「英語面接選考を控えているけど、初めての英語面接でどのように対策したら良いか想像が付かない…」という方もいるのではないでしょうか。
本記事では、的確に受け答えしているイメージが湧き安心して英語面接に臨めるように、英語面接でよく聞かれる質問と回答例・事前対策や通過率を上げるために意識したいポイントを、本番の流れに沿って動画を交えながら解説します。
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面接対策を相談する英語面接でよく聞かれる質問と回答例
本章では、下記英語面接の一般的な流れに沿って、よく聞かれる質問と回答例を紹介します。
● アイスブレイク
● 自己紹介
● 志望動機
● 転職理由(退職理由)
● 強み
● 弱み
● 問題を解決した経験
● 将来のキャリア
● 逆質問
● 最後の締め(終わり方)
● 【参考】その他英語面接でよくある質問フレーズ一覧
アイスブレイク
英語面接では、面接に入る前に軽く雑談やフリートークが行われる場合があります。
『アイスブレイク』と呼ばれ、その日の天候や気分、会場までの道のりなどについて問われます。多くの場合、応募者の緊張を和らげることを目的に言葉が交わされますが、砕け過ぎない口調を心掛けましょう。
また、面接官にとっては応募者の第一印象を決める場になります。会話に詰まらないよう定番のフレーズは練習しておきましょう。
アイスブレイクの質問例文
● How was your weekend?(週末はどうでしたか。)
● How are you today?(調子はどうですか。)
● How did you get here?(ここまでどのようにして来ましたか。)
● Would you ever come to this area?(このエリアに来ることはありますか。)
アイスブレイクの回答例文
● It was great, thanks. I went to the beach with my family.(素敵な週末となりました。家族で海に行きました。)
● I am very good. Thank you. (とても調子が良いです。ありがとうございます。)
● I took the train and the bus. (電車とバスに乗ってきました。)
● I come here sometimes to shop so I know the area well.(時々買い物にくるため、このあたりのことはよく知っています。)
自己紹介
続いて自己紹介を行います。
日本語での面接同様、自己紹介では、自身の経験やスキル、人柄について伝えます。その中でも特に企業に貢献できる経験やスキルを伝えることを意識しましょう。
なお、経験やスキルを伝える際は、過去のエピソードや具体的な数字を織り交ぜると具体性や説得力が高まったり、人物像をより具体的にイメージしやすくなったりします。
自己紹介の質問例文
● Tell me about yourself. / Describe yourself.(自己紹介をお願いします。)
● Could you please tell me about your previous work history? / Describe your work history. (あなたの職歴について教えてください。)
● What have you done that shows initiative in your career?(これまでのキャリアであなたが自発的に取り組んだことは何ですか。)
自己紹介の回答例文
Thank you very much for the opportunity for the interview today.
(本日は面接の機会をいただき、ありがとうございます)
I have worked as a software engineer for 5 years at XXX.
In the first department, I honed my skills as an engineer in charge of smartphone app development, mainly working on implementation.
In the second department, I worked on the operation and maintenance of the company’s internal infrastructure system, strengthening collaboration between teams and reducing problems with the company’s internal system by 20%.
