外資系企業転職にベストな時期はいつ?

  1. 外資系企業×記事

公開日:2022/04/28 / 最終更新日: 2024/10/17

企業の採用活動は活発に行われる時期とそうでない時期があります。求人が多く出るタイミングを狙って転職活動を進めることにより、スピーディーかつ条件のよい転職先を見つけることができる可能性が広がります。日系企業の場合には、新年度開始が4月であることが多いことから、そのタイミングを見据えた1月から3月に求人情報が増える傾向にあるとされていますが、外資系企業のおすすめ転職活動時期は日系企業とは少々異なります。

今回は、外資系企業への転職を目指す方に、転職活動を行うベストなタイミングはいつなのか?また自身のライフステージと照らし合わせた転職時期の見極め方について見ていきます。

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外資系企業への転職活動に適した時期はあるのか?


外資系企業の求人が大きく動くタイミングは、1年を通してみると10月から12月が多いと言われています。これは、会計年度が1月から12月といった外資系企業が多く、新年度を迎えるにあたり新たな人員獲得に向けて求人募集を積極的に行っていくためです。

また、新年度開始直後の1月下旬から3月にかけても求人案件が増加する傾向にあります。これは新年度スタート後に新規事業立ち上げなどが多く、プロジェクトの方針が固まった上で新たな雇用計画を策定し、人員募集する時期であること、他にも、個人の業績ダウンがわかっており、給与が下がる前に退職する人が出てくるタイミングだからです。

転職に向かない時期

日系企業の場合には、新卒採用が落ち着いたタイミングで求人案件が減少する傾向が見られますが、外資系企業の場合には年中求人募集が行われているイメージを持っている方もいるのではないでしょうか?

そんな外資系企業でも、転職活動に向かない時期が存在すると言われており、採用担当となる管理者が長期休暇を取る機会が多い6月から8月ごろは採用活動が活発ではなかったり、時間を要する傾向にあったりします。

それ以外の時期では、求人案件が大きく動くことはあまりなく、企業側で必要なポジションに欠員が出たら募集をかけるといった形で展開されていきます。よって転職ご希望者としては、求人情報にアンテナを張りつつ希望条件に合った求人が出たタイミングで応募できるよう、常に事前準備をしておくことは必要となります。

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外資系転職にベストなタイミング:キャリアプランに合わせた転職


日系企業での転職でも、外資系企業への転職でも、転職をするタイミングは人それぞれ異なります。

ここからは、外資系企業に転職するのにベストなタイミングを考えるにあたって、さまざまなポイントを見ていきましょう。

まずはキャリアプランに合わせた転職という観点から、企業で働く中で昇進や昇給、携わったプロジェクトのゴールや資格取得などのタイミングでは、キャリアチェンジを考えることがあるかもしれません。

昇進・昇給

さまざまな仕事を経験するうちに昇進や昇給が実現されれば、「自分は会社から期待されている」と感じることがある一方、「この会社以外での自分の評価は、どのようなものなのか?」「もっと高い評価をしてくれる会社はないだろうか」と思い、転職を検討する人もいるかもしれません。

一般的に転職市場においては、ポジションが高い・役職がある人ほど有利な条件が獲得しやすくなります。そのため、昇進や昇給のタイミングを待って、転職活動を行うことがベターとなります。

ただし、昇進・昇給した直後に転職することが必ずしも適切な行動とは限りません。求人企業に「当社でも同様に昇進した直後転職してしまうのではないか?」と思われ、転職がスムーズに行かない可能性もあります。そう思われないためにも、昇進・昇給してすぐ転職を検討するのではなく、しっかり実績を積み重ねたうえで、転職活動するのが無難です。

転職市場を見定めた転職

どんなに自分が転職を希望したところで、需要と供給のバランスにより、希望のポジションや条件に見合った求人案件がなければ転職は成立しません。また求人募集が多いから転職が成功しやすいかというと、そうでもありません。反対に応募者が増加してしまい、転職が困難になる可能性も否定できませんし、転職にあまり向かない時期であっても、運よく希望するポジションにたまたま空きが出れば、すんなり転職が決まることもあります。つまりは、運とタイミングが重要ということにもなります。

ベストなタイミングを逃さないために、転職市場が現在どのような動きをしているかをJAC Recruitmentのような転職エージェントに確認しながら、希望条件に合致した求人を見つけやすくする体制づくりは重要となります。

