ハイクラス・ミドルクラス転職に強いJAC Recruitment(以下、JAC)では、多くの30代の方が、転職に成功しています。
今回はJACの2023年転職成功者データを基に、ハイクラス層の30代の転職の実情や、転職成功につながる転職活動のポイントなどを解説します。
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今回はJACの2023年転職成功者データから、30代の転職市場や年収傾向などを解説します。
30代ハイクラス転職の実績
30代前半はポテンシャルで採用される余地があり、30代後半の転職は即戦力を期待されます。
ここでは、ハイクラスの転職エージェント JAC Recruitmentを利用して転職をされた方の実績をもとに30代の転職傾向をお伝えします。
ハイクラス転職成功者の約4割が30代
JACの2023年転職成功者割合実績を見てみると、およそ41%が30代です。
各年代のなかでも最も多い割合となっており、平均転職年齢も39.7歳
内訳は、30代前半の転職成功者が22%・30代後半の転職成功者が19%となっています。
30代の転職年収のボリュームゾーンは600万~800万
JACを利用して2023年に転職をした30代の転職後年収のボリュームゾーンは600万円~800万円で、約45%の方が該当します。
「ハイクラス転職」の明確な定義はありませんが、一般的な目安とされる800万円以上の転職後年収の方も20%以上を占めています。
30代の転職成功者の約4割が初めての転職
JACを利用して2023年に転職をした30代の転職成功者の約40%が初めての転職です。
さらに、30代で2回目の転職の方が約30%、30代で3回目の転職の方が約15%と続きます。
30代ハイクラス転職の実情
まず30代は、転職によって現状よりも良い待遇や環境を求めることが一般的です。キャリアアップの足がかりとして資格取得することで、待遇がプラスに働くことを期待する方も多いようです。
しかし若手のポテンシャル採用と異なり、30代以降の転職では、単に資格を保有するだけでなく、その資格を使ってどのような実務経験を積んできたかが問われます。
そうした意味では資格を持っているだけでは評価につながらず、専門性(スペシャリティ)と経験がセットで問われるのが、30代以降のキャリア転職といえます。
ジョブローテーションスタイルからの脱却
企業が中途採用の人材にスペシャリティを求める動きは、この5~6年で加速を続けています。かつて日系企業で一般的だった、総合職採用によるジョブローテーション。これも見直される傾向にあり、広範囲の知見を持つジェネラリストよりもスペシャリストを育成する動きが見られます。
ジョブローテーション前提の企業に勤め、3~5年ごとに部署を異動している30代のビジネスパーソンが転職を考える場合、どのようなことが想定されるでしょうか。
企業にとってジョブローテーションは、新卒で採用した人材の適材適所探しや、業務の属人化防止、知見の広がりや社内のネットワーク強化などのメリットがあります。社内でさまざまな経験を積むことで、管理職に就いたときに自社を俯瞰して考えられる人材になることを企業は期待しています。
一方、転職市場からの視点では、営業、総務、人事、マーケティングとキャリアに一貫性がないと、捉えられます。経験年数の短さや、スペシャリティに欠いた経歴から、強みがないと評価されることがあるのです。
30代の転職はキャリアの分岐点
30代で初めて転職を考える場合は、今の段階をキャリアの分岐点と捉えましょう。”ジョブローテーションを続けて現職で知見を広げる”か、”市場価値を高めるために専門性を身につける”かを、選ぶタイミングだと考えるべきでしょう。
例えば35歳で、直近の3年間は人事に携わっていた場合、専門性は十分ではありませんが、少なくとも経験者であるとは言えます。経験者として人事職のポテンシャルを示して転職し、一時的に収入が下がったとしても、10年後の45歳の時点で合計13年間、人事領域を極めたスペシャリストとして、高待遇の転職ができる可能性があります。
今の現実を見つめ、自分がどのような専門性を身に付けられるのか、方向性を定めて選択できるチャンスが残されているのが、30代なのです。
30代ハイクラス転職成功事例
30代の方々が転職活動をする際の参考に、JAC Recruitmentで転職成功された方の事例をご紹介します。
30代で転職をし年収がアップした事例
