【2024年】中国語を使う仕事。マルチリンガル人材の日本における転職事情

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公開日:2021/12/27 / 最終更新日: 2024/10/21

マルチリンガル人材や外国人の転職支援に強みがあるJAC Recruitment。中国語スキルを持つ人材の転職コンサルティングに特化したチームでは、中華圏出身のコンサルタントが転職をサポートしています。

近年は国内外の渡航制限が続くなど不透明な情勢は続いていますが、日本国内において、中国語を含むマルチリンガルな人材へのニーズは非常に高い状況です。そこで今回は、中華圏出身の専門コンサルタントを有するJAC Recruitmentが、最新情報をご紹介します。

中国語スキルを活かした転職を検討中ですか?

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上記のようなお困りごとがございましたら、私たちJACへ相談してみませんか?

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日本における、中国語スキルを持つ人材のキャリアアップ事情


キャリアアップには現職で実現できるものと、転職によって実現できるものの2種類があります。

ご自身が考える短期的な目標と長期的な目標を整理したうえで、現職に留まるべきか、それとも転職をすべきかを見極めるところから転職活動は始まっています。収入や待遇、やりたい仕事ができないといった不満や社内の人間関係など、転職を考えるきっかけは人それぞれですが、今抱えている悩みを全て解消できる転職はありません。

「現在の職場では目標に到達できないようであれば、転職を検討する」という順序でキャリアパスを考えるようにしましょう。

年齢が上がるごとに重視されるのは専門性

中国語を含むマルチリンガルな人材とはいっても、年齢を重ねるに従って、中途採用では語学力だけではなく専門性が重視されます。日系企業が中国に積極的に進出していた2000〜2010年頃であれば、語学力さえあれば専門性が乏しくても採用される傾向でした。しかし、進出も落ち着いた現在は、専門性と語学力を兼ね揃えた人材を求める企業が大半です。

例えばIT業界でPMのキャリアを積み、マルチリンガルな環境でチームをリードした経験を持っている方であれば、他業界でもPMとしての活躍が見込まれます。また、グローバル企業の中華圏市場におけるDX関連のポジションなど、語学力とIT業界での経験を生かしたキャリアにシフトできるでしょう。

さらに50代以上になると定年退職や役職定年を見据えたキャリアプランを意識する必要があります。「定年前に、もう一度現場で活躍したい」「65歳以降でも働ける会社に行きたい」といった時間軸で見たプランや「今までのスキルを社会貢献に活かしたい」「大企業での経験をベンチャーで活かしたい」といったスキル軸のプランなど、何を優先するかを明確にした仕事選びがポイントになります。

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日系企業と外資系企業の違い


転職活動においては働き方や文化、キャリアに対する傾向を把握したうえで企業を選ぶことをおすすめします。日系企業と外資系企業における企業文化は、大きく異なる点が多くあります。

JAC Recruitmentでは求人票ではわからない企業文化やキャリアパスに関する情報も常に収集しています。ご自身が日系企業に向いているのか、外資系企業に向いているのか。会社選びに悩んでいる方は、ぜひ専門コンサルタントにご相談ください。

ここでは中国語を含むマルチリンガルな人材の方々からのご相談時、多くのお問い合わせが寄せられますが、今回はその一部をご紹介します。

日系企業と外資系企業の働き方の違いは?