年齢的なタイミング

外資系企業では即戦力人材を必要としているため、新卒採用よりも中途採用を重視する傾向にあります。

そんな外資系企業への転職に適した年齢があるかというと、特にありません。ただし、年齢によって求められるポジションや責務は異なるので、今の自分の年齢ならどのようなポジションやスキルが求められるのかを把握しておき、実績やスキルが不足している場合には、今の会社にいるうちにスキルや経験を蓄積しておく必要があります。

ここでは30代以上の方の場合において、外資系企業への転職時に求められる一般的なスキルや経験について紹介しておきます。

30代の方

30代になると社会人経験もある程度身に付き、企業の即戦力となる人材が求められます。現在の企業でマネジメント経験のある管理職などを経験しているようであれば、転職市場ではニーズも高く、転職活動を優位に進めることができますが、役職がない、または充分な経験や実績がないという場合ですと、転職活動に時間がかかる可能性があります。

40代以上の方

40代以上の方は実務スキルだけでなく、マネジメントスキルも必須要件として求められる年代です。現在の企業でそれなりの専門性や実績を積み重ねてきたとしても、転職市場においては、本当に価値があるスキルかどうかについては未知数であるのが現状です。

そこで客観的に自己分析を行う意味でも、外資系企業への転職に強い転職エージェントへ登録し、キャリアコンサルタントに現在の自分の市場価値について相談してみることをおすすめします。相談した結果、給与やポジションの向上など、キャリアアップが見込めるのであれば転職に踏み切るのもよいでしょう。

一方でスキル不足が否めないと判断された場合には、転職活動を保留し、足りないスキルを身に付けて再挑戦するといった戦略の練り直しが必要です。

ライフプラン

ライフプランとは、たとえば、32歳までに結婚し、35歳までに出産するといった具合に、結婚や女性の場合における出産など、人生におけるイベントをプランニングしたものを指します。特に女性の出産に伴う育児休暇では、数カ月から1年以上にわたる休業を余儀なくされることがあり、これまでライフプランをしっかり考えて仕事をしてきた方でも、プランそのものの再構築を求められるケースが発生することがあるでしょう。子育て中に転職を検討しているといった方の場合には、周囲のサポート体制などを踏まえ、転職活動や実際に転生した場合に起こり得るリスクなどを想定した上で転職活動を行う必要があります。

また、男性の場合でも、家を購入する、子供を何人持つといったライフプランから逆算し、転職のタイミングを計るケースがでてくるかもしれません。たとえば、転職直後に家を購入しローンを組もうとした場合には、ローンの審査が通らない可能性もあるようですので、もし家の購入を検討しているのであれば、転職前に購入しローンを組んでおくのが安心です。

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外資系企業に求められる人物像とは


外資系企業への転職を希望している方の中には、「自分が外資系企業向きかどうかよくわからない」「外資系のような厳しい環境で自分はやっていけるのか」といった悩みや不安をお持ちの方もいることでしょう。仮にどんなに外資系に転職したいと思っても、自分は外資系企業が欲しいと思う人材であるか?を判断することは自分自身では、なかなかできません。先ほど述べたように、外資系企業の転職に強い転職エージェントなどを活用し、現在の自分自身を第三者的にチェックしてもらった上で、転職活動を行う方がスマートです。

一方、外資系企業向きの人材というのは、以下に挙げたような性格や特徴を持った人物であることが多く、自分がこれらの項目に当てはまる人間かどうかをチェックすることで、外資系企業への転職を前向きに検討することができるかもしれません。

ポジションに適合したスキルの持ち主

基本的には日系企業でも同様ですが、求人のポジションに適したスキルを持っている方が前提ですが、比較的、外資系企業ではゼネラリストではなくスペシャリストが求められます。

しかし、求人案件が求めるニーズと、自身がこれまで形成してきたキャリアやスキルが完全に合致するケースはほぼありません。多少の不足スキルがあった場合でも、臆すことなく求人案件に応募できる強いマインドは必要となります。

英語力をお持ちの方

外資系企業の場合には、英語力もあるに越したことはありません。TOEICなどの推奨スコアが必要となる企業もあるため(TOEICスコア800以上など)、転職後に業務に支障のないレベルの英語力は欲しいところです。実際に転職するとなると、TOEICの点数というよりは、「クライアントと折衝できる程度の英語力がある」「外国人の部下をマネジメントできる程度の英語力がある」と言えるような実績が必要です。