年齢 | 性別 | 現在年収→決定年収 | 経験業界/職種→決定業界/職種 |
---|---|---|---|
30代前半 | 男性 | 660万→800万 | 投資信託評価会社/アナリスト→アセットマネジメント会社/アナリスト |
30代前半 | 男性 | 600万→790万 | 大手エネルギー会社/設備保全→大手化学メーカー/環境保全 |
30代前半 | 男性 | 600万→800万 | 半導体商社/技術営業→総合電機メーカー/開発購買 |
30代 | 女性 | 600万→700万 | コンサルティング・大手メーカー/人事→IT企業/人事 |
30代後半 | 男性 | 1750万→1850万 | 外資系ITメーカー/マーケティング→外資系製薬メーカー/デジタルマーケティング |
30代前半 | 女性 | 650万→740万 | 製薬メーカー/MR→製薬メーカー/MR |
30代半ば | 男性 | 700万→900万 | 中堅SIer/アプリ開発プロジェクトマネジャー→大手素材メーカー/DX推進プロジェクトマネジャー |
30代半ば | 男性 | 800万→1200万 | 大手百貨店/海外新規プロジェクト立ち上げ→総合デベロッパー/海外プロジェクト企画 |
30代後半 | 女性 | 750万→900万 | 大手国内メーカー/経理(リーダークラス)→外資系メーカー/アカウンティングマネージャー |
30代のハイクラス転職成功事例一覧
JAC Recruitmentを介して30代でハイクラス転職に成功した方々の事例の一部をご紹介します。
- 【経理の転職事例】ファイナンス部門の課長として転職、年収150万円アップ
- 【財務の転職事例】30代後半で大手銀行から事業会社へ転職
- 【経理の転職事例】監査法人からIPO準備企業へキャリアチェンジ
- クリニカルスペシャリストの転職事例|中長期的なキャリアを描いて新しいステージへ
- 法務の転職成功事例|法務として中堅企業から大手グローバル企業に転職成功
- 【サステナビリティ推進の転職事例】外資系コンサルから日系大手グローバル企業へ転職
- 臨床検査技師の転職成功事例|アプリケーションスペシャリストへの転身でキャリアを広げる
- 人事の転職成功事例|英語を武器に異業種転職、年収200万円アップを実現
- 品質保証の転職成功事例|年功序列風土への違和感、外資系スペシャリティファーマへ
- CMC薬事の転職成功事例|キャリアに行き詰まりを感じて、バイオ医薬品領域へ転職
- 医療機器営業の転職成功事例|貢献を実感したい、新たな領域に挑戦
- ゲームプログラマーの転職成功事例|経験不足を自覚、実務経験を積めるベンチャー企業へ
- SaaS営業職の転職成功事例|苦手な面接を入念に対策、年収150万円アップの転職成功
- 法務の転職成功事例|産休を経て、ワークライフバランスに理解ある環境へ転職
- 人事職の転職成功事例|キャリアアップの望めない現職、将来性に期待できる企業へ転職
- HRBPの転職成功事例|1度目の転職で経験を積み、2度目の転職で目標のポジションへ
- 製薬マーケティングの転職成功事例|このままで良いのか、40歳を目前に新たなチャレンジ
- MRの転職成功事例|重篤患者に貢献できるMRを目指し、スペシャリティファーマへ転職成功
- 製造業の転職成功事例|プロジェクトを完遂出来ないジレンマ、新事業を最後まで手がけたい
- webマーケターの転職成功事例|予想外の異業界へ、キャリアアップ転職を実現
- IT業界の転職成功事例|自身で応募した求人は全滅も、JACを通じてキャリアアップ転職
- 不動産業界の転職成功事例|コンサルタントとのキャリア面談で自身の情報収集の偏りを実感
- 不動産業界の転職成功事例|夢を捨てきれず内定辞退、2カ月に大逆転
- Webエンジニアの転職成功事例|営業色が強い現職、エンジニアが尊重されるベンチャーへ
- エンジニアの転職成功事例|不採用が続くも、JACで年収2倍アップの転職に成功
- 外資アカウンティングの転職成功事例|3年のブランクからマネージャーへ、年収もアップ
- 弱電回路設計の転職成功事例|ビッグワードの明確化で、後悔のない転職に
- メーカーの転職成功事例|視野になかった化学メーカーの求人提案、年収も100万円アップ
- SCMの転職成功事例|経験を生かしたキャリアチェンジで、年収200万円アップ
- メーカーの転職成功事例|研究開発から営業へ、専門領域の知識を生かせる転職を実現
- 製造業の転職成功事例|漠然とした不安、より裁量権を持って仕事がしたい
