仕事をしながら転職活動する際にやってはいけない6つの過ち

公開日:2024/05/29 / 最終更新日: 2024/10/16

仕事をしながらの転職活動はやるべきこと・やっておいたらよいことを実践することで望み通りの転職を進めやすくなります。

一方で、転職活動において避けておきたいことを前もって知っておくことも、より有意義な転職活動として大事なことです。

本記事では、仕事をしながら転職活動を行ううえで、やってはいけない6つの過ちについて、ハイクラス転職のJAC Recruitment (以下、JAC)が解説しています。

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仕事をしながら転職活動を行う場合、やってはいけない6つの過ちとは

【仕事をしながら転職活動を行う場合、やってはいけない6つの過ち】

6つの過ち1. 現職のPC・スマートフォンで転職活動しない

6つの過ち2. 現職の繁忙期に転職活動しない(就業時間内もNG)

6つの過ち3. 現職の機密情報を漏えいしない

6つの過ち4. 転職希望時期の直前になってから活動しない

6つの過ち5. 企業名を伏せた求人情報に反応しない

6つの過ち6. 職務経歴書・自己PRなどの使い回しをしない

「仕事をしながら 転職活動」などと検索をすると、やってはいけない6つの過ちなどの関連検索が出てくるので驚くことがあります。

ドキッとする見出しですが、これらのやってはいけない6つの過ちは、厚生労働省などの公的機関が出している事項ではなく、一般的に転職活動中に避けるべきルールを解説していることが多いです。

こちらでは、仕事をしながら転職活動を行う際に、避けるべき6つの行動をご紹介します。

6つの過ち1. 現職のPC・スマートフォンで転職活動しない

現職の会社のPCやスマートフォンで転職活動を行う、また会社のメールアドレスを使うなど、転職活動を現職の会社の備品を使用して行う、現職の環境下を利用して行うことは避けましょう。

理由は、転職活動をしていることが会社・ほかの社員・上司に知られてしまう恐れがあるためです。また、業務中に転職活動を行うこと自体、マナー違反になります。

また、求人検索・レジュメ作成・エージェントや応募先企業とのやり取りも、現職の会社のスマートフォンやPCで行うことは厳禁です。また、現職オフィス内の会議室で面接を受けることも避けます。ほかにも、会社のWi-Fiも転職活動には使用しないようにします。企業によっては、会社のPCからアクセスのあったサイトをチェックしているケースもあります。

また、転職サイトの閲覧履歴、会社のスケジュールに転職活動の予定を非公開でいれておくなどはふとした際に見られる恐れもあります。

会社の業務と転職活動は切り離して、会社で管理しているデバイスや環境下での転職活動は避け、転職活動はプライベートのPC、スマートフォンで行いましょう。

業務中に転職のことが気になってしまうこともあるかと思いますが、リスクを考えると、在職時は会社の仕事のみに集中することが望ましいです。

6つの過ち2.現職の繁忙期に転職活動しない(就業時間内もNG)

転職活動は、現職の仕事が忙しい繁忙期に行うのは避けましょう。

理由は、業務が忙しくて選考を受けることが難しくなったり、面接の準備がおろそかになったりするなど、転職活動が思うように進みにくく、かえって退職までに時間がかかってしまうことになりやすいからです。

また、繁忙期は特に現職の仕事に集中することのほうが大切です。現職の仕事をないがしろにして転職活動を行うことは、責任感がないとも思われてしまいます。

会社に就業している間は、社員と会社の間には労働契約上の義務として、誠実に労働し、職務に専念する義務があります。

転職活動をすることによって、日常の業務に支障を及ぼすことは、この義務に違反することになります。そのため、繁忙期でなくても、就業時間内は現職の仕事に専念することが大切です。

また、転職活動を行う際は、現職や取引先に迷惑がかからない時期を退職時期の目標として選定し、そこから逆算して、転職活動のスケジュールを考えるとよいでしょう。

6つの過ち3. 現職の機密情報を漏えいしない

【守秘義務に該当する3つの情報】

1. インサイダー情報・・・上場会社の株価に一定の影響を与えるような未公開の重要情報

2. 個人情報・・・個人が特定可能になる情報(名前・生年月日・住所などの他SNSアカウントも)

3. 営業秘密・・・企業が公開していない営業先に関する取引内容や技術に関する情報

転職活動を行っている際に、現職の機密情報は絶対に応募書類に盛り込まない、面接で話さないを徹底しましょう。

機密情報を漏らすことは、コンプライアンスに対しての意識が低いと捉えられ、信用を落とします。

また、漏らした内容によっては現職の会社から損害賠償請求を求められる場合もあります。

携わっていた業務で知り得た情報を外部に漏らしてはいけないという守秘義務が社員にはあります。守秘義務は、会社と取り交わした契約書もしくは就業規則に明記がされていることが多いため、転職活動を始めた際には、一度確認しておくのがよいでしょう。

6つの過ち4. 転職希望時期の直前になってから活動しない

転職希望時期の直前に転職活動を行って転職をするのは避けましょう。

時間がないからと焦って慌てて行う転職は、自己分析や企業研究・面接対策などの準備が不十分で失敗に終わる可能性が高いためです。

また、直前の転職活動では、希望に合う求人が見つかりにくい上、時間的プレッシャーで十分に検討せずに転職先を決めてしまう恐れもあります。

さらに、急に転職を決めて現職を辞めることは、準備不足で引継ぎや取引先へのあいさつも不十分のままで迷惑をかけることになる可能性も高いです。転職しても、辞めた会社の上司や同僚と会えるぐらいの良好な関係を保てるような円満退職をしておくことが、今後のビジネスにおいてプラスになります。

