転職エージェントを使わない方がいい人は?使うべきかどうかの判断を解説

公開日:2024/08/02 / 最終更新日: 2024/08/09

転職エージェントを活用した転職活動が増えています。転職エージェントを使うべきか、自分に必要なサービスなのか?と迷うことがありますね。

転職エージェントを使わない方がいいという人はどのような特徴の方なのか、また、使うか・使わないかの判断基準も知りたいものです。

こちらでは、転職エージェントを使わない方がいい人とは?また、使うべきかどうかの判断基準、転職エージェントを使わずに転職活動をする際のポイントについて、ハイクラス転職のJAC Recruitment (以下、JAC)が解説しています。

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【転職エージェントを使わずに転職活動を進められる人】
1. 人脈が広い・情報収集能力の高い人
2. 志望企業を絞り込んでいる人
3. 非公開求人に興味がない人
4. 転職活動を焦らず自分で行いたい人
5. 転職でも高いコミュニケーション能力や交渉力が発揮できる人

転職エージェントを使わずに転職活動を進められる人とは、転職エージェントがサポートする業務を自分一人で時間をかけて精度高く行える方です。

転職エージェントは市場動向に精通したプロです。求人情報の提供、企業との交渉、応募書類の作成支援、面接対策など多岐にわたるサポートを提供します。これらの業務を自分で効率的に行えると感じ、時間も確保できる場合は、エージェントを使わない転職も可能かもしれません。詳しく見てみましょう。

転職エージェント

業界内での人脈が広く、情報収集能力に長けた人は、自身の専門分野に関する情報感度が高く、企業動向や求人ニーズを独自に収集できるかもしれません。

このような場合は、直接企業の採用担当者や経営者とコンタクトを取りやすいため、転職エージェントを通さずとも効率的な転職も可能となるでしょう。自らの人脈と情報収集スキルを生かすことで、時間とコストを節約しながら理想の職を見つけることが期待できます。

志望企業を絞り込んでいる人も、業界や企業研究を十分に行い、自身のキャリアプランを明確に持っている傾向にあります。そのため、転職活動においても的を絞った行動ができ、効率的に進めることも可能でしょう。

また、志望企業への強い思いやこだわりを持っているため、自己アピールや面接での説得力も高くなります。結果として、転職エージェントに頼らなくても、自身の力で転職を成功させやすいといえます。

ただ、転職エージェントを活用することで、さらに効果的で円滑な転職活動の期待もできるでしょう。

非公開求人とは、企業が公開市場に出さず、転職エージェントを通じてのみ紹介される求人です。非公開求人にこだわらない場合は、転職エージェントの利用を検討しないかもしれません。

公開されている求人情報だけでも、自身の市場価値に見合った魅力的なオファーを獲得できる可能性があると判断できれば、自主的な活動を通じての転職成功も可能でしょう。

しかし、非公開求人は、優良企業の情報が多く、競合が少ないため応募しやすいという特徴があります。また、高年収や好条件の求人が多いのも魅力です。転職エージェントを通じてしか応募できないため、転職成功の可能性が高まります。

転職活動を自分のペースで進めたい方や、自主性を大切にしたい方、時間に余裕がある方も、転職エージェントを利用しない選択もあるでしょう。

業界研究や求人の選定、応募プロセスを自分で管理することで、より深く職務経験やキャリアプランについて考える時間が持てます。また、転職エージェントに頼らずに活動することで、企業研究や自己分析にじっくり時間をかけ、自分に本当に合った職場を見極められるでしょう。

ただし、情報収集や応募書類作成など、時間と労力を要する作業が発生することを考慮しておく必要があります。

高いコミュニケーション能力や交渉力を持つ方は、自身で企業との連絡や面接対応ができるため、転職活動を自分の力で進めやすいでしょう。

これらのスキルは転職成功に欠かせない要素であり、自己紹介や面接時の応答、条件交渉において大きなアドバンテージとなります。
コミュニケーション能力が高い人は、自分の強みやキャリアプランを明確に伝え、企業のニーズに応えられます。

また、交渉力を有する人は、給与や役職などの待遇に関して自分に有利な条件を引き出すことが可能です。

これらの能力が高ければ高いほど、効率的かつ効果的な転職活動を展開しやすいため、自身のスキルに自信がある人は転職エージェントを利用しない選択も一つの戦略となり得るでしょう。