- IT業界の転職成功事例|優先順位を明確にし、複数内定から最適な選択
- 財務経理の転職成功事例|英語力とUSCPAの資格を生かせるグローバル企業へ
- MRの転職成功事例|他の領域・業界を受けることで、明確になったやりたい仕事
- メーカーの転職成功事例|開発への未練、スキルアップが望める環境に転職
- 海外企業の転職成功事例|海外案件を手掛けたい、グローバルに強みを持つJACに登録
- 製造業の転職成功事例|納得できない商品を売る空しさ、日本のいい製品を海外に売りたい
- 自動車業界の転職成功事例|設計や導入の上流に関わる仕事がしたい、妥協せず転職成功
- IT業界の転職成功事例|異業界の社内SEに、年収も100万円アップ
- 電子メーカーの転職成功事例|事業部の縮小が決定、コンデンサの開発を続けたい
- 法務の転職成功事例|将来に漠然と不安、入念な面接対策で希望の事業会社へ内定
- 外資系企業の転職成功事例|不合格の採用結果も、粘り強く諦めなかった
- 【エンジニアの転職成功事例】柔軟に働ける環境を求めて。年収アップも実現
- 【製薬業界の転職成功事例】コンサルタントから製薬メーカーに転職し、年収アップ
- 【プラント業界の転職成功事例】 漠然とした情報収集から、希望にあった転職先へ
- 【プラント業界の転職成功事例】 製造現場から「プラントDX」推進担当へ
- 営業職の転職成功事例|やりたい仕事とキャリアプランに沿った転職
- 【インフラ業界の転職成功事例】同業へのキャリアップ転職に成功
- 【建設業界の転職成功事例】外国籍、日本での正社員採用を目指して
- 【建設業界の転職成功事例】異業種での資格を生かし年収を2倍に
- 【エネルギー業界の転職成功事例】専門商社から電力業界へ、即戦力での異業界転職
- 【デジタルアカウントプランナーの転職事例】中堅から大手への転職で年収100万円アップ
- 東北エリアの転職成功事例|Iターン転職で、幹部候補のキャリアを獲得
- SDGsの転職成功事例|人事職として、今後のコアキャリアをイメージして決断
- SDGsの転職成功事例|施工管理の経験を、異業種企業の新規事業に生かす
- 金融業界の転職成功事例|会社の業績悪化、経験が生かせて将来のキャリアになる転職へ
- 製薬業界の転職成功事例|イギリスにいながら、夫婦二人で日本での就職先を見つける
- SDGsの転職成功事例|海外経験が評価され、日本で年収2倍アップのキャリアチェンジ
- SDGsの転職成功事例|公共機関から民間企業、異業界への転職
- M&A業界の転職成功事例|難易度が高い大手にチャレンジ、入念な準備で内定獲得 。
- M&A業界の転職成功事例|M&A仲介会社の存在を知り、地方銀行から転身
- M&A業界の転職成功事例|事業会社かファンドか、志すキャリアで方向性が明確に
- M&A業界の転職成功事例|3年越しに一念発起し、未経験からM&Aアドバイザーへ
- M&A業界の転職成功事例|未経験からの転職活動、年収を下げても挑戦したい
- 法務の転職成功事例|働きながらの転職活動、アピールしたのは5年後の自分
- 化学業界の転職成功事例|思いを素直に伝え、キャリアアップ転職を実現
- 化学業界の転職成功事例|研究員としての契約満了、転職で年収300万円アップ
- 化学業界の転職成功事例|営業からSCMに転身、年収200万円アップ
- 化学業界の転職成功事例|想定外の業種に出合い、年収200万円アップ転職
- 化学業界の転職成功事例|緊急呼び出しが多い職場環境、家族と過ごす時間を大切にしたい
- 海外企業の転職成功事例|会社の業績悪化から転職、現地採用としては破格の年収を獲得
- 製薬業界の転職成功事例|将来のキャリアに不安、今の会社以外でスキルアップしたい
- 製薬業界の転職成功事例|日系から外資系CROに転職、年収250万円アップに成功
- 製薬業界の転職成功事例|30歳、経験年数不足も取り組み姿勢をアピールして採用に
- 金融業界の転職成功事例|ひとりで転職活動をしていたら、今の会社に出会えていなかった
- メーカーの転職成功事例|多忙な仕事をしながら、3ヶ月で第一希望の企業に内定
- メーカーの転職成功事例|漠然と始めた転職活動を通して気付いた一番の収穫
- 海外営業の転職成功事例|時計を見ると毎日23時、長く健康に働きたい
- 外資系企業の転職成功事例|帰宅は深夜に、ワークライフバランスを求めて外資へ転職
- 製造業の転職成功事例|キャリアの棚卸しをやりなおし、スピード転職に成功