転職活動は、準備が9割です。しっかり準備して臨むことで、円満な退職をしつつも、あなたの希望に合致した企業での新しいキャリアを手に入れることができます。

そのため、転職希望時期の直前になってしまった場合は、転職スケジュールを見直してみるのがよいでしょう。

6つの過ち5. 企業名を伏せた求人情報に反応しない

転職活動をしていると、企業名を伏せた求人を紹介されることもありますが、企業名を伏せた求人に反応するのは避けましょう。

理由は、「募集元が自分の会社である」「仕事で関係のある企業である」こともあり、その場合は、転職活動をしていることが知られてしまうためです。

そのため、転職サイトの場合は、企業名を伏せた求人には反応しないことを徹底しましょう。

また、スカウト機能がついた転職サイトの場合は、登録していた情報などから自分の会社の担当者が採用活動過程で登録を見つけてしまう場合があります。

そのため、スカウト機能のある転職サイトを利用する場合は、「ブロック機能」など、設定した会社からの閲覧を制限できる機能があるサイトを利用するようにしましょう。

企業名を伏せた求人への応募で失敗することが怖いと感じる場合は、転職エージェントを活用されるとよいでしょう。転職エージェントの場合は、事前に紹介する対象から外してほしい企業があれば、前もって伝えておくことで対応ができます。

また、転職エージェントなら、非公開求人であっても応募者のプライバシーに配慮して、差し支えない範囲で詳細を教えてもらえるため安心感をもって応募がしやすいです。

6つの過ち6. 職務経歴書・自己PRなどの使い回しをしない

転職活動をしていると、複数の企業に応募する機会がありますが、職務経歴書や自己PRの使いまわしは避けましょう。

職務経歴書や自己PRは志望企業に向けて、その企業ごとに求めているスキルや人物像に合わせて作成することが大切です。なぜなら、志望企業ごとに記載して提出する方が、書類通過率が上がるからです。

そのため、志望企業が求めるスキルや職歴をしっかり把握し、それに合致した自分のもつスキルや職歴をアピールしましょう。採用担当者も何十通と書類を見ているため、使いまわしであることはすぐに見抜いてしまいます。

仕事をしながら転職活動をしていると、時間が限られてしまい、どの企業にも同じ内容の職務経歴書を使ってしまいたくもなりますが、かえって遠回りになります。

時間を取る必要がありますが、1つ1つ志望企業に合致した内容で仕上げて提出するようにしましょう。忙しくても、職務経歴書の作成をおろそかにしないことが転職への近道になります。

もし、職務経歴書の作成が大変な場合は、ぜひご相談ください。JACでは、職務経歴書の書き方や面接対策も無料で行っております。

仕事をしながら転職活動を行う際のQ&A

こちらでは仕事をしながら転職活動を行う際のQ&Aをまとめています。

Q1. 転職活動を行うとき、現職の同僚や先輩に転職中であることを相談するべき?

転職活動をしている間は、どんなに仲が良くても現職の同僚や先輩に転職活動をしている旨を伝えるのは控えましょう。

会社の人間関係は限られているため、どこでつながっているか分かりません。気がついたら直属の上司にも転職活動していることが伝わっているという事態にもなりかねません。

またもし上司に、事前相談をしていないのに、噂で退職することが伝わってしまった場合、今まで培った信頼関係が崩れてしまう恐れもあります。

転職については、退職が決まったタイミングで、上司・先輩・同僚に報告をするようにしましょう。

Q3. 仕事をしながら転職活動をする際に現職の社員に知られないための注意点は?

仕事をしながら転職活動を行う際に、現職の社員に知られないようにするための注意点4つをご紹介します。

【転職活動を現職の社員に知られないようにする際の注意点4つ】

・服装に注意する(スーツやジャケットを着ない人が着る機会が増えると不自然に思われる)

・遅刻・早退・有休の取得理由を考えておく(面接などで取得する機会が増えて不自然に思われる)

・SNSなどで転職について発信しない(どこで誰がみているか分からないため伝わる可能性が高い)

・いつもどおり真剣に業務に取り組む(業務への熱意が失われた働きぶりだと疑われやすい)

転職活動は転職先と退職が決まるまでは、現職の社員に知られない方が進めやすいです。ふとした行動で知られてしまうので注意しましょう。

そのほか、本人以外のSNSも注意したい点です。

本人だけでなく家族や友人のSNSから情報がもれる可能性もあるため、あなたの転職活動を知っている人には内緒にしておくことに協力してもらいましょう。

まとめ|仕事をしながら転職活動を行うなら、転職エージェントをご活用ください

仕事をしながら転職活動を行うことは、時間もかかる上、忙しくなることでストレスもかかりやすいです。また、転職活動には、うまく進めるポイントがあります。

仕事をしながらの転職活動がうまくいくか心配な、ぜひ私たちJAC Recruitmentにご相談ください。

応募書類作成・面接対策といった転職活動のサポートはもちろんのこと、長期的なキャリアプランをプロとして的確にコンサルティングいたします。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。