転職エージェントに断られることもある?断られるケースや対策を解説

公開日:2024/09/09 / 最終更新日: 2024/10/17

「転職エージェントを使いたいけど、断られてしまうのではないか…」と不安を感じたこともあるのではないでしょうか。本記事では、転職エージェントに断られるケースや断られないようにするためのポイントなどをJAC Recruitment(以下、JAC)が解説します。

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転職エージェントに、求人紹介や転職支援を断られるケースがあります。
転職エージェントに断られる背景には、転職エージェント側と転職希望者側それぞれに要因が考えられ、一概に転職希望者側だけに原因があるとは限りません。「条件にマッチする求人がない」「キャリアアドバイザーの数が不足している」といった、転職エージェント側の事情によって求人紹介や転職支援を断られる場合もあります。
万が一転職エージェントに断られた場合は、その理由を知り、状況に合った適切な対処を施すことが大切です。


ここでは、転職エージェントに断られる原因となる下記8つのケースについて解説します。

・職歴や経験、スキルが不足しているケース
・職種・業種・勤務地等の希望条件に沿う求人がないケース
・転職回数が多い・勤続期間が短いケース
・現年収が低いケース
・転職のブランク(空白期間)が長いケース
・経験・スキルに対して希望条件が高すぎるケース
・転職エージェント登録時の記載内容が適当すぎるケース

転職エージェントに断られた時は、自分に該当するケースがないか、チェックしてみましょう。

転職エージェントに断られる理由の1つに職歴や経験、スキルが不足しているケースが挙げられます。転職エージェントが保有する案件に対して、経験やスキルが不足している場合、紹介できる案件がなく、案件紹介を断られてしまうこともあるでしょう。

転職エージェントには、経験年数が少ない若年層向けのサービスや未経験者向けの求人を多く取り扱うサービスもあります。経験やスキルに不安を抱く人は、若年層や未経験者向けのサービスを利用してみましょう。

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職種・業種・勤務地等の希望条件に沿う求人がないケースも転職エージェントに断られる一因となります。
一口に転職エージェントといっても、サービスごとに対応しているエリアや取り扱っている職種・業種は異なります。中には一部のエリアや職種・業種に特化したサービスもあるため、自分の希望に対応する転職エージェントを自ら選ぶようにしましょう。

極端に転職回数が多い・勤続期間が短い場合は、転職エージェントとしても支援を提供すべきか慎重に判断する場合があります。その理由として、転職回数が多い場合や勤続期間が短い場合は、企業の採用担当者から「早期離職する可能性が高い」と思われる可能性があり、支援を提供したとしても内定の獲得が難しい懸念があるからです。
しかし、中には転職回数や勤続期間を問わず、支援を提供する転職エージェントもあるため、まずは登録や無料相談してみることをおすすめします。

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現年収が低い場合も、転職エージェントから断られる可能性があります。
というのも、現年収が低いと経験やスキル不足とみなされる場合があるからです。ただし、現年収がスキルや経験に見合っていない可能性もあるため、現年収が低いからと言って転職エージェントの利用を見送るのは得策ではありません。

転職エージェントに在籍するキャリアアドバイザーは、これまでの転職支援経験から転職希望者の市場価値を推し量ることができます。スキル・経験によっては案件紹介や転職支援を受けられることもあるため、まずは転職エージェントに登録してみましょう。

離職期間が長い場合、「家庭や体調に何らかのリスクやトラブルを抱えている」「仕事感が鈍っているため、即戦力にならない」と捉えられてしまい、支援を見送られてしまうケースもあります。
ブランク期間がある場合は、離職していた理由を説明できるようにしておきましょう。また、現在は長期的に働けること、働く意欲が高いことも併せてアピールするとよいでしょう。

経験・スキルに対して希望条件が高すぎる場合は、内定につながらない可能性が高いと見なされ案件紹介を断られてしまうこともあります。
収入面を重視するのであれば、経験やスキルを磨き直してから転職するのも1つです。今すぐ転職したいと考えている場合は、希望条件を見直す必要があるでしょう。