転職エージェントを使わないことには、一定のメリットとデメリットが存在します。転職エージェントの利用を検討する際は、メリット・デメリットを加味した上で、求める支援レベル、そして業界や職種への理解度など、個々の状況に合わせた上で判断することが大切です。

こちらでは、転職エージェントを使わない場合のメリット・デメリットをまとめました。

【転職エージェントを使わないメリット】
・応募の自由度が高い
・志望企業と直接的な関係構築ができる
・転職エージェントとの関係で悩む必要がない

転職エージェントを使わない場合のメリットを詳しくみてみます。

転職活動で転職エージェントを使わない場合のメリットの1つは、応募の自由度が高くなることでしょう。

転職エージェントを利用する際は、自身の希望条件と合う企業を紹介してもらい、その中から自身が選考に進みたい企業を選んで応募するのが一般的です。ただしその場合、求職者自身が自由に求人を選別し、自分のタイミングで応募することが難しくなります。

そのため、自己管理能力に長け、自分のペースで細かく活動を進めたい場合には、転職エージェントを使わないことで自由に応募ができるという利点があります。

転職エージェントを使わない場合、直接志望企業とやり取りをすることになるため、志望企業とは関係構築が進むでしょう。志望企業の採用担当者などと直接コミュニケーションをとることで、企業の本音や社風を肌で感じ取れるため、自分で納得する転職になりやすいという利点があります。

しかし、志望企業との直接的な関係構築を重視するあまり、客観的な判断ができず、自分に合わない企業を選んでしまう可能性もあるため注意が必要です。

転職エージェントを使う場合、担当者との相性が合わないことで、気を配るのが少し面倒なパターンもあるかもしれません。担当者の変更を申し出ることも可能ですが、そうした交渉も含めて負担に感じる方も中にはおられます。

そのような場合は、転職エージェントを使わないことで、担当者との関係によるストレスや調整の必要がなくなり、自分のタイミングでの転職活動がしやすくなるでしょう。

【転職エージェントを使わないデメリット】
・転職のプロからのアドバイスを得られない
・非公開求人に応募するチャンスを失う
・企業との交渉を自分で行う必要がある
・第三者の視点がないため希望に沿う転職活動かの判断を見誤るリスクがある
・転職活動が長期化する恐れがある

次に転職エージェントを使わない場合のデメリットを詳しくみてみます。

転職エージェントのコンサルタントは、転職市場や業界の知識、キャリアプランニングに精通しています。また、日常的に多数の転職希望者をサポートしているため、応募書類の書き方や面接の受け答え以外にも、長期的な視点での実践的なアドバイスを提供してくれます。

1人で転職活動を進める場合は、こうした客観的なアドバイスやサポートが受けられません。

転職エージェントは、企業の戦略や事情により一般公開されていない「非公開求人」を多数保有しています。中には、競争が激しい業界の注目度の高いポジションや、成長中の新規事業におけるコアメンバーの募集など、魅力的な求人も多いです。

そのほかにも、例として、以下のケースのようなさまざまな理由で非公開とされている求人が存在します。

企業の経営戦略に関わる求人上場準備やM&Aなど、情報管理が重要となるフェーズの求人
社内事情により公にできない求人現職者の退職が未公表、組織再編の途上などタイミング的制約がある求人

転職エージェントを利用しない場合、こうした求人に応募するチャンスを逃してしまう可能性があります。

転職エージェントを使わない場合、年収交渉や条件面の調整を自分で行う必要があり、その交渉が負担になる場合も多いです。

給与や待遇の交渉は重要ですが、高年収や複雑な契約条件の場合は特に、専門知識に基づいた戦略的な交渉が必要となってきます。

転職エージェントは豊富な経験と交渉スキルを持ち、あなたに有利な条件を引き出してくれる可能性が高いため、交渉負担の軽減となるでしょう。

自分1人で転職活動を行っている場合、客観的な視点がないため、その転職が自分の希望に沿っているかどうかの判断を誤るリスクがあります。

特に、キャリアアップを目指す場合、自身の市場価値やキャリアプランを客観的に見極めたうえで判断することがとても重要です。

転職エージェントに相談できれば、あなたのスキルや経験を客観的に評価し、ミスマッチを防ぎやすくなり、かつ、最適なキャリアパスの提案も受けられます。

転職活動は、想定以上に時間と労力を要するものです。適切な求人情報を見つける、応募書類の作成、面接対策なども1人で行うため、多くの時間を費やすことになる場合も多いです。

