【転職Q&A】「医療費の削減は、医療業界にとってマイナス?」

  1. メディカル(医療)業界×FAQ

公開日:2021/11/05 / 最終更新日: 2024/04/24

Q. 医療費の削減は医療業界にとってマイナスなことですか?


現在の国の医療費は約35兆円にも上っています。国家予算の約4割を占める数字であるため、医療費の削減を念頭に置いた医療施策が今後も継続されると聞きました。医療業界への転職を目指す者にとっては気になるニュースなのです。実際のところ、政府の施策が及ぼす影響はどれほどのものなのでしょうか?マイナスに作用するのですか?

A. 企業努力は必要になると思いますが、斜陽産業になることはないでしょう。


確かに、国が認める公定価格(薬価、治療対価、医療材料、機器価格)は総じて引き下げられています(※厚生労働省のホームページ内の中央社会保険医療協議会参照)。その分、売り上げは減少するかもしれませんが、ただ、人に対する治療・診断の需要はなくなることはありません。医薬品メーカーや医療機器メーカー、商社など、ある程度の淘汰はあるかもしれませんが、生き残っていく企業は多くあると思います。企業側の視点に立ってみると、新製品・改善製品の開発、上市を続ける事、単価の低くなった製品の総量をアップさせる事、社員への教育研修を手厚くする事、など各社は最大限のアウトプットが出来るよう取り組んでいますので決して斜陽産業であるとは言えません。むしろそのような環境に身を置くことで自己の成長を希望する候補者も年々増えつつあります。

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この記事の筆者

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