転職年収

転職で年収をアップさせたい方へ|年収を上げる方法を解説

「年収を上げたいと考えているけど、転職をすることで叶えられるのか想像が付かない…」という方もいるのではないでしょうか。
年収を上げる転職のイメージがつけられるように、転職で年収をアップさせる方法や年代別の転職アップ事例を解説します。

転職で年収がアップした方の割合


本章では、転職で年収がアップした方の割合について、下記2つの観点から解説します。

  • 一般的に転職で年収アップした方の割合
  • JACを利用して転職した方の年収アップの割合

一般的に転職で年収アップした方の割合は38.6%

厚生労働省が公表している『令和5年上半期雇用動向調査結果の概況』によると、転職によって前職よりも賃金が「増加」した方の割合は全体で38.6%でした。さらに1割以上賃金が増加した方は27.2%にも上り、転職によって4人に1人以上が1割以上の年収アップを実現していることが分かります。

特に20代前半は他の年代と比較して年収アップした方の割合が54%と最も高く、半数以上が転職によって年収アップを叶えています。また、20代後半から30代前半にかけても47%台と高い割合を示しています。
20代~30代は、転職市場では需要が高い年代であることから、転職によって年収アップを実現できる可能性が高いと考えられます。

出典:厚生労働省「令和5年上半期雇用動向調査結果の概況(3転職入職者の賃金変動状況 )」

JACを利用して転職した方は45%以上が年収アップ

ハイクラス転職を得意とするJACの転職者実績2022年では、JACのサービスを利用して転職した方全体のうち、45%が年収アップしています。

厚生労働省の調査と同様、年齢が若い方のほうが年収アップしやすい傾向はありますが、40~44歳で転職した方の47%は年収がアップしています。また、転職によって収入がアップした方は、平均で前職年収の14%ほど上がっています。

転職で年収をアップさせる方法


本章では、転職で年収をアップさせる方法として、次の5つの取り組みを紹介します。

  • 年収が高い業界・業種を選ぶ
  • 現職と同じ業界で大手企業を目指す
  • 成果主義の会社を選ぶ
  • 企業のニーズと自身の市場価値を把握する
  • 入社後に生かせる経験や実績をアピールする

方法1:年収が高い業界・業種を選ぶ

現職の業界の平均年収がよりも給与の高い業界へ転職するのも一つの手です。
業界によっては平均給与が上がりづらいケースもあるため、業界を変えれば今の職種のままでも年収アップが望めます。
年収が高い業界には、金融、IT・通信、コンサルティング業界などです。現職と同様の仕事でも、業界が変われば年収が上がる可能性があります。

方法2:現職と同じ業界で大手企業を目指す

大手企業への転職は、年収アップが見込めます。
大手企業は年収だけでなく、与えられる仕事のスケールや金額が大きかったり、福利厚生も整っていたりと、やりがいと働きやすさの両方を得られるケースが多いでしょう。
業界や職種を変える気持ちがない方は、大手企業を目指すのも年収アップへの近道です。

方法3:成果主義の会社を選ぶ

現職が年功序列制度であれば、成果主義の会社に転職するのも良いでしょう。
インセンティブ制度を導入している会社や、年齢にかかわらず実績を出せば昇進できる会社であれば、年収の大幅アップも見込めます。
ただし、実力主義の会社は常に結果を出し続けなければいけません。プレッシャーに弱い方は合わない可能性もあります。

方法4:企業のニーズと自身の市場価値を把握する

自身の市場価値を正しく理解したうえで、希望年収を提示しましょう。
どの企業が自身の経験やスキルを高く評価してくれるかを把握している方は、年収アップできるケースが多いです。
自身の評価を正しく把握するのは難しいため、多数の転職希望者を見てきているエージェントに相談することをおすすめします。

方法5:入社後に生かせる経験や実績をアピールする

年収を決める際には、これまでの経験や実績が判断材料となります。そのため、年収アップを目指すには、転職先で活かせそうな経験や、どの分野で貢献できるかをアピールするようにしましょう。
即戦力にはならないと判断されると、年収アップは難しいです。
異業種の場合でもプロジェクトをまとめた経験やマネジメント経験であればアピールできるため、職務経歴書や面接で、惜しみなくアピールするようにしてください。

転職で年収をアップさせやすいスキルや経験はある?


