転職エージェントを退会する方法と例文

公開日:2024/08/05 / 最終更新日: 2024/08/09

転職エージェントを利用しているなかで、「途中で退会しても問題ないか」と不安になる方も多いでしょう。例えば、転職活動の方針が変わったり、他の方法で転職が決まったりした場合に、どのように退会すればいいのか知りたいという声もよく耳にします。

そこで、この記事では転職エージェントは途中で退会しても問題ないのか、退会する方法についてハイクラス転職のJAC Recruitment(以下、JAC)が解説します。退会する際のメール例文も紹介しています。転職エージェントの退会を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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転職エージェントは途中で退会しても問題はありません。サポートを受けているさなかに退会することで「担当者が損をしてしまうのでは」「違約金などのペナルティがあるのでは」とお考えの方もいますが、転職エージェントの途中退会には基本的にペナルティがありませんので、安心してください。

転職エージェントを複数社利用して転職活動を進めている方も多いです。そのため、転職エージェントへ会員登録をした全ての人が、そのまま転職を果たすわけではありません。途中で退会することになる方もいらっしゃいますので、退会を決断したのであれば遠慮なく申し出るようにしましょう。

退会の連絡をする際には、なるべく迅速に、丁寧な連絡を心掛けます。途中退会にペナルティはないものの、これまでのサポートに対するお礼と、途中で退会してしまうことに対するお詫びをお伝えいただくとよいでしょう。

転職エージェント


転職エージェントの退会は主に「Webフォームより申請する方法」と「担当コンサルタントへ連絡する方法」があります。それぞれ解説していきます。

転職エージェントによってはWeb上に会員用のマイページが用意されています。マイページ上から退会申請ができる場合もあるので、確認してみてください。

転職エージェントによっては、退会申請用のフォームを用意しておらず、問い合わせフォームより退会申請をする場合もあります。

担当コンサルタントへメールや電話で連絡をして退会することも可能です。ただし、直接担当者と連絡する都合上、引き止めにあったり、理由を聞かれたりする可能性があります。

なお、転職エージェント経由の選考が途中である場合や、次の面接までの日程が近い場合は、担当者へ直接連絡することをおすすめします。

転職エージェントはどのタイミングで退会しても問題ありませんが、タイミング次第では担当者や企業へ迷惑をかけてしまう可能性もあります。そのため、選考面接が始まるよりも前のタイミングでの退会申請がベストです。選考前であれば担当者もそれほど労力を費やしていない段階なので、強く引き止められることも考えにくいです。

また、他企業から内定を得たときも、退会する1つのタイミングとなります。退会する理由として「ほかで内定が出て、入社することにした」と伝えると、転職エージェント側も引き止めることは難しくなります。

既に転職エージェント経由の選考が最終局面まで進んでいる場合、条件交渉をされる可能性もあります。その場合は改めて条件を比較し、検討してみると良いでしょう。

転職エージェント利用中にほかで内定が出たときの対処法


1. 転職活動自体を見直すために退会する場合の例文
2. 他の転職活動で転職が決まった場合の例文
3. 選考の途中で退会する場合の例文

退会の意思をエージェントに伝える際は、丁寧で明確なメールを送ることが大切です。ここでは、状況別に退会の連絡をする際の例文をご紹介します。これらの例文を参考に、状況に合わせた内容で退会の意思を伝えましょう。

お世話になっております。◯◯(氏名)です。
現在、貴社の転職支援サービスにお世話になっておりますが、今後のキャリアについて再検討するため、一旦転職活動を見直すことにいたしました。つきましては、誠に勝手ながら、貴社のサービスから退会を希望いたします。
これまでのご支援に心より感謝申し上げます。突然のご連絡となり、申し訳ございませんが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
また、再度転職活動を再開する際には、ぜひ貴社のサービスを利用させていただきたいと考えております。
お手数をおかけしますが、退会手続きをよろしくお願い申し上げます。

転職活動自体を見直すために退会する場合には、今後のキャリアについて再検討する旨を丁寧に伝えることが重要です。再開時に再度サービスの利用を検討している場合は、その旨も文中に含ませると良いでしょう。

お世話になっております。◯◯(氏名)です。
この度、ほかの転職活動において内定をいただきましたため、貴社の転職支援サービスを退会させていただきたくご連絡差し上げました。
担当者様(○○様)を通じて多くの貴重なアドバイスをいただき、大変感謝しております。ご尽力いただいたにも関わらず、このような形になってしまい申し訳ございません。
突然のご連絡となり、恐縮ではございますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