転職エージェントに登録する際に記載した内容が適当すぎる場合、転職意欲が低いとみなされ支援を見送られてしまうこともあります。
転職エージェントには日々多くの転職希望者が登録します。そのため、登録時に記載したプロフィールや職歴などの内容が適当な場合は、支援の対象から外れてしまうケースも珍しくありません。転職エージェントに登録する際は、属性情報や職歴、自己PRなどしっかり書き込み、高い転職意欲を持っていることをアピールしましょう。


本章では、転職エージェントに断られないようにするためのポイントを下記2つに絞り紹介します。

・希望の職種・業種・勤務地等に合致した転職エージェントを選ぶ
・転職サービスへの登録内容を丁寧に記載する

転職エージェントに断られないようにするためには、まず希望の職種・業種・勤務地等に合致した転職エージェントを選びましょう。転職エージェントは、サービスごとに対応できるエリアや保有する案件の種類が異なります。希望に合致する転職エージェントを選ぶことで、断られる可能性を低減できるでしょう。

なお、JACが取り扱う職種・業種や対応エリアは、下記の通りです。

職種管理部門(経理/人事/法務)営業(セールス)品質保証・品質管理機械設計SCM(製造業サプライチェーンマネジメント)弱電回路設計生産技術建築設計(意匠設計、構造設計、設備設計)施工管理工事監理職
業種金融業界メーカー(電気/機械)化学メーカー(化学/素材業界)自動車/自動車部品業界エネルギー/インフラ/プラント業界不動産/建設業界ファッション/アパレル/スポーツ業界メディカル(医療)業界コンサルティングIT(通信/ソフトウェア/SI/コンサルティング)Webサービス/ゲーム業界消費財(コンシューマー)業界流通/外食業界食品/飲料業界サービス/物流/商社
エリア東北北関東(群馬/栃木/茨城/埼玉)横浜(神奈川)静岡浜松名古屋(愛知)京都大阪神戸(兵庫)中国(広島/岡山)福岡

転職エージェントを利用する際は、登録内容を丁寧に記載することも大切です。
プロフィールや職歴を丁寧に記載している転職希望者は転職意欲が高いとみなされ、手厚い支援を受けられるでしょう。また情報を丁寧に記載することで、転職エージェントは転職希望者のスキル・経験や要望を把握しやすくなります。その結果、より適切な支援や要望に沿うサポートを受けられるようになるでしょう。

なお、JACに登録する際は、下記項目について入力いただきます。

・直近の在籍企業での業種
・直近の在籍企業での職種
・直近の在籍企業での雇用形態
・直近の在籍企業での役職
・直近の在籍企業での入社年月
・直近の在籍企業の企業名・職務内容
・現在(直近)の年収
・履歴書・職務経歴書
・これまでの転職回数
・希望勤務地
・語学スキル
・資格・スキル
・最終学歴及び卒業区分(卒業・卒業見込み・中退・修了)、学校名
・生年月日
・名前
・性別
・住所
・連絡先
・転職希望時期
・希望面談方法(Web面談 or 電話面談)
・面談希望日程

項目のほとんどが選択式となっており、最短5分で登録手続きが完了します。


ここでは、転職エージェントに断られた場合の対処法について、下記2つの方法を紹介します。

・別の転職エージェントに変更する
・市場価値に対して適正な希望条件に調整する

1つ目の対処法として、別の転職エージェントを利用する方法があります。

転職エージェントの支援基準は、サービスごとに異なります。「別の転職エージェントに利用を切り替えたら、支援を受けられた」という事例も珍しくありません。希望の業界や職種が決まっているのであれば、その業界や職種に特化した転職エージェントを利用してみましょう。複数社登録すると、支援を提供してくれるサービスが見つかるでしょう。

転職エージェントの選び方を解説

市場価値に対して適正な希望条件に調整することで、紹介を受けられる案件が見つかり、支援を提供してもらえる場合もあります。
希望条件を設定する際は、まず自分の市場価値を把握し、自身の市場価値と希望条件に大きな乖離が生じていないか確認しましょう。もし大きな乖離が生じている項目があれば、キャリアアドバイザーのアドバイスのもと、適正な条件へと希望を見直してみてください。
市場価値に見合った条件に調整し、内定獲得が見込まれるようになれば、転職支援を提供してもらえるようになるでしょう。

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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。