- 【クレジットカード業界の転職事例】経験を生かし、新規事業の推進担当としてキャリアアップ
- 【証券会社の転職成功事例】リテール営業から、法人営業へキャリアチェンジ
- 【銀行業界の転職事例】法人営業からプロジェクトファイナンスへ、年収400万円アップで転職
- 【アセットマネジメント業界の転職事例】中長期でのキャリア提案、念願の業界へ転職成功
- 法務の転職成功事例|面接では今の自分ではなく未来の自分をアピールする
- 研究開発職(CMC)のキャリアを生かし、富山へのUターン転職を実現
30代ハイクラス転職を希望する方が意識したい3つのポイント
30代でハイクラス転職を希望するときに共通して抑えておきたい3つのポイントをまとめます。
ポイント1:時間軸を長く伸ばして考える
特に20代・30代のビジネスパーソンのなかには、転職を希望する動機を「上司と合わない」「社風が閉鎖的」「希望と違う異動になった」「業績が悪い」など、自分の置かれた環境に対する不満をストレートに面接で伝えてしまう方が一定数いらっしゃいます。
こうした不満を訴えるだけでは企業に対するアピールとしては不十分です。あなたを採用することで提供できる価値を、セットで企業に提案する必要があります。「5年後や10年後、更には40代や50代になったときに自分はどうありたいのか」「そのためには何が今できるのか」「何が欠けているのか」を、長い時間軸で見つめ直し、付加価値を高めていくための行動に移していくべきでしょう。
ポイント2:キャリアの見せ方を工夫する
30代、40代を迎えると複数回の転職経験や、離職期間、キャリアチェンジなど、ポジティブではない経験を積む方も一定数いらっしゃいます。重要なのは、そこで必要以上に萎縮することなく、採用側の視点に立って考えることです。自分の得意な面や志向性を軸に、今後のキャリアビジョンを説明できれば、転職先と必然的につながるルートが見出せます。
エージェントと二人三脚になり「過去の経験は、こう考えれば筋が通る」といった整理や「環境を変えたことで、現在のポジションでの能力を伸ばしている」といったストーリーを導き出すなど、自分自身がこれまで歩んだ道のりを、客観的なアドバイスを受けながら整理するのもひとつの方法です。
ポイント3:自社と市場のギャップを理解する
自己評価と転職市場からの評価との間に、良い意味でのズレやギャップがあることを理解しておくことで、意外なニーズが視界に入ることがあります。
例えば、当初希望していた大企業よりも、ベンチャー企業の方が求める事業内容に沿っているパターンや、少し希望の業界をずらすと企業の求めているスキルセットに当てはまるパターンなど、自分だけでは把握できなかった可能性に気付くことは珍しくありません。客観的な市場価値と求められる業界を正しく知るためにも、人材エージェントとの面談は有効です。
30代がハイクラス転職に向けてエージェントを利用するメリット
転職エージェントを利用することで、さまざまメリットを享受できます。転職エージェントを利用すれば、転職やキャリア形成に関する疑問や悩みについて、転職コンサルタントのカウンセリングを受けることができます。それにより、自分では気づかない気付きが得られますし、スキルの棚卸しができていない、思ったように転職活動が進まない、といった場合にもプロの目線で客観的なアドバイスが得られ、視野が広がります。さらに、3つのメリットをご紹介します。
転職サポートは無料
一般的に転職エージェントサービスは転職サイトやハローワーク同様、無料で利用することができます。ほとんどの転職エージェントの成功報酬は、求職者が入社に至った場合に採用する企業側が支払う仕組みとなっていますので、求職者は一切お金を支払う必要がありません。
自分で企業を探さず時間を大幅削減
自分ひとりで転職可能な企業を探すのは非常に至難の業。ましてや今現在企業勤めしている方であれば、就業時間以外の時間を使って転職活動をしなければなりません。しかし転職エージェントを利用すれば自分にマッチした企業を転職エージェント側で探してくれたり、企業との面接の日程調整などを行ってくれたりするので、転職活動にかかる負担を大幅に軽減してくれます。
また企業に関する情報も、インターネットや雑誌等から入手できるものと異なり、リアルな情報を企業担当者から聞けるのも転職エージェントならでは。求職者個人では知りえない貴重な情報を手に入れることができるのも、転職エージェントを利用するメリットです。
非公開の求人の紹介