(私は、XXX社で5年間、ソフトウェアエンジニアとして勤務してきました。
最初の部署では、スマートフォンアプリの開発を担当するエンジニアとして、主に実装業務に携わりスキルを磨きました。
次の部署では、社内インフラシステムの運用・保守を担当し、チーム間の連携強化や社内システムトラブルの20%削減に貢献しました。)
志望動機
志望動機を伝える際は、企業が求める人材に自分が近しい人物である旨を伝えましょう。
企業が志望動機を問う主な理由は、下記3点を見極めていると考えられます。
● 自社についての理解を深められているか
● 業界の動向や競合他社について理解を深められているか
● 長期的に会社に貢献してくれる人材か
そのため、募集職種やポジションにおいて、魅力を感じた点やこれまでの経歴や経験からどのような成果を残せるのかを過去のエピソードや自身の長所・強みと織り交ぜながら伝えましょう。
また、競合他社や業界全体の動向・課題なども正確に理解している旨を適所に織り交ぜながら伝えるのも効果的です。
志望動機の質問例文
● Why are you currently searching for a new position?(新しい仕事を探している理由を教えてください。)
● Why would you like to work for this organization? (弊社を選んだ理由について教えてください。)
● Do you have experience in a similar position? (同様の職種を経験したことはりますか。)
● So why do you want to work for our company? (なぜ、当社で働きたいと思ったのですか。)
● What interests you about our services? (当社が提供するサービスのどのような点に興味を持ちましたか。)
● Why did you choose your particular career path/field? (なぜこの方向/ 分野のキャリアを選んだのですか。)
志望動機の回答例文
● Within this industry there are many strong companies however, I was attracted to your companies for having a positive reputation L turnover and strong career progressions for hard work.
I’m focused on building my career in this industry and I find my goals and company’s interests match well.
(この業界には他にも魅力的な企業はたくさんありますが、周囲からの評判が高い、離職率が低い、努力に応じたキャリアアップが可能であるなどの点に魅力を感じました。私はこの業界でキャリアを築くことに重点を置いており、私の目標と御社の方向性が合致していると感じています。)
● I thought it would be more difficult to go out and seek new stimulation and challenges, but I also thought it would be more exciting.
(新しい刺激や挑戦を求めて転職することは難しいと思いましたが、確実に自分にとって刺激的な経験になるだろうと考えました。)
● I had done enough at my former company. I wanted to move to a higher position or do something else, I had no better options than to change jobs.
(前職では十分にやり切りました。もっと上の役職に就いたり、何か他のことをしたいと思ったりした時、転職する以外に良い選択肢はありませんでした。)
転職理由(退職理由)
退職理由を問う背景には、前職と同様の理由で退職しないかを確認したいといった目的があります。また企業は、ネガティブな理由で退職した人材よりもポジティブで前向きな理由で転職に臨む人材を求めています。
そのため、退職理由を問われた時は、現職や前職の批判や愚痴は避け、ネガティブな理由であっても率直に伝えるのは控えましょう。ポジティブな言い回しを意識し、入社後どのような貢献ができるのかを応募職種と自身の経験とを関連付けながら伝えましょう。
転職理由(退職理由)の質問例文
● Why did you leave your last job? (前職を辞めた理由は何ですか。)
● Why did you leave your previous company? (前職を辞めた理由は。)
● Please tell us why you decided to change jobs. (転職しようと思った理由を教えてください。)
● Did you ever find your occupation boring? (自分の職業が退屈だと思ったことはありますか。)
転職理由(退職理由)の回答例文
● I had been with my previous company for several years and gained a lot of skills and experience. I was happy with my previous workplace, but I wanted to continue to grow further.
(私は前の会社に数年間勤め、多くのスキルと経験を積んできました。
以前の職場には満足していましたが、さらに成長し続けたいと思い転職を決意しました。)
● A former boss/colleague recruited me to join their company.
(以前の上司からあなたのような優秀な営業マンをチームに加えたいと打診があったからです。)
● I went back to school to pursue a master’s degree (or Ph.D.,etc.)
(私は修士号(博士号)を取得するために学校に戻りました。)
● I resigned from my last job to take care of my family. The issue is resolved so I can work full time again without any issue.
(家族の世話をするために前職を辞めました。状況が落ち着いてきたため、現在は再びフルタイムで働くことができます。)
強み
英語面接で強みを問う目的は、主に下記2点について見極めたいと考えているからです。
● 社風や他のメンバーとの相性
● 応募求人の仕事内容に合った行動ができるか
特に外資系企業では成果主義の傾向が強いため、仕事で成果を出すために活かせるスキルや経験を強みとして伝えることがポイントです。また、強みを答える際は、具体的な事例や数値を交えながら伝えることを意識しましょう。
強みの質問例文
● What are your strengths?(あなたの強みは何ですか。)
● Could you please be more specific and talk about your achievements there?(あなたの業績についてもう少し詳しくお話しいただけますか。)
● What style of management gets the best from you?(どのような環境であれば、あなたの能力が発揮できると思いますか。)
● What have you learned from some of the jobs you have held?(これまでの仕事から学んだことを教えてください。)
強みの回答例文
● I would say my strengths are my patience and my innovative attitude.