また、専門性の高いポジションや希少価値の高いスキルが求められる場合は、企業側も慎重になるため、選考期間が長期化する傾向もあります。

転職エージェントは、豊富な求人情報やプロのアドバイス、効率的な活動のサポートを行うため、スムーズな転職を実現しやすくなります。

転職エージェントを使うべきかどうかは、一人ひとり状況が異なるため、一概には言えません。しかし、最も重要なのは「希望に沿う求人に、適切なタイミングで出会えるかどうか」です。

転職エージェントの最大の強みは、一般には公開されていない「非公開求人」へのアクセスです。

これは、エージェントが企業との長年の信頼関係によって築き上げた、独自のネットワークがあってこそ提供できるものであるため、質の高い求人が多くあります。

実際、自身で求人を探しても納得できるものに出会えず、転職エージェントに相談した結果、非公開求人を通して理想の企業へ転職できたというケースは少なくありません。

そのため、自分の希望する求人に出会えるかどうかを考慮しながら、転職エージェントの利用を検討するとよいでしょう。

転職エージェントの賢い使い方・登録や面談の流れを現役コンサルタントが解説


転職活動方法特徴利用のポイント
業界イベント
セミナー参加
業界の最新動向を知り人脈を広げられる興味のある分野に絞る
積極的に情報交換
ビジネスSNS活用LinkedIn等で企業や採用担当者とつながれるプロフィールの充実
積極的にアプローチ
企業に直接応募企業の採用ページから直接応募する企業研究を徹底
熱意をアピール
リファラル採用
(人脈を活用)
信頼できる情報源
選考がスムーズ
日頃から人脈を増やす
信頼できる人に相談
転職サイト利用多くの求人情報を効率的に探せる希望に合うサイト選び
こまめな情報収集
ヘッドハンティングサービスを利用プロフィールからスカウトが来るのを待つ自身の市場価値を理解
プロフィールの充実

こちらでは、転職エージェントを使わずに転職活動をする方法と利用のポイントをまとめました。

業界イベントやセミナーへの参加は、転職エージェントを使わない場合の有効なネットワーク構築手段です。同業界の優秀な人材が集まる場で、直接的な交流を通じて、キャリアに役立つ情報や最新動向を得るチャンスになります。

また、自身の専門性や強みをアピールすることで、業界のリーダーや企業の採用担当者との出会いも期待できます。

積極的に参加し、自らの存在を示しておくことで、新たなキャリアチャンスにもつながりやすいでしょう。

ビジネスSNSの活用も転職活動がしやすくなる有効な手段です。

例えば、ビジネスSNSの代表格であるLinkedIn上でのネットワーキングは、業界のリーダーや人事担当者と直接つながることができ、キャリアアップの可能性が広がります。

プロフィールを最新の職務経歴で充実させ、専門分野に関する情報発信を行うことで、自身の強みをアピールすることも可能です。また、企業や採用担当者からのスカウトを受ける機会も増えるかもしれません。

ビジネスSNSを戦略的に活用し、質の高いネットワークを構築することが、転職成功のカギとなるでしょう。

転職エージェントを経由せず、企業ウェブサイトから直接応募する方法も有効です。企業の求める人物像や社風を深く理解し、熱意をダイレクトに伝えられる点がメリットです。

募集要項をよく確認し、企業研究を入念に行いましょう。職務経歴書は、企業のニーズに合わせて効果的にアピールすることが重要です。

企業によっては、独自の選考基準や採用ページを持っている場合があります。こまめに情報収集を行い、チャンスを逃さないようにしましょう。

リファラル採用は、信頼できる人脈からの推薦で転職するため、信頼性も高く有効な方法の1つです。

友人や同僚、業界の知人に自分の転職意向を伝え、企業文化や職場の雰囲気について聞いてみましょう。事前に情報を得たうえで、希望と合致している場合には紹介を依頼するとよいでしょう。

