薬剤師の転職事情|難易度や成功のポイントとは

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公開日:2021/12/22 / 最終更新日: 2024/12/17

薬剤師の資格を持つ方々には、さまざまな転職の選択肢があります。JAC Recruitment(以下、JAC)では、薬剤師有資格者を対象とする、製薬企業やCRO(開発業務受託機関)などの求人を多く保有しています。
今回は、薬剤師有資格者の転職に強いJACのコンサルタントが、薬剤師の最新転職市場動向、転職を成功させるためのポイントなどをお伝えします。

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薬剤師資格を生かして転職できる企業


薬剤師の資格を持つ皆様の多くは、病院・調剤薬局・ドラッグストアなどに勤務していらっしゃいますが、次のような企業でも、薬剤師の有資格者のニーズがあります。

●CRO(Contract Research Organization/開発業務受託機関)

●CMO(Contract Manufacturing Organization/医薬品製造受託機関)

●製薬企業

●バイオベンチャー

●製薬事業に進出している医療機器メーカー

●医薬品の材料を扱う化学メーカー

●一般医薬品のネット通販を手がける大手ネット企業

薬剤師資格を生かして転職できる職種


薬剤師の有資格者が採用される可能性がある職種としては、次のようなものが挙げられます。

●治験

・臨床開発モニター(CRA/Clinical Research Associate)
・治験コーディネーター(CRC/Clinical Research Coordinator)
・データマネジメント(DM)
・品質管理(QC/Quality Control)

●メディカルサイエンスリエゾン(MSL)

●学術

●管理薬剤師

●製造管理責任者(候補)

●メディカルライティング

●カスタマーサポート(ネット通販企業の「お客様相談室」など)

薬剤師転職には継続的な情報収集が必要

上記に挙げた転職先候補のうち、病院勤務の方が臨床開発モニターを中心とする「治験」の分野に転職するケースが多く見られます。
ただし、常にマッチした求人が出ているわけではありません。経験・スキルやタイミングによってはチャンスをつかめることもありますので、継続的に情報収集することをおすすめします。

大学時代の研究が生かせるポジションもある

MSL(メディカルサイエンスリエゾン)は、KOLに対して、医学・科学の専門知識を持ってコミュニケーションする事が重要ですので、大学時代にオンコロジー領域や希少疾患領域、遺伝子やゲノムといった研究を行い、現在もその知識を語れる方、最新情報のキャッチアップをしていける方には、転職のチャンスがあります。

薬剤師の年収相場|400万円~1000万円以上のチャンスも


薬剤師資格を持つ方々が上記の企業・職種に転職した場合、年収相場は企業や経験内容によって「400万円~750万円」ほどです。
MSLであれば、未経験でも年収600万円からのスタートとなることもあります。なお、MSLとしてキャリアを積んだ方々は、年収1000万~1300万円ほどに達しているケースも多数あります。

MSL以外の職種でも、入社後にポジションアップ、あるいは職種チェンジなどを図ることで、年収1000万円以上へ上げていくチャンスがあります。

薬剤師の転職採用で重視される4つのポイント


病院・調剤薬局・ドラッグストアなどで働く薬剤師の方が、製薬関連企業を目指して転職活動を行う場合、選考で重視されるポイントは次のとおりです。
転職活動に望む場合には、以下の経験・スキルを整理してアピールしましょう。

ポイント1:幅広い業務に対応する柔軟性

採用ポジションにもよりますが、細分化された担当業務だけをこなすのではなく、臨機応変に幅広い業務に対応する姿勢・行動力が求められます。

ポイント2:日々の業務で、どのような工夫をしてきたか

日々のルーティン業務を回す働き方をしている方も多いのですが、主体的に「プラスアルファ」の取り組みを行ってきたかどうかが注目されます。たとえば、「効率アップ・スピードアップのための工夫」「シフトを組む際の工夫」「業務オペレーションの課題を発見し、解決策を提案・実行」などです。

ポイント3:最新知識を主体的にアップデートしていく姿勢

新しい情報が続々と出てくる業界ですので、常に最新知識をキャッチアップし、アップデートしていく姿勢が求められます。

ポイント4:クレームへの対応力

一般医薬品を販売する大手ネット企業でのカスタマーサポート、あるいは製造管理者などの採用においては、お客様からのクレームへの対応力も重視されます。これまでの経験で、クレームに対してどのような対処をしてきたかを整理し、面接で伝えられるようにしておくといいでしょう。

このほか、「医療出版」「学術」などを目指す場合は、文章作成能力も問われます。
「英語力」については、求められることは少ないのですが、英語力を生かしたい方にとっては英語を使えるポジションもあります。

薬剤師が製薬関連企業に転職することで開けるキャリアの可能性


現在、病院・調剤薬局・ドラッグストアなどで勤務されている薬剤師の方が、製薬関連企業に転職することで、以下のような可能性が広がります。

キャリアの幅が広がる

製薬企業では、「管理薬剤師」として入社したとしても、その先には部門異動・職種転換の可能性があります。志向に応じてさまざまなキャリア(品質保証や製造管理者、学術など)のチャレンジが可能です。

「生涯年収」が高くなる可能性がある

入社時点では前職年収と同等の水準でも、中長期的に見ると年収アップが期待できます。病院・調剤薬局・ドラッグストア勤務と比較すると、生涯年収が高くなる可能性もあります。

「世の中に生み出すプロセス」に関わる面白みがある

病院・調剤薬局・ドラッグストアなどから転職して、製造や治験のプロセスに関わり、「世の中にまだないものを生み出していく」ことにやりがいを感じる方もいらっしゃいます。

薬剤師転職を成功させるために、JACの活用を


JACでは、薬剤師の方々の転職をサポートする専門チームを設けており、特に製薬企業・CROなどへの転職で強みを持っています。
専門コンサルタントは、職種についてより深い知識を持ち、マーケットの最新トレンドを常に把握しています。求人企業側とも密にコミュニケーションをとっているため、各社の採用背景、求める人物像もつかんでおり、その情報をもとに適切なマッチングが可能です。

そして、「薬剤師資格を生かして、今すぐに転職できるポジション」だけに限らず、転職後にどのようなキャリアの可能性があるかも含め、中長期視点で最適な選択肢をご提案します。少しでも興味がある方は、ぜひ一度、JACにご相談ください。


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業界における市場価値や、レジュメ、面接対策、企業傾向などJACのコンサルタントにご相談ください。
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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。