I have been working in marketing for a long time and I’m always willing to take on new challenges that are different from other companies.
And even when I fail, I am patient enough to follow the necessary steps which leads to the next success.
(私の強みは忍耐力と革新的な姿勢です。私は長年マーケティングに携わっており、他の企業とは異なる新しいチャレンジに常に前向きに取り組んでいます。
そして、失敗した時でも、次の成功につながるよう改善に取り組める忍耐力があります。)
● When I oversaw a sales promotion for E commerce website, I introduced YouTube as a marketing tool which was not commonly used at the time.
The aim is to show the appeal of the product through video not only to the Japanese but also to target foreigners who do not understand the language.
At first it was difficult to increase the number of video views but after repeating the necessary steps, both subscriber numbers and video views are growing steadily.
In proportion to this, the products on the E commerce sites are selling well.
(ECサイトの販売促進を担当した際に、当時はあまり使われていなかったYouTubeをマーケティングツールとして導入しました。日本人だけでなく、言葉がわからない外国人の方にも動画で商品の魅力を伝えたいと思っていました。
最初は動画再生回数を伸ばすのに苦労しましたが、試行錯誤を繰り返すうちに、登録者数、動画再生回数ともに順調に伸ばすことができました。それに比例して、Eコマースサイトの商品の売れ行きも好調です。)
【強みを表現する単語】
● Collaborative…協調性
● Creative…発想力
● Determined…意思が強い
● Disciplined…自制心
● Driven…意欲的
● Entrepreneurial…起業家精神
● Flexible…柔軟性
● Innovative…革新的
● Patient…忍耐力
弱み
弱みを回答する際は、単に弱みを伝えるのではなく、ビジネスの場において自身の弱みをどのように捉えているのか、またどのように改善しようとしているのかもあわせて回答するようにしましょう。
弱みの質問例文
● What are your weaknesses?(あなたの弱みは何ですか。)
● How did you overcome this weakness? (あなたは自分の弱みをどのように克服しましたか。)
● Do you think your weaknesses would be an obstacle to your success in this job? (あなたは自分の弱みがこの仕事で障害になると思いますか。)
弱みの回答例文
● I would say one of my weaknesses is my proficiency and PowerPoint and this can sometimes affect the quality of my presentation.
To overcome my weaknesses, I used the workshop and took the initiative to learn how to use PowerPoint.
(私の弱みは、PowerPointのスキル不足であり、このスキル不足がプレゼンテーションの質に影響することがあります。苦手意識を克服するために、ワークショップを利用してPowerPointの使い方を学びました。)
● I feel that one of my weaknesses is that I tend to be too attached to my own opinions. Now, I try to listen to the opinions of others first.
(私は、自身の考えにこだわってしまう点が短所だと感じています。現在は、まず他者の意見を聞き入れることを心掛けています。)
【弱みに関する表現】
● Competitive・・・負けず嫌い
● Not adept at public speaking・・・人前で話すのが苦手
● Not skilled at delegating tasks・・・ 自分の仕事を他の人に委託することが苦手
● Not detail-oriented. 細かい点にこだわらない
● Not comfortable taking risks・・・ リスクを取ることに抵抗がある
● Limited experience in a nonessential skill・・・必須以外のスキルの経験が乏しい
● procrastination… 仕事を先延ばしにする
● Self-critical・・・ 自己批判的
● Sensitive・・・繊細
● Too focused 集中して周りが見えなくなる
問題を解決した経験
問題を解決した経験を問う背景には、課題解決力や問題が生じた時の対応方法、取り組み方などを知りたいといった企業の思いがあります。そのため、問題を解決した経験を伝える際は、事実を端的にまとめ、行動や結果からどのような学びを得たのかを伝えるようにしましょう。
問題を解決した経験の質問例文
● How did you solve relationship problems among your subordinates in the past? (過去に部下の人間関係に関する問題をどのように解決しましたか。)
● Were there any conflicts between different countries or different cultures? (異なる国や異なる文化の間で衝突はありましたか。)
● What did you do exactly? (あなたは具体的に何をしたのですか。)
問題を解決した経験の回答例文
● I had about 10 subordinates at my previous job and there was a period of time when one of them avoided me.
