Tさん(男性/50代前半)



早期退職を機に転職活動。しかし、なかなか選考が進まず……
複数社でMRを経験し、直近は外資系製薬メーカーに勤務。本社と連携して大学病院やKOLも担当していました。転職を決意したのは、早期退職者募集がきっかけです。前々職では部長職も経験していたので、マネジメント経験を生かせるポジションも視野に入れ、正社員としての転職を目指しました。
JAC Recruitment(以下、JAC)と、それ以外の転職エージェントにも登録し、複数社に応募しましたが、なかなか選考を通過できず……。この年齢での転職の難易度を実感していたところ、JACのコンサルタントの方から「求人が出ていない企業にもアプローチしてみましょう」という提案を受けました。
「これまでのMR経験で築いた人脈を通じ、さまざまな企業を知っていると思うが、気になっている企業はあるか」と聞かれ、思いつく複数社を挙げました。そのうちの1社が、日系製薬メーカー・A社。私が現職より前に所属していた企業にて協働していた企業です。当時、A社の部長と協業したこともあり「あのような方と一緒に仕事がしたい」と伝えました。
前々職の経験・人脈が生かせる企業にJACからアプローチし、採用に
コンサルタントの方からA社に私のプロフィールを伝え、採用の検討を提案いただいたところ、面談が組まれることになりました。以前、私が協業した部長は、現在役員になられていて、最終面談でお会いすると、私のことを覚えていてくださいました。
結果、私が過去にA社とかかわり、A社の製品や組織を理解しているため即戦力となれること、メンバー育成に注力していた経験などを高く評価していただきました。また、A社は新規分野の開拓に取りかかるフェーズにあります。私は前職で新規事業を手がけていたため、その経験も生かせると期待いただき、採用に至りました。
本社の営業推進やマーケティングのポジションも打診されたのですが、まだMRの現場を続けたいと考え、MR(最上級位)として入社。外資系だった前職とは給与水準が異なるため、年収は300万円ダウンとなりましたが、早期退職制度の利用で退職金が上乗せ支給されるため、それほど気にせず受け入れました。
担当コンサルタントからのコメント:50代の転職は、経験・人脈を生かせば選択肢を「作る」ことも可能
A社からJACに、MRの求人は寄せられていませんでした。しかし、JAC内の別部門のコンサルタントがA社の人事担当者とお付き合いがあったため、スムーズに接続。Tさんをご紹介したところ、当初は「採用予定はない」という後ろ向きな反応でしたが、面談してみた結果、役員の方から「一緒に働きたい」という評価を獲得しました。これまでのご経験はもちろん、物腰柔らかなお人柄も好評だったのです。
50代となると求人の選択肢は少なくなりますが、経験や人脈を生かすことでポジションを見つけられるケースもあります。転職するかどうか、早期退職に手を挙げるかどうか迷っている方も、まずはお気軽にご相談ください。
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