現在使用している転職エージェント以外の方法で内定が決まり、それに伴い退会したい場合の例文です。ほかで内定が出たことを正直に述べ、感謝とお詫びも忘れずに行いましょう。

お世話になっております。◯◯(氏名)です。
現在、貴社の転職支援サービスを通じて選考中の案件がございますが、この度、転職活動を見直すことにいたしました。誠に恐縮ですが、貴社のサービスから退会を希望いたします。
担当者様(○○様)、選考中の企業様には大変ご迷惑をおかけすることとなり、申し訳ございません。これまでのご支援に深く感謝しております。また、今後再度転職活動を再開する際には、ぜひ貴社のサービスを利用させていただきたいと考えております。
お手数をおかけしますが、退会手続きをよろしくお願い申し上げます。

転職エージェント経由での選考が進んでいる最中に退会する場合の例文です。選考中の退会は、担当者と選考企業の双方へ迷惑をかけてしまうことになります。そのため、それに対するお詫びを忘れないようにしましょう。

また、退会する理由も述べる必要があります。例文では「転職活動自体を見直し」としていますが、例えば「スキル不足を痛感したため」「現職での状況が変わった」「ほかで内定が出た」など、自分の状況と置き換えてみてください。


1. ほかの転職活動で内定が決まった
2. 転職活動を継続するかどうかの見直し
3. 転職エージェントのサービスに満足できなかった
4. 担当者との相性が合わない

転職エージェントのよくある退会理由として、上記のような例が考えられます。上記に当てはまる部分がある場合、退会を検討してみても良いかもしれません。

転職活動を進めていくなかで、他の転職エージェントや直接応募、知人の紹介など、別のルートで転職先が決まることがあります。退会する理由として、このケースが当てはまる方は多いでしょう。

このままほかで得た内定を承諾する場合は、迅速に転職エージェントへ退会する旨を伝えましょう。もし転職エージェント経由の選考が最終面接前後まで進んでいた場合は、そのまま最終面接も受け、オファー内容を比較するという手段もあります。この場合、ほかで内定が出ていることを担当エージェントへ伝えると条件交渉をしてもらえる可能性もあるので、より良い条件を求めている方は検討してみてください。

転職活動を進めるなかで、現職の再評価やキャリアプランの見直しが必要だと感じることもあるでしょう。また、希望の職に就くにはスキル・経験が不足していたというケースもあります。

このような場合、一旦転職活動を中断し、現職に留まることを決断する人もいます。こうした理由で転職エージェントのサービスを退会する方も多いです。

利用している転職エージェントのサービス内容や対応に満足できない場合も、退会する理由となります。たとえば、提案される求人が希望に合わなかったり、担当コンサルタントとのコミュニケーションがうまくいかなかったりすることが挙げられます。

転職エージェントは複数利用し、並行して転職活動を進めることが一般的です。そのため、比較した結果、利用しなくなる転職エージェントが出てきてしまうこともあるでしょう。そのような場合は退会を検討してみてください。

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担当者との相性が合わずに退会を検討する方もいます。自分の希望をあまり聞いてもらえず、担当者にとって成果が大きくなるような提案を強く推しだしてくるケースなどが該当します。

このような場合、担当者の変更を希望する方法もあります。転職エージェント側の社内体制次第ではありますが、担当者の変更希望を伝えてみても良いでしょう。


転職エージェントを退会する際に、よくある質問について解答します。退会に関する不安を解消しておきましょう。

多くの転職エージェントは候補者の意思を尊重するため、退会の申し出に対して強引に引き止めることはありません。しかし、担当者によっては、退会理由を確認し、候補者のために最善のサポートを提供しようとする場合もあります。もし悩みごとがあるのであれば、引き止められた際に相談してみるのも一つの手です。

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再登録は可能です。一度退会した後でも、再度転職活動を始める際には同じ転職エージェントに再登録することができます。

転職エージェントによっては、一度退会した後に再登録する方用の申請フォームを用意されていることがあります。このような手段を用いて再登録した場合は以前の情報が引き継がれ、手続きがスムーズに進むことが多いです。

特に申し出をしなかった場合、退会時に個人情報は削除されないことが多いです。個人情報を削除せずに残しておくことで、再登録時にスムーズに手続きが可能となります。

退会時に個人情報の削除を希望する場合は、申請をすれば削除してもらえるため、気になる方は申請するようにしましょう。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。