転職エージェントの担当が変更されたときの理由を解説

公開日:2024/08/27 / 最終更新日: 2024/08/27

転職エージェントを利用している際に担当者を変更されると、その理由が気になります。「自分に原因があって変更されたのでは」と不安になることもあるでしょう。転職エージェントの担当者変更は、会社都合であるケースが多いです。そのため、あまり気にする必要はありません。とはいえ、場合によっては候補者側の原因で変更されることもあるため、担当を変更されたときには少し考えてみてほしいこともあります。

この記事では、転職エージェントの担当者を変更されたときに考えられる理由について、ハイクラス転職のJAC Recruitmentが解説していきます。

担当を変更されたときに取るべきアクションも解説しています。転職活動中の方はぜひ参考にしてみてください。

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1. 担当者が候補者の求めている業界・職種に詳しくない
2. 担当者の仕事内容に問題がある
3. 担当者の人事異動

まずは、転職エージェントの担当者が「会社都合」で変更されるときに考えられる理由を紹介していきます。

考えられる理由は主に3つです。転職エージェント側の背景も理解することで、担当者の変更も受け入れられるようになるかと思います。順番に見ていきましょう。

第一に考えられる担当変更の理由は「転職エージェント側の担当者が、候補者が求めている業界や職種に詳しくない」ということです。通常、転職エージェントを登録する際にある程度の希望や条件を伝え、要望に沿った対応ができるコンサルタントが担当につくはずです。しかし、担当者と相談したり、転職活動を進めていくなかで、希望する業界や職種が変わることもあります。
多くの人材紹介会社では、転職エージェントと候補者とのミスマッチを防ぐために、希望業界や職種に対して、より適切なご紹介ができる担当者を割り当てたいと考えています。そのため、候補者の要望が変化した場合、その業界や職種に精通していないコンサルタントを、担当から避けようとするでしょう。

このように、候補者が求めている求人の解像度が上がってきた際に、担当者が変更されることがあります。会社都合のポジティブな変更理由です。より自身に適した、専門性の高い担当者がつくことで、候補者が求めている条件に近い提案をもらいやすくなるでしょう。

「担当者の仕事内容に問題があり、担当者を変更された」というケースも考えられます。担当者の業績があまり良くない状況で、多数の候補者を担当している場合は、より仕事が遅くなります。候補者に質の低いサポートを提供してしまうことのないよう、会社側が判断して担当者を変更する、という背景です。
また、会社の業績の都合ということも考えられます。優秀な候補者には優秀な担当者がつき、相応の求人を提案したいと考えます。優秀な経歴やスキルを持っている場合、相応しい担当者へ変更されたという可能性も考えられるでしょう。

この変更理由も、候補者にとってはより質の高いサポートが得られるようになる、ポジティブな変更理由となります。

担当者の人事異動や辞職といった理由で変更されることもあります。担当者がほかの部署へ異動した場合や、新たな役職につくことになった場合は変更せざるを得ません。通常、候補者を多数担当している状態での人事異動はなるべく避けようとしますが、決算期や繁忙期前などのタイミング次第では考えられるでしょう。
また、担当者が辞職してしまった、というケースも稀ではありますが考えられます。このような、人事異動や辞職が理由の場合、担当者変更の正直な理由を伝えられることがありますので、連絡内容から、変更の要因を判断できる場合も存在します。


1. 途中で希望する業界・職種を変更した
2. 転職への意欲が低いとみなされた

転職エージェントの担当者変更の理由が候補者側にある場合を紹介していきます。特に「転職への意欲が低いとみなされた」は、候補者側に原因がある場合に考えやすい理由の1つです。

転職活動の途中で希望する業界や職種を変更した際には、転職エージェントの担当者を変更される可能性が考えられます。転職エージェントの担当者は、業界や職種ごとに担当分野が異なることが多くあります。そのため、先にも述べたとおり、探している求人の業界・職種を変更した場合は、変更後の業界・職種に詳しい担当者へ変更されることがあります。
転職活動中に希望する業界や職種を変更してはいけないという決まりはないので、変更したいと思った際には、担当者に伝えると良いでしょう。また、専門性の高いコンサルタントに補佐してもらうことで、よりよい求人と出会える確率も高くなります。

転職エージェント側より、転職活動の意欲が低いとみなされて担当者を変更されることもあります。
「転職活動の意欲が低いとみなされる行動」は、下記のようなものが考えられます。