I couldn’t think of a reason so I set up a separate meeting to ask him why it was not easy to get him to open up to me and it took numerous times but I was able to find out the reason it was that I was not taking my subordinates’ ideas and suggestions seriously.
I didn’t intend to do that myself but since then I have made some changes.
As a result, we have a really good relationship. Now he brings even more ideas to the table, which have led to great success, so I promoted him.
(以前の職場では10人ほどの部下がいたのですが、そのうちの1人が私を避けていた時期がありました。
理由が思いつかなかったため、彼になぜ私を避けるのか理由を尋ねるために面談を設定しました。時間はかかりましたが、部下のアイデアや提案を私が真剣に受け止めていなかったことが原因だとわかりました。
私自身はそうするつもりはなかったのですが、それ以来いくつか対応を変えました。
その結果、私たちの関係は改善されました。
今では彼はさらに多くのアイデアを提案し、それが大きな成功につながったため、私は彼を昇進させました。)
● In my previous workplace I worked with a lot of people from different countries and occasionally there would be conflicts because there would be differences in perspectives and opinions.
But basically all the employees in my previous job was always thinking about how they could contribute to communities. So this was resolved very quickly.
We set up icebreakers and bonding events to bring the team together on a global level.
I believe that getting to know each other and understanding each other always leads to solutions.
(以前の職場では、さまざまな国のメンバーと仕事をしていましたが、考え方や意見の違いから衝突することもありました。しかし、前職のメンバーは全員、地域にどう貢献できるかを常に考えていました。そのため、この問題は非常に早く解決できました。
私たちは、チームを世界レベルで団結させるためにアイスブレイクや絆を深めるイベントを企画しました。互いを知り、理解し合うことが必ず解決につながると信じています。)
将来のキャリア
企業の採用担当者は、将来のキャリアに向けて具体的なビジョンを描けているのか、思い描くビジョンに妥当性があるのかを見極め、自社にマッチする人材か否かを判断したいと考えています。
そのため、将来のキャリアについて問われた際は、下記3点を意識しながら回答しましょう。
● キャリアを形成する上で譲れないことや自分の価値観を明確に伝える
● 企業が求める人材要件とマッチする長所や魅力を伝える
● 入社後に実現したいキャリアビジョンを伝える
将来のキャリアの質問例文
● What career plans do you want to achieve at our company? (当社で実現したいキャリアプランを教えてください。)
● How do you see yourself growing in our company? (当社でどのように成長していきたいと考えていますか。)
● Please tell us what challenges you would like to take on at our company. (当社で挑戦してみたいことを教えてください。)
● Where do you see yourself in ◯ years? (〇年後、あなたはどうなっていたいですか。)
将来のキャリアの回答例文
● I have been an engineer for 10 years and I am proud to say that I have acquired sufficient skills, experience and knowledge after five years with our company I would like to be involved in the talent development of company’s growing talent teaching them various skills that I have acquired.
In my previous job, I was able to improve the performance of new employees by identifying their strengths and weaknesses, providing them with appropriate guidance, and assigning them tasks that were well suited to them.
I also want to be able to not only home my own skills, but also give those skills to the right people to improve their performance.