日系企業

基本的にはチームワークと、関係するステークホルダーとの協調性が重視されます。

・あなたの業務の意思決定者は誰か

・上司の権限や発言に、どの程度の影響力があるのか

・何かを決める際に事前の根回しは必要か

など、部署や組織で目標を達成するために個人はどう動くべきかという考え方を重視する傾向が強いのが日系企業です。

外資系企業

基本的には個人の目標と成果が重視されます。チームワークも着目されますが主体性をもってチームの中で担う役割、結果によって評価されます。

一方で目標達成に対するプレッシャーも強いので、ストレス耐性が低い方には向いていない側面もあります。

日系企業ならではの悩みが生まれる、文化の違い

日系企業

前述の通り、チームワークを重視する傾向がありますので、自分自身の成果を過度にPRすると、周囲から「自己中心的」だと見なされ、評価が不利に働く可能性があります。

基本的には自己PRよりも上司からの評価が重視され、定量的というより定性的な評価になりやすい傾向があります。

外資系企業

外資系企業では個人のパフォーマンスと結果を重視します。成果を残したとしても面談などで上司にアピールしなければ昇給・昇進には繋がらないケースも多々あります。

チームワークで働く要素もありますが、その際もチームにおける個人の役割や貢献を定量的な評価も交えて判断されます。

日本における外国人としてのキャリアパスの違い

日系企業

本社勤務のため、グローバル展開を担う中核人材としての活躍が期待されます。海外での現地採用の場合、その国から撤退する場合には解雇になる可能性がありますが、日本本国での採用の場合には異動などのキャリアパスもあります。

外資系企業

外資系企業の日本支社は日本やアジア地域のビジネスのみを担うという面から、アジア地域におけるビジネスの成長性がキャリアに大きく影響します。成長途上であれば、年収アップも見込めますが、飽和していたり下降傾向にあったりする場合は逆に働きます。


各業界に特化した転職コンサルタントが、あなたの転職をサポート。
業界における市場価値や、レジュメ、面接対策、企業傾向などJACのコンサルタントにご相談ください。


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中国語を含むマルチリンガルな人材が、日本で仕事を探す際のポイント


母国での経験や日本でのキャリア、そして語学力を活かして、転職を成功させるためのポイントを押さえましょう。

中国語を使う仕事

中国語が話せる人材の需要は高いことは事実ですが、先に述べた通り語学力だけではなく、専門性が重視されます。

仕事を選ぶ際には中華市場に向けた仕事か、中国語を活かせる仕事のどちらに進みたいのか整理しておくと良いでしょう。当然ながら、同じ職種の求人でも本社がどこにあるかでキャリアパスが異なりますので、どちらに進むべきかも事前に検討しましょう。

母国での経験を強みに

来日前に母国で働いていた際の経験や、中華圏での駐在経験は転職時に有利に働きます。

一昔前の中国は製品を製造するだけの拠点で、中国国内でビジネス展開するための法令や商慣習に長けた人材は必要とされていませんでした。しかし、近年は中華圏内でビジネスを展開するために国内の法律やルールに熟知した人材や、中華圏内でビジネスを立ち上げた人材が重宝されています。 特にビジネスにおいて0(ゼロ)から1(イチ)にする経験があり中国語に堪能な人材は、日本では数少ない貴重な戦力として高待遇で評価されるでしょう。

日本語はビジネスレベルで

日本で長くキャリア形成をしていきたいと考えている場合は、どんな職種であっても日本語が話せたほうが良いでしょう。IT系エンジニアやクリエイティブ系の職業に就く方の中には、個人のパフォーマンスを重視するので、日本語を話す必要はないと考える方もいるかも知れません。

実際には個人の力量でこなせる仕事には限界があり、チームワークは避けて通れません。上司や同僚、クライアントと連携しながら成果を上げるためにはコミュニケーションが必要であり、日本語で意思疎通できる能力はどの職種においても必須です。

特にビジネスの現場においては実践的な日本語会話能力が重要です。外国人特有の訛りやイントネーションは問題ありませんが、日本語特有の曖昧な言い回しを理解しましょう。

例えば「大丈夫です」「結構です」などは、OKとNOの両方の意味がある表現は、特に困難なようです。 わからない場合には聞き返すなどの臨機応変なコミュニケーション能力が重視されます。

