ進んでください。
また、企業によっては「一度不採用となった場合の再応募は不可」としていることもあります。もし志望度の高い企業へダメ元で応募してみる場合は、再応募の可否や期間だけでもチェックしておきましょう。
転職の「応募後」の3つのステップ
転職の応募後は上記の3stepで進みます。応募の「面接」は、転職活動の中核を担う部分です。しっかりと準備をし、気合を入れていどみましょう。
応募後Step1. 書類選考通過~1次・2次面接
希望する企業へ応募後、まずは書類の選考が行われます。書類選考に通過したら1次・2次面接と進んでいきます。企業によっては3次面接が用意されるケースもあります。
1次面接では、提出した職務経歴書・履歴書の内容の確認を行うことが一般的です。自己紹介と志望動機、保有しているスキルや経験について話すことになります。1次面接は人事の採用担当者が面接官となるケースが多いです。
2次面接では、より業務内容に近い実践的な話をします。具体的な専門知識や保有しているスキル、過去の経験が転職先の企業でどう生かせるか、といった点をアピールしていくことになります。2次面接では入社後に上司となる人や現場を指揮している人が面接官となるケースが多いです。
応募後Step2. 最終面接
2次面接を通過したら、いよいよ最終面接です。最終面接では社長や役員が面接官となるケースが多く、入社の最終意思確認や、企業展望との適合性の確認、社長が自社の魅力を伝えるため、といった目的があります。
最終面接では、2次面接と同じような業務内容に近い質問がされるほか、今後のキャリア展望について聞かれることも多いです。
また、年収など条件の希望や、入社可能日について聞かれる場合もあります。現職を続けながら転職活動をしている場合や、複数同時に選考を進めている場合は、入社可能日の回答は事前に準備しておきましょう。
【例文付き】転職の最終面接対策のコツ|聞かれる質問・逆質問を解説
応募後Step3. 内定・入社意思確認
最終面接後、選考に通過していればメールや電話で内定通知が届きます。採用後の条件や雇用契約書などを確認し、内定の承諾or辞退を決定しましょう。
内定を承諾するか辞退するか、どちらにせよ連絡は必ず行う必要があります。企業にもよりますが、内定通知後2日~1週間以内は連絡をするようにしましょう。
内定を承諾する場合は、入社日の相談をした後に雇用契約を結び、現職の退職を進めることになります。
転職活動の応募~内定までの期間目安は1~2ヶ月
実際に転職活動で「応募」から始めて転職先に就くまでの目安は約1~2ヶ月です。実際に応募した後に残っているのは「面接」と「退職の準備」になります。
転職活動をしていて「退職するタイミング」は気になるところかと思います。厚生労働省の調査に「前職を離職してから現職に就くまでの期間」というデータがあるので紹介します。
上記は、前職を離職してから転職先へ入社するまでの期間を集計したグラフです。前職を離職してから入社まで「期間なし」「1ヶ月未満」の回答が約半数を占めます。離職後にブランクを作らない方が多いようです。
実際は自身の希望に応じて調整すれば問題ありませんが、内定獲得後に入社まで待ってもらえる期間は約1ヶ月程度と考えておきましょう。
転職活動で同じ会社に再応募した場合はバレる?
再応募は基本的にバレます。ほとんどの企業で採用に関する情報はシステム化されています。応募してきた人物のデータを一定期間は保有していると考えられるため、同一人物からの応募はすぐにバレるでしょう。
但し、バレるからといって再応募がNGな訳ではありません。以前に落ちた要因を考え、その反省を生かしてスキルを身に付け、自身の変化や成長をアピールすれば採用される可能性もあるでしょう。
企業によっては再応募に期間制限を設けたり、そもそも再応募NGとしている場合がありますので、もし再応募したいと考えているのであれば求人票をチェックしてみてください。
転職応募についての完全ガイド|まとめ
この記事では、転職活動における「応募」について、「応募前」「実際に応募するプロセス」「応募後」の3段階に分けて解説しました。
「応募前」では、転職活動の軸を設定し、入社後のミスマッチを防ぐための事前準備を行います。自己分析を行い、自分がこれからどうしたいか、仕事に対して何を求めているのかを考えてみてください。また、書類の作成もこの段階で事前に行います。
「応募」では、さまざまな応募方法があることを紹介しました。転職サイトやハローワーク、ビジネスSNS等の方法がありますが、おすすめは「転職エージェント」の利用です。応募前の事前準備の段階からサポートしており、自己分析から書類作成、面接対策と転職活動において必要なことがらを一通り支援してもらえます。保有している応募先企業の情報も共有してもらえるため、転職活動の成功率を各段に上げることができるでしょう。
「応募後」では、実際に応募した後の流れについて解説しました。書類選考~1次・2次面接~最終面接という流れで進みます。