(私はエンジニア歴10年ですが、入社5年目で十分なスキルや経験、知識を習得できたと自負しています。会社の成長に寄与する人材の育成に携わり、彼らにさまざまなスキルを教えていきたいと考えています。
前職では、新入社員の長所と短所を見極めた上で適切な指導を行い、彼らに適した業務を割り当てることで、新入社員のパフォーマンスを向上させました。
また、自分のスキルを身につけるだけでなく、そのスキルを適切な人に提供し、彼らのパフォーマンスを向上させることもしたいと考えています。)
● I would like to use my five years of experience in sales to expand our sales channel. Firstly, by focusing on new business development. In five years of time, I will be a highly contributed employee and a highly valued one.
(5年間の営業経験を活かして、販売チャネルを拡大していきたいと考えています。まずは新規事業開発に注力します。5年後には、会社に貢献する人材として高く評価される社員になっているでしょう。
● I would like to be involved in corporate planning such as marketing and sales promotion. I would like to expand your service to as many people as possible and to become a company that needed by foreign customers and businesses.
(マーケティングや販売促進などの企業企画に携わりたいと思っています。御社のサービスをより多くの方に広め、海外のお客様や企業に必要とされる企業にしていきたいです。)
逆質問
外資系企業の面接では、逆質問を通じて、自発的に発言する姿勢や質問の内容から志望度や熱意の有無を見極められることがあります。また逆質問では、応募者の性格や思考の傾向が表れやすいことから、社風や配属予定部署のメンバーとの親和性を見極められているケースもあるでしょう。
そのため、逆質問では、志望動機の高さや熱意、社風に合う人柄である旨を伝えられるような効果的な質問を考えておくことが大切です。
しかし、どんな質問でも良いというわけではありません。
下記2つに該当する質問や行為は、マイナスの印象を与えてしまう恐れがあるため、控えるようにしましょう。
● 事前に調べればわかること
● 待遇面ばかりを問う
逆質問の質問例文
● Finally, do you have any questions for us? (最後に、何か質問はありますか。)
● Do you have any questions for me or the company? (私または会社に対して何か質問はありますか。)
逆質問の回答例文
● What traits do you look for in candidates? (候補者に求める特性は何ですか。)
● What is the biggest challenge facing this position right now? (現在、このポジションが直面している最大の課題は何ですか。)
● Please tell us about the company culture. (会社の文化を教えてください。)
● How would you describe this company’s values for mission? (御社の経営理念を教えてください。)
最後の締め(終わり方)
英語面接では、退席時に面接官に対して”I look forward to speaking with you again.”(またお話できることを楽しみにしています。)と伝えます。
本フレーズは英語面接における定型句として使用されています。退席の際、面接官にスムーズに伝えられるよう練習しておきましょう。
最後の締め(終わり方)の回答例文
● Thank you very much for your time today. I look forward to speaking with you again. (今日はお時間をいただきありがとうございました。またお話できることを楽しみにしています。)
● I hope we get a chance to work together. (一緒に仕事できる機会があれば嬉しいです。)
【参考】その他英語面接でよくある質問フレーズ一覧
その他、英語面接でよく聞かれる質問フレーズを紹介します。
