S・Kさん(男性/50代後半)
もう一度第一線での活躍を目指して
新卒で入社以降、ずっと建築設計業務を中心に行ってきましたが、50代も半ばを過ぎると設計の第一線からは退く形となり、後進の指導や、チェック業務、品質管理といった後方支援に回るようになりました。年齢構成や若手を育てるという会社の方針から仕方がないと思うところもあったのですが、もっと設計業務に携わっていたい気持ちを持っていました。60歳の定年を迎えるにあたり、会社に残る道もあったが、もう一度設計の第一線で活躍したいという思いを捨てきれず、雇用延長はせずに、新しい環境での活躍を希望して、転職を決意。
JAC Recruitment(以下、JAC)には業界専門のコンサルタントがいるという事で、相談も兼ねて登録しました。
59歳で初めての転職活動
新卒から1社経験だったので、転職活動を始めるにあたって、履歴書・職務経歴書の書き方もわからない状態でした。まずは自分の経歴を振り返り、担当コンサルタントからアドバイスをいただきながら、履歴書・経歴書の作成を始めました。求人企業に応募するにあたり、自分の印象やイメージだけで応募先を選んでしまうところを、その求人が私の希望を叶えられるのかという観点から一緒にコンサルタントが考えてくれて、半年程の期間をかけて活動して複数の企業に応募しました。結果は設計のポジションでの採用が決まり、かつ非常にキャリアも評価していただけて、年収面でも再雇用されるよりも良い条件でオファーをいただけました。
実は、応募していく中で、会社のイメージや年収で目移りすることもあり、設計職ではない求人に応募したりと、紆余曲折もありました。けれどそんな中でも、私の希望を尊重しつつ、私の転職の目的を常に念頭においてコンサルタントの方は寄り添ってくださいました。就職が決まった会社も、当初紹介された際には、応募はしなかったのですが、他社選考も経て、再度応募しませんかとコンサルタントから提案された会社でした。
コンサルタントの目線:第三者が先入観なくご支援
K・Nさんが転職された企業の人事部長とは直接面談させていただきました。今回のケースのように、求める人物シニア層を積極的に採用されている企業は数多くございます。
経験豊富なシニア層の人材は、即戦力という意味では他に代えがたいキャリアであるといえます。しかしご年齢を気にして選択肢を狭められている方も多いのではないでしょうか。また定年65歳、再雇用といった流れもあり転職を必要としないというケースも多くなっております。
今回は60歳を機にキャリアの再構築を希望された方と、ベテランの知識を求める企業とのマッチングをご支援できたケースかと思います。人材コンサルタントという第三者が先入観なくご支援することで、ご登録者様と企業の双方にお役に立てる事が出来るといえます。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。
建築設計職の転職関連情報
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