リファラル採用は、企業にとっても信頼できる人材を確保する手段であり、採用プロセスがスムーズに進むことが多いです。

ただし、紹介者の信用を損なわないよう、応募先企業の文化や求めるスキルを十分に理解し、自分が適しているかを確認することが重要になります。

また、最終的な判断は自分自身で行う必要があるため、自身のキャリアビジョンに合った転職先かどうかもしっかり見極めることが大切です。

転職サイトを利用することは、膨大な求人情報の中から自分の条件にあった企業を探せるため、有効な手段の1つです。

多くの転職サイトでは、業界や職種、地域、年収などで条件の絞り込み検索が可能です。また、サイトによっては企業の口コミ情報や年収データも閲覧できるため、応募前の企業研究に役立ちます。

ただし、転職サイトからの応募では、人気のある企業や職種は競争率が高くなる傾向があります。

応募書類を企業ごとにカスタマイズする、応募後もフォローアップするなどの工夫をしましょう。

効率的に転職活動を進めるために、複数の転職サイトに登録し、こまめに情報をチェックしながら進めることで、転職の可能性を高められるでしょう。

転職活動の幅を広げる手段として、転職エージェントではなく、ヘッドハンティングサービスへの登録も考えられます。

ヘッドハンティングサービスでは、豊富な経験や専門スキルを持つ人材を求める企業からのオファーを待つ、受け身の転職活動が可能です。ただし、登録しただけではオファーが来る保証はありません。

登録情報を見て、専門のリクルーターがあなたのスキルや経験に基づいて最適な求人を紹介してくれる形になるため、詳細な職務経歴や希望条件を登録情報に記載することが大切です。

登録には審査があり、一定の経験と実績が求められます。また、このサービスはプライバシーの管理や、現職との兼ね合いを考慮する必要があるため、注意も必要です。

ヘッドハンティングサービスを利用する場合は、定期的にリクルーターと連絡を取り、自身の市場価値を把握しながらキャリアプランを進めるのがよいでしょう。


出典:厚生労働省「労働市場における雇用仲介の現状について」

厚生労働省「労働市場における雇用仲介の現状について」によると、民間の職業紹介事業者(転職エージェント)は1985年度以降、一貫して増加しており、市場が拡大しています。

このことは、転職エージェントの利用のしやすさが影響していると考えられます。

出典:厚生労働省「労働市場における雇用仲介の現状について」

また、求人の年収帯を見ると、民間職業紹介事業者(転職エージェント)の取り扱うものが最も高いというデータも明らかになっています。

このことから、年収帯が高い求人からの転職を希望する場合は、転職エージェントでの求人探しが有効な手段の1つであるといえるでしょう。


転職エージェントを利用するかどうかの決断に迷う場合は、まずは相談から始めることをおすすめします。

転職エージェントでは相談だけの利用も可能となっており、利用料金は無料で、転職希望者が金銭を支払うことは一切ありません。一度の相談だけでも、自身のキャリアや市場価値を客観的に評価してもらうことができ、業界動向や求人情報のリアルな情報を得ることもできます。

登録だけで相談に乗ってもらえることも多いため、まずは情報収集やキャリア相談に活用されてみて、そのうえで、継続して利用するかを判断されるとよいでしょう。

転職エージェントは相談だけも可能|質問内容例・利点や注意点も徹底解説


JAC Recruitmentはハイクラス・専門職特化型で、顧客満足度が高い転職エージェントです。

管理職・エグゼクティブ・専門職といったスペシャリストの領域、また、海外に拠点があることから、インターナショナルな領域で活躍する人材の転職支援を得意としております。

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各業界の専門知識を備えたコンサルタントは、転職希望者様の経験や能力に応じた人材価値を正しく判断し、キャリアに適した求人の紹介に努めています。

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また、転職希望者様の経験をヒアリングしたうえで、スキルに応じた新たなポジションを提案することもございます。

転職希望者様が活躍できる可能性を最大限に広げるためにも、コンサルタントが尽力しています。

JACは国内外における約35,000社の企業と取引があり、お預かりしている求人もさまざまな業界・業種に及んでいます。

また、転職希望者様に提供する求人の75%はWebサイトに掲載されていない「非公開求人」であり、なかにはJACだからこそ紹介できる「独占求人」も多数扱っていることも魅力の一つです。

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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

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