● When can you start working with us?(いつ、入社できますか。)
● What are your hobbies?(あなたの趣味は何ですか。)
● Why do people change jobs so often?(転職が多いのはなぜですか。)
● How did you hear about us?(どのようにして当社を知りましたか。)
● Is your family understanding about your job change?(家族は転職に理解を示していますか。)
● Do you have a preference for where you want to work?(勤務地の希望はありますか。)
● Is there anything about your job that makes you feel anxious?(仕事をする上で不安に感じることはありますか。)
● How do you handle criticism?(あなたに対する批判に対して、どのように対処しますか。)
● Tell us what you know about our business. (当社の事業について知っていることを教えてください。)
● Please tell us your desired annual salary. (希望年収を教えてください。)
英語面接で話せない事態を避けるための対策
本章では、英語面接で話せない事態を避けるために、事前に準備しておきたい下記9個の対策について解説します。
● 声に出して練習を繰り返す
● 英文履歴書(レジュメ)を客観的に見直す
● 応募先の職務や業務に関する英単語の確認をしておく
● 英語面接を受ける際の身だしなみを整える
● オンライン英語面接の場合現地時間に注意
● 企業や面接官の情報をあらかじめ収集する
● 面接官への質問事項の事前整理を行う
● 自身の経験とスキルの棚卸しを行う
● 転職エージェントによる英語面接対策を受ける
対策1:声に出して練習を繰り返す
英語面接は、日常の英語とは異なる専門的な内容やビジネス用語が多く出てきます。特に、英語を日常的に使用していない方や、久しぶりの英語面接の場合、練習が不可欠です。
オンライン英会話などを利用して、事前に練習を重ねることで、英語のリスニングやスピーキングのスキルを高めることができます。
また、転職エージェントサービスを利用している場合、アドバイザーに模擬面接を依頼することも一つの方法です。ビジネスシーンでの適切な表現や礼儀正しい言い回しを学ぶことができます。
対策2:英文履歴書(レジュメ)を客観的に見直す
英文の履歴書は、面接官があなたの経歴やスキルを知るための重要な資料です。そのため、内容をしっかりと見直し、予想される質問に対する答えを準備しておくことが大切です
人事担当者からの質問は、自分の経歴やスキルに関する基本的なものが中心となります。
一方、直属の上司やチームメンバーからの質問は、専門的な内容が中心となることが予想されます。そのため、自分の経歴や成果を具体的にアピールできるように、事前に準備をしておくことが求められます。
>>英文履歴書(英文レジュメ、CV)の正しい書き方【テンプレート・例文付き】
対策3:応募先の職務や業務に関する英単語の確認をしておく
英語面接では、専門用語や業界固有の言葉を使うことが多くなります。しかし、面接官がその用語を理解していない場合、コミュニケーションが難しくなることがあります。
例えば、人事部門の担当者が面接官の場合、専門的な用語に詳しくないことが考えられます。そのため、専門用語だけでなく、一般的な言葉での説明も準備しておくことが重要です。
事前に関連する英単語やフレーズをリストアップし、それぞれの意味や使い方を確認しておくことで、面接官に伝わるような回答を心掛けましょう。
最後に、英語面接は練習と準備が鍵となります。焦らず、十分な準備をして挑むことで、自分の魅力やスキルをしっかりとアピールすることができるでしょう。
対策4:英語面接を受ける際の身だしなみを整える
服装以外にも、髪や爪から靴に至るまですべてに「清潔感」を印象付けられるように整えて面接に臨みましょう。第一印象はその人の評価を決めてしまうため、細心の注意を払ってください。
業種にもよりますが、IT系の場合はカジュアルな服装が多く、金融系や法律系では、スーツにネクタイが多いです。 服装に関しても、希望している企業の社員の方々がどのような服装が多いかを、面接前にコンサルタントに確認しましょう。
外資系企業は、中途採用が多い傾向にあるため、ビジネスパーソンとして恥ずかしくないスマートな見た目を心掛けることが重要です。
対策5:オンライン英語面接の場合現地時間に注意