多くの転職エージェントが称する「非公開求人」は、単にそのエージェントのサイトで非公開なだけで、外部では公開されていることも多く、「非公開求人〇割」という宣伝文句にはあまり意味がないのですが、一般的には、転職エージェントの求人の約6割が一般には公開されていない非公開の求人と言われています。
残りの4割は採用企業の自社サイト、転職サイトやハローワークなどにも掲載されている求人情報です。転職エージェントを通して転職活動を行う方が数多くの求人情報に触れる機会を得ることが可能となります。
特に、転職サイトに多いポテンシャル層の大量採用案件などとは異なり、ベテランの即戦力経験者が求められる欠員補充案件や新規事業案件など、採用背景の秘匿性が求められがちな案件では、一般公開されていない案件の比率が非常に高くなります。特定の転職エージェントしか扱っていない独占求人情報もあるため、転職の選択肢が広がる点は大きなメリットとなります。
30代のハイクラス転職でエージェントから受けられるサポート
・専門のコンサルタントによるアドバイス
・求人の紹介
・職務経歴書等の添削や面接対策
・企業への応募代行
・面接後のフィードバック
・最終選考合格(内定)後の対応
といったものがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
専門のコンサルタントによるアドバイス
転職エージェントは転職活動支援のプロフェッショナル。キャリアビジョンがしっかりと固まっていないという方や、自分の向いている会社がわからないという方でも、専門のコンサルタントがこれまでの転職事例や経験を踏まえて、求職者の希望条件にマッチした企業の紹介をしてくれます。ときに現状と希望条件に大きな開きがある場合には、厳しい意見を言われることもあります。とはいえ、的確かつ親身になってアドバイスしてくれる、とても頼りになる存在です。
求人の紹介
転職エージェントは、求職者の職務経歴や希望条件から、採用企業の求める人材にマッチした経験やスキル、給与条件等を考慮し、求職者に最適な求人情報を提案します。求職者側で具体的に転職したい業種・職種が定まっていないといった場合には、まったく興味のない企業が紹介されてしまう可能性もあります。それはそれでご自身の可能性を広げることになり、また、案件を見ながらご自身の隠れた指向に気づくこともできますので、ぜひその段階でご相談されることをお薦めします。ただし、もし最初から自分の興味に合った企業のみを紹介してほしい場合は、転職エージェントを利用する前に希望条件をしっかり整理しておく必要があります。
職務経歴書等の添削や面接対策のサポート
転職エージェントでは、求職希望の企業に提出する応募書類(職務経歴書や履歴書など)の添削や面接対策が受けられます。コンサルタントのアドバイスを受けることで、多くのケースで選考の通過率が上がります。
企業への応募代行
転職エージェントを利用した場合には、企業に直接履歴書や職務経歴書を送付したり、採用募集ページから面談申し込みをしたりする必要がなく、すべて転職エージェント側で行ってくれます。転職エージェント経由での応募の場合には、担当コンサルタントが企業に対して推薦状を書いてもらえるケースがあります。推薦状には求職者の魅力や人柄など、応募書類では触れられていない/自分では触れにくいアピール内容も盛り込まれることも多いです。マッチング実績の豊富な企業と転職エージェントの間柄であれば、「この転職エージェントからの推薦者なら安心」といったようにプラスに働くケースも多いです。
面接後のフォロー・フィードバック
面接終了後に転職エージェントから企業側へフォローすることで、転職成功率が上がります。コンサルタントが求職者に面接の状況を伺った後、面接で伝えきれなかった部分の補足をしてくれるものです。企業側も自社への入社意欲の高い求職者を求めているので、このフォローが転職成功への後押しとなります。また、面接後に選考に落ちてしまった場合にも、何が問題だったのか、コンサルタントを経由して知れることが多いので、次の企業との面接に活かすことができます。
面接が順調に進んだ際は、正式内定前に入社後の希望年収や希望の役職といった条件を転職エージェントとすり合わせます。企業との交渉は転職エージェントが行ってくれるので、求職者本人が企業と交渉する必要はありません。
最終選考合格(内定)後の対応