• 連絡に対する返事が遅い、もしくは無視している
• 曖昧な返答や保留にする回答が多い
• 応募をせずに長期間経過している

このような行動をとっていると、転職活動の意欲が低いとみなされるのも仕方がありません。とはいえ、転職エージェントがサポートを放棄するわけではありません。候補者の転職活動に対するモチベーションを引き出そうと、積極的に提案できる担当者や、候補者との相性が良さそうな担当者へ変更することがあります。また、今すぐの転職ではなく、中長期的に転職を検討している場合も、担当者が変更になる場合があります。

候補者側に原因があると考えらえる担当者の変更も、必ずしも悪いことばかりではありません。新しい視点やサポートを受けることで、転職活動を前向きに進められることもあるでしょう。


• 自分の要望・条件をしっかりと伝える
• 前任の担当者より提案されていた求人が希望通りだったかどうかを伝える
• 既に応募した企業や選考途中の企業がある場合は状況を共有してもらう

転職エージェントの担当が変更された際には、新しい担当者と一からコミュニケーションをとっていく必要があります。まずは上記に挙げた3つのポイントを正確に伝えるようにしましょう。

転職エージェント側も担当変更にともない、情報共有はしていますが、全てを引き継げるわけではありません。電話やビデオ通話など、口頭で話した方が情報を共有しやすいので、セッティングをしてもらいましょう。
まず、自分が希望している仕事の条件、年収、働き方などはあらためて明確に伝えるようにします。続いて、前任者の提案が自分の希望に合ったものであったかという点も伝えておきましょう。もし合わない求人を提案されていたのであれば、正直に一度相談してみると良いでしょう。より詳細に伝えることで、自身の要望に対して、齟齬なく、より適したアドバイスをもらうことができます。
また、既に応募した企業や選考途中の企業がある場合は、選考過程の状況を確認します。転職エージェントを経由して応募する場合、基本的に企業とのやりとりは転職エージェントを介する必要があります。選考の状況はしっかりと確認しておきましょう。

新しい担当者がつくことで、新しい発見や気づきがあるかもしれません。あらためて、キャリアについて相談をしてみるのも一つの手です。担当者を変更された理由はネガティブなものではないことが多いため、前向きに転職活動を進めていきましょう。

転職エージェントに本音を伝えるべきかをJACが解説


既に相性の良い担当者がついていたのに変更されたときや、変更後の担当者と相性が悪いと感じたときなど、担当者の変更に納得がいかないケースも考えられます。また、変更理由を伝えられたものの、釈然としないこともあるでしょう。
そのようなときは、利用する転職エージェントを変えてみるのも一つの手です。複数の転職エージェントを併用して転職活動を進めている方も多いです。他社エージェントも利用することで転職活動の幅が広がり、より多くの情報やサポートの提供、新しい発見をすることもあるでしょう。併用しながら品質を比較し、一番相性の良い担当者の転職エージェントを利用するという方法もあります。

また、幅広い分野の転職エージェントを選ぶだけでなく、専門性の高い転職エージェントを選択することも視野にいれると良いでしょう。「○○業界に精通」「○○職領域が得意」「○代転職に強い」など、特定の分野に特化した転職エージェントを利用することで、その会社独自の非公開求人や、専門性の高いコンサルタントの意見などを提案してもらうことができます。より自身に適した転職エージェントを活用する事で、ストレスの少ない転職活動につなげることもできるでしょう。

転職エージェントの選び方を解説

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JAC Recruitmentは、ハイクラス・ミドルクラスの転職に特化した転職サービスです。

JACでは、企業側の窓口と転職希望者を同じコンサルタントが担当する「コンサルタント型」を採用しています。この方式では、担当者を分ける「分業型」とは異なり、企業と転職希望者、双方のニーズを深く理解した質の高いサービスを提供することが可能です。

コンサルタント型の転職エージェントはその仕組み上、初回面談時にヒアリングした経験や希望をふまえ、複数の担当者が求人を紹介します。企業側との交渉も同一の者が担当するため、求人の背景や企業課題も把握したうえで、相性の良い求人紹介が可能となっています。書類作成や面接対策もサポートしているため、選考にも安心して臨めます。また、単に求人を紹介するだけでなく、求職者の中長期的なキャリアプランの提案など、転職の方向性といった相談もしています。

転職活動中の方や、転職を検討中の方、キャリアの方向性を相談したい方は、ぜひJAC Recruitmentのご利用を検討してみてください。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


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