時間通りにオンライン英語面接に参加して、スムーズに開始するためには、PCとインターネット、マイク、カメラの接続など、オンラインミーティングの環境設定が万全に整っているかを、面接前に確認しておくことがとても大事です。中にはカメラをオンにしたくないという方もいらっしゃいますが、面接なのでカメラは必ずオンにしてください。
面接官が海外にいる場合、特に気をつけなければいけないのは時間です。例えば、先方が現地時間でオンライン英語面接を指定されるのであれば良いのですが、親切に日本時間で指定される場合があります。こういう時は特に注意しなければいけません。日本時間で指定された場合、時間がずれていることが、往々にしてあるからです。
オンライン英語面接の場合には、現地時間で指定していただいて、日本時間と先方が指定した時間が合っているかどうかを、ダブルチェックしてください。
時間を間違えてオンライン英語面接の日取りを再設定している間に、次の候補者が来てしまうということも考えられます。時間がたつにつれて候補者も増えて、不利になります。
対策6:企業や面接官の情報をあらかじめ収集する
次に面接で重視されるのは、カルチャーフィット。カルチャーフィットというのは、会社の社風やチームのメンバーに、うまくなじんで活躍できるかということです。面接の事前準備として企業や上司、部下が候補者に何を求めているのか把握する必要があります。JACであれば、コンサルタントが日頃から企業担当者とコミュニケーションを取っているので、面接の前までに確認しておくと良いでしょう。
可能であれば、採用担当者(面接官)の簡単なプロフィールを把握できるとよいでしょう。面接前のカジュアルトークで、緊張感のあるその場の雰囲気を和ませることができます。これで、面接官とのコミュニケーションを円滑にできます。
対策7:面接官への質問事項の事前整理を行う
仕事の中身についての質問を用意しておくと、面接ではとてもプラスになります。
面接では「英語力の評価」も含まれています。しかし、面接官が見極めたいのは英語力のみには留まりません。候補者の人間性や話の中身であることがほとんどです。
日常的に英語を話し慣れていない場合、流暢に話すことに意識が向き、内容が薄くなってしまうことも考えられるでしょう。
事前に伝えたい内容を英語で整理し、何度も練習を繰り返してください。ただし暗記する必要はありません。面接ではその場ごとに臨機応変な対応を求められるからです。
面接で何を聞かれても、自然に伝えたいことが出てくるように練習を重ねておくことが重要です。
対策8:自身の経験とスキルの棚卸しを行う
まず外資系企業の採用面接では、経験やスキル、自分がどのような人物かなどを話しますが、その中でも候補者自身が積んできた経験をアピールすることが最も重要です。面接官は候補者が、自社にとって必要なスキルを本当に持っているかどうかを見極めることを重視しています。
そのため、面接官にわかりやすく的確に経験や実績を伝える必要があります。その際、具体的な数字やストーリーを語ると効率的にアピールができますので、面接の前までに準備しておくと良いでしょう。
対策9:転職エージェントによる英語面接対策を受ける
JACのキャリアコンサルティングは、コンサルタント型といって、1人のコンサルタントが求職者と企業担当者の両方のサポートを行っています。
そのため、下記のような情報を企業側に伺い、最新情報を常にアップデートし候補者にお伝えしています。
● 社風や入社したら所属するチームの雰囲気などのカルチャーフィット
● そのポジションではどのような人が求められているのか
● どういった候補者が既に英語面接を受けているか
● どのような面接だったのか
● どういう理由で採用されたのか
● 英語面接の際に必ず聞く質問があるか
● 業界動向
このように事前に情報を集めて準備をさせていただき、必要であればコンサルタントが英語面接シミュレーションを実施します。「こういう質問をされた時には、こう表現すると、うまく経歴をアピールできます」といったアドバイスもさせていただきます。
英語面接の通過率を上げるために意識したいポイント
本章では、英語面接の通過率を上げるために意識したい7つのポイントを紹介します。
● 意識的にアイコンタクトを取る
● 完璧でなくても自信を持ってアピールする
● 具体的な数字やストーリーを語る
● 自分を採用することでのメリットを伝える
● 質問が聞き取れなければ聞き直す
● その場で答えられない時は率直に
● 意図に沿った質問・回答を心掛ける
ポイント1:意識的にアイコンタクトを取る
外資系企業は、日系企業よりも意識的にアイコンタクトを取らなければ、面接官を不快に感じさせたり、消極的な印象を与えたりするおそれがあります。
常に面接官の目を見て、アイコンタクトを取りながら話すように心掛けてください。また、普段から人の目を見て話すのが苦手な人は、事前に練習することをおすすめします。