一人で悩まず、転職のプロである転職エージェントに相談を

母国ではない日本で転職する際は、外国人と同じ目線で転職をサポートする転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントを使うメリットとしては、一般に公開されていない求人を多数扱っていることや、求人を出している企業の特徴や傾向、採用される部署の雰囲気や長期的なキャリアパスについてコンサルタントが熟知している点が挙げられます。

また、JACのような中華系人材に強いエージェントを使うことで、面接対策がしやすくなります。ご自身としては企業のためになると思って言ったことがマイナス評価になってしまったり、言い回しによって印象が大きく変わってしまったりなど、日本語ネイティブでない方々にありがちな面接のミスを防止できます。

転職エージェントのコンサルタントは、担当している業界のトレンドや企業が求める人材のニーズを熟知したプロフェッショナルです。「10年後にはこうありたい」という中長期的な目標から考えて、次の転職では何を実現するかといったコンサルティングが無料で受けられるのであれば、一度相談してみても損にはならないはずです。

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日本でキャリアアップする方法


自分の強みを活かしながら、ビジネスパーソンとして日本でキャリアアップしていくには現職で実績を積み昇進していくか、転職によって更に良い待遇で働くかの2つに別れます。しかし、どちらを選ぶにしても共通して常に心がけておくことがあります。

常に自己分析と市場分析を行う

JACではこれまでの仕事を振り返り、定期的に職務経歴書を更新することをお勧めしています。転職する意思が無くても、キャリアの節目で何を感じたのか、最大の成功や失敗は何だったのかを整理するのに役立ちます。そうしてアップデートした職務経歴書を基にコンサルタントとの面談を通じて、客観的な評価や転職市場の動向を確認し、最適なタイミングで転職できるように準備しておきましょう。

欧米では転職を考えていない時期でもコンサルタントと連絡を取り合うことが一般的です。自分自身のキャリアを中長期的に相談できる、ライフプランナーのような形でコンサルタントを活用しているのです。真の市場価値を知り、輝かしいキャリアを歩むためにも転職エージェントを上手に活用しましょう。

転職でキャリアアップを図る

転職先の求人を選ぶ際、誰もが現状よりも良い待遇・良いポジションを目指します。中華圏出身の方は成長意欲が高く、高い目標にチャレンジして成果を残すことが当たり前とされています。一方で日本では転職先のポジションは、現状のスキルや経験で確実に貢献できることが重要視されます。

そのため、中華圏出身の方が持つチャレンジ精神は、時に自信過剰に映るケースがあります。特に日系企業の面接では自分のアピールばかりに意識すると不採用になりかねません。長期的な目標と短期的な目標を話し、そのなかで次の転職で実現したいことや貢献できることを整理して話すようにしましょう。


各業界に特化した転職コンサルタントが、あなたの転職をサポート。
業界における市場価値や、レジュメ、面接対策、企業傾向などJACのコンサルタントにご相談ください。


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中国語スキルを持つ人材の専門コンサルタントが強い味方になる理由


JACでは、中国語スキルをお持ちの方や中華圏出身の方の転職をサポートする専任のコンサルタントチームがあります。大手グローバル企業から日本法人を立ち上げる外資系企業、急成長中のベンチャー企業に至るまで、さまざまな求人を揃えています。

コンサルタントとの面談では今後のキャリアプランだけでなく、中国語人材として活躍するためのアドバイスも提供しています。また、転職エージェントは転職が成功したら関係が途切れるものではありません。入社後もメールや面談を通じたキャリア相談にも対応しています。利用者の方の中には入社後もコンサルタントとのやりとりを続けながら、自分自身のキャリアプランをアップデートし続けた結果、約8年で年収を4倍にアップしたケースもあります。

あなたのキャリアを長きに渡ってサポートするライフパートナーとして、JACをご活用ください。

この記事を監修した転職コンサルタント

中国チーム シニアコンサルタント

2016年入社。前職は日系製薬メーカーにてグローバル営業推進、海外人材採用を経験。これまで、1000人以上の方からのキャリア相談があり、計120名以上の方の転職成功を支援。