業種・職種・年代問わず、年収を上げるためには、応募企業にマッチした経験やスキルのアピールが大切です。年収を上げることに成功した方には、下記5つのうちいずれかもしくは複数の経験を持つケースが多い傾向がみられます。

  • 会社での仕組みづくりや組織変革の経験
  • プレイングマネージャー
  • 上場企業の管理部門責任者
  • 新規事業立ち上げの責任者
  • 女性の経営幹部

会社での仕組みづくりや組織変革の経験

会社での仕組みづくりや組織変革を行った経験者は、企業からの採用ニーズも高いです。
DXの推進やSDGsに対する意識が高まっている影響で、現代の日本では経営の在り方の変化が求められています。 企業は専門スキルを活かした仕組みづくりや事業や組織の変革を推進できる方を求めているため、会社や既存のビジネスを変革していける方は、大手企業でも中堅・ベンチャー企業でも採用ニーズが高いです。

プレイングマネージャー

マネジメントポジションは、年収アップの可能性が高いといえます。
働き方の多様化や人材不足を背景とし、現場を理解したうえで素早い判断ができるプレイングマネージャーが求められているのです。
プレイングマネージャーは、自身の目標を達成しつつ、部下の育成や組織の目標達成に向けて動く必要があります。
営業職だけでなく技術職でも求められるスキルとなっており、幅広い企業で求められる人材です。
マネジメントと自身の目標達成の両軸で動いた経験のある方は、企業から求められるケースが多く、年収アップが期待できるでしょう。

上場企業の管理部門責任者

上場企業で経理・人事などの管理部門の責任者を務めてきた方は、JACの実績で110~120%の年収アップ事例があります。
業務の幅が広いことに加え、実務をこなせることが評価されるようです。
また、ある領域に強みを持つ方を事業部長として採用する場合、前職よりもアップした年収が提示されるケースがあります。

新規事業立ち上げの責任者

新規事業開発責任者のポジションで採用が決定している方々の年収帯のボリュームゾーンは、1000万円~1500万円です。
多くの場合はインセンティブプランを付与。担当した新規事業がスケールすれば、各種指標での評価に基づき、報酬が上乗せされます。
入社時は前職の年収と同水準からスタートするケースがある一方、「新規事業を牽引していくためにも、どうしてもこの方のご経験・スキルが必要」といった場合には、年収アップで迎えるケースも多いです。

女性の経営幹部

女性が経営幹部として採用される際も、年収がアップする傾向があります。
中堅~大手企業は女性管理職比率アップを目指しているため、JACの実績で110~130%アップで転職を成功されている方が多いです。

JAC Recruitmentでは各業界・職種のプロがあなたに合った転職支援を行います。
より満足度の高い転職にするために、JACのコンサルタントにご相談ください。

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【年代別】転職で年収アップした事例


本章では、JACを利用した転職で年収アップを実現した事例を年代別に紹介します。

20代の転職で年収アップした事例

20代転職でJACを利用し、年収アップした事例は次の通りです。

※あくまでもJACが転職支援をした方々の一部の事例だけを掲載しております。

年収アップ額年収推移業種推移職種推移性別詳細URL
150万円800万円→950万円監査法人→FAS監査業務担当→M&Aアドバイザリー(FA業務)男性詳しく事例を見る
キャリードインタレスト分900万円→900万円+キャリー監査法人系コンサルティングファーム→大手日系PEファンドコンサルタント→投資担当男性詳しく事例を見る
120万円500万円→620万円大手機器メーカー→大手素材メーカー営業→営業男性詳しく事例を見る
30万円520万円→550万円日系中堅製薬→日系大手製薬前臨床→前臨床男性詳しく事例を見る
非公開非公開不動産→銀行施工管理→不動産ソリューション提案技術職男性詳しく事例を見る
250万円  550万円→800万円アカデミア→大手外資系医薬品メーカー研究者→MSL男性詳しく事例を見る
100万円450万円→550万円医療機器 商社→外資系医療機器 メーカー薬事→薬事女性詳しく事例を見る
非公開非公開機械メーカー→外資系機械メーカー開発→開発男性詳しく事例を見る

30代の転職で年収アップした事例

30代転職でJACを利用し、年収アップした事例は次の通りです。

※あくまでもJACが転職支援をした方々の一部の事例だけを掲載しております。

年収アップ額年収推移業種推移職種推移性別詳細URL
200万円800万円→1000万円中堅決済サービス会社→銀行系カード会社営業→事業企画男性詳しく事例を見る
400万円750万円→1150万円地方銀行→メガバンク法人営業→プロジェクトファイナンス男性詳しく事例を見る
140万円660万円→800万円投資信託評価会社→アセットマネジメント会社アナリスト→アナリスト男性詳しく事例を見る
20万円480万円→500万円インターネット関連企業→CRMソリューション企業法務→法務男性詳しく事例を見る
70万円830万円→900万円中堅ネット企業→大手広告代理店子会社クラウドエンジニア→クラウドエンジニア  男性詳しく事例を見る
50万円1600万円→1650万円コンサルティングファーム→外資系製薬メーカーコンサルタント→デジタル戦略担当者男性詳しく事例を見る
100万円1000万円→1100万円大手製鉄メーカー→大手化学メーカー操業管理 施設運営→カンパニーのエネルギー管理男性詳しく事例を見る
100万円550万円→650万円中堅化学メーカー→大手エネルギー事業会社3交代現場勤務→本社勤務男性詳しく事例を見る