最終選考合格(内定)通知の連絡は転職エージェントを通じて行われます。内定の連絡後に内定を受けるか辞退するかを伝えなければなりません。オファー面談や入社日の交渉も転職エージェントが行ってくれます。また内定を辞退する場合も、転職エージェントから行ってもらいます。求職者本人から企業に直接連絡を取ることはありません。
30代のハイクラス転職におけるエージェント利用の流れ
30代のハイクラス転職を実現するために、転職エージェントを利用した転職活動のステップは以下のような流れで進んでいきます。
ステップ1 転職エージェントに登録
まずは転職エージェントのサイトからサービス利用のための登録を行います。申し込みフォームにプロフィールと希望業界・職種、転職希望時期、希望年収、といった情報を入力し登録を完了させます。
転職エージェントで登録する情報(例:企業ごとに項目名や内容は異なります)
〇希望条件
転職希望時期・希望職種・希望勤務地など
〇プロフィール
氏名・年齢・生年月日・住所・電話番号・メールアドレス・最終学歴・保有資格など
〇職務経歴
現在の就業状況・経験社数・現在(直近)の勤務先・勤務期間・雇用形態・業種・職種・業務内容・役職・年収など
ステップ2 コンサルタントとの面談
登録が完了したのち、転職エージェント側から面談希望日程についての連絡がメールか電話で届きます。その後直接またはオンラインによるコンサルタントとの面談を行います。登録情報を元に求職者のキャリアの棚卸しや希望条件をさらに落とし込んでいきながら、転職する目的や方向性を明確にしていきます。
ステップ3 希望企業へ応募
転職エージェントで紹介された求人情報の中から応募したい企業が見つかったら、コンサルタントを通じて推薦してもらいます。履歴書や職務経歴書は都度作成する必要はないうえ、応募書類の作成にあたってはコンサルタントもサポートいたします。書類選考に通ったら次の面接に進むことができます。
ステップ4 面接(一次、二次…最終)
面接は企業によって回数が異なりますが、平均して2~3回の面接が行われるのが一般的です。なかには、1度の面接で採用が決まるケースもありますが、大手企業や外資系企業などでは4回以上の面接が行われることもあるようです。まれにキャリア的には申し分ないものの、企業理解が乏しいと判断され、再検討の意味で面接を追加されるケースもあります。
ステップ5 条件交渉
最終面接をクリアし内定が決まる段階になると、企業側と求職者側での条件交渉が行われます。求職者側が提示している条件に対し、企業側との間に相違部分があれば、コンサルタントを通じて条件のすり合わせが行われます。最終的に企業側が提示した内容で承諾するかどうかを求職者側で判断しなければなりません。
大量採用のポジションであれば別ですが、お断りする場合には企業は次の人を急ぎ探さないといけないため、その期間は概ね1週間程度とされ、その間に内定を受けるか、内定を辞退するかを決める必要があります。 内定を辞退しても損賠賠償請求をされるといったことはありませんので、その点は安心してください。 また、条件交渉は口頭のみの会話ですと、後々トラブルに発展する可能性があるため、メールや書面などエビデンスが残るものですることを推奨しています。その点、間に転職エージェントが介在していると、そのようなトラブルも未然に防げるようにサポートするので安心です。
ステップ6 内定
晴れて企業側から正式な最終的な書面の内定を受けてそれを受諾したら転職活動はひとまず終了です。あとは現在就業中の企業への退職意思伝達や、退職手続き等の準備に入ります。転職先が決定したらサポートが終了、というわけではなく、退職交渉のアドバイスも実施しています。
30代でハイクラス転職を実現させるなら、まずはJACへ
転職エージェントを利用するメリットは大きく、個人ですべてを行わなければならない転職サイトを活用した転職活動に比べ、手間も労力も大幅に軽減することが可能です。非公開求人情報などを豊富に扱っている転職エージェントであれば、ピンポイントで希望の業種・職種の求人に出会うチャンスも広がります。
JACリクルートメントでは30代から50代の方の転職サポート実績が多く、業界専任のコンサルタントが転職を支援します。
専門領域での実績と経験から、30代には40代、40代には50代と、それぞれの年代に続く次の年代の実例やモデルケースと共に、リアルなキャリアナビゲーションをご提供できるのが強みです。
50代ハイクラス転職の実情ー成功のポイントや年収傾向などを解説
どの年代の方も、自分の能力を高めて発揮でき、適切な評価を得られる環境で働き続けられるよう、コンサルタントが少しでもお役に立てれば幸いです。