複数の面接官がいる状況では、それぞれの担当者へと視線を移しながら話すようにしましょう。
ポイント2:完璧でなくても自信を持ってアピールする
英語面接では、完璧でなくても自信を持ってアピールすることが大切です。
その理由は、面接では自信に満ちた言動と態度が求められるからです。そのため、英語面接に対して不安があったり、流暢な英語を話せなかったりしても、面接では堂々と自信を持って話すことを心掛けましょう。英語がうまく話せないからといって、視線を落としたり声が小さくなってしまったりすると、ネガティブな印象を与えてしまう恐れがあります。
また、頻繁な頷きや「Yes」という言葉の多用も控えるようにしましょう。過度な相槌は、面接官に自分の意見を持っていないと思われてしまうこともあります。多少文法や言い回しに間違いがあったとしても、堂々と自分の思いを伝えましょう。
ポイント3:具体的な数字やストーリーを語る
自分が今まで何をしてきたか、どうやってその結果を出すことができたのかを、具体的に説明することも意識しましょう。
営業職であれば、自分がかかわったプロジェクトの売上実績を、数字を絡めて面接官に説明しましょう。その他の職種であれば、どういうプロジェクトにかかわり、どのような目標を持ち、実績を作る上でどうやって困難を乗り越え、完遂したかなどについてのストーリーを語ることが大切です。
これは、面接官からの質問に対してYes, Noで答えるだけでなく、具体的に説明できるようにしなければいけないということです。多少英語が苦手でも、自分がどのような仕事に携わり、どのようなことを成し遂げてきたのかについて、ストーリーだけでも説明できるように準備することが重要です。その部分は英語で準備をし、練習をしてみると良いでしょう。
“I am confident that ◯◯◯”
“I have achieved ◯◯◯”
などのフレーズを生かして、文章を組み立ててみてください。
ポイント4:自分を採用することでのメリットを伝える
「自分が採用された場合、その会社に対してどれだけ貢献できるか」、つまり「自分を採用することが、どれだけその会社にとってプラスになるか」を訴えることが、大事です。
雇っていただく側ではあるのですが、自分もその会社のパートナーになるというくらいの意識を持ち、自分はこれだけ会社に貢献したい、という意欲を見せましょう。
グローバル企業の方は長いミーティングを好みません。面接時間は30分から長くても1時間程度です。その限られた時間で、要領よく自分の意欲や実績、貢献できる点をアピールしてください。
“I am passionate about ◯◯◯”
“I prioritize ◯◯◯ because…”
“I am able to contribute ◯◯◯ because…”
などのフレーズが効果的です。
ポイント5:質問が聞き取れなければ聞き直す
面接官に対して、理解したふりをして返答してしまうと、後に話の辻褄が合わなくなります。「結局、この人は話の全体を理解していなかったのだな」という印象になりかねません。
うまく聞き取れない場合には、聞き直すのが良いでしょう。おそらく、その面接官の英語が聞き取りにくいというのは、候補者の方だけが経験することではないでしょう。他のところでも同じような指摘を受けているはずです。そのため、失礼になるのではないかと気にする必要はなく、自分が理解できるまで、面接官に聞き直してください。
ZOOMなどオンラインで英語面接をする場合には、チャット機能を活用するのも良いでしょう。聞き取れなかった質問を、“Just to make sure,”というフレーズを使って、文章で確認するのもよいかもしれません。
ポイント6:その場で答えられない時は率直に
英語面接中にすぐに答えられないようなことを聞かれた場合には、「今はわからないので、後で調べてご連絡します」と答えて構いません。聞かれている質問の内容にもよりますが、わからないことを繕って答えてしまうと後で話の辻褄が合わなくなります。きちんと調べて後ほどご連絡しますという答えは、それほど大きなマイナスにはならないでしょう。
ポイント7:意図に沿った質問・回答を心掛ける
面接では、履歴書や職務経歴書の内容を深く掘り下げることが重要です。面接官が「知りたい」と感じる情報を提供するように、会話を進めましょう。的外れな質問や回答はアピールの機会を逃すことになるので注意が必要です。
もし面接官の質問が聞き取れなかったり、意図が掴めなかったりした場合は、素直に聞き直しましょう。質問内容がわからないまま回答すると、相手の求める内容に応えられないことになります。お互いの理解を確認しながら進めることはコミュニケーションの基本で、悪印象を与えることを心配する必要はありません。