40代の転職で年収アップした事例

40代転職でJACを利用し、年収アップした事例は次の通りです。

※あくまでもJACが転職支援をした方々の一部の事例だけを掲載しております。

年収アップ額年収推移業種推移職種推移性別詳細URL
200万円800万円→1000万円官公庁→エレクトロニクス業界官公庁職員→国際団体のプロジェクトマネージャー女性詳しく事例を見る
150万円+インセンティブ1100万円→1250万円+インセンティブ大手電機メーカー→大手半導体製造装置メーカー半導体研究開発→プロダクトマーケティング男性詳しく事例を見る
50万円1450万円→1500万円ヘルスケア企業→大手生命保険会社新規事業開発→新規事業開発女性詳しく事例を見る
200万円900万円→1100万円大手ITベンダー→保険会社セキュリティサービス事業開発→セキュリティサービス事業開発男性詳しく事例を見る
30万円850万円→880万円ネット銀行→キャッシュレス決済サービスデジタルマーケティング担当→マーケティング担当女性詳しく事例を見る
200万円1000万円→1200万円外資系製薬メーカー→外資系製薬メーカーMR→エリアマーケティング男性詳しく事例を見る

50代の転職で年収アップした事例

50代転職でJACを利用し、年収アップした事例は次の通りです。

※あくまでもJACが転職支援をした方々の一部の事例だけを掲載しております。

年収アップ額年収推移業種推移職種推移性別詳細URL
250万円650万円→900万円メーカー系設計事務所→大手ゼネコン設計→設計部長男性詳しく事例を見る
150万円850万円→1000万円中堅サービス企業→大手メーカーアーキテクト→データエンジニア男性詳しく事例を見る
300万円800万円→1100万円産業用ヒーターの総合メーカー→半導体製造装置事業会社生産品質管理の課長職→環境安全衛生の課長職男性詳しく事例を見る
400万円1100万円→1500万円大手メーカー→大手メーカー管理部門の課長職→管理部門の部長職女性詳しく事例を見る

60代以上の転職で年収アップした事例

60代転職でJACを利用し、年収アップした事例は次の通りです。

※あくまでもJACが転職支援をした方々の一部の事例だけを掲載しております。

年収アップ額年収推移業種推移職種推移性別詳細URL
400万円800万円→1200万円半導体メーカー→半導体メーカーメモリ設計エンジニア→メモリ設計エンジニア男性詳しく事例を見る
数百万円~数千万円数千万円→3000万円大手企業→中小消費財メーカー取締役およびグループ企業の代表取締役社長→代表取締役社長男性詳しく事例を見る
非公開非公開大手製造業メーカー→食品メーカー取締役→製造部顧問男性詳しく事例を見る
非公開非公開製造業→製造業定年退職のシニア社員→研究開発のプロジェクトマネージャー男性詳しく事例を見る

転職の年収に関してよくある疑問・質問


ここでは、転職時の年収に関してよくある疑問・質問と疑問・質問に対する回答を紹介します。

A.厚生労働省が公表している『令和5年上半期雇用動向調査結果の概況』によると、転職によって給与が「減少」した方の割合は33.2%でした。



30%ほどの方が転職によって年収が減少していますが、年収が減少する背景や要因は様々です。ただ、減少幅が1割を超えると、生活水準が下がる恐れがあります。転職によって年収が減る場合、転職後の生活水準も加味しながら転職するべきか判断するようにしましょう。

参考記事:「転職で年収が下がる可能性は?年収が下がるケースや許容範囲を解説

A.希望年収は、面接などで企業の採用担当者から質問された時に、求人票に記載されている範囲内の金額を答えましょう。



求人票に記載されている金額は、募集ポジションに対して企業が妥当だと考える金額が記載されています。この金額を大幅に超える場合、予算やポジションの相場に見合わない可能性が高く、採用を見送られてしまうリスクがあります。

また、現職の年収額や他の応募先企業から提示されている年収額を加味して希望年収を伝えるのも1つの方法です。

参考記事:「転職で希望年収はどう伝えるのが良い?答え方やよくあるパターン

A.年収が上がる要因を確認しましょう。



これまで培った経験やスキルが評価されたことで年収が上がる場合は、問題ないと考えられます。一方でスキル・経験に見合わない、激務が見込まれるなどの場合、たとえ年収が上がる可能性があったとしても応募を控えるほうが賢明だと思われます。

判断が難しい場合は、転職事情に精通している転職エージェントなどに相談してみましょう。

参考記事:「年収が上がりすぎる転職は問題ない?注意点を解説

転職で年収を上げるなら、ぜひJACへご相談を


転職で年収を上げるためには、現職でのスキルや経験をアピールし、転職先に高く評価してもらうことが必要不可欠です。自身の評価を正しく理解し、企業が求める人材を理解するのは難しいため、効率良い転職活動をしたい方には、転職エージェントの利用がおすすめです。

JACは、ハイクラス転職に強く、年収が上がりやすい外資系や大手企業、管理・専門職などの求人を多く扱っています。

転職で年収を上げたいと考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。