また外資系企業と言っても英語圏の企業だけではありません。同僚も英語ネイティブではないこともありますので、多様性になじめる方でないと難しい側面があることは知っておきましょう。

ロジカル(論理的)な人

多くの日系企業と異なる点として、外資系企業では論理的な人材が求められます。「結論はなんなのか」「具体的理由を述べよ」など、結論から先に言う文化が強い外資系企業においてはロジカルに説明できる能力は必要なスキルです。

また、数値的根拠を添えて説明するなど、客観的なデータとともに話すことで、ロジカルさが増します。そのような考え方や説明の仕方が自然とできる方が、外資系企業の職場ではスタンダードです。

指示待ち人間ではない人

外資系企業の中では、自ら仕事を率先して行う気概がある人物が好まれます。日系企業にありがちな、指示されるまで何もやらないといったことは通用しません。「失敗する可能性があってもトライしてみる」「一度失敗したら別の方法で再度挑戦してみる」といった臨機応変な行動を取れる人であれば、外資系企業向きと言えます。


JACはイギリスで創業以来、40年以上にわたり、外資系企業への転職を支援し続けています。
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外資系企業向きでない人


一方、外資系企業に向かないタイプには以下のような特徴があります。

安定性重視の人

外資系企業では、積極的な自己アピールができる方が評価される傾向にあります。挑戦することを嫌い、安定を求めるタイプの人は外資系企業向きとは言えないでしょう。

コミュニケーション能力が不足している人

こちらは日系企業・外資系企業どちらの場合にも当てはまりますが、ビジネスにおいてコミュニケーション能力は重要なスキルの一つ。特に外資系の場合には、さまざまな国籍のメンバーと仕事をすることになりますので、自分の意見をしっかり持ち、相手と対等に会話や議論できることが求められます。

成果主義が合わない人

外資系企業は個人の成果を評価対象としているため、結果がすべてとなります。結果に至る過程については評価対象となりませんので、成果主義が合わないと感じる方は、外資系企業への転職は再考した方がよいかもしれません。

未経験でも外資系企業への転職は可能か?


これまで、外資系企業では即戦力人材が求められると述べてきましたが、転職を考えている人の中には「未経験でも外資系企業への転職が可能なのか?」気になっている人もいることでしょう。

結論からすると未経験でも転職は「可能」です。ただし、企業が求めるスキルに合致しているかどうかが問われます。スペシャリストが求められる外資系企業において、未経験ではかなりハードルが高いことは事実です。しかしながら、未経験でも転職しやすい業種としては、営業的スキルを求められるコンサル業界や製薬業界、保険業界など、また人材不足が叫ばれているIT業界などで、転職のチャンスは充分あります。

外資系企業での転職活動の流れ


外資系企業への転職活動は以下のような流れで進みます。

1. 転職活動のスケジュール作成

2. 自己分析・キャリアの棚卸し

3. レジュメ書類作成

4. 希望条件にあった外資系企業の洗い出し

5. 希望する外資系企業への応募

6. 面接

7. 内定・条件交渉

8. 退職手続き

基本的には、日系企業での転職活動と大きな差はありませんが、外資系企業の場合、英文レジュメの作成が必要となりますので、作成に不安がある場合には、外資系企業の転職に強い転職エージェントが行っているレジュメ添削を利用し、資料のブラッシュアップを図ると良いでしょう。

それ以外にも、転職エージェントを利用することにより、自己分析やキャリアの棚卸し、企業への応募、面接対策や条件交渉などのサポートも受けられますので、外資系転職をスムーズに進めたい方は転職エージェントへの登録を必ず行いましょう。

外資系企業への転職活動にかかる時間

一般的に、外資系企業への転職に要する時間は3カ月から6カ月とされています。転職を希望する時期から逆算して情報収集やレジュメ等の作成、面接対策などを行い、転職のタイミングを計りましょう。

外資系企業への転職はJAC Recruitment


外資系企業への転職を検討している方に最適な転職エージェントが、JAC Recruitmentです。ロンドンで創業し、イギリスやドイツ、アメリカ、アジアなど11カ国34拠点に展開しています。「外資系企業 転職」で検索すると必ずと言っていいほど、「おすすめの転職エージェント」として紹介されており、外資系企業への転職実績は折り紙付き。英文レジュメの作成支援や面接対策・アドバイスなど、各業界に精通したJAC Recruitmentのコンサルタントが専任となり、転職ご希望者の外資系企業への転職活